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[意識を尖らせて探る間にも、手錠は重たい枷に換えられる。
気楽に、と言われたけれど、何かのスイッチが入る音の後にもたらされたのは遮りようもない一撃だった。]
──ああッ…!
[痛いというのでも熱いというのでもないけれど、身体の跳ね上がるショック。
痺れるというのが近いか。 何秒だった? 冷たい汗が遅れて滲む。
尋問といっても、取り調べ室で椅子に座って──というワケではないらしい。
まだ何を聞き出したいのかも明らかにしないうちから、こんな手を使ってくるのは、心理戦がもう始まっているのだろう。
ミヒャエルは首を振って、緘黙を続けた。]
[電撃に鞭打たれたミヒャエルの身体が跳ねる。
少しの間を置いて、今度は左の太腿に、さらに右の脹脛にと電流棒を触れさせていった。]
視界を塞がれると、恐怖心が増すだろう?
次はどこに来るのか。なにをされるのか。
全神経がそこに集中して、刺激をより大きくする。
[電流を浴びせた場所に手のひらで触れ、柔らかく撫でる。
指先が肌をつたい、脇腹を軽く引っ掻いた。]
じゃあそろそろ話してもらおうか。
まずは、名前と所属。それとここに来た目的だな。
[手始めにオーソドックスなところから、とばかりに問う。]
っぐ…! ンあぅ
[短い不規則で断続的な責めに、こらえたくても声が洩れる。
ああ、何をされるか考えたらいけないんだ…とフェリクスの示唆を吸収した。
見えていないのも、気にしちゃいけない。
電撃を伴わない接触の圧に、ヒク、と身体を引き攣らせる。
これは──彼の指先だ。
痕が残ってないか確かめてる? それとも別の何かを調べてるのか。]
[ウォーミングアップは終わったらしく、自己紹介(?)を求められた。
さっき言われたように、名前だけを繰り返すことにする。でも、フルネームじゃない。]
ハーマイオス
[震えてもない、挑発的でもない声が出せたと思う。]
それだけか?
怖くて声も出なくなったか?
[初めての体験だろうに、ミヒャエルはよく耐えて冷静さを保っている。
けれども敢えて煽るような言葉を掛けた。
両手を繋がれ、暴虐にただ耐えるしかない彼の姿に嗜虐心が刺激された、というのも確かだ。]
最初に言っただろう?
私の任務は、君を「私以外」から守ることだと。
つまり私は、君に何をしても良いことになっている。
[耳元で告げて、電流棒を先ほど爪で触れた脇腹に押し当てる。
今までよりも少し長く。]
もっと簡単な質問に変えようか。
[棒を離し、身体を密着させながら優しげな声音を作った。]
今、どんな気分だ?
[体のラインをなぞる手で、今度は内股のあたりに触れた。
あくまでも柔らかく、羽根が触れるほどに軽く。]
[弄うような言葉をかけられて、彼の目に自分がどう移っているかを想像してしまう。
自分で思うほど毅然としてないのかもしれない、掠れた声だったかもしれない。
そこに、フェリクスに与えられた無条件の権限が告げられた。
過去から手繰り寄せられた理屈は、偽わりのない証拠だ。
守られる保証がない圧迫感と同時に、頑張って尋問に耐えていればフェリクスが助けに来てくれるという虚構(それがミヒャエルの原動力である)の矛盾に焦れる。]
ぃや… あぅああんッ!
[これまでよりも長い電撃にあげた声には、脊髄反射だけでないものが混じった。]
[どんな気分かと問われ、彼の気配が近くなる。
乾いた軍服が肌に擦れる。
振る舞いの冷徹さとその甘やかな手つきの落差。]
くぅ…、
[奥歯を噛み締めて、せめてもの抵抗に縛られてない足を蹴り出した。]
ハーマイオス、だ。
[彼の名を呼べたら、いいのに。
そう願う一方で、呼んだらダメになってしまうのも、わかっている。]
[長く伸びた悲鳴が地下室に跳ね返る。
唇を舌で湿らせて、ついでにミヒャエルの耳を舐めた。]
…… 行儀の悪い足だな。
そんな足は、こうだぞ。
[蹴り出された足を捕え、引き上げる。
密着させた体の間で片足を折りたたまれた姿勢は、より不安定さを増すことになるだろう。
そんな状態に彼を留め置いて、電流を切った金属棒で足の付け根を撫で上げる。]
飲みこみの早いことだ。
[教えたとおりに名前だけを繰り返した彼を誉め、足を抱えた手を伸ばして足の間に触れる。]
こちらの飲み込みも、早いかな。
[引き延ばされた尻たぶの間の窄まりに指先を置き、残る指で彼の分身を摩った。]
[息のかかる距離で囁かれる。温かく湿ったものが耳朶を舐ってゆく。]
…んう、
[顔を傾けたのは逃れようとしたのではなく、唇に欲しかったせい。だなんて、言えない。]
[案の定、闇雲な抵抗は押さえつけられて、身体が軋むような体勢を強いられる。
内股に触れてくるのはわざとなのか、密着しているせいなのか。
苦痛のさなかに違うものが混じって混乱する。]
…はぁッ、 はぁ…
[彼が触れている間は電撃は来ないはずだ。
そんな思考を読んだように、尻の谷間に指が充てがわれる。]
な、にを…ッ
[次は身体の中に電流を流すというのか。
口に突っ込んだのでは尋問に答えられないから、そこ?
惑乱が恐慌に飲まれそうになったところへ、別の刺激が施された。
雄の器官が他者の指で摩り上げられる。電流よりもダイレクトに訴えてくるその疼きは。]
待っ…て 、 アぁ
[ミヒャエルは混乱した喘ぎを洩らした。
なんでもう
電気を流されたせいで意志とは関係なくそうなってしまうことなど知らなかったし、目隠しをされていたせいで、自分の身体の変化に気づいていなかった。
淫欲抜きに待ち受ける器と化していた雄は触れられてすぐに迫り上がったもので濡れてしまう。
熱くて、気持ちいい。]
[充血して張りつめたミヒャエルの雄は、ほんの少し触れただけで雫を零して震えた。
それで自分の状態を察したのだろう。ミヒャエルの声が混乱に揺れる。]
なんだ、気づいていなかったのか?
電気を流されて、気持ちよがっていたんだろう?
[実際はそうではないと十分に認識しながらも、いたぶるように言葉を掛ける。]
こっちまでこんなに尖らせて。
もっと電気が欲しいか?
[金属棒の先で胸をつつき、赤い膨らみを指先で捻った。]
[そうしている間にも浅く指先を抜き差ししていた後ろの穴へ、金属棒の先端をあてがった。
力を加えて押し上げれば、さほど太くもない滑らかな金属は易々と内側へ飲み込まれていく。]
先ほどから名前しか言わないからな。
他の名前くらいは言えるんだろう?
君をここへ寄越したのは誰だ?
君をこんな目に遭わせているのは、誰だ?
[新たな問いを投げかけながら、機械を操作する。
答えが自分になるよう意図した問いを。]
言ってしまえ。
そうしたら、もっと気持ちよくしてやるよ。
[膨らんで待ち望む陽根を幾度か摩ったあと身体を離し、金属棒を握ってスイッチを入れた。
弱めた電流が、直接粘膜に流し込まれる。]
[理性を翻弄する言葉とともに乳首を突つかれ、そこがどういう状態になっているか思い知らされる。
電極と指先が敏感になった肌をいたぶり、恐怖と甘美を交互にもたらした。
次はどちらが触れてくるのか、予測のつかない狂おしさに焦れる。
違う、これは期待なんかじゃない。]
っ…あ! あ!
[鎖を鳴らして身を捩る。
この浅ましい姿がフェリクスにしっかり見られているのだと思えば火のつく思いだった。]
[拙い抵抗を嘲笑うように、拷問は次のステップへと躊躇なく移行する。
無機質な冷たい質量が身体の奥深く逆しまに侵入してくる感触に、ミヒャエルはそそけだった。
臓腑を侵しながら、尋問者は首謀者の名を明かせと強いる。
これが訓練であることを鑑みても、それは決して洩らしてはならない情報だということはわかる。
明かせば大切な人を危険に晒す──]
っぎ… それは…ッ ダメ、 やめ …!
[叫び続けた顎が痛い。
ずっと唇を閉ざしていられるなら、黙秘を貫く意志も堅く保てるだろう。
けれど、悲鳴という”声”が口を抉じ開けてしまえば、あえかに言葉を口走ってしまうのは時間の問題になる。]
…気持ち よく 、 な… ン て
[男の甘言が擦り切れそうな意識に落ちてくる。
こんな責め苦にも関わらず勃ちあがっている柔茎をしだく指使いに腰骨が蕩けそうになった。
次の瞬間、温もりが離れると同時に再び電流が解き放たれる。
身体の奥を刺し貫いたまま。]
あああ…ッ!
[充分に加減されているとはいえ、まったく未知の責め苦であった。
おまけに電気パルスによって筋肉が締まって電極をより強く締めつけて逃さない。
まるで自ら望んで銜え込んでいるかのような倒錯に掻き乱される。]
あふっ… 助け… ああっ!
[フェリクスが手元のスイッチでほんの少し電流を弱めれば、それだけで心地よくなったと錯覚してしまう。
嬲られ、翻弄されて、鋭かった悲鳴は次第に鈍麻し掠れ、睦言めいた短い呻きに変わった。]
[未知の、背徳的でさえある刺激に晒されながら、ミヒャエルは最も重要な情報を守り抜いた。
それが訓練だからなのか、守りたい対象ゆえなのか、知りたくてさらに電極をねじ込む。
食い締めてくる強さが、不随意とわかっていても、求める強さに思われた。]
嬉しいんだろう?
こんな風に貫かれて電気をたらふく食って、
ここが、好きか?
気持ちいいのか? そうだろう?
[手にした棒一本でミヒャエルの苦痛と快楽を操りながら、心も体も追い詰めていく。]
[やがて悲鳴の声も掠れ果てたころ、ごく弱い電流に合わせた金属棒から手を離して直接彼の肌に触れる。
微かな刺激が肌越しに伝わるのを感じながら、彼の顎を掴んで上げさせた。]
よく頑張ったな。
君は十分に耐えた。もう、楽になってもいい。
[それは訓練の終わりを宣言する言葉ではなく、尋問者の甘言。]
言ってごらん。今、君の頭の中に浮かんでいる名前を。
助けて欲しいんだろう? 呼ぶといい。
きっと助けに来てくれる。
そうしたらあとは、こんな風に、もっと気持ちよくなればいい。
ほら。もうたまらないんだろう?
[背筋をなぞり唇を合わせ、小さな刺激の弾ける口づけを交わす。
充溢して震える雄芯の根元に指を添えてなぞり、先端を押しつぶして快感を汲み出した。]
[抉る言葉と剛直な金属の棒を巧みに操って、フェリクスはミヒャエルの防壁を崩し、劣情を植えつけてゆく。]
あ…、あっ ぅ… も、 お願 い
[もはや何を求めているかわからぬままに懇願する。
それでも、大切な人だけは守りたいと──想うほどに涙が溢れた。]
[痺れ歪んだ世界の中でフェリクスの手が触れてくる。
顎を伝う雫を拭い、ねっとりと甘い声で囁いた。
「もう、楽になってもいい」と。]
あ──
[口の中がカラカラだ。
脱水による朦朧状態にも似た苦痛の再現に、口移しの水分補給のさまを思い出して息が掠れる。
言葉にならない願いを読み取ったように、口腔が温かなもので覆われた。]
エドワード… フェリクス、 来て──…
[くれたんだ──。
望みをなぞる甘言に身を委ねて、淡い喜びに溺れる。
混じり合う体液を介して炭酸めいた刺激が快楽を呼ぶ。
鼠蹊部に封じられていた熱が先端を押し拓く動きに殺到し、滾る情欲を迸らせた。]
あ、 あぁ…! いい…ッ 好き──
[土踏まずが反り返って、戦慄きを下肢全体に伝播する。
そのすさまじい放埒が背筋を貫いて、稚い贄はひとたまりもなく啜り啼いた。]
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おお、オズワルドのとこはちゃんとイベント終了させてるみたいだ?! エピまで@10分
本日まだ発言していない者は、空挺隊候補生 カレル、空挺部隊教官 ゲオルグ、陸軍諜報部候補生 セルウィン、陸軍諜報部教官 ソマリ、某国少尉 訓練生側 ベルティルデ、以上 5 名。 www
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