情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
そうだな、このままきみを支えていると、正直動けん。
あちらがどうなったかも気にかかるし……一度、合流するか。
[下ろしてくれ、という言葉に、船へと視線を向ける。
伝わる声からすると落ち着いたらしいし、何より、距離が近いから。
合流したらしたで、翼広げたままの姿が驚かせるかも知れないが、それはそれ。**]
[返る言葉>>99に浮かぶのは、満足げな笑み。
一先ず、移動した先は一応は落ち着いているようで、そこに安堵しつつ]
……おお。
何やら覚えがあるものが。
[窓の外に見える船>>87に、惚けた声を上げた後]
ま、それはそれとして。
俺の方でやるべきは一段落したからな。
策があるというなら、乗らせてもらうとしようか。
[飛び交う声からして、相当に厄介なのが残っているようだし、と。
思いながら、畳まぬままの月白色を軽く、揺らめかせた。*]
[相手が王族だろうと皇帝だろうと、それで影の態度が変わる事はない。
ただ、陛下、と紹介された人物には、敬意払うべき何かを感じた]
……器、度量……そこらが桁違い、という所か。
[ぽつり、と零すのは素の感想。
同時に、ああこれは惚れこむな、なんて理解も内に落ち。*]
ふむ。
上の戦力は十分と読めるし、俺は地上に回るべきか。
[交わされるやり取りから、己が立ち位置を思考する]
空でも立ち回りは出来るが、どちらかというと、地上戦の方が真価を出せるからな、俺の影は。
……となると、あれか。
黄砂の村だったか?
一先ずそちらに合流する、か。
ここにいても、役には立たんしな。
[ならば全力を出せる場へ、と思うのは自然な思考。*]
ああ、その方が色々に対処しやすそうだからな。
[くるのか、という言葉>>~35に、返すのは肯定]
……まあ、隠形の方も得意なんで、必要とあらば、という感もあるが。
[むしろそちらが本業とも言う、とううのはさておき。
ゲルトの要請に、答える事もできる事>>~34も示唆しつつ]
ま、取りあえず、そちらに行く。
[まずはそこから、と意識を切り換えて]
さて、では俺はあちらに合流するとしよう。
……また、後にな。
[場にいる者たちに短く告げるのは、再会を願う言葉。
影がこんな物言いをするのは相当に珍しい……と知るものは、ここにはいないが。
ともあれ、影はふわりと空間を渡り、行くと定めた場所へと向かう]
― 黄砂の村 ―
[念を向け、空間を渡り、跳ぶ。
行く先は初めて向かう場所だが、直に顔を合わせた者がいたためか、辿りつくのは容易かった]
さて、先ほどぶりと……初めまして、という所かな。
[集う者たちに歩みより、かける声はごく軽い。
合わせて揺れる月白色の翼の動きも、同じくふわりと軽かった。*]
[挨拶したら、なんか物凄く驚かれた。>>143]
……いやいやいや。
ここまで驚いて貰えると、なんというか。
逆に、ありがたくなるな。
[他の連中は冷静だったからなー、なんて思いつつ]
俺はシメオン……まあ、見た通りのものだ。
思わぬ形の縁だが、ま、よしなに頼む。
[軽い口調で名を告げて]
[余裕があるんなら、という言葉。>>~38
それに返すより先、別方向からの申し出>>~39が響き]
では、そちらはきみに任せるとしよう。
……俺の場合、追跡云々の前に瘴気を消し去る可能性が高いからな。
[その辺りは本質的なものだから、多分、如何ともしがたい。
ならば自身は為せる事を、と。
そちらはコンラートに任せる事にして]
お伽噺……か。
まあ、俺はわりと、人の世に入り込んでる事も多いが。
この姿を見せる事は、稀だからな。
[驚きの理由にく、と楽し気な笑みを漏らした後、告げられる名乗りを受ける]
ああ、それで構わんよ。
[呼び名に関してはそう返しておいて]
……ふむ。
そういう聞かれ方をしたのは、初めてだな。
[ハーピーの眷属、という問い>>173は予想外で、真紅がひとつ瞬く]
まあ、煌びやかさでは劣るが、これでも天界の住人だ。
ちょいと、他からは異端だがな。
[細かい説明はすっ飛ばして、そこだけを告げた後]
……なるほど、きみが召喚者殿か。
[向けられた名乗りに、小さく呟いた後]
ひとつ、感謝しておくよ。
……最近は、依り代から離れるだけでも億劫になっていたんでね。
久しぶりに、思う存分動き回れるというのは、悪くない。
[軽い口調でそう告げて。
一先ず、この場でとられる策に耳を傾けた]
……なるほどな、了解した。
なれば、俺は地に在って、力を振るうとしよう。
地上で迎え撃つのは、わりと得意分野だ。
[影手繰るには天よりも地が向く。
故に、ごくごく軽い口調で請け負って。
空からの先陣を切るべく飛び立つロー・シェンを見送った後、ひとつ、翼を羽ばたかせた]
[陣よりも前方に立ち位置定め、影を手繰り、地より湧き出す異形を薙ぎ払う。
広範囲に広げられた薄墨色は、探知と攻撃をほぼ同時に発動させるもの。
やがて術は完成し、先ぶれのように空から影が落ちる]
……ま、あちらは任せるとして。
[小さく呟き、意識を地へと向ける。
巡らせた影に、異様な振動が伝わる。
来るか、と思うのと、亀裂が>>174走るのはほぼ同時]
中々、派手な趣向だな……。
揺らめき、貫け!
[呟きの後、呪を紡いで影を舞わせる。
地面に広がっていた影が揺らぎ、直後にそれは、鋭い刃となって天へと伸びる。
亀裂より湧き出す魔物を貫くべく、影の刃が大気を裂いた。*]
[地より湧き出る魔物を相手取る内、感じたのは高まる魔力。>>226]
……これはまた……大物だな。
[なんでこんな大規模なものがいるのやら、と。
思いながらも影を繰る手は止めない。
止めるために仕掛けるべきか、とも思ったが、それよりも先に動く力の流れ>>202があった。
影を伸ばし、その向かう先の様子を手繰り]
…………。
[見えた様子に、思案する事数瞬]
任せるか。
[あっさり結論が出た]
[最初に動いたのは何やら因縁があるなら、手を出すのは控えるべきだろう、という思考。
次に動いたのは、地面に膝を突く青年>>242を放り出してまで介入するわけにはゆくまい、という思考]
……ま、なにはともあれ、だ。
[呟いて、意識を凝らす。
真紅が捉えるのは、前方から迫るもの。
地の亀裂より現れた岩の肌を持つものに混じって、触手を生やした犬のようなものの姿も見えた]
……この、ややこしい混成部隊を飛ばすのが先だな。
[呟いて、差し伸べる手に浮かぶのは薄墨色の華。
緩慢な動作で投げられたそれを、犬の触手が絡め取る]
……単純だな、貴様ら。
[呆れたように吐き捨てた直後、絡め取った触手ごと薄墨色の華が爆発した。
間髪入れず影を手繰り、迫る魔と、そして混沌へ向けて影の刃の乱舞を叩き込んだ。1(6x1)]
[刃の乱舞は、問答無用と対する者たちを切り裂く。
……無用すぎて、何か取り零したようだが、影がそこまで気にする事はなく]
……負傷者は、無理はするなよ!
[ふわり、月白色の羽を放り投げつつ、向けるのはこんな一言。
一見不規則に舞い踊る羽は、近づくものあれば阻む壁として機能するもの。*]
……なるほどな。
道理で、桁違いの力を持っているわけだ。
[現われた存在の強大さは感じていたが、そこまでか、と。
伝えられる警告>>~54に、落ちたのはやれやれ、と言わんばかりの響きの声ひとつ]
ま、心配するな。
願うの何のと堅苦しい物言いせんでも、皆、やるべきはわかってるだろうさ。
俺も、そこは違えんから心配するな。
[一転、軽い口調で返すのは、願いへの是。
叱られないように、という言葉>>~55には、微か、笑う気配を滲ませた後]
それは、他者に頼むところじゃないんじゃないか?
[軽い調子で、突っ込みを飛ばす。
どう転んだって怒られるなこいつは、と。
ふと過った思いは、取りあえず押し込んでおいた。*]
しかし、魔王と呼ばれし者、か。
……なんでもあり、とはこういう事かねぇ。
[響く声から得た情報に、は、と小さく息を吐く]
ま、俺みたいなのが呼ばれてるんだから、不思議がる事でもないのかも知れんが。
[それで納得していいのか、というのはさて置いて。
影はひとつ息を吐き]
……心配するな、己が為すべきは違えん。
[後ろから届く名を呼ぶ声。>>290
振り返る事無く返す言の葉は短いもの]
その羽の護界は、自動で動く。
俺が動ける限りは止まらんから安心しろ。
[素っ気ない口調で言い置くと、影は自身の周囲に揺らめく薄墨色に意識を向けた]
……ゆらめき伸びよ、影なる茨。
[短く紡ぐ呪に応じ、鋭い棘を持つ影の蔦がしゅるりと伸びていく]
影なる華の蕾を抱いて広がりて。
我らに仇なすものを飾りて手向けとなせ……!
[言の葉に応じ、蔦の上に生じるのは影の華の蕾。
それは敵に触れるや弾け飛び、文字通りの手向けとなる。1(6x1)]
[確たる質量を持たぬ影は、時に魔物の手によって散らされる事もあるが。
緩やかな侵攻、それ自体は文字通り留まるところを知らない様子。*]
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新