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相打ちワロタ、うんw
そして死んでホッとした。
いやだってさ、これで勝ったらヴェルザンディの核ぶち抜いて、今度はジェフロイどないかしに向かわないかんよなー、なんて考えてたんで。
[左腕、水晶の手首を狙いぐと跳ね退けようとするも。]
―――っ!
[先に折れた肋に痛みが走る。
間に合わない。
咄嗟に左腕で身体の中心を守るも、振るわれた爪は胸元を裂いていく。]
[吹き飛んだ身体は、すぐ側の壁にぶち当たり。
身体がバラバラになりそうな痛みに、そのままずるりと崩れ落ちていく。]
……っ、ァ―――。
[それでも、銃だけは放す事なく*。]
[身体から体温が奪われる感覚にその傷の深さを知る。]
は、は……。
[ざまぁないと、力ない笑い声が漏れた。
それでも壁に持たれたまま、水晶を見つめる。
アレの核はどこ?
止めを差しに来るなら、きっとそのときが最後のチャンス。
誰かが助けにでもこない限り、死は避けられそうにないから。]
―――――っ!!
[踏みにじられる右手、痛みに身体が跳ねる。]
っは……、あ………。
[仰け反る喉元、声を出すのも億劫で、瞳だけで肯定を返す。
首筋に触れた手は、常なら冷たく感じたろうが、体温が落ちていく彼女にはそれすらわからない。
見上げる。
翠眼が水晶の首元を飾るチョーカーを捕らえた。]
[それは、くるり巡る走馬灯。
今この場所で、倒れているのはこのチョーカーをした憑依体。
それが、現実だったのか、幻想だかも彼女には区別がつかない。]
は……
な、ら……祝福の、抱擁……くれない……?
[チョーカーを見つめたまま、掠れた声が途切れ途切れに呟いた。
勿論、それは本心ではない。
あの銀に囚われるくらいなら、自死を望むけども。
けども、その前にしなくちゃいけないことが残ってると。
彼女を生に引き止めているのはその思いだけ。]
いい名前……ね……。
あた、しは……。
[伸びてくる手。
もし銀にとらわれなければ、この手は誰かを傷つけることもなく、ジェフロイの手を優しく包んでいたのだろうか?
ぼんやりそんなことを頭の片隅に思う。]
……ガートルード。
[水晶の手が彼女に触れたなら、最後の力を振り絞って、ほんのわずか右手の銃を持ち上げ、引き金を*引いた。*]
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