情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
あ、あと…初めまして。
私、騎竜師学科修練生のヴェルザンディっていうの。
貴方のお名前は?
[自己紹介とともに相談を持ち掛け、それを元に練習内容を見直すことにした。
以降、顔を見かければ挨拶したりしているうち、
実はファン一号の女の子のお兄さんで
あれが初めましてじゃなかった、というのに今更ながらに気付いたりもあった]
─ 中庭・特設ステージ ─
[そんなわけで、恩人とはいえるのだけれど
なるほど確かに変わり者、と納得できるその人は
人は悪くなく、妹想いでもあるようで。
今日も妹さんの付き添いなのだろう、賑やかな一団の中でもよく通る声援>>22に
相変わらず褒めてくれる視点が変わってるなぁ…
と遠い目したのも束の間、最後の曲を踊り切って。
これが自分のステージならアンコールに入るところだが、
この特設ステージを使うのは私だけじゃない、時間は厳守だ]
最後まで聴いてくれてありがとー!
この後も催しものはまだまだたくさんあるから
楽しい時間を過ごしてねーーーー!!
[そう言ってステージを下がろう、とした矢先
ぴぃぃぃぃぃぃ、と甲高い、幼い鳴き声が響き渡った>>#1]
え?
な、なに?
[何が起きたの、と問うよりも早く
ころん、ころん、ぽてぽてぽて、と
小さな、けれど確かな質量を持つ包みがいくつも落ちてくる。
空から大きなバケツをひっくり返したのかな、
そんな有り得ないことを思ったのは一種の現実逃避だろうか。
何秒、何十秒か呆けていたけれど、
耳に聞こえた声>>7に、即座手を伸ばしたのは傍らの桃色。
間違っても空から降る包みを食べちゃわないように
ぎゅっと抱きしめながら、ぱたぱたと倒れている人たちの中
立っている人たちの顔を見た**]
─ 回想 ─
[夜の鍛錬場で出会った人は、
ところどころに独特な感覚が挟まれはするものの
概ね分かりやすい説明をしてくれた。>>69
名前と共に学科も聞けたおかげで
ようやく彼が噂の人物だろうとも結びついて]
えぇっと…
[鍛えるのはいいのだけど、
筋肉と語り合う予定はあんまりないので
なんと答えたものか悩み曖昧に笑ったわけだが
そういえば、と続けられた言葉に
ちょっと笑みが引っ込んで]
あぁ、さっきはびっくりしたから
素が出ちゃっただけ。
普段はこんな感じでいる方が多いのよ、私。
[にっこりと浮かべた笑顔は舞台の上で見せると同じもの。
こちらの方は彼にも見覚えがあっただろうか**]
─ 中庭 ─
[そんなこんなを経て立つステージ上。
ラストナンバーも終え、あの日と同じアイドルスマイルを浮かべて
拍手と歓声を受け取っていたのだが
甲高い鳴き声の後に空から降り注いだ虹色に状況は一変してしまった]
『お、なんだ?大がかりな演出だな』
『最後に土産をくれるなんて
ハナコも気が利くようになったな』
[耳に届いた教師の声で反射的にぺスカは保護したけれど思わぬ光景に呆気にとられたままでいて。
けれど、どうやら降り注ぐ菓子がこちらの演出だと思われているらしいと察せれば
勘違いを正す必要がある、と慌てたのだが時はすでに遅かった。
ぱたぱた、と倒れていく人たち、その中には竜の姿もあれば、
自分をハナコと呼ぶ唯一の人──
父もまた倒れているのが見えて、血の気が引いた]
おとうちゃん!!
[慌てて駆け寄ろうとしたところで名を呼ばれ>>55
視線を向ければ同じように不安げな顔が見えたので]
アイリちゃん……
えっと、とりあえず落ち着いて。
変な倒れ方しちゃってる人とかいないか確認して
医療室に連絡……するでいい、のかしら。
[学ぶ立場としては同じでも、
年上として少しでも不安を和らげられるように対応を考えて。
それでも初めての事態だから自信なさげに周りを見渡せばすでに対処に動き始めた一団>>85が見えて
彼女たちは無事だったのね、と内心ほっと息をつきつつ
そこに続く形で倒れている人たちの救護活動に加わったのだが]
……んん?
[先ほどは精霊師学科の先生だったが
今度は馴染みのある騎竜師学科の先生の声>>76が耳に届いて。
足を止めて耳を傾けると、更なる追加情報が伝えられた。
ゲームをしよう、という言葉と
先生ができる範囲で希望を叶える、という言葉に
これ多分先生の独断ですよね…?と思ったのは胸の内のみに留めた。
とはいえ、この伝達によって不測の事態であった現状は
明確な目的ができたことで、少なからず先行きが見えたわけで]
…さすが先生。
人の動かし方を分かってらっしゃるわね。
[ただ回収を指示するだけよりも
ゲームという形にすることで強制力を感じさせない言い回し。
尚且つゲームという言葉の響きに、
不安の軽減を図られているように感じて
こういう動かし方もあるのね、と
ちょっと斜めな方向で納得と感心をしつつ
お菓子はわかるけど
魔法生物ってどんなのかしら、と首を傾げた*]
─ 中庭・ステージ付近 ─
[ともあれ、現状の指針ができたところで
少しは心の余裕もできてきた。
統率をもって救助活動にあたってくれている彼女たちに近づいて]
みんな、率先して動いてくれてありがとう。
先生から終了の連絡が入ったら
またここに戻ってきてくれると嬉しいな。
ひさしぶりに会えた人たちもいるし、
ゆっくりみんなとお話する時間が欲しいんだ。
[事態の収束の後、交流会をしたいと伝えたことで
ファンの士気はより上がってくれた…かな?]
[アイリに名を呼ばれて足を止め、
その表情に浮かぶ限りの対処を考え口にして。
年上として少しでも頼りになれれば、
そんな思いでいたのだけれど
アイリから心配いらないという言葉をもらったことで
彼女が私の気持ちを気遣ってくれてると分かって]
アイリちゃん…
ありがとう。
ちょっとだけ、私情を優先させてもらうわね。
[お礼を言って、彼女から離れ父の元へと向かっていった]
[そうこうしている間にも救援活動は円滑に動いているようだ。
先輩だろう、騎竜を連れて投げられた問いかけ>>122に視線を向ければ
意識のない人たちの運搬を引き受けているらしい。
アイリと話しているのを横目に見ながらも、
こちらは倒れている父親の側に向かって。
ただ眠っているだけらしい様子に胸を撫でおろしながら
よいしょ、と腕をとり肩にまわして父を背負いあげ]
すいませーん、
こっちも一人おねがいしまーす!
[運んでくれるという先輩にお願いした*]
─ 中庭・ステージ付近 ─
あ、慌てなくて大丈夫ですよ。
そんなに重くないですし。
[幼い頃から歌の活動をしてはいたが、公演が無い時には家業を手伝っていたから力はそこそこある方だ。
産後疲れて気絶してしまった牛を牛舎に運んだりとかに比べれば眠っている父を運ぶくらい可愛いもの。
なのでこちらに手を振って応じてくれる声>>151にも笑顔で返しつつ、安定感をもって──
いかんせん身長差があるので足は引き摺っちゃってるけれど──
父を連れて、クリフの元へと向かっていって。
彼の方もこちらに来てくれたことで、途中で合流と相成った>>157]
すいません、お願いします。
[自力で運ぶことはできるが、
駆け寄ってくれた相手に遠慮するのも失礼な話。
クリフが運びやすいように、肩から腕を下ろし
父の体をクリフに任せたのだが
ステージで歌っていたという言葉の後で呼ばれた名前に、
笑顔が一瞬固まった後、す、と表情を改め極上の笑顔を浮かべ]
初めまして、私修練生の
ヴェルザンディ・ハンナ・リンドグレンです。
どうぞ覚えおきくださいませ、先輩。
[自己紹介したその場の空気が、
2,3度下がった気がしたのは
きっと気のせい**]
─ 中庭・特設ステージ付近 ─
あ…いえ、こちらこそ
大人げなくてすみません。
[反射的に体感温度を下げてしまったものの、
>>164先輩がへにゃっと眉を下げたのを見て謝り返す。
多分に先輩は父の掛け声で知っただけだろうし
巻き込まれ事故にあったようなものだ。
我ながらいい加減流せるようになりたいが、
ハナコと呼ばれるのが嫌なのは根深く単純な理由がある。
父にとって自分が育てる生き物は全部ハナコとタロウなのだ。
私だけじゃなくぺスカもハナコだし、
四人いる兄は全員タロウなのだ。
父曰く健康で毛艶良く育つ良い名前、だし
うちで育ててる動物たちは私も大好きだけれど
それと十把一絡げにされるのは流石に複雑極まりない]
[それ故に大人げない対応をしてしまったわけだが心が広い先輩で助かった。
>>165自己紹介とともに、先ほどのステージのことも褒めてくれて
綺麗な声だと言ってくれたことにも笑みが和らぎ]
ありがとうございます。
こういった披露の場は久しぶりだったけれど
喜んでもらえたみたいで良かったです。
と…すいません。
父のこと、よろしくお願いします。
[そう言って微笑みながら、ちら、と視線を向けたのは
うんうんと頷いてる人の姿>>218が視界に入ったから。
あれはまたなんか違う感心の仕方をしてそうだと思ってしまうのは
ここまでの積み重ねと言っていいのかどうか。
それはともかく、父をクリフとノアに託すともう一度頭を下げて
バルタザールやアイリたちと同じく他に倒れている人たちを運ぶのを手伝った*]
[アイリやバルタザール、クリフたちのおかげで
ステージを観ていた人たちは無事救援の手が届いた様子。
みんなそれぞれに移動していったらしく
ステージ付近に残っているのはどうやら私だけみたいだった]
さて、と。
それじゃ、私らも移動しよっか。
[きゅきゅう、と鳴きながら傍らを飛ぶ桃色に呼びかけるも
なんだか気もそぞろな様子に、あれ?と首を傾げ]
どしたの、ぺスカ?
[何見てるの?と視線の先を追いかけたら、
ぽよんぽよんと飛び跳ねる綿菓子の姿がそこにあり。
あ、捕まえなきゃいけないやつ、と思ったのと
ぺスカが飛びつこうとしたのに気付いたのは同時。
あわせて、まずい、と思ったのは
ぺスカがあの跳ねる綿菓子を
捕らえるためじゃなく、食べるためにとびかかろうとしてたから]
良かった間に合ったーーーー!!!!
[慌てて駆け出したおかげか、
ぺスカが食べるより綿菓子の捕獲に先んじられて。
ボール状のふわふわした感覚をぎゅうっとしながら盛大に安堵の息を吐いてへなへなと座り込んだ。
そんなこちらの安心など知らず、ぺスカはどーして独り占めするのー?と不満げにきゅうきゅう鳴くので]
あのね、この光ってるお菓子は食べちゃだめなの。
おとうちゃんたち見たでしょ?
あんな感じに眠っちゃったり酔っぱらっちゃったりするんだよ。
[いやでしょ?と嘴に指をあてると、きゅう、と納得したお返事が返ってきて。
その様子にいい子、と頭を撫でた後]
このお菓子は食べちゃだめだけど、
集めてほしいって先生から言われてるの。
終わったら食べられるお菓子をあげるから
ぺスカも手伝ってね?
[そういってお願いしている私の腕の中。
さっきまでぴょこぴょこ飛び跳ねていた綿菓子は、なぜか大人しくなっていた**]
─ 中庭・ステージ付近 ─
[ぺスカも納得してくれたことで
虹色に光るお菓子を口にしちゃう不安はなくなった。
父も含めてステージを観ていた人たちも救護の手に任せられたし
完全にとはいえないけれど気持ちも落ち着けたわけで
となると次に考えるのは腕の中の綿菓子の処遇。
イベント終了の連絡が入るまで持ち歩いてもいいのだが
ずっと大人しくしてくれてる保証はないし
ポケットやポーチに入る大きさじゃないから正直邪魔だし]
先生たちの言ってたことも考えると
本部までもっていった方がいいな、これ。
[自分のほかには周囲にぺスカしかいないため、
作っていない声と口調で思考を表に落とした後]
それじゃぺスカ、こっから移動しょうなー。
あ、途中でこの色に光ってるお菓子とか動物?とか
見つけたら捕まえなきゃだから教えてね。
[傍らの桃色に声をかけて、
学園祭開催本部へと進む道すがら]
…にしても、誰がこんなことしたんやろねぇ。
早く片つけてもらわんと
私らの後の人たちのステージ、できなくなっちゃう。
[こんな騒ぎが起きてしまったから、
ステージどころか他の催しや出店も休止中だろう。
ようやくの発表の場を潰されてしまうのは嫌だから
私たちもできる限りのことをしようと桃色に微笑みかけた]
あ、
[桃色の後ろを飛んでいったのは、虹色に輝くモモンガだった。
捕らえようにも私の手は綿菓子で埋まってるし、
ぺスカだって流石に視界の外の相手に反応できるわけもない。
大きく腕を広げて、
ひゅーん、と横切り遠ざかっていく虹色を見送るしかなく]
……あれが魔法生物かぁ…
[今更ながらの確認を声に出すだけになってしまった]
……そういえば
お菓子のことは精霊力過剰な危険物って言ってたけど、
魔法生物の方がどうなんやろね?
[今のモモンガもそうだが、
逃げてくばかりで特に危害を加えられる気配はない。
誰が、もそうだけど
何がしたくてこんなことしたんやろ、と思いながら
ぺスカと腕の中の綿菓子とともに
学園祭開催本部へと向かっていった]
[普段よりも急いではいるものの、
ぺスカもいるから走ることはなく。
てくてく歩いていたら、
なんだかぽすん、と腕の中に不思議な手ごたえが入った。
ん?と首を傾げて視線を下げると
綿菓子になんでかスティックキャンディが突き刺さっていた]
……え…
刺さってるけど、大丈夫?
[何が起きたか理解が追い付かず、
頭に浮かんだままに綿菓子に問いかけた疑問は
綿菓子のもふん、という動きが返事のようで。
言葉はわからないけど、たぶん大丈夫、みたいではあるが
刺さったままなのはちょっと見た目にあれだったので]
そのままだと落ちちゃいそうだから
こっちにいてね。
[刺さったままだったスティックキャンディを手にとって
綿菓子と一緒に抱えなおした。
キャンディも大人しくしてくれてるので
そのまま進む足は止めず、
学園祭開催本部にたどり着いたわけだが]
えぇと、誰にあずかってもらえばいいのかな。
[このお菓子はどこに持っていけばいいのかな、と周囲を見回した*]
─ 中庭→本部 ─
[手の中の二つのお菓子を預けるためにと
本部に向かう道すがらか、本部にたどり着いたところか。
誰かいないかと探した視線が捉えるよりも先に名を呼ばれて>>313。
視線を向ければ、虹色を掴んだままに手を振ってる姿があった]
リーゼロッテちゃん。
順調みたいね、おつかれさま。
[彼女だけじゃなく、籠の中の卵にも手を振りつつ
お菓子の捕獲に成功してるとぱっと見で分かる様子に労いの言葉をかけた*]
─ 中庭→本部 ─
私も順調っていうか、なりゆきでだから。
お互い運がよかったみたいね。
[綿菓子はともかくキャンディの方は
自分から捕まりにきたようなものだから
リーゼロッテ>>326に苦笑を返しつつ
お疲れ様を向けられたぺスカは
嬉し気にきゅうきゅう鳴いてありがとうとお返事。
そんな話をしながら歩みは止めぬまま]
うん、大人しくしてくれてるから
このままでも良いかなーとは思うんだけど
いつまでもじっとしてくれてるとも限らないし、
手がふさがっちゃったままだと
対処が遅れることも多いから、
預けちゃった方が安全かなって。
[リーゼロッテは知らぬことだが、
手がふさがってなければ
さっきのモモンガだって手を伸ばせたはず。
捕り物目的なのだから手は空いてる方がいいだろう。
そんな話をしている間にも本部に着いて──
>>312はじかれたように繁みから生物が飛び出してきたところを
目撃することになったのだった*]
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