情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[まずは爆発原因の調査。といっても何らかの爆薬が使われたことは分かりきっているので、どういう種類の爆発物をどれくらい使ったのか、どこに設置したのかなどを調べることになる。
もしかしたら、なにか工作員を突き止めるきっかけになるかもしれないと思って。
…調査を始める前に、使い物にならなくなったタービンに手を当てる。そして一言
――ごめんね。
と、小さな声でつぶやく。何に対して謝ったのかは、自分でも分からなかった。]
ローゼスとクロトフじゃ、一般的に使われてる雷管の点火方式が違うから…これが偽装工作じゃないなら…
それに、使われた爆薬の量は…えっと…
[トリニトロトルエン――現在使われている最も主要な爆薬の一つ。
だから爆薬としての性質は大体覚えている。炎上する機関室の光景を思い浮かべおおまかな熱量を推定、そこから熱量と質量比の公式に当てはめ、更にTNTの爆速、燃焼熱と齟齬がないか見直す。
――筆算すれば10分以上かかる計算を、21(3x10)秒ほどで割り出した。]
合計で約1kgほど、かな。多分小分けして発破させたんだと思うけど。いくつかに分割したなら艦を沈めないようしつつ、機関室を破壊することが出来る。
…でも、それだけの爆薬を普通に持ち込んだらバレないはずがない。
つまりは…そういうことなのかも、しれないね。
[――上級士官の中にも、工作員がいる可能性が高い。
ローレルは明言こそしなかったが、そう思っていた。
これで、工作員は下士官や兵卒で上級士官には安心して頼ってもいい、などとは言えなくなる。誰を信じればいいのか。誰を疑えばいいのか…。今はまだ、分からなかった。]
ま、まあまだそうと決まったわけじゃないし!
とりあえず注意は怠らないように…ってことで。
[そう、別に確たる証拠があるわけじゃない。…だから、あまり滅多なことを言うことじゃなかった。]
…とりあえず、調査はこれくらいでいいかな。
それじゃあ作業の説明するよー、はーいみんな集まってー!
[出来るだけ明るい声でそう伝える。こんな時だからこそ、暗くならないように努めようと思った。
それから適当な雑談を交えつつ、作業の説明やタービンの扱い方を簡単にレクチャーするのであった。]
…タービンはぐるぐるーっ!ってなってるから、ぎゅいーっ!スポーンッ!って感じで接続部分外して、そのままグッ!っとやれば取り外し完了…です!
[説明の振れ幅が激しかった]
[出来るだけ分かりやすく、を心がけて説明を始める]
まず今回の作戦の目的だけど、ここ左舷機関室にあるこのタービン一基を解体して、出てきた部品を比較的破損度合いの低い右舷タービンの破損部位と交換し早急な修復を試みます。
そこで三人にはタービンの解体をやってもらいます!
…と言ってもちゃんとした解体は出来ないだろうから、さっき言ったとおり、工具で手当たり次第適当にパーツを外して行くだけでオーケーです。
それで取り外したパーツは台車に乗せて、私のいる右舷に持ってきてください。
そして作業する上での注意点がみっつ。
ひとつめ。熱で変形していたり、取り外しが難しいと思える部分は無理して解体しなくていいから、出来るところから手を付けてね。
ふたつめ。長い作業になるから、休憩とか食事はしっかりね。…あ、移動するときは出来るだけ二人一組以上の方がいいかも。
みっつめ。私は基本的にずっと右舷機関室にいるから、ちょっとでも何かあったら聞きに来てね。もし居なくても、たぶん電気管制室とかボイラー室の様子を見に行ってるだけだから、すぐ戻ってくると思う。
[解体は工具さえ使えればなんとか出来るけど、組み立てるのは私じゃないと出来ないからね…。]
それで配置だけど…ええと、かーくんとりっちゃんは工具の扱いに慣れてるんだよね。そしたら二人はそのまま解体作業をお願い。
エーレンブルグ大尉は、解体した部品が溜まったら台車に乗せて私のところに運んできてください。それ以外は様子を見つつ作業を手伝ったり通路を警戒したり、臨機応変に行動してください。
以上、みんな…よろしくお願いします!
[そう言って頭を下げるのだった。]
/*
薄暮の海 魔改造編2
超弩級双胴装甲航空巡洋原子力戦艦 ヴィスマルク
兵装…
36cm電磁投射砲(レールガン)
60cm三連装砲
20.3cm五連装速射砲
20連装対空対潜ミサイル
艦載機用電磁カタパルト
核融合炉タービン・ボイラー
ローレル「双胴戦艦はロマンだよね!!!」
[>>356を受けて、そういえば、もしかしたらこの三人のうち誰かが工作員なのかもしれない。そして私も工作員と疑われてる可能性もあると考えて…]
それじゃあ、そっちの三人は交代交代で私と一緒に作業する…っていうのはどう?
例えば、右舷は私とりっちゃんくんが、左舷はカーくんとエーレンベルグ大尉が作業して、適当な時間で私とりっちゃんが一緒に左舷に部品を取りに行く。
そこでりっちゃんはかーくんと交代で左舷に残って、交代したかーくんは私と一緒に右舷へ…みたいな。
これだと、私は常に誰かと一緒に行動することになるよ。それともやっぱり、四人全員でまとまって行動した方がいい?
[思いつきだったのでうまく説明できなかったが、理解してくれただろうか。例えそれが疑惑から来るものであったとしても、自分の身を案じてくれたのは嬉しい。]
三名かあ…それだと組み立てと解体のスピードが合わない可能性があるし…一人の人が危なくならないかな…。
[配置をどうするか、ずっと悩んでいた。]
二人組だと、もし片方が殺されてしまったら間違いなく疑われるのは生きている方だから、そう簡単に凶行に及ばないとは思うんだけど…。
やっぱり、それくらいなら四人全員で解体作業やって、終わったら全員で組み立て、の方がいい?みんなの意見を聞きたいな。
[結局、多数決にすることにした。]
[カークの進言とリエヴルの進言を聞きつつ、うーん、とひとしきり悩み]
…両機械室はそれほど離れた場所にあるわけじゃないし、入り口から反対側が見えるよね。それなら私とりっちゃんが右舷、カーくんは左舷で作業。エーレンブルグ大尉は左舷の入り口近くで警戒。何かあった時、どちらにもすぐに駆けつけられるようにしておく…とかだと、どうかな?
[折衷案的なのを出してみる]
/*
…ふと思ったけど、女子は「ちょっとお手洗いに…」って言えば男はついてこれないから簡単に単独行動できていいよね。私は素村同然の落胤だから意味ないけど、シュテラは有用なんじゃないかな。
[リエヴルは修理優先でと言ったし、コンラートははたして賛同してくれただろうか。]
…よし、それじゃあ基本は今の案で行こう。
部品を運ぶ時とかシャワー浴びたいとか。あと…お手洗いに行きたいとかそういう時は近くにいる誰かと二人行動。出来るだけすぐ戻ってくること。
睡眠とか食事は…どうしよう。いっそこっちに寝袋と食料持ってきてここで寝食する?それとも全員で船室・食堂に戻る?
[開発室に寝袋を持ち込んで寝泊まりしたこともあったし、私としては前者でも構わないのだけど。]
/*
…あ、ローレルはりっちゃんと副長が連絡取れること知らないんだった。忘れてた。
まあいっかー適当に理由でっち上げよう。カマかけるでもよし、通信機見えてるでもよし。
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新