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渦雷の騎竜師 シロウは、紅輝の騎竜師 ディーク を投票先に選びました。
― 八幡 甲板 ―
[雷撃の一撃が効いているのだろう、
男が思った以上、刃は気持ち良いくらいに
海老の腹に収まりその身を割いた。
>>144視界の端に主の姿を見止めるも、
脇腹の傷を抑えても尚翳らぬ動きを確認出来たならば、
男は目の前の海老に意識を集中させた。
子弟二人でかかれば、甲板の海老は見る間に沈黙してゆくか。
割かれてびちびちしている海老の頭を、
鳴丸が咥えてばりっと音を立てれば、
海老は身を残し丁度良い食料として甲板に並んでゆく。
どうやら頭(のおそらく中身)気に入ったらしい鳴丸は、
周囲に海老の死屍累々を築いていっていたが、
今一時見ないふりをしておいた。]
― 八幡 甲板 ―
[粗方片付いたかと、息をつく間もなく、
>>#2海の中から現れた二本の白長いそれに、
再び目を丸くするはめになる。]
ぬぉ!?
あれは…何かの触手か?何とまた強大な…。
[水面の奥には薄暗いように光る眼が二つ。
その大きさから、本体の大きさもうかがい知れる。]
あれも打ち取らぬ事には、
航路の無事は確保出来ますまい。
ここは某が参りましょう。
甲板の残りはお任せ致します。
[そう言い主に一度腰を折ると、
海老を齧っている龍の元へと足を向けた。]
/*
というか秘話って何だろう…
とは当初から思ってるんですが、何だろ?(
まぁいいかと思って使ってない奴だった。
あでも若に過去ロル飛ばすとかはアリだな
ろこあさんを刺しに行く(おい
なんか思いつくかな…
― 八幡 甲板 ―
[>>171鳴丸は視線を感じると、長い尾の先を揺らした。
美味しいよとでも言っている様子だが、
騎乗者がそこに居ない為通訳は成されなかった。
その騎乗者の方では最中に
船員が海老を集めて回る様子を見て、
先の鳴丸を思い出し苦笑が落ちる。]
捨てるには忍びない…というのは解かるが。
[この先海老だらけの食事情になるのかと想像すれば、
僅かに陰鬱な気になるのも仕様がなかった。]
御意。必ずや、首級を挙げて参りましょう。
[>>174主の願いに短く応え、足は龍の元へと向かうと、
最後のひと齧りをし、随分と満足げな鳴丸の鬣を、
軽く引っぱるように撫でた。]
鳴丸、ほれ。
もうそろそろいい加減に満足しただろう。
[呆れて言えばやたらと機嫌のよさそうな鳴丸が、
腹を甲板につけて、被膜の羽を大きく広げた。
こちらの言わんとしている事は、理解しているらしい。
察しの良さには、男もまた苦笑を落としてしまうが。]
さて―――往くぞ。化け物退治だ。
[男が目を細め海を見据え言うと、
鳥のような声で龍は鳴き、
甲板から長い胴は離れて空へと向かった**]
/*
私は40歳(挨拶)
寝起きですげぇ褒め刺されてるのが見えてざわざわする!
とりあえずログちらちら書いておこう。
― 上空 ―
[八幡甲板を鳴丸が蹴り、空へと飛び立つ。
男が上空から見下ろせば、
巨大烏賊の大よその全体像が見えてきた。
揺らめく海の中、二つの目玉のやや上部に、
薄く色が変わった個所が広がっている。
下部の水面がちらちらと色変わりするのは、
おそらく八つの足が蠢いているからだろう。
その強大さには眉潜めつつも]
だが大きいだけで
普通の烏賊と変わらぬというのならば……
[心の臓3つと低く呟く。男は烏賊には鰓心臓2つと、
その合間にも心臓が存在しているのを知っていた。]
[狙うは烏賊の頭のように見える白い腹部分、その中心。
そう胸中定め、片に無明を、片には小太刀と二刀を握り、
龍に烏賊の周囲をゆっくりと旋回させた。]
穿て鳴丸!
[キィともピィとも取れる、甲高い声で龍は鳴き、
烏賊目がけて雷撃を放つ。
上空への注意を引きつける為と放たれたそれは、
さほどの効果を上げはしなかったが、今は十分だった。
時間を稼ぐのは、周囲の船に影響及ばぬようする為。
>>190主の指示で船が僅かでも離れるのは見え、
より引き離す為に、船影の少ない方へと誘導する。]
っ!
[ゆっくりと場所を移らせる合間に、
巨大な触手が上空にまで襲い掛かってくる。
思ったよりも長くこちらにまで届いてきたそれを、
間一髪とかわしながら、ゆらりと空中を泳ぐように舞った。]
いいぞ鳴丸。
あの触腕には捕まるではないぞ。
[吸盤つきのそれに掴まれれば龍とてひとたまりもないと、
鳴丸も理解っているのか、水面から突き上げる
槍のようなそれを、長い身体をうねらせ避ける。]
[数町――数百メートル程度と離れた所で、
男と龍は船から烏賊を引き離すのを止め、上空にとどまった。]
この辺りであれば問題あるまい。
さぁ鳴丸、腹も一杯になっておろう
己が全力を以て雷撃を打ち込めい!
[鳴丸は男の声に応じるように、牙だらけの口を薄くあけ、
深く息を吸い周囲の雷気を吸い込んだ。
親和する精霊は何言わずとも、雷龍に力を貸し、
龍の周囲には閃光がパリィと音たて、渦を巻いて集った。
渦雷の騎竜師の所以はこの一撃にある。]
[が、雷気を集めるに集中している為、
騎龍の動きは疎かになる。
こちらに向かって来ようとする触手の二撃を退けようと、
男が匕首を持ち出した時、>>216八幡からの炎撃が入り
触手は防がれた。]
下がらぬか、若め。
[有難いと思うも同時に、あの強情な気質は仕様がないと、
呆れと苦笑の混ざった思いがちらと過る。
だがそれも一瞬。
代わりに遠く口端を上げると同時に、
龍は――――空から落下した。]
[放たれる弾丸の如く海面へと落ちると同時、
集まった雷気は最大に膨れ上がる。
頬の傷が疼き、自然口元には楽しげな笑みが。
男もまた戦人だった。]
――――吼えよ鳴丸!
[海面へ着水する、すれすれのところで、
男が命じると同時に鳴丸が放った雷撃の塊が海面を抉りとる。
その衝撃で落下から一転、着水を踏みとどまると
水中から現れた巨大な白いのっぺりと生濡れた、
薄艶く光る白が眼下に入った。]
[直ぐさま龍から飛び降り、男は烏賊の腹に飛び乗ると、
ぬめりとした足場を物ともせず駆け抜ける。
中心への到達までは僅かの間。]
破あッ!!
[気合一閃、二振りを同時に烏賊の腹の中央に突き立てると、
割くように刀を動かし、大罰字に切り裂いた。
やや大きく切り裂けば、割いた腹の中から、
薄く色づき蠢く器官がいくつか覗き見える。
その中央、やたらと赤黒い3つを見やると、]
鳴丸!
[男はそこに小太刀を突き立てながら、雷撃を放たせると、
自身は背後に飛びのき、海へと落ちた。]
―――――――――
[心臓に直接穿たれた雷撃は良く効いたのだろう、
ギャァとも形容し難い、叫び声のような物をあげながら
雷撃に悶える烏賊を見ながら男はふいに呟いた。]
……こういう化け物には名がついておったな。
[海坊主と言ったかと。
そんな事を考えている間、烏賊は動きを鈍らせながらも、
最後のあがきと10の触手を振り回す。
海中にいた自分は免れたが、
空中に居た鳴丸は、触手の一撃を喰らい甲高く鳴いた。]
鳴丸、離れよ!
[海を泳ぎ、自身も烏賊から離れながら、
龍を離れさせるもそれを追うように触手は伸びた。
それを防いだのもまた八幡や他船からの援護だった。
暫くの攻防の後、烏賊は完全に沈黙したのか、
その透明がかった身の色は、徐々に白濁し、
動きを止めその巨大な体を海面に横たわらせた。]
鳴丸!
[ある程度離れた所で龍は水面へと居り、
男をはその背に引き上げられた。
よく見れば羽ばたきがおかしく、
羽に一撃貰ったらしい事がうかがえる。]
負傷したか、相手が相手故やむおえまい。
…だがよくやった。
流石の龍よと、誇りに思うぞ。
さて早く帰還し、精霊師に見てもらおう。
[鬣をぽんぽんと、労わるように撫でると、
喜ぶようにひとなきした龍はゆっくりと八幡へ帰還する*]
/*
…烏賊の事とか調べてたり色々考えてたらだいぶおそくなttt
処理能力足りなくなったなぁ。
と落として一端離れねばばば。
― 少し前・上空 ―
[おそらく常よりは速度遅く、やや低空を飛ぶ中、
>>241陽光が視界に入ると男は薄く笑んだ。]
ディークか、そちらもご苦労だ。
否、八幡の援護や、お主の護りあってこそ。
[>>241男はまだ若い騎竜師の、掛け値のない賞賛には、
謙遜でもなく事実を告げゆるりと首を振る。]
手本になるには、共に無傷であれば良かったのだが…
この通りだ。某らもまだまだ。
[そう鳴丸を案じる声には、男は苦笑する。]
若が引かなかった事には肝を冷やしたが、
そのおかげで鳴丸も大事なく済んだのは幸いだったな。
すまぬ。
[>>242周囲の警戒を買って出るディークに短い礼を言うと、
鳴丸を気遣うように二龍は暫く並走し、
先んじて八幡へと降りると、精霊師を呼んだ。]
某は大事ない。
鳴丸の治療を頼む。
― 八幡 甲板 ―
[甲板へと降り立った男は、カナンへは目礼するに留め、
先ず負傷した鳴丸を第一にと取った。
鳴丸の治療を精霊師に託し終え龍社へと連れた後。]
引かぬは助かり申したが、
いささか肝を冷やしましたぞ。
[>>243男はそう仕える人へ言う。
助けられたのもあり、説教に入る心算は無かったが、
どちらにせよ、言葉は帰還すると申し出に降りた
ディークの登場により一時閉じられる。
島の話はそこではじめて耳に入れた。]
此方の分の護りも引き受けてもらい助かった。
蛟の艦長…ガートルードであったか、
其方にも礼を頼む。
[騎竜師の手を此方に回してくれたことに対して、
男はそうディークに言付けたが、
それが果たされる事は無かった。]
な… 紅輝の!?
[後を追い縁へとたどり着き、その瞬間を目撃した。
人が消えるという自体にもまた、男は目を丸くするに他なかった*]
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