情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
─ 雑貨屋付近 ─
[友である花精に仕立てた仕事着は、シンプルなシャツとパンツ。
だが、どちらにもワンポイントで同じ刺繍を施していた。
赤の丸い大輪と黄色の花は、近しい花精が見ればエルナと彼女の本体だとわかるもの]
これ、届けに来たんだし、ここに置いていくよ。
この子が目を覚ましたら、これを着てる姿を見せに来てって伝えてくれるかい?
[友を保護してくれた彼女にした願いは、頷きと共に受け入れられたから。
ほんの少しだけ安堵を浮かべ、ありがとうと礼を言って彼女の家を後にした。
その足で向かった大通り、掲示板の付近は人の姿こそあるものの普段の賑やかさは鳴りを潜めていて。
それでも困惑に表情を曇らせたもの達がどうしたら良いか分からぬという体で不安げにしていた為に静けさは遠のいていた。
そんな彼らに視線を向けはするも、まずは正確な確認をと掲示板の前に向かって]
― 大通り ―
…大体は彼女の言っていた通り、か。
詳しいことは書かれていない…いや。
分かっていないのか。
[原因不明と書かれているのだから、長にも何が起きているのかは分からないのだろう。
あの眠りは病のためではなく、病を治すためというならいつまで眠ることになるのか位知りたかったけれど]
…何が出来るのかも、分からないな。
[医者でも無ければ学者でもない、ただのお針子にはどうすれば良いかすら分からない。
それでも、ただ何もせず目覚めを待つばかりなんて出来そうも無くて]
クララ!
[聞こえた声の主は、昼前に束の間のティータイムを共にした彼女。
駆けつけると、そこには彼女以外にも眠っている花精と彼女を抱き上げる]
ヴェルナー、フレデリカも…
[眠ってしまっているのか、とは問わなくても見て分かる。
原因不明の病、という言葉に大きくされた不安は更により増すけれど]
クララ、フレデリカを寝かせてあげられるところに案内できるかい?
それとヴェルナーはそのバケツ、渡してくれないか。
持ったままじゃ、抱えにくいだろう。
[取り乱しているように見えるクララに、努めて落ち着いた声で呼びかけて。
>>15ヴェルナ―にはフレデリカを抱き上げる腕に通されたバケツを持つと申し出たが、どんな答えが返されるだろう**]
ごめん、足を止めさせてしまったな。
早くフレデリカを寝かせてきてあげて。
[フレデリカ一人を運ぶ位ヴェルナーなら訳もないだろう。
クララが居るから扉を開ける苦労なども無いし、何人も行っては邪魔になると思い、足止めしてしまった事を詫びて二人を促した**]
仕立て屋 エルナは、仕立て屋 エルナ を投票先に選びました。
─ 大通り ─
[元々走る速さは遅くない方だが、声がした先から新たに悲鳴が届いた為に駆ける速度は自然と上がった。
>>25程無く到着したそこには二人の知己と、遠巻きに彼らを見て色めき立っている花精たち。
一体何が起きたんだと思うも、周囲の様子がおかしい理由は黒衣の彼の腕に抱えられている彼女を見てすぐに分かった。
人気があるらしいとは聞いていたが、こんな時にその反応はおかしいんじゃないかと、常ならば首を傾げたくもなるのだが今はそんな余裕も無く]
…あぁ。
頭とかは打っていないよね?
[今さっき倒れたらしいと聞いて、真っ先に案じたのは眠りに落ちた際の危険。
助けを呼んでいたのはクララの声だったから、視線はそちらに向けて問いかける。
>>26>>27二人からも、何かあったのかと問いかけられたそれに、先程まで見ていた友の姿が浮かんで目を伏せて]
…カトレアも、倒れていたらしいんだ。
見つけてくれた子が、家で寝かせてくれていた。
[雑貨屋という商売柄、ヴェルナーは友人と面識がある。
クララの方は実際の面識の有無はともかく、私が時折話す友人のことは知っているから名を出して。
私の表情のせいで案じられてしまったかもしれないから、安静にはできているとも、伝えた後]
ありがとう。
二人とも、気を付けてね。
[足を止めさせたのを気にするなと言うヴェルナーに礼を言った後、彼とクララ双方に案じる声をかける。
気を付けて、とはフレデリカを安静な場所にというだけでなく、病についても含まれてはいるのだが。
何をとは明確な言葉にはできないまま離れていく二人を見送って]
……何に気を付けたらいいのかも、分からないのにな。
[ほんの1分も満たぬ前に口にした言葉を振り返り、自嘲する。
原因もわからない、どんなものかも分からない病に何ができるか。
正解なんて分からない。
けれど、何もしないでいられる程、腹も据わってはいないのだ]
…行こう。
[友と同じように寝入ってしまったものが居ないか見回りするくらいしかできないけれど。
今はそれをするくらいしか、思い浮かばない*]
─ 街中 ─
[クララとヴェルナ―を見送った後、私は大通りに背を向けるように踵を返した。
友の様に道中で倒れてたりしないかと案じ、公私ともに付き合いのある家を巡る為だが]
なんだ。
みんな、居ないと思ったら此処に集まっていたのか。
『あぁ、心配させてしまったかい?
すまなかったね』
[一番に覗いた農家の元はもぬけの殻で、その次の家もまた不在。
まさか全員眠ってしまった訳ではないだろうにと不安に思いながら訪れた次の家で、不在だった家の主が皆居ることに驚いた後。
誰かが眠りに落ちてしまった時周りが対処できるように一軒に集ったのだと教えられて、これなら不安も少なく済みそうだと理解できた。
成程、互いに収穫を手伝い合うこともあり横の繋がりが強い彼らこその対応策だ。
工房に一人閉じこもる事も多い職人だとこういう発想はあまり出ない、というか偏屈な者も多いので声をかけられても断る可能性もあり。
実際、ここに居る彼らの中には付き合いのある職人にも声をかけて断られたという]
…そうか。
じゃあ、私が様子を見に行ってくるよ。
こんな時にずっと一人でいるのは、良くないからね。
[もし眠っているものがいたら一人じゃ運べそうにないし、
自分自身眠りに落ちないなんて保証も無いけれど。
私も職人の内の一人、私だけなら多少偏屈さも抑えられるかもと思い彼らの元を離れた]
[その足で、知り合いの職人の元を近場から訪れていくと彼らはそれぞれ差はあれど私の顔を見て安心したようだ。
やはり、一人でいると不安が増すのは誰でも同じなのだろう。
中には未だ病のことを知らない者も居たけれど]
…私は掲示板を見てきたけれど、眠ってしまうのは治療の為らしい。
けれど、前触れがどうとかは書いてなかった。
今こうして話している間にも、眠ってしまうかもしれないんだ。
こんな時だから、出歩く人もきっといつもより少なくなる。
一人でいて、眠ってしまっても誰も気づけないかもしれない。
私たちは一人で仕事をすることが多いのも知っているけれど、今はみんなで集まった方がいいと思うんだ。
眠るのを予防できない以上、できる対処をしていかないか?
[私の話に納得をしてくれた彼らは、一番広い大工の工房に移動していった。
が、やはり一人で良いという者もいて。
無理強いする訳にもいかないから、せめて不意に倒れたりしても危なくない場所に居て欲しいと願ってからその場を離れた。
全ての知己を巡り終えるころには、かなりの時間が経っていて。
自分が結局昼食を食べそこねたと気付くのは、大きく鳴ったお腹の音で。**]
─ 街中 ─
……うん。
[恥ずかしさに少しだけ間が開いたものの、実際お腹が空いているのに断る道理は無い。
とはいえ、露店だけでなく飲食店自体大通りの方が多くある。
リヒャルトにとっては来た道を戻ることになるが良いだろうかと問いかけた声には一応冷静さを戻したつもりだけど。
彼が、頼みがあると言っていたのを失念していることに気付けない程度には戻せていなかった**]
リアが?
うちに来る時はいつもおすましさんだけど、貴方にはおてんばさんなんだね。
[何刻か前、フレデリカが倒れた所に居合わせた時もだが。
ヴェルナーの愛猫は、悪戯をしたらいけない所では大人しくできる賢い子だ。
あの子がアタックしたということは、リヒャルトは余程なつかれているのだろう。
微笑ましさに自然と表情は和らいだが、すぐに本題へと思考を移し]
…もしかして、気分が優れない?
動きたくないなら無理にとは言えないけれど、ここよりも落ち着いて座れる所にいる方が良いと思うよ。
私の店でもよければ、休んでいって欲しい。
[あのカフェだったらテイクアウトもさせてくれるから、買って帰るでも問題はない。
クララが一人でいたいなら、無理強いはできないけれど。
彼女に何があったか知らないために、体調が悪くなったのかと不安を隠せずに問いかける*]
/*
クララが人狼なのはわかるから赤一人なのもあわせて寂しそうだにゃーと思うのよなー
とはいえ、私がいたら話せないとかもありそうなので、断りたいなら遠慮なく断ってーも言った方が良いかなー
クララのRP次第で表出すか―
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新