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[会えなくなるのは寂しい>>*11、という言葉に、あっ、と一瞬声を漏らし詰まり掛けそうになるが、冷静を何とか保たせて。]
大丈夫だ。
そう大した距離じゃないし、長い間じゃないからすぐに会えるさ。
[自分なりに励ましてみたが、ずっと狭い世界に居たであろうバティーニュ嬢にとって、会えなく状況をどう捉えるのだろうか。]
お礼? 何故あんな奴に礼を言うんだ……。
まぁ、俺が一緒に居るから良いけどさ。
[アーなんとかに礼を言いたい>>*12と。
何故あんな奴に礼を言いたいのか分からないが、ツッコミは入れつつ深く追求する気は無かった。]
……一体、何やってるんだか。
[バティーニュ嬢が広間から立ち去って1時間は過ぎてるだろうか。
朝食を済ませた後も、中々戻ってこないお嬢様を心配し、少し苛立ってしまい、いつの間にか灰皿は煙草の山を作っていて。]
はぁ……煙草、買ってくるか。
[煙草が切れたのもあるし、我慢の限界を越してしまったのか、荒々しく立ち上がれば、広間から移動しバティーニュ嬢の部屋へ。
途中でそこら辺に居た自警団員を取っつかまえてお嬢様の部屋の場所を聞き出して*]
―バティーニュ嬢の部屋の前―
[自警団員の案内で目的地に辿り付いたら、案内した自警団員はそそくさと逃げる様に立ち去っただろう。
そんな様子など気にする様子もなく、扉を少し強くノックし、在室しているかどうか確認しようと。]
バティーニュ嬢? 居るか? 開けるぞ。
[扉の向こうに居るお嬢様はどんな返答するのだろうか。
取り合えず、自分でノブを掴み回そうとしてみるが……。]
[バティーニュ嬢の返答があったので、ガチャリとノブを回して扉を開いてまず飛び込んだのは、大きなお友達がハァハァする様なマニアックな空間だった。
そして次に視界に入ったのは、先のセーラー服よりコスプレ感がばねぇ衣装だった。]
――……。
[正に開いた口が塞がらない、というのはこの状態なのだろう。
数秒位は、口をポカーンと開けたままだった。]
[落ち着け。落ち着け、俺。
素数を数えるんだ、あれは孤独の数字。
2、4、6、8、10――偶数だった。
頭の中でセルフツッコミをしてしまう程パニックになってしまい、扉のすぐ隣の壁に背もたれば、眉間に皺を寄せ頭を抱えてしまった。]
……誰だよ、一体誰があんな物を。
[アニメとかオタクとか縁遠い世界だが、どんな物か知っている自分にとって頭を抱えたくなり、つい現実逃避をしてしまう程の衝撃だった。
疲労感をどっぷり感じながらも、通信機を使い、ヴェルナーに連絡を取ろうと。]
……ヴェルナー、今すぐ別の部屋の用意を。
バティーニュ嬢の部屋の変更だ。
あと、ワンピースを数着をバティーニュ嬢の部屋まで届けろ、大至急!
[命令を下したならば、肩を落とす様に大きな大きな溜め息を漏らす。]
[扉の向こうから微かに聞こえる動揺と涙声。
こんな事で泣かせるつもりなんて無かったのに、どうしてこうなるんだ!と苛立ってしまう。]
あぁもう! 今マトモな服を持って来るように頼んだから、お前ら泣くなよ!
[取り合えずノックして、自分が側に居る事と、服を持って来るように頼んだ事を伝えながら泣くなと強い口調で言うが、果たして彼女達は落ち着いてくれるだろうか。]
部屋も変更する様に頼んだから、もう泣くんじゃねえ!
あー……もう、……くそっ!
[掻きむしる様に頭を強く掻いたら、居たたまれなさから逃げる様に部屋から離れて行くだろう。
そして、数分の後、ヴェルナーが服が入った紙袋を持ってやって来るが、扉をノックするだけにし、ノブに紙袋を引っ掻けて退散した*]
―広間―
[ズカズカと荒い足音を立てて、広間へ向かっていた。
取り合えず、煙草を吸って落ち着きたい気持ちが強い。
その途中でその場に居た自警団員をまた取っつかまえて、半ば強引に煙草を奪えば、その場で火を付けくわえ煙草をしたまま目的地に付くだろう。
勿論、広間の扉を開ける時はかなり乱暴だ。]
くそっ……。
[苦虫を噛み潰した様な面持ちで、沸き上がる苛立ちを抑える事が出来ず、バン!と乱暴に壁を殴り音の暴力を震った後、ソファに音を立てながら腰を下ろした。
そう、この苛立ちは、お嬢様達へ向けられたものでは無く、自分に対してのものだった。
自分が自分に対しての怒りが中々収まらない事に、強い負の感情が働いて上手く制御出来ていないのだ。]
/*
お、怒って無いよ!大丈夫だよ!
ただ、眠いのと、テンションが上がりすぎて落ち着きたいだけなんだよ!
[壁を叩いた音>>87に驚いたのか、小さな肩を震わせて何も言葉にしない少女が一人>>100、視線の中に飛び込んできた。
その彼女の怯えが、今、自分が仕出かした状況をやっと理解し、大きく溜め息を漏らした。]
……すまん、俺が悪かった。
[煙草を灰皿に押し付け火を消したら、暫し考え事をしているのか、黙って物思いに耽るだろう。
少女が逃げる様に立ち去った後、何やら声が聞こえて。]
いや、違う。そういう事じゃない。
お前は、悪くないから……。
[ふるふると首を振って否定したタイミングは、丁度ウェルシュが話し掛け頭をぽりぽりと掻いている時だった>>102。]
[テンパりなら、バティーニュ嬢は懸命に事情を説明し、フォローをしている>>*22。
全然非が無いのに、キャパオーバーしそうな位一生懸命に庇おうとする彼女に対して怒るなんて無理。
寧ろ頬が緩んでしまう位バティーニュ嬢には甘くなってしまってる。
今ならば、父親が娘を溺愛してしまう気持ちは分かる、と。]
どう見ても、バティーニュ嬢の趣味じゃないって事位分かる。
グローリア嬢の様子から、着せようとしてた訳でもねぇのも分かるから。
……そもそも、こんなの選ぶのは主催者側だろ。
[アーなんとかの差し金だとキッパリと切り捨てて。]
[いつの間にか怒りが消え、微かに頬を緩ませていたら、ウェルシュが側に寄って重火器の手配を頼んできた>>105。]
……あ?
戦争でもやるのかねぇ……分かった。
[重火器を使いたい奴って誰だ、と思いつつも、誰だか見当が付いて。
スーツの内ポケットから小さなメモ帳とペンを取り出して何かを書いている。
と、花束を持って謝罪が一般的と言われたら、あー、と声を漏らし、少しブツブツと呟いたら、ソファから立ち上がるだろう。]
そうだな……不手際を起こしたならば、早急に謝罪するのが常識。
グローリア嬢もとんだとばっちり受けたから、彼女にも謝罪しねぇとな。
[何故バティーニュ嬢の話を知っているのか、と問いたいのだが、それは口にせず、グローリア嬢も巻き込まれたので、彼女にも謝る旨をポツリと言ったら広間から出ようと。]
[広間から出る間際、広間の入り口に居るディーク>>94に、先程書いたメモを黙って手渡そうと。
その書かれた内容は以下のものだった。]
“ロケットランチャー、ガトリング、グレネードランチャー等、何がどれぐらい欲しいか、何処に置いて置けば良いか書いたメモを、廊下の花瓶の下に忍ばせておけ。
部下がそれを受け取り次第用意させる。”
[そのまま振り返らず、一旦自室へ向かえば、ヴェルナーに重火器の手配と、自分の部屋に例のワインと真っ赤な薔薇の花束を用意させる。
そして、ヴェルナーがディークからの注文が書かれたメモを受けとれば、2(4x1)時間後には指定された所に木箱が置かれているだろう。
その箱の中には、手榴弾のおまけが入っているのは、箱を開けてから分かる事*]
―自室→バティーニュ嬢の新しい部屋―
[自室に着けば、既にテーブルの上にはバティーニュ嬢と一緒に飲むワインと、情熱を表す洋なし真紅の薔薇の花束が置かれていた。
手際の良い部下に心の中で感謝をし、それを持てば、バティーニュ嬢の新しい部屋へ。
と、いざバティーニュ嬢の部屋の前に辿り着いたら、何て彼女に言ってあげれば良いのか、謝れば良いのか、と2(5x1)分位扉の前で考えたら、自分から声を掛けてみた。]
……バティーニュ嬢、俺だ。
[今度は軽いノックをしながら自分が来た事をバティーニュ嬢にアピールをした。]
[扉が開けば、化粧直ししたバティーニュ嬢がスカイブルー色のワンピース姿で出迎えてくれて。
何気無く胸を強調したデザインの服と可愛らしく化粧されたお嬢様に、あー……と感嘆な声を漏らしながら顔色が良くなって。
先のコスプレはかなりの衝撃を与えたが、これはこれでまた衝撃的だ。
ハッと我に返ったら、コホンと咳払いし、薔薇の花束を渡そうと。]
あ、いや、すまない。
これ、泣かしてしまった詫びで持ってきた。
……受け取ってくれ。
[花束を差し出したらどんな反応をしてくれるのか、喜んでくれるのか、と淡い期待を抱きながら、バティーニュ嬢が部屋の中へ入れてくれるのを待とう。]
[花束を受け取って目を輝かせるお嬢様に、贈った甲斐があったと言わんげに目を細めた。]
あ、いや、やっぱり誠意を示したいからさ……。
花瓶? あぁ、それは必要だったな……うーん。
[花束を贈れば当然花瓶が必要になるが、そこまで気が回らなくてバツが悪そうに頭を掻いてしまう。
後で誰かに頼むか、と言いながら入った部屋は、シンプルで少々物足りなさを感じてしまう。]
もう少し飾り気のある部屋を頼めば良かったか?
まぁ、これが有れば華やかになるが。
[薔薇の花束が部屋の彩りになれば、と思ったら、ある事を思い出しワインを見て頭を抱えた。]
ワイングラス忘れた……っ!
[一緒にワインを飲む為に白の貴腐ワインを持ってきたのに、肝心なグラスを忘れてしまうのは不覚。
溜め息を漏らしながら頭を抱えてしまう。]
[主が時々うっかり抜けてしまう事を知っている部下は、予め必要な道具を準備しているので、バティーニュ嬢がそれを探そうとすれば見つかるだろう。
部下は自分より抜け目無い事は知っているが、今はそれを忘れてしまっている程緊張していた様で。]
あ、あぁ、分かった。
[バティーニュ嬢が探し物している間、勧められたままソファに腰を下ろしたが、どうも落ち着かない。
懐から煙草を取り出そうとするが、ハッと気付きそれをしまった。]
――……。
[落ち着かない状況、バティーニュ嬢に何を話そうか、と迷いが生じてしばし沈黙。
流石にアーなんとかフルボッコとか裏工作とかの類いは無理だろ、と思ったので、あまり話さない自分の事でも話そうか、と。
何でも温かく受け入れるであろうバティーニュ嬢ならば、自分の過去は話せそうと思ったから。]
――……。
俺さ、親の家業を継いでいるんだ。
悪い事をしている奴らに、武器を売ったり、情報を売り買いする“裏の商売”ってやつさ。
死んだ親父がそうだった。
[ひじ掛けに腕を置き、頬杖をつきながら持ってきたワインを眺めている。]
それを言うな!
[キッと歯を剥き出しながら、赤い顔で反論する。
それは格好付けたかったのに、上手く出来ず恥ずかしかったのと、年上だというプライドがそうさせて。]
……俺だって未熟な部分はあるさ。
[認めたくは無かったが、素直にそれを認めざる得ない。
10分掛かって探し物が見つかったみたいだ。
その間、一緒に探させてくれたか否か。
グラスや花瓶が見つかったならば、ポケットからソムリエナイフを取り出し慣れた手付きで栓を抜けば置かれたグラスに白いワインを注ぎ、ボトルをテーブルの上に置いた。
そして、少し悩んだ様子で隣に座って良いかと問われたら、黙って一度だけ頷く。]
[バティーニュ嬢が隣に座ってくれたなら、グラスを取って回しながらワインの香りを堪能した。
甘くて優しくて、どこかホッとして。]
親父が死んだ後は、……お袋は苦労しただろうな。
妹も騒動に巻き込まれたから。
[父親が死んだ後、組織は混乱し、家族である母や自分や妹が命を狙われた、とポツリポツリと壮絶な思い出話を続けていく。]
妹は年が離れているせいか、俺になついてたし、可愛かったな。
何でも聞いて来たりしてさ……そう、バティーニュ嬢みたいな感じだ。
[バティーニュ嬢が眩しいと思っていたのは、妹と重なって見えてたから。
くくっ、と含み笑いをしながら触り心地が良さそうな髪に触れてみようとして。]
[妹の話をしていたら、段々落ち込んでいる様に表情に翳りの色を見せ始めたバティーニュ嬢。
何故落ち込んでしまってるのか、と考える為に、暫く思考を巡らせ黙る。
そして、自分なりにだが、バティーニュ嬢は妹代わりに見られてるのでは?と思っているのでは、と思い始め。]
ばーか、バティーニュ嬢を妹と同じにしか見てねぇんだったら、ずっと避けるわ。
妹守れなかったトラウマを自分から思い出したくねぇよ。
[きっ、と眉間に皺を寄せ歯を剥き出しながら、容赦無く反論したら、半ば強引に細い腕を鷲掴みし、荒々しく抱き締めようと。]
最初は妹みたいだって思って距離を取りたかったさ。
でもな、やっぱり妹とは違うんだよ、ずっと気になって気になって仕方無かったんだよ。
一緒に居て、話をしていて安心するんだよ、ホッとするんだよ。
妹にそんな想いなんて抱かねぇ。
シルキーと妹は全然違う。違うぜ。
[弾丸をフルオートでぶっぱなす勢いで自分の気持ちを全て暴露しながら腕の力を強め、離そうとはしない。]
何度押し倒して俺の女にしようと思ったか……。
妹としてじゃなく、「女」として見ていた俺の気持ち位少しは考えろ。
[最後の方は、かなり無茶でワガママな事を言い放つそれは、妹には決して言わないだろう。
それは、紛れもなく嘘偽りもない素直な言葉だった**]
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