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>>-83
ん、わかった。
そんなに気にせんでも大丈夫だから、休む時にちゃんと休んでねぇ?
お休みだよー。
― 『レルヒェ』コクピット ―
……うーわーあ。
いや、無理する人らなんは知ってたけど……。
[機動兵器ドッグ内、『レルヒェ』のコクピット内で多方面からのモニタリングを実行しつつ、思わずもらしたのはこんな呟き]
……ん、さすがに、『クロノス』も大人しいわねぇ。
てゆーか、前より安定してる……?
[リンクを深める『Geist System』が追うのは、『グライフ』の『Chronus Drive』の稼動状況]
……メレさんのパワーゲインがまた上がった、って事かな……報告案件ねぇ。
[呟きながらデータを記録し、リアルタイムで転送を続ける。
それと共に『ロートケールヒェン』による広域監視も続けていた。
こちらのデータは、本部のレーダー手へと送られ、諸々防備に使われている]
[やがて、模擬戦が終わればモニタリングの仕事も終わり。
データの転送やら何やらが一通り済むと、『レルヒェ』との接続を切った]
ん、じゃあ、後のメンテは頼むわあ。
……ウチ、ちょい、行かんとならんとこがあるから。
[機体から降り、特務部のエンジニアに声をかける。
揶揄うような口調でデートか? なんて聞かれたから、向こう脛に蹴り一発、お見舞いしておいて。
向かうのは緑地エリア……なのだが]
……んー……。
[色々と言ってやりたい事は抱えているものの、いざ、となるとどう言えばいいのか悩んでしまう。
ついでに、どんな顔して言ったものか、というのもあってしばらくぐるぐるとしていたのだが]
まぁ……今更、飾っても仕方ないもんねぇ。
[たどり着いたのは、そんな結論。
ぽてぽて、と歩いて行けば、芝生に座る後姿が目に入り。
どうしたものか、とちょっと悩んで──]
叩き易い後ろ頭ぽけっと晒してるからでしょお?
[苦言にさらり、返す口調に悪びれた所はない。
挨拶代わりの後頭部一撃は昔から。
最近は苛立ちが反映されて、容赦ない一撃になる事も多かったが、基本的には変わらない挨拶と言えた]
[差し出されたココアと促しはどちらも素直に受け取り、芝生の上に腰を下ろす。
正直、立っているのはちょっと辛かったから]
ん、忙しいのは一段落してるから、へーき。
データ精査とかは後からやるとこだし、今回の事後処理は他の人らに任せればいいとこだから。
[時間を取らせた事を謝る言葉にふる、と首を横に振って。
缶を両手で持ったまま、告げられる言葉を黙って聞いて]
…………ばぁか。
謝るくらいなら、最初からやるな、って話。
[空白を経て、最初に口をついたのはこんな言葉]
そりゃあ、何にも言わないで、こっちに来たのはウチも同じだけど。
……軍属するのが逆に安全だったウチとアンタじゃ、だいぶ色々違うんだし。
……ないがしろとか、そんなんじゃないのは、わかってるけど。
あん時、物凄くびっくりしたし、それに……。
[そこで、言葉は一度途切れ。
紅の瞳はぐい、と大きく逸れ]
……けっこー、寂しかったんだかんね。
[声にならない声──思念の干渉で伝える呟きひとつ。
ほろ、と零れて落ちた。*]
[ごめん、という言葉には何も返さず。
その後に綴られるもの、今まで知らされなかった想いや意思も黙って聞いて]
…………ホント。
アンタって、どーしよーもない、よね。
[最初に口を突いたのは、低く呟く声だった]
アンタが世話焼きなのは知ってるし、決めたら通す性質なのもわかってんだから。
……軍入りするのがどんなに危なくたって、やるって決めた言われたら、一発どつくくらいはしても、反対なんかせんかったわ。
[早口で綴る声音に宿るのは、はっきりそれとわかる拗ねたいろ]
そもそも、失敗した時格好悪いとか、そんなん気にする方が、何倍もカッコ悪いし!
無理するな言いたくない理由が、無理させたくないからとか、余計な気しか回してないし!
……もう、ぜんっぜん、人の気持ち、わかってないし……!
も、呆れてものも言えん、てこーゆー事か、って思い知ったわ……!
[感情の赴くままに言いたい言葉を叩きつけ。
それが一段落した所で、はあ、と大きく息を吐いた]
…………ウチは、さ。
自分の力がずーっと怖かったし……今でも、やっぱり怖い。
それでも、それとちゃんと向き合おう、て。
あん時、そう思って、それ、実行できたの……誰のおかげだと思ってんの。
[空白を経て、ぽつ、と零したのは、今まで誰にも言った事のない内心]
力あってもウチはウチだ、て。
そう、言ってもらえたから。
だから、最後まで行けたし、ちゃんと、みんなに話す事もできたんよ……?
[同じ境遇の少女たちや、導き手となっていた茶兎の存在も大きかったけれど。
身近な存在が、自分を認めてくれた事の比重は大きかった。
当時は、無自覚だったけれど]
……ウチは色々『みえる』から。
その分、『みない』ようにしてるんだから。
[思念感応力という力は、感情の流れを読み取る。
故に、不用意に他者の感情を拾わぬように制御をするのは常の事。
その度が過ぎて、細かな事は見過ごしてしまう事も多い]
……ちゃんと、言うてくれんと、なんもわからんの。
カッコつけて隠されたら、見た目で受け取るしかできんのだからね?
だから……そんな風に無理されてたって、わかんないんだから。
[ぽつぽつと紡いだ後、は、とひとつ、息を吐いて]
……悪いと思ってるんなら。
余計な気ぃ、回さないで、ちゃんと真っ向から言いたい事言ってくれんと。
…………本気で、怒るから、ね。
[逸らしていた視線を戻して低く告げる。
表情が睨むようになるのは、性格故に、どうしようもない。*]
……なんよ、それ。
[言いたい事を言うだけ言って。
それが齎した内面の動きなんて、知る由もない──いや、何か動いたのは感じたけれど、意図的に『みない』としている相手だから、はっきりとはわからなくて。
不穏な前置きに、やや身構えるものの、ここまで言って後に引く事なんてできず]
……自分で言え、言ったんだから、文句もなんもないわ。
[そんな、素っ気ない言葉を返した、ものの]
……ふぇ?
[吐き出された根底の言葉に、上がったのは惚けた声。
紅い瞳がぱちくり、と瞬く。
その後に綴られる言葉は黙って聞いた……というか、半ば呆然と受け止めて。
喧嘩腰の告白の言葉にまた、瞬いた]
……ぁ、ぅ、ぇ……と。
[まずい、これまずい、思考が止まる。
今まで縁がなかった、というか、ないようにしてきた手合いの感情を真っ向からぶつけられて、色々がオーバーフローしているのがわかる。
制御がきかなくなったらまずい、と。
そう思ったら、素直になる、という選択肢はどっかに飛んだ]
……ばぁか。
そりゃ、言えって言ったのは、ウチだけど、さ。
[何でこんなに色気ないんだ、と言うのはまあ。
さすがに自重した。
いや、色気あるシチュエーションだったら、今よりきょどるのは目に見えているから、逆にちょうどいいのかも知れないが]
簡単に言える言葉でないのくらいわかるし、軽く言われたら言われたで、信用できん、けど、さ……。
もうちょっと、言いようって、あるやん……。
[ぽそぽそ、と文句を言った後。
じい、と上目遣いに見上げて]
……そんな言い方されたら。
素直に嬉しい、て、返しに難いでしょーが。
[逆切れにこっちも更に逆切れしつつ]
……ホント、もう。
ばか。
[ぽそり、と落とす言の葉は、やっぱりどこまでも素直じゃない。**]
特務部准尉 ゾフィヤは、書くだけ書いたら時間切れだった。ので、撤収ー!**
特務部准尉 ゾフィヤは、ぢたっとした→もぐった(
[意図的に『みない』ようにとフィルターをかけていたのは、余計なものを垣間見たりしくなかったから。
余計なものを感知してしまったら、多分、盛大に距離を開けないと自分が持たないから。
そんな在り方が、同じ力を持つ者に案じられていたりした──というのはさておいて]
……だって。
まさか、そんなんいわれるなんて、思ってなかったし……。
[遠慮のない返答に、ぽそぽそと返す。
それはそれで、いつもと同じで。
同じなのが──変わらない事が、物凄く、安心できて少しだけ気が緩んだ]
……それ、褒めてんのと貶してんのと、どっちなんよ……。
[柔らかな声音が、ひとつひとつ落とす言葉。
それに対して零れたのはこんな呟き。
最後に改めて言われた言葉に、はふ、と大きく息を吐いて]
…………嬉しい、よ。
ウチ、こんな力、持ってるから。
ひとに、そーゆー気持ちとか、向けてもらえるとか、全然思ってなかったし。
[他者の感情を読み取ったり、その影響を受けたり。
持って生まれた異能は、色恋沙汰との相性がとにかく悪い、と思っていたから。
普通に恋愛をするとか、そういう事は半ば諦めていて。
諦めていたからこそ、軍入りにも躊躇いはなかった]
……向けてくれんのが、アンタだから、その。
余計に、嬉しい…………。
[そこまでは、どうにか言えたものの。
いろんな意味で、そこで限界がきて]
……〜〜〜っ!
限界、これ以上、無理っ!
そ、そもそも、ウチ、こーゆーの苦手なんだからっ!
[流れ作った原因は自分だけど、そこは完全に棚に上げて言い放ち。
くるっと背を向け、数回深呼吸をして、それから]
……んでも。
ありが、と。
言ってくれて。
あと。
…………いろいろ、ごめん。
[ぽそ、と。
なんとか、思念に頼る事なくこう告げた。*]
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がんばった、うん、いろいろがんばった……!
ウチに言えるんは、これが精一杯!
…………この流れをそもそも考えてなかったから、余計に限界とも言う(
[一番言いたかった言の葉二つをどうにか届けて、ほっと息を吐いた……のは、束の間の事]
……え?
[唐突な謝罪>>147の意味は、最初は掴めず。
数度瞬いた後、ようやく遠巻きにする視線に気付いた]
………………。
[沈黙数秒]
……〜〜〜っ!
ホント、このっ…………ばかあああああ!!!!
[空白の後に響いたのは、照れ隠しの絶叫。
さっきとはまた違った意味でぐるっとした感情が湧き上がり、結果。
兄貴分と慕う青年の所に泣きついて色々とぶちまける事となるのは、ある種の予定調和。**]
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よし、と、こっちはオチつけた。
ハンスは色々とありがとねー!
まさかここまで行くことになるとは思わんかったけど、うん。
また、一緒できるの楽しみにしてる!
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