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[身に襲う倦怠感が心地良い眠りを導いてくれると思いきや。
目を閉じてから一時間、二時間と経っても眠気は襲って来ず、
ただ布団の中で横になっているだけだった。
明るいから眠れないという理由も電気が消えた今は有り得ない。
隣で眠る大河の安らかな寝息が何とも腹立たしく、布団から
腕を出して頬杖を突くと微かに上下する薄白い物体を眺めた。
手を伸ばしても寸での所で届かない、遠い距離感。
もし転校せずにずっと同じ距離で過ごしていれば、布団をくっつけ
それでも足りないと同じ布団にでも寝ていたのだろうか。
いくら願おうが空白の時は空白のまま。
夜の静けさが寒気を呼び、ふるりと身を揺らす。]
………………寝てるのか。
[蚊が鳴くよりも細々とした声を発し。
反応がないと見れば慎重に身を起こし、大河の布団に潜り込む。
ただ寒いだけだ、嫌がらせなだけだと己に言い訳をする間もなく。
体温と匂いと寝息の三つが三種の神器の如き、ほんの少し近くにあるだけで、あっさりと意識は夢の海に沈んだ。]
―三日目・朝―
[最終日の日程は完全自由観光。>>238
最終目的が京都駅にさえ向かえば良い辺り、自腹を切ってでも京都奈良より遠方に出かける猛者もいるかもしれない。
当然炉達がそんな無理をする必要も理由もなく。
班員がこっそり約束していた女子達と回って、更なるお近付きをだの喚いて意気込む背中を遠い目で見送った。
あれくらい突き抜けていれば幸せなのだろうか。
それこそどこぞの見目麗しい赤毛の磯巾着ならぬ腰巾着のように。
毎度恒例となった行き当たりばったりの行先を大河に問おうとして、
彼の死角から来た者がぶつからないよう引き寄せたのが悪かった。
何かに接着されたかの如く右手が左肘を掴んで離れない。
鹿の次はこれか、と再び身に降りかかった呪いに溜め息すら消える。
180cmを越えた長身男子二人が並び、片方が相手の腕を掴んでいる。女子同士、もしくは男女なら映えただろうが男同士、
それも容姿が真逆であれば悪目立ちするだけか。
ひとまず物陰に隠れて外せないかどうか試そうとした時。]
[通りかかった一人の頭を丸めた僧侶が声を掛けてきた。>>#1
何でも呪詛を踏み抜いただの、属性の地に行けだの、加護はどうだの胡散臭いオカルト満載の助言を賜ったが信用する気はなく。]
『Hey,listen!!
時が解決してくれるなんて甘い考えをお持ちではなかろうな!
むしろ時間が経てば経つほどその呪いは強固にChange up!!』
[聞き流していたのがバレたのか小指と薬指を揃えて折り曲げ、
掌を上にして残った三本指でこちらを指してくる。
悪化と言いたいらしいがそれは野球用語だ、と心中で突っ込み。
怪しい言葉遣いに怪しいポーズ。こんな僧侶で大丈夫か。]
『大丈夫だ、問題ない。』
いや、そこは一番良い僧侶をくれ。
[怪しくない部分を探す方が難儀だった僧侶の言葉を信じるしかない現状に嫌気は頂点に達しつつある。
まだ手繋ぎや肩を抱いた状態でくっつくよりはましか、と。
どこか残念そうな面持ちで近場の属性の場所やらがどこにあるかは、スマホを持っている大河に甘える小狡さを発揮した。**]
/*
盛大にネタに走ってしまった。昨日眠気に襲われた頭がこういうネタを持ってくるのが悪い。使わない手はない。
高殿兄妹のロルを朝鳩から見て喉にダイレクトアタック来て、これをどうにかやり返したい所存。
秘話嬉しいでござる[大河の布団に入って尻尾ぱたぱた]
/*
ああ、鳩からだと肩書き長いと最後まで表示されないのか。
そして今更気付く。
名前の順で近いからクラスメイト縁故来たのか?と。
申16、皇17、高殿幸久18、高殿瑠璃19と。
座席は名前の順だけど実質好きな人の隣に移動システムかな。
ぼっち涙目のターン。
据え膳食わなかったのか……とそわそわしてしまう。
いろりちゃんは据え膳を顔面に押し付ける子だから。
/*
鹿界のアイドル的存在の仔犬sが魔界に見えた俺の網膜ェ。
完全に仔犬扱いされている。
[足元できゃんきゃん吠えているゴールデンレトリーバー(小)]
炉がゴールデンなら大河はラブラドールかな。
[茶のおかわりをもらいつつ、ちらりと炉を見れば。
よもぎ団子を頬張りながら、緩んだ表情に目を細める。
見ていたことに気づかれたのか、少し睨まれた気がすればふいっと視線を外の景色に反らして知らぬふり。
その緩んだ顔を写真に撮っておけたら、なんて。
そろそろ食べ終る頃合か。
スマホで時間を確認していると、視界の端に楊枝に刺さったよもぎ団子が現れた。]
もらっていいのか? 最後の一個だろ。
[団子と炉を交互に見やり。
揺れて食べにくい、とその手首を掴んで引き、ぱくりと一口。手首を離した。]
美味しいな……ご馳走さま。
[きなことよもぎの香りが口の中に広がり、上品な甘さに零れた笑みは柔らかく。
咀嚼をし終えれば、じゃあ行くか、と立ち上がった。*]
[揃いのおみくじは、神の悪戯であろうとも。
どこか二人が繋がっているように感じて、手放したくなかった。
それだけのこと。*]
[ホテルのベッドから旅館の敷き布団に変わると寝心地も変わる。
枕だけ自分の布団から持ち込み、半分を占領して。]
今日は疲れたよなぁ。
俺も悪かったけどさ、顔舐めることないのに。
[横を向いて体面し、左手をするりと伸ばせば右手の上に乗せ。
昼間のことを思い出し、頬を膨らませて散々だったとぼやく。
身を捩り更に体の距離を近付け、気を引かんと袷を掴み。]
……消毒。
[ん、と唇を気持ち尖らせ、双眸を瞼の裏に隠す。
あくまでただの言い訳。体の良い口実にしか過ぎない。
だが鹿にやられっぱなしのままというのも癪だと熱を強請り。
触れた唇を啄めば合わせた胸が鼓動に跳ねる。
くつくつと低い笑いで空気を揺らし、じとりと睨み付ける眦に
柔らかく口付け、次いでに舌先でくすぐり許しを請い。
呆れた溜め息にかんばせを崩せば上機嫌に擦り寄った。]
― 二日目・夜 ―
[さっさと寝入る体勢になっている、膨らんだ布団。>>450
夕食を済ませて風呂に入り。
腹が膨れて体も温まれば、疲労から次第に瞼が重くなる。]
……いろり、寝たのか?
[声に反応はない。
今日は湯当たりもせず戻ってきてよかった。朝から顔色も悪かったし、鹿に襲われたりと疲れたのだろう、と隣の布団に早々に潜り込んだ。
目を閉じれば程なくして、意識は夢の中へと。]
[布団の端から入り込んできた冷気に、ふ、と意識が微かに浮上する。
瞼は重くてまだ開かないまま。掠めるシャンプーらしい匂いに、ああいろりだ、と思う。
背負った時に嗅いだものと同じ匂い。
温かく心地よい体温が隣に寄り添う、安堵感。
もっと、触れていたい。
温もりを手繰り寄せ。身じろいだ抵抗に布団が動き、また入り込んできた冷気に小さく震え。]
……うごくな、さむい。
[呟いたつもりの文句は、果たして声という形を成しただろうか。
温かさに身をすり寄せたまま、再び意識は夢の中へと――。*]
[お前も少しは調べろと詰られ、左手で携帯を弄る。
両利きではないが、どちらでもそう変わらず扱えることが
まさかこんな所で役に立つとは。人生分からないものだ。
そもそも、この状況自体が不可思議極まりないのだが。]
奈良は大文字送り火、燈花会。
京都は五山、和火、鞍馬の火祭り。
……どこの祭りだ、どこの。
[『火 奈良』『火 京都』と検索してみるが、どうにもこうにも
そこがどこか分からなかったり、ページ容量を遥かに越えている
せいで表示すら出来なかったりと成果が振るわない。
スマホに変えれば良かったかと何度目かの機種変が頭を過るも
ポケットに入れた時の気軽さを考えるとやはり二の足を踏んだ。]
―二日目・夜―
[布団を捲ったせいで起きたのか、隣に収まった直後に伸びる手。
手繰り寄せる力は弱く、寝惚けているだろうと推測出来た。
今なら脱出してしまえば記憶にも残らない。
逃げるべきだと脳が言う反面、体に力が入らずに。]
っ……この、やろ……。
[耳元に落ちた文句にびくりと肩を震わせ。
昼間、掴まれた右手首が思い出したように熱を帯びる。
擦り寄ってくる箇所から温もりが共有され、
寒かったことも忘れてふつふつと温かさが湧き起こってくる。
抗えない温度に、再び目が覚めるのは大河よりも後の話。*]
―少し前のこと―
[最終日の簡単な挨拶が終わるか終わらないかの辺り。
何人かが移動を始めようとした時、大河に声が掛かる。>>512
先に行けという言葉に従い、旅館客や生徒らの邪魔にならない、
玄関より少し先まで足を伸ばした。
意味深な声掛けで女子に呼び止められた際と
何となしに振り向いた時の俯く彼女と話すその背中に、
剣先よりも鋭い視線を突き刺している自覚はない。]
おモテになることで。
[けっ、と聞こえてないのを良いことに悪態をひとつ。
お前が言うか、と傍にいた班員が思ったとか思わなかったとか。]
[真っ直ぐ戻って来た大河があちらに同行すると
口にでもするかと冷ややかな視線を投げていれば。>>514
断って来たらしい口振りに安堵の溜め息を噛み殺す。>>515
挑発するような言い方に食い掛かるのは最早本能だった。]
そんなに俺と二人が嫌ならあっちと行けば良かっただろ。
[実際行かれては堪らないのだが、そんな憎まれ口を叩き。
お目付け役と女子との観光の両立は出来ない。
女子の声を聞きながらどこかに回るくらいなら、
いっそゲーセンなりネットカフェに入り浸った方がましだ。
やいのやいのやりあっていればぶつかりそうになり、今に至る。]
お互い名前にそれを示す文字もあるからなぁ。
ひへんにさんずいと。
あー、そっかパワースポットって手があったか。
[流石スマホというより、機転の良さを褒めるべきか。>>526
役に立たない携帯を閉じてポケットの中に滑り込ませ、
映し出された画面を頷き交じりに眺めていれば。
ちょん、とほんの掠めた程度の接触に目を丸くし、
刹那の間を挟んで顔を盛大に離されてしまった。
そんなに遠ざかるほど嫌かと眉間に縦皺をこれ見よがしに刻み。]
洞爺湖とか秋芳洞なんか行ったらそれこそ日が暮れる。
京都の方が神社も多いし、そっち行くか。
[言い淀む様に眼光を鋭い物へと変え、提案には頷く。>>528
交通費的な観点でも、ある意味修学旅行の時で良かったのかもしれない。行き先が決まれば早い内に移動するに限る。
足元を盗み見れば歩幅を揃え、くっついたままの右手を意識しないよう移動を始めた。*]
/*
>>557 リア充滅べ、という言葉はry
盛大に噎せて喉にクリティカルヒットがつらい。
秋芳洞を持って来てPLにダイレクトアタックをかます悪い魚です。
俺の鳩から打つ時、秋芳洞はお世話になっていたりする。
山口にあるんですねぇ(しみじみ)
/*
リア充滅べの呪いでくっついたままになったら、
むしろ滅ぶどころかいちゃいちゃ加速するだけであって
本末転倒にならないかというマジレス。
くっつきすぎれば確かに滅びるかもしれない、嫌な面が見えて。
というか本当に喉ェ。
[不機嫌さを露わにして気付かない程鈍い男ではない。>>567
だがどうしていいか分からないらしく、互いの間に沈黙が落ちる。
こんな風にくっつくのならば元からくっついているに等しい
あの双子でも良いだろうにと、部位は違えど同じ状況に
陥っているとは勿論知らず頭を過ぎることもない。
立ち止まりスマホを操作する大河に合わせてこちらも足を止め、
画面を見ないよう遠くの景色に視線を移す。
通行人からすれば、掴んでいる右手が構って欲しそうにと映っている気がして何だか居た堪れない。
どうやらメールが届いたらしい大河の独り言に耳をそばだて。]
[ちらちら横目で見ているとスマホを手渡された。>>568
にこやかな笑顔と無愛想な真顔。>>476
相貌だけでなく表情も対比しているとは何ともはや。
不意に、その写真を撮られた直後のことを思い出せば眉を下げて。]
……消す。消してやる。
[画面を大河に見せないように傾けてスマホを操作する。
転送ボタンを押し、画像を自分の携帯に転送した後
その送信メールを削除し。来たばかりのメールも削除しようと
すればその前に奪い取られてしまったか。
密かに震える携帯に届いた一通のメール。
後でこっそり、厳重にシークレットへ移そうかと思案した。]
/*
>さて京都…どこいこう。(ご機嫌)
ご機嫌って何だよご機嫌って[べしべし]
奈良公園で起こして貰った後の反応出来てない。ぐぎぃ。
盗撮願望あったりとか、右手首掴んで食べたりとか、
おみくじ丁寧に財布の中に取っておくとか、
(ここで別の何かを仕舞っていた想像をしたけれど、
財布の中だと摩耗して使い物にならないらしいっすね!!←)
布団に潜り込んだら手繰り寄せるとか、
女子のお誘い断ってまで二人でいるとかもー、もー……。
[じたじたもだもだごろごろ]
恥ずかしいので終わる前に灰に埋めるという無駄な所業。
[お互いにこやかでなかったとはいえ、
こうやって共に写真に収めて貰えたことに感謝すべきか。
口には出来ないであろう思いを飲み込み、
兄と睦まじく並んで観光しているだろう姿を想像しようとして
目に浮かんだのは、こそりと交わした秘密の言葉。]
[せめてもう少し言葉を足せば良かったと思った時には既に遅し。
掌に落としたふたつの欠片。それを見た彼女が笑い出し、
飴玉で慰めようなどという大阪のおばちゃん的行動は
お気に召さなかったかと内心動揺が走る。
突っ返されたらそれはそれで構わないつもりだったが、
余計な真似をしたという事実は付いて回る。]
拾っても飼えないけどな。
[だがそれも杞憂だったらしく、はにかむような表情に
安堵するよりも先に突かれた図星に小さく呻く。
どこでそれを知ったなどと言えば墓穴を掘りかねないと
言葉少なに空となったポケットに手を突っ込んだ。]
[分けて食べると言っていたがあの兄は甘味が好きなのかどうか。
好きでなかったにしても、妹から賜った物はそれこそ
ただの水でも富士の霊水やらより歓喜しそうだ。
あれだけべったりな兄妹でもこちらとはまた別の問題を
抱えているらしいと察したのは、別れ際の言葉で。
あんたも笑ったらより美人になるぞ、など。
口説き文句にも聞こえる文言を口にすれば兄に殺される上に
キャラでもない返答は残念ながら出来なかった。*]
/*
8か。8かー……。まあ悪くはない、な。
そして内にエピ入りしそうなのでいつものメモぺったり。
3052/3471/7320→4196/3306/6897。
まあ初日は回想あったから喉が減っただけだな。
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