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天の子 マレンマは、天軍指揮官 ナネッテ を能力(響鳴)の対象に選びました。
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皆が黙っているなう。
そして落ち着かないなう。
なんか書くログあったかな。どうかな。
もそっと潜ろう。
というかメモ張るか。
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配下を死人呼ばわりされてお怒りになるアデル様は、
やっぱり可愛いなあと思うわけです。
全体的に、あの天使様可愛いです。
そっと傍で見守っていたい。
影の裡の光、光の影。
シュネーグレックヒェン、シュネーヴァイス。
[遠い木霊のように、響きがひとつ落ちる。
来る、と何かが囁いた。]
― 天使の翼教会 ―
[箱舟の側で祝福を与える役目に没頭していた天の子は、不意に作業を止めて歩き出した。
なにごとかと向けられる人々の視線をすり抜けて教会に戻る。
向かう先、黒衣まとうひとを見つけて、微笑んだ。]
影の───
[言葉を途中で止めたのは、かの御方が翼を露わにしていなかったがため。
小首を傾げてから、幼子の前に屈むひとの前へ進み出る。]
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よくいらっしゃいました、じゃ立場的に変だな。
ようこそおいでくださいました、くらいか。
でも、あんまりへりくだると、周りの人が変に思うし、
とか気を回したんだけれども、天使とみるや常に最上級敬語でもよかったかもしれない。
天の子 マレンマが「時間を進める」を選択しました
身に余る呼び名をいただいておりますが、
善き人々を導く使命を天よりいただきました。
あちらは、みなさんを天の門にお連れするための船です。
[指し示した建造物は、建材のひとつひとつが丁寧に聖別されている。
今やそれ自体が、ごく微かな聖性を帯びているだろう。
きっとそれを見に来たのだろう、と思っていたが、相手の言葉運びにゆるく目を瞠る。]
私に、会いに来てくださったのですか?
それは、とても、嬉しいことです。
[頬を上気させる様子は、成長する前そのままに]
ご期待に沿えているのなら良いのですが。
[ふわりと視線を空へ向け、切ないような焦れるような表情を垣間見せた。]**
お久しぶりです。
主の御心によって、お役目を果たせる姿をいただきました。
[大きくなったという言葉に、微笑みと少しの誇らしさを返す。
すっかりと大人びているが、はにかむような笑顔には面影もあった。]
あなたも、一緒に来てくれるのでしょう?
お待ちしていました。
[ただのひとかけらも疑っていないという顔で、右手を差し出す。*]
[伸ばした手が取られることはなく、代わりにメダリオンが置かれた。
載せられたささやかな重みを、不思議そうな顔で見る。]
… どうして?
[疑問の言葉は、行けないと言ったコンラートに向けられる。]
どうして自分から、諦めるんです?
[心底分からないと告げる瞳は、彼我の断絶に気づかない。]
主は、どんな罪びとをもお赦しになります。
ラド兄が、天使さまに罰せられず、ここに来たのは、
主がそう望まれたからでしょう?
どうして自分から、手を離すようなことをするのですか?
[所在なく手を伸ばしたまま、髪を撫でる指を受け入れる。
ずっと高く見上げていた目線が、今は近いことに少し戸惑いながら。]
私も───忘れません。
いつまででもお待ちしています。
大将さんも一緒に、きっとまた来てください。
天の門に至る席は、まだ空いています。
私が必ず、主の御許にお連れしますから。
[必ず、と約束する声は、救世主としての自負と共に、微かに縋るいろを帯びていた。
また来てね、と見送った過日の言葉と、近いようで遠い。]*
[別れの言葉を告げる"兄"を、微かな痛み帯びた目で見送る。
その兄が、駆け寄る子供を抱き上げるのを見た時、表情が抜け落ちた。
いつも、兄が門を出るまでずっと見送っていた。
その視線を断ち切って、背を向ける。]
[影の御使いに一礼し、箱舟の方へ立ち去ろうとしたところで、シスター・フリーデルのもの言いたげな瞳に行き会った。]
これを。処分しておいてください。
私にはもう必要ないものです。
[ずっと握ったままだったメダリオンをシスターの手に押し付け、なにも言わせないままに足早に離れていった。*]
[待つ、というほどのことはなかった。
天の高みより、眩く限りなく清らかな光が降り来る。
雲間より注ぐ聖なる徴は、教会と箱舟を周囲から切り取って、
神聖なる空間へと書き換えた。]
大天使…ナネッテさま───
[ざわめき空を見上げる人々の中心、
マレンマは至福の笑みで、尊き名を唇に乗せた。]
[天の光を浴びて、天の子は両手を高く高く差し伸べる。
光を求めて伸ばされた手は、そのまま祈りの形となり、
地に跪いて、あたたかなひかりを呼び求める祈りを口にした。
信仰深き人々はそれに倣い、首を深く垂れて祈りを唱える。
それほどでもない者達も、翼舞う荘厳なる景色に目を奪われていた。
人々の意識が向かわぬ地の面から、
清らかにして力強い意思が届く。
息を吞み、吐いて、声のある方へと顔を向けた。]
あ───……
[声にならない息が零れる。
胸を満たす歓びが、喉を押し開いて溢れる。
幾度か、口を開き、閉じた後、
殆ど泣き出しそうな顔で笑った。]
[歩み寄る、そのひとが通っただけで、世界に清浄の気が満たされるようだった。
眩い天の階の上に"光り輝く者"を、人々の間に"影の裡の光"を控えさせた偉大なる天軍の長は、慈悲深くも神威を隠した姿でありながら、己の目には直視も叶わない光として映る。]
あなたの、御期待に違わずいられたことを、嬉しく思います。
[震える声で応え、伸ばされた手に身を寄せる。]
[指先ひとつ、触れられれば全身が浮き立った。
唇が額に触れれば、魂が燃えた。
激しく、熱い光が内側に注がれる。
体を構成する粒子のひとつひとつが潅がれる心地がする。]
私、 は、
私の身を通して、
あなたの祝福が、湧き出でるのを、──感じます。
[吐息が零れた。]
あなたは私の師、
私の父にして母。
───ああ。ようやく、今、
あなたの一端に繋がったのを感じます。
主を、 …あなたを信じ、お慕いし、
私の全てを捧げます。
[改めて、誓いと信仰告白を為して、頬に添えられた光の指先にそっと己の指先を触れさせんとした。*]
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