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特務部准尉 ゾフィヤは、KUMA 熾王 を投票先に選びました。
……ふにぇ?
[告げられた内容>>6に、きょとり、と瞬く]
あん時の、映像資料って……。
[一体どれだ、何を見たんだ、と。
思ってしまうのは、まあ、色々とあったから、なのだが。
むう、と眉寄せたのは数秒。
はく、とアイスティのストローに噛みついた]
……くまー、は、さ。
なんかが怖いんだよねぇ……。
[ぽつ、と。
零れ落ちたのは小さな呟き]
ウチ、あん時は、色々夢中で……こわい、って最初はあんまり考えてなかったなぁ。
んでも、それって、結局。
みんながいて……途中から二人になっちゃったけど、同じ立場の子がいて……ひとりじゃなかったから、なんよね。
……プロジェクト進行すれば、くまーは、仲間のとこに向かうはず、だけど。
会える、って確証、ないんよね。
それが……ひとりぼっちになるんが、こわいんかなぁ、やっぱり。
[呟きと共に落ちるのは、小さなためいき]
……宇宙、彷徨うって。
結構、しんどいもんね。
ウチもやった事あって、まあ、半分以上眠ってたけど。
……思い出したくないもんなぁ。
[それと共に零したのは、遠い昔の、いたい想い出。*]
もう一つの、可能性?
[言われた言葉に、ひとつ瞬く。
「欲」や「悪意」の怖さは、違う意味で覚えのある──ありすぎるもの。
だからこそ、それを恐れる気持ちも理解はできて]
……うん。
それ、怖いのはウチにもわかります……。
[それによって失ったものはたくさんあったから、こくん、とひとつ頷いた]
……そーですね。
くまーの気持ちは、くまーが言うてくれんとわからんですし。
[だからそれを教えて、と。
強引にリンクしてまで伝えたのだが、それはどう伝わったのか、と。
ふと、そんな事を考えつつ]
ですねぇ。
本気で逃げるんだったら、くまぐるみにこだわらなくてもいいんですし。
[依り代となったぬいぐるみは、あれふれた材料で作ったハンドメイド品。
特別に楔になるような仕掛けは何もない。
本気で逃げだしたいなら、そこに宿り続けている必要はないのだから、と思いながら残りのクレープを平らげて]
ん、よし。
甘いもの補充した所で、気合入れてやってきますわぁ。
勝手にいなくなったりしたら、あの子らだって寂しいんだってこと。
ちゃーんと、教えてやらんといけませんしねぇ。
[以前の騒動でくまと仲良くなった少年少女の事を思いつつ、ぴょん、と立ち上がる]
御馳走様でした!
それでは、ゾフィヤ・シュペルリング、これより任務に戻りまーす。
[背筋伸ばし、ぴし、とやや格好つけな敬礼を決める様子は。
先ほどよりもしっかり立っているように見えた。*]
/*
……さて。
前村ではネタフリだけで終わってしまったあれこれが、とんでも倍返しで返って来たわけですが。
……どうしてくれようか、もう……!
いや、全力で返すけど、ね……!
ん……そーですよね。
伝わってない、って事はない……ウチも、そう思ってます。
[今は拒否されているが、幾度となく精神リンクを繰り返した相手、思いは通じている、と思っているから素直に頷く。
続いたお約束発言には、ぁー、と短い声も上がったが、それはそれとして]
はい、それじゃ、行ってきます!
[返された敬礼に、真面目な表情で返した後、ぱたぱたと駆けだした。**]
― イベント会場内 ―
……さあて、とはいうものの。
どっから手ぇつけたもんかしらねぇ……。
[気力充填して気合も入れて、さて、ここからどうするか、と。
考えながら、周囲を見回す。
とりあえずは、と出店ブースからは離れて歩いていくが、くまぐるみの姿は見えず]
……もっかい、『レルヒェ』でサーチしてみるか、それとも……。
[センサーに頼らず、自分で探すべきか。
どちらにするか迷いつつ歩みを進めて行く途中、特務に所属する年上の同期が声をかけてきた]
あ、お疲れ様ー。
……進展具合? まあ、そこはお察し、ってとこかなぁ。
[言葉を濁すと、同僚はそーか、と言いつつ肩をぽん、と叩いてきた]
『大尉、予定切り上げてちょっと早く戻るようにするらしいから。
……無理しすぎんようになー』
ん、そうする……。
[それもそれで大変だろうけど、と思うものの口にはせずに素直に頷くと、同僚はそう言えば、と話題を切り替えて]
ん? どしたん?
『あいつ、帰ってきてたけど、ちゃんと顔出したか?』
[直接名指しはされていないが、誰の事を言っているかはわかる問いかけに、表情がかわる。
それだけで、向こうには言わんとする所が伝わったようだ。
悪かった悪かった、と肩を叩いて宥められ、どうにか爆発するのは押し止めたが]
『しかし、お前さんたちも飽きずによく繰り返すよなあ……』
……好きでやってるわけじゃないモン。
[しみじみ言われ、拗ねた声音でこう返す。
それに同僚は苦笑を深めた後、ぴりり、と鳴った端末を手に取った]
『おっとっと、呼び出しくらった。
……んじゃ、また後でなー』
[通信に答えつつ、ひらり、と手を振る同僚を見送って。
一人残ると、盛大にため息をついた]
……ウチだって、怒りたくなんかないってば。
ただ……。
[一言で言えば、派遣部隊で駆け回っている元同級生が心配で。
帰って来たら、ちゃんと無事を知らせてほしい、というそれだけなのに。
心配が、他の感情も取り込んだ上で一周回って怒りに変換してしまうのは、自分でもちょっと制御がきかない部分だった]
……ほんと、人の気ぃもしらないで、さぁ。
[は、とため息おとしてぽてぽてと歩いて行く]
[幼い頃は男の子に混じって駆け回っていたから、怖いもの知らずだと思われていた。
実際、自分でもそう装っていた。
それでも、昔から蜘蛛だけはどうしてもダメで。
これが絡むと、リュフトヒェンで暮らすようになってからは押し込めていたもの──ある意味、自分の素と言えるものが表層化してしまう。
本当に偶然から、そんな素を見られて。
誰にもばらすな、と散々言っていたのは苦手の存在よりも、そちらが自分の素である事を他者に知られたくないからだった。
その内、言わなくても黙っていてくれる、という事を認識してほっとして。
気を許しても大丈夫かな、と思えた所から、腐れ縁が始まって]
[それでも、多分。
『シュヴェーアト事件』がなければ、自分の中の認識は、大きく変わらなかったかもしれない。
でも、あの時に、力の事を一番最初に知られて。
それでも、何も変わる事なく接してもらえて。
それに、物凄く強い安堵を感じて。
自分が軍属になった事で腐れ縁も切れたかな、と思っていたら思わぬ形で再会を果たして。
嬉しかった反面、事前に知らされていなかった事にちょっとだけむかついて手が出たのは、違う感情の裏返し]
……あー、もう。
[多分、裏返しになったそれをぶつけてしまえばいいんだろう、とは思う。
ただ、その根底にあるものがなんなのか、が言語化できない、というのが現状で。
結果として、話を聞いてくれるメレディスに愚痴って宥めてもらう、というのが日常になっていた]
……滅入ってたら感度落ちるんだから。
落ちたらダメだってば、ウチ……。
[苦笑しながら呟いて、ふる、と首を横に振る]
滅入ってたら、くまーにも避けられるのがオチ、なんだから。
[落ち込んだ感情同士はシンクロするか反発するかの両極端なんだから、と。
言い聞かせるように呟いた後、ぺち、と自分の頬を叩いた。*]
― イベント会場内 ―
……んん?
[移動の途中、入って来た情報>>79に瞬く]
バトルフィールドの方、か。
さすがに、そろそろ逃げ場もないかぁ。
[小さく呟いて、『レルヒェ』とリンクして近場の状況を確認すると。
バトルフィールドへと向かう人の姿>>94が、リンクしたセンサを介して見えた]
あれ……メレさん?
[迷う様子もなく進む姿に、瞬き一つ]
あー……『クロノス』の方でも、捕捉できたんかなあ。
[それなら、あちらに任せた方がいいか、と。
思いながらも、やはり、歩みはそちらへと向いた。*]
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