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[小屋に戻ったのは、日も高くなってからだった。
危険だと声をかけてくれた兎にも、頷きは返さず
夜は自宅で一筋の月光を眺めていた。
レトは現れ、そして去っていった。
ゲルトは嘆き、そして連れていかれた。
賑やかなお祭りのはずだったのに。
一人いれたホットチョコは、いつもよりずっと、苦かった]
― 夕食の席 ―
言うつもりは、ないよ
[ゆっくりと味わっていた夕食の席で、
ローの言葉に、ただ頷いた。
決めかねている。それが理由。
誰を、閉じ込めるかは勿論。
何をすべきか。どう動くべきか。
おおかみを、閉じ込めるのは、探すのは
――怖いから?それとも、それが、救いなのだろうか]
ひとつの意見に、ただ従うなら
……話し合いもなにも、いらないよね
[意見を忘れろ、と震えるように見えたファミル。
慰めのつもりではなかったし、またその意図はきっと伝わらなかっただろうけれど
いらぬ意見など、考えなどない、と伝えたかった]
どこにいようと
誰といようと
……きっと、いつか一人になるんだよ
[今日持ってきた野菜たちは、手入れが十分ではないからか、少し元気がなくて、正直、美味しくなかった。
綺麗になった皿を片付けようと、席を立つ。
意見は重要といいつつも、口にすべきことは、多くはない]
そのまま、だよ
[ローの手にした空の皿。
受け取ろうと手を伸ばす]
ごめん、ね
[謝罪も感謝も、めったに口にしない青兎。
声は、消え入りそうなほど]
じゃあ、さ
[心裂かれるほどの、別れ。
誰かを疑うという、疑われるという辛さ。
和やかなはずの夕餉の席は、重くのしかかり]
今日
[それでも、心は動かなかった。
震えたまま、それでもじっとしていた。
最初から暗い所にいるのなら、怖くない。
誰かがそこにいかなければならないのならば
いっそ、自分を!
そう、叫びたいのに、出来なくて]
今日、一緒に
………寝ようよ
[言いたいことは、ほとんど言えない。
言いたくない。言葉に、できない。
だから、ひとつだけ。
引き寄せられたまま、呟くように吐き出して
皿を奪い取ると、急いでその場をあとにした]
[疑う気持ちは、なかったといえば嘘になる。
信じきることが出来ない―――ただその意味で。
食器を片付け、夜も深まり
ソファの後ろでも、椅子の上でも、壁際ですらない、真ん中にしかれた布団で、膝を抱えて丸くなった]
おやすみ……
[広い場所は怖い。
暗い場所は、ローゼンハイムやレト、ゲルトがいる場所はきっと怖くない。そこに行く兎は――
一羽を思い浮かべて、瞼を下ろした。
抱きしめられれば、肩から力を抜いて
安らかな表情で、眠りについた**]
/*
わりとつられるきしかしない
ってときはいがいといきのこることも はて
ところで>>99これ、がちで
言った記憶がなくてやばい
いってんじゃん
てかまさしくマレンマ(茄子PC)が言いそうなこと
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