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白の剣士 ジークムントが「時間を進める」を選択しました
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つーかやね、これって実質、最終日まで生存確定よね?(^^;
もうこの際だから、海精軍の人とも交流すっかな(ぽりぽり)
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今気付いたんだけど、俺ってば、ローの武器の名前間違えてますかーーーっ?!
あああああ、またやった……orz
― 戦場→砦 ―
[ 狼の背に揺られながら、彼の意識は無意識の闇と浅い覚醒の間を揺れ動く ]
『ジークはジークだ!』
[ 示した拒絶に対して、幼馴染みが叫んだのは、過去にも聞いた事のある言葉 ]
『父上の望み通りにしなきゃ駄目だって、みんな言うんだ…でもボクは、嘘をついているみたいで…なんだか苦しい』
[ 父の元に引き取られてしばらくして、なんとか貴族の子弟らしさも身に付いて来た頃、自身の内面と外面の落差に悩んで、ウェルシュに、思わずそう漏らした時のことだ ]
[ いつも通りの、まっすぐな瞳と何の気負いも無い声と笑顔で、でもジークはジークでしょ?と、あっさり言われた ]
[ 自分は自分だと、どんな姿をしようと、どんな言葉を使おうと、どこに居ようと…そんな当たり前の事を当たり前に、まっすぐに伝えてくれる。彼にとってウェルシュは、真実を写す鏡にも似た存在だった ]
[ きっと彼女自身には、そんな意識は欠片も在りはしなかっただろう。ただ見たまま感じたまま、思うままを口にしただけのことだった筈だ。だからこそ、大切だった。自ら傍を離れた後も、変わらずにいて欲しいと願っていた ]
(ウェルシュ…)
[ 懐かしい、暖かな毛皮の感触と獣の匂いに、胸の痛みが増す。自分の言葉が、彼女をどれほど傷つけたかと、彼の心もまた、返す刃に切り裂かれて ]
[ けれど、謝ることすら、もう彼には出来ない。例え真意が別にあったとしても、向けてしまった言葉の刃を無かった事には出来ないから ]
[ けれどせめて、自分を庇った事で、彼女が辛い立場に置かれない事を…その為に出来る事が、あるなら、と ]
― しばらく後・クラタエグス砦 ―
…私の名は、ジークムント=キース=バルト。
サイプレス王国軍中将バルト候の庶子だ。
[ 砦に運ばれ、一応の治療を施された後、捕虜として尋問を受けた彼は、そう名乗りをあげた ]
バルト候の放蕩息子…そう言えば、この砦にも知ってる奴はいるんじゃねえか?
[ 海精軍の中央に近い位置に在る将軍の息子…そう知れれば、主筋に当たる彼を生かそうとしたウェルシュに罪有りと断ずる事も躊躇われるはずだ、と、そう踏んでの、新たな賭け ]
[ 例え、どんな名を名乗ろうと…そう彼のクイーンに告げた通りに。そして幼馴染みに告げられた通りに ]
(俺は、俺だ…俺なりのやり方で、最後まで、戦う)
[ 命ある限り、折れるつもりはない** ]
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今見返すと、このこの設定が一番浅いわねー。
まあ、そのおかげで初回バトルに漕ぎ着けた感はあるんだけど。
[ というか、初期設定が浅いのは毎度のこt ]
そして、何故かどんどんロー・シェンに肉付けされていく不思議。
[ だからそれも毎度のこt(ry ]
いや、ほんとありがとう。愛してる。
― しばらく後・クラタエグス砦 ―
[ 上げた名乗りの効果は、それなりにあったようだった。砦の指揮官である貴族にはことのほか ]
『バルト候だと!…本当か?!』
[ 目の色変えた表情は、どちらかというと戦略ではなく謀略を計算し始めたという顔で、慌てて尋問を中断すると、彼はそのまま、砦の営倉へと収容された。
捕虜を監禁するのは、本来地下牢だったようだから、死なせないように、という、配慮が働いた結果らしい ]
は…親父に、感謝するべきかな?
[ 曲がりなりにも寝台も毛布もある部屋に入れられただけでも重畳だ。皮肉な笑みを頬に刻み、彼はまだ自力で動く事は出来ない身体を横たえる ]
― しばらく後・クラタエグス砦 ―
[ 敵方の兵として捕虜になった将軍の放蕩息子…政略争いの駒として、彼に大きな価値がある、と、あの指揮官が考えたのは判る。そしてそれが間違いであることも ]
どのくらい、時間…稼げるか…
[ 治療は為されても、内蔵を傷つけた身は容易には回復しない。熱を持ち始めた身体に、断続的な痛みが波のように襲ってくる ]
くっそ…いってえ…ローのやろ…ほんと馬鹿力……
[ 苦痛に身を縮めて耐えながら、情報を得る方法を考える。急がなければならない。あの指揮官が、父に連絡をつけてしまったら、彼の利用価値は暴落する。
父は決して、彼を息子とは認めないだろう。敵軍の将として、即座に処刑せよと断じる可能性すらある ]
― しばらく後・クラタエグス砦 ―
[ 戦況がどうなっているのか?ウェルシュはどうしたか? ]
ファミーユ…
[ 最後に聞こえた通信で、必死に自分の名を呼んでいたその声が今も耳に残っている。あの時は声を出す事も出来ず、今は、当然に術具は取り上げられていて、答えを返すことは出来なかった ]
― しばらく後・クラタエグス砦 ―
[ 考えはまとまらず、熱に浮かされた頭には、次々にとりとめもない記憶と、言葉が浮かんで消える ]
[ 夢の為に退けない、と言ったシュテルン、戦場で、何かに迷い、行き先を見失ったような声を漏らしていたレト… 全てがやがて遠ざかる]
投票を委任します。
白の剣士 ジークムントは、風の紡ぎ に投票を委任しました。
― 回想:数ヶ月前 ―
『傭兵なんて、所詮金で動く連中でしょう?信用できるんですか?』
[ ロー・シェン達傭兵の小隊と手を組むと決めた直後、不安気に尋ねてきたのは、副官の少年だった。少年の言葉は、きっと、彼の下につく少年兵の多くの者の代弁なのだろうと判る。
一様に年若く、純粋な彼らにとって、金で命のやり取りに加わる傭兵などという人種は理解し難いものだろうから ]
ああ、信用していいぜ。
[ その不安に返した彼の言葉はあっさりとしたものだった ]
金で契約したんだ。その契約が切れるまで、あいつらは裏切らねえ。
傭兵は雇われて戦うことで生きてるんだ。雇い主を裏切るってことは信用を失って働き口を無くすってことになる。
― 回想:数ヶ月前 ―
ま、命大事で手を抜く事はあるかもしれねえけどな。でもそんなのは、傭兵でなくたってある事だ。
誰だって、一番大事なのは自分の命だからな。
[ その言葉には、副官の少年は不満そうだった。自分達は命を惜しんだりはしない、と言い返すのを、彼は睨みつける ]
馬鹿言ってんじゃねえよ、命を惜しまない奴が勝負に勝てるわけねえんだ。いいか、勝つのは最後まで生きて、戦った奴だけだ。
あいつらは、それを知ってる。戦って生き抜く方法をだ。お前らも見習え。
― 回想:数ヶ月前 ―
あいつらが裏切るとしたら、俺たちが奴らを見捨てた時か、俺たちが命を預けるに足らないと見限られた時だ。
傭兵に見限られるような無能だと思われたくなきゃ、まず奴らを信用しろ。
[ 言い切ってから笑う ]
心配すんなよ、もし、見込み違いだったら、俺が必ず落とし前つけてやる。任せとけ。
― 回想 ―
[ 結局、傭兵達は去っていった。だが見限られたのだとは思わない。見限るなら、先に突出し過ぎた彼を見捨てれば良かったのだ ]
『…置いて逃げるしかなかったから、見捨てたと思われたんでしょうか?』
[ ロー・シェン達が海精軍についたと判った時、再び副官が問いかけてきた。ずいぶんとしょんぼりした様子だったのは、共に戦った二ヶ月ほどの間に、彼なりに傭兵達への考えが変わったからだろう ]
思われたかもしれねえな。あいつらを取り戻す為だけに交渉する余裕は、実際に俺達にはねえ。
[ 彼がすぐに動けたなら…その悔いは残る。だが、そもそも彼が倒れなければ、傭兵達が取り残される事はなかったのだ。それは悔いても詮無いことだった ]
だが、あいつらはやっぱり生きて戦ってる。
俺たちも生きて、奴らに落とし前つけに行こうぜ。
好きで見捨てたわけじゃねえって、知らせてやりにな。
『……はいっ!』
[ どこか泣きそうな顔で頷いた副官は、無事に生きて戻れたろうか? ]
― しばらく後・クラタエグス砦 ―
[ 次に目覚めた時、身体から熱と痛みは随分と引いていた。或は寝ている間に、更に治癒の術が使われたのかもしれない。まだ万全とは言い難いが、なんとか動くことは出来そうだった ]
『食事だ』
[ 目覚めてすぐに、兵士の一人が、スープとパンだけの食事を運んでくる。後ろに監視の兵らしいのが二人もついている辺り、随分と大袈裟に警戒されているものだと苦笑が零れた。誇大広告の効果覿面といったところだろうか? ]
……なあ、この軍に竜人がいるよな?
[ 兵士が立ち去る前、ふと思いついて声をかける。兵士はどんな様子を見せたか。あまり良い感情を抱いているようには見えなかったかもしれない ]
…いや、珍しい奴を抱えてるもんだと思ってさ。単なる好奇心、てやつだ。
[ 本当は、伝えたい事がある…だが、それをこの兵に言う事は、彼女の立場を悪くするだろうと、諦めた ]
― しばらく後・クラタエグス砦 ―
ローへの伝言の礼も、言いたかったんだけどなあ。
[ 呟いて、吐息をついた。そもそも彼女はまだ戦場にいる可能性が高い。あの戦闘は、そう簡単に終結はしていないだろうから ]
なんとか、しねえとな。
[ 戦場の状況に気持ちが移ると、動かなければという想いが強くなる ]
連絡だけでもできりゃ…
[ 彼が、とりあえずは無事であることだけでも知らせることが出来れば、と、考える ]
術具を使えれば、早いな。
[ 一瞬だけでもいい。そう交渉することは可能だろうか?** ]
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うん、目一杯愛をこめたからねっ!>ロー@メモ
バトルで、やれるだけの肉体言語は交わしたけど、まだまだ絡みたい気は、やっぱり俺もしてるよ。
そう都合良くいかないのが村だけどね…
脱走しちゃっていいものかも、まだ悩んでるのよねー
俺、一応せっかくの戦利品だしなあ。すぐ逃げたらラートリー隊とか傭兵さん達の立場がないよね?
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レトくんのお話を聞けないのは大変残念なんだけど、まあ、聞いても、だからどうしたしか言わない気がするので良いか。
それにしても氷竜軍、一斉に打ち明け話のターンになってて笑うw
俺か?俺のせいか?!(多分そう
フロイラインの言動には、とても愛を感じてるよ、ありがとう。(ぎゅむぎゅむ)
― 回想:コリルス参戦直後 ―
閃影の騎竜師?
へえ、号を持つ騎竜師か。そりゃ心強いな。
[ 国全体を見渡しても、そう数の多くない騎竜師、そのうちの一人が味方に居るという事実は、単純に彼を安堵させた。
何しろ、ここに配置された者の年齢は皆、若すぎる。単騎でも大きな力を持つ騎竜師の存在は、少年兵たちにとっても心の支えになるはずだ ]
俺もせいぜい頼りにさせてもらうか。
[ …と、暢気に笑っていられたのは、しかし、最初のうちだけだった ]
― 回想:コリルス参戦直後 ―
[ 年若い騎竜師は、自らの手で街を護ろうという気概に満ちていて、そのこと事態は、信頼に値する者と彼の目には好ましく映ったのだが、元々の気性なのか、閃影と呼ばれる騎竜師としての性なのか、誰も気付かぬ内に、戦闘の最前線に先行していること多数。その行動は神出鬼没を地でいって、戦果は確かに上げているものの、傍目には、危なっかしく見えて仕方が無い ]
お前の目的は街を護ることだろう?レト。先に自分が落ちちまっちゃ、護りたいものも護れねえんじゃないか?
[ 前線で顔突き合わせた何度目かに、呆れてそう声をかけたのも覚えているが、その後行動が改まったかというと、そんな筈もなく…というか、段々、彼自身その必要を感じなくなった ]
[ 確かにレトは限界ぎりぎりまで無茶をする。だが、限界を超えたら、飛べなくなることは判っている。飛べないということは騎竜師にとって死と同義だ。だから、彼は決して……落ちない ]
[ そう信じるようになってから、レトに対して多くの言葉を費やす事はなくなった。時折、限界ぎりぎりの無茶に釘刺す事はあるにしても、最後にはレト自身の判断に全てを任せ、それを頼りにしてきた、だから… ]
― 回想 ―
(大丈夫だ…お前は、落ちない)
[ 意識を無くす前に聞こえた声に、届かぬ呟きを返した…いつもの通りに* ]
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