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いや、ないな…。
[オットー>>191とアルビン>>192どちらからも難色を示され肩を竦める。だが、アルビンはともかくオットーが置いておこうというのが少し珍しいなと思ったのは確かだが…。]
…ん?
[そんな些細な事かも知れない事を考えていた時に飛んできたアルビンからの質問>>193。]
そうだな…。
[今必要な話ではないと思いながらも、思考は遠い昔へ。三人での勝負をしたことも何度となくあっただろうが、そこまで勝敗には拘っていなかっただろう。オットーにもアルビンにも得意なものがあって羨ましく思った事もあったが。いや、それは今でも変わらないのだろう。**]
…俺はそんなに早く登れなかったからな。
[三人で登る事もあったが、どちらかというと先に登っていて、上から声をかけるとそれを見た二人が競い合って登ってくるといった思い出があった。]
…モーリッツ爺さんも早い所弔ってやらないと、な。
[俺たちが馬鹿をやっていた時、爺さんはいつも悪い事は叱ってくれた。表情と言葉から彼らは読み取ってくれるだろうか。]
そろそろ戻ろう。
[会話が止まれば、そう促す。ゲルトの処置も手打ちで証拠となりそうなものも見つからない以上、ここに長居は無用だ。]
[二人が戻る事に頷いたなら、談話室へ戻る通路を歩いているだろうか。]
…なあ、オットー。
その人狼ってやつについて…詳しく教えてくれないか?
[迷信だと信じ話半分にしか聞いてこなかった以上、いわゆる"人狼騒動"と呼ばれるものに大した知識は持ち合わせていなかった。対してオットーは爺さんからよく話を聞いていたはずだ、と身近で最も知識を持っているだろう友人に、そう尋ねた。]
なるほど、な……。
[オットーの説明>>248>>249>>250を黙って聞く、思った以上に人狼と言うのは厄介な存在らしい。ゲルトを恨む人物を、という言葉にも納得はいったが、やはりそんな相手など思い浮かばない。個人的な思いはあったり、どちらかというと怠け者ではあるが、憎めない。そういうヤツだったから。]
そうだな…きっとパメラは違うと思う。
[オットーの言葉に同意しつつ、薄く嘲るような笑みを浮かべる。仮にパメラが私怨で誰かを殺すなら…ゲルトより先に自分だろうと思っていたから。]
でも、それだけじゃないんだろう…?
[殆ど聞き流したモーリッツ爺さんの話…それでも幼心に"人狼に対抗できる存在がいる"ことだけは覚えていた。…これがもっと子供心に興味を引くヒーローの様な存在だったら真剣に話を聞いていたのかもなと一瞬苦笑、だがすぐ真剣な顔に戻ると先を促す問いをした。]
…悪ィな、時間かかった。
[談話室に入って…どれだけの人間がその場に居たかはわからないが。]
…処刑の準備、始めようか。いや
――処刑を待つ必要なんて、ないよな?
[ポケットから愛用の折り畳みナイフを取り出すと…そう宣言した。]
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よく考えたら
ジムゾン・シモン・ディーダ―組と
ヨアヒム・オットー・アルビン(・ゲルト)組と
…悪ガキ多くね?
そして次代を担うはペーター…。
[成程、このイカれた状況に飛び込んできただけの事はある。涙を堪えながらも思いを叫ぶリーザ>>346に心を打たれ…その髪を撫でてやれたらどれだけよかったか。
ニコラスの言葉>>349はこの場で最も正解に近い言葉だったかも知れない、だがそこまで言うからにはそのまま俺へ投票すればいいと…だから。]
そうだな…ならどうすればいいか……わかるよ、なァ!!
[だがもう俺は走り出してしまった、やるならばとことんやり遂げなければならない。リーザを引っ張るディーターの姿も、視界の端にシモンやジムゾンの姿も視えた。彼らを信じて――手にしたナイフをリーザに向けて振り抜く。]
ぐっ…!
[案の定か信じた通りか、攻撃は蹴り払われる。手は少し痺れを感じるが、まだナイフを取り落としはしない。]
その通りだな…
[ゲルトの死体を発見してから、談話室に集まった時…俺も含めて、"処刑"というものの重大さを理解している人間は果たしてどれだけいたのか…正直俺はまだ夢を見ているような感覚だった。そのまま仮に誰かを処刑しようと決めようとしても、決められなかった。昨日まで仲良く手を取り合って生きてきた仲間たちだ、これだけ小さな村なら殆ど家族に近い相手が多いんだ。俺一人ならまだいい、他にもこんな状態の人間が居たら…人狼なんてもの、見つかるはずがない。だから…]
殺されたくなければ、
[躊躇いもなく、全力でナイフを横薙ぎに振る。相手は例え腕が鈍っていたって俺より遥かに強い、そんな信頼を隠した一撃をディーター>>355へと。]
殺してみせろッ!!
[一人の方が怖いと言ったリーザ…それだけ信頼に足る強い絆を持っているという証。信じた物を信じ抜く覚悟を。
そして…多数決であっても、他の誰でもない、自分が、相手を殺すのだと。生き抜くために誰かに手を下さなければならない覚悟を。]
[伝えたかった。]
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そしてペーターがいい子過ぎて…
ヨアヒム心情としてはペーターやオットー、ニコラスなんかが人間として正しいんだと。けれどそれでは人狼には勝てないんだと。
きっとそんな感じ。
[この中に人狼というものが本当に居るのなら、信じた相手に裏切られる事も起こるかもしれない。けれど、先のリーザの姿を見たら…リーザは、例えシモンが狼だったとしても最後まで信じ抜くのだろう。心の底から信じた結果なら、その先に何があっても後悔はないんだろう。それこそ、独りになるよりは怖くないのだろう…と。]
[自らの振るったナイフから一瞬遅れて視えた紅と、こちらに向かって伸ばされる手をスローモーションの様に見ながら、そんなことを考えていた。]
(はは…ザマぁねえなあ…)
[痛みを訴え続ける頭で揺れる天井を見ながら、ぼんやりとそんな事を考えていた。あんな事をしでかした後だ、リーザは元よりペーターやパメラも近寄ってはこないだろう。合わせる顔なんてないのでそれでいいのだが。]
……信じたから、だろうな…。
腕のことは…悪かった…。
[そんな折に未だ上に乗ったままのディーター>>384からの問いかけに、小さくそう答える。尤も、気が触れたと判断されてもおかしくないため、また、衝撃でまだ感覚が完全ではないため、彼の耳に届かないほど小さな声だったかもしれない。万に一つ聞こえていたなら、心に留めて貰えたら嬉しいか、程度だった。それでもディーターを信じて居なければナイフなど振れなかっただろう。]
[オットー>>385が来たのと入れ違いに、ディーターが腕の痛みを訴えながら離れていく。先の剣幕を思い出して、また怒られるのかなと考えていたら、毛布を敷かれた。]
…この場に人狼とやらがいるなら…言葉で言っちゃあ意味、ないだろ…?
[その言葉も聞き取れたかは不明である。信じたいものを信じ抜く。言葉で言うのは簡単かも知れないが、それが人狼にも伝わってしまえば、彼らはごく自然に信頼されるべく溶け込んでいくのだろう、と。やり方は間違っていたかも知れない、誰にも理解されない可能性もあるが、リーザの言う通り、独りで死んでいくのは…誰も信じれず、誰にも信じられず、疑心暗鬼のまま死んでいくよりは、これでよかったのだと…思えた。]
[そうして…誰が投票したかなどはわからないが、多数決で自信が処刑されることになると決まっただろう。その頃にはもう自力で動けるようになっていた。]
…いいや、自分で歩けるさ。
[処刑のために連れて行くと言われれば、抵抗しないことをアピールして自ら着いていく。最初から狂乱などしていないのだから…そのことと、この後からはもうヨアヒムという存在が居ないということを、そして大切な仲間を穢した人狼という存在を打ち破ってくれることを信じて、願った。]
…それじゃあな、みんな。
[途中誰かに話しかけられることがあれば、いつも通りの反応を示しただろうか。そして、談話室を出る直前…最期にそう笑って、談話室を後にした。]
―処刑場―
[自らの最期となるその場に連れられてくると…丈夫そうな枝から降りた1本のロープと、木箱。]
…いくらなんでも、原始的や過ぎないか…?
[軽い様子で言う、これから死にゆくにはあまりにもふさわしくないだろう。用意したのが村長であれば仕方ないのか?と悪態をつきながらもそれは人間の命を奪うには十分なもので…。]
はは……いざ目の当たりにすると、死にたくねえもんだな…。
[もうオットーの焼いたパンを食って、腕を褒める事もできない。クララに本を返すこともできない。ジムゾンさんに悪態をつきながら仕事を手伝わされることもないし、シモンさんやディーターさんと酒を呑み交わす事もない。リーザやペーターが元気に走る姿もこれから成長していく姿も。
そんな事を考えながら、木箱に上がり、ロープを首にかけた。最期に遺言を聞くと言われたので。]
そうだな…アルビンに伝えてくれ。
……パメラを宜しくな。
[いつか言われた言葉を、そのまま。そうして足が宙に浮く感覚。
こんなことにならなければ、ニコラスさんに色々話を聞けたのだろうか。村を出て行ってから少し溝を感じたアルビンと昔の様な仲に戻れただろうか。ヴァルターさんに引け目を感じないようになれただろうか。そして、パメラの笑顔を…]
(それは、半年前から無理か――)
[そこで、ヨアヒムの意識は途絶えた。]
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元々メモに書いてあった縁故だけを(文字数的な問題もあったので)抜粋したメモの続き。勝手な想像も多分に含むので独り言で…。
ペーター/昔の自分たちを思い出させる少年。いずれ彼が大きくなったら買い出しのリーダーを引き継がせるつもりでいたとか。
ヴァルター/パメラ関連の事で(付き合ってる間は「私の手から離れるから早く結婚しろ」、別れた後も「おかげでいつになったら手を離れるのか」的な事を言われて)いろんな意味でやりにくい相手。村長の仕事もいくつか手伝わされてたかもしれない。
リーザ/決して親しく話す間柄ではないが、頻繁に会う少女。ペーターやカタリナと共に村の次代を担ってくれるだろうと、協力は惜しまないつもりでいた。
シモン/志願兵として出ていく前の記憶はうっすらとだが、ある。帰ってきた後も宿の手伝いに行った時などに、呑み交わしたことはあっただろう。
ディーター/関わる機会は多くはなかったが、身体の一部が不自由な事は知っていたため、買い出しに行く時などは直接訪ねて必要な物品を訊いていただろう。
クララ/大抵は図書館に手伝いに行った時に会う。年上なのだが何故かそう感じずオットーらと同じようなノリで会話してしまう。
ジムゾン/教会ってそんなに仕事があったかというくらい手伝いに行かされる。高齢の参拝者の送り迎えから雑草抜きまで。
モーリッツ/ボケる前はオットー・アルビンと共に頻繁に世話になった。第二の親のような存在。ボケてからは伝承を信じていないのも手伝ってやや疎遠になっていたが、生きているうちに親孝行の様なものはしたいと思っていた。
アルビン/幼馴染、村を出て行ったものの律儀に帰ってくる様子には色々な意味で感謝している。彼のパメラへの想いはいつからかうっすらと感じているため、昔の様な仲に完全に戻る事は難しいのだろうかと、考えている。
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