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バトルのログを書き始める前に、長巻術の演武を眺めてた。
やっぱりぐるっと回すとかっこいいねぇ。
でも実戦では、動きの少なくて速い払いとか突きとかの方が強いんだろうなぁ。
やっぱり重い分威力があって、その辺の農民兵に持たせても腕とかぽんぽん切れたってね。
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そういやさあ。
技の名前とか適当言って適当にルビ振ってるんだけどさあ。
中華系だったらチャイ語で読み仮名振った方がかっこよかったんじゃないの?
ということに気が付いて、あ、ってなったのがこちらです。
[後ろに飛び下がって避けるだろう、あるいは槍で受け流すか押さえこみに来るだろう、という予想は覆された。
こちらの刃を受けたうえで、虚を衝きにくる。
相手の選択に、血が赫と熱くなる。
一撃を許してでも、相手を獲ろうとする。
そこに、武の心を見た。
煌き曳いて突き下ろされる穂先。
さながら、流星の落ちかかる如く。]
[滾り賦活する身体とは別に、頭の芯は冷静に彼我を見定めていた。数倍にも引き延ばされたように感じる時間の中、刃の行く先を幻視する。
型を変えて柄で槍先を払う。
それは、悪手だ。
長柄刀の動きを力で変える分、無駄が出る。
かつ、相手の得物の方が軽く、二撃目も相手が先を取る。
このまま型通り打ちおろす。
おそらく届く。だが、先に相手を突き放すには至るまい。
槍の銀はこちらの肉に深く食らいつき、裂くだろう。
ならば如何にする、と。
思考の問いに本能が解を出す。]
貴方を抜いて──
[両手を、柄から離した。
振り上げられた勢いのまま、長柄刀は軌跡の続きを描いて後方に飛ぶ。]
──その先へ、征く!
[銀の閃光が身を抉るより先に、さらに体を低くした。
ほとんど倒れこむような体勢で、相手にぶつかっていく。
漆黒の柄が背を叩き、一瞬視界が赤く染まるような衝撃によろめいたが、構わず身体を投げ出した。
身体の前には、帯より引き抜いた匕首がある。
今は鞘に納めたまま、相手の鳩尾を指して構えられていた。]*
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あはははははは、って笑いたくなる。
あーー、ほんと、たのしい。
ちょっともう、初日でカークと斬り合いとか最高かよ。
いいよね。かっこいい。超楽しい。
喰らいつつ斬りつけてくるとか、ほんともう大好き。
どうしてくれようかって本気で考えるよね。
あーー。ラ神まじ感謝だわ。
[刃を伴わない刺突を通した相手の身体が揺らぐ。
後ろへ崩れる相手を追うように、自分もまた勢いを支えきれずに倒れ込んだ。]
……失礼。
[辛うじて地面に手を付いて衝突は避けたものの、半ば覆いかぶさる形となる。
小さく謝罪を口にしてから、あちらこちら軋む身体を起こした。
後先考えない全力だった。
だが、後悔はしていない。
これほど力を出し切らねば抜けない相手に、……それだけの力を引き出してくれた対手に、感謝の念もある。]
貴方は私の記憶の中で、
最も手強く、最も心躍る敵手でした。
[相手を引き起こすべく手を差し出しながら、口を付いたのは素直な感想。
こちらも口元には、やりきった清々しさだけがある。]
機会があれば、またお相手願いたい。
[感謝と賞賛をそんな言葉で言い表し、
場を他へと譲るべく、身を引いた。]**
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ほんとねー。もうねー。
ありがとう、ありがとうってなるよねー。
いやあ、もう。ひたすら延々と続けたいところではあるけれども、これ以上続けたらお互い満身創痍になるよね。絶対。
まだ初日………!ってなる。でも満身創痍。
はあああぁぁぁ。満足したからもうお墓行っても良い。茶ー飲んで、みんなの健闘を見守りたい。
(お墓はありません)(ナンダッテー!)
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あああー。だめだ。楽しすぎて読み返すたびに顔が腑抜けるぞ。
やああ、役得役得。
そして公子様好きすぎる。ありがてえ。
まさかこんな展開になるとはだれが想像しただろうか。
役得役得。
[自分の役目は果たしたと、
──満足するだけのものは得たと脇に引いた己の元に、公子が近づいて来る。
愛刀の切っ先を肩に乗せられ、ごく自然と片膝をついた。
意味の分からぬ愚鈍ではない。
だが、驚愕は表情に乗る。]
─── はっ。
御身が刃を必要とされる限り、
我が身は殿下の最も鋭い刃でありましょう。
[一方的な命を、諾として受ける。
宣誓は、裏を返せば刃をただの飾りとするならば去るとの宣。
あるいは、己が満足するだけのものを与え続けてほしいという願い。
だが、さほど心配はしていなかった。
この奔放な公子は、安寧の中に身を腐らせることはするまい。
長柄刀を押し戴きながら、主を得た猟犬の笑みが浮かぶ。]*
[たった今、己を近衛に任じた公子が守人との交渉に臨むのを、もはやこれ以上の荒事はあるまいと見送ってあっさり背を向ける。近衛だからと言って、常に側に控えるような殊勝さは持ち合わせていない。
主が破天荒ならば、従も型破りだと、人は案外に似合いと言うかもしれない。
この場にいない世間の評判とやらはともかく。
弩を預けた人物の前へと歩み寄った。]
助かった。
[霧の魔物を倒すのに助力を得た時と、まったく同じ調子、同じ抑揚で礼を述べ、弩を引き取るべく手を差し出す。]*
[ろくろく見もせずに弩を押し付けた相手だったから、ジト目も文句も当然として、甘んじて受ける。
とはいえそれで反省することもなかったが。]
ああ。トールだ。
……楽しい、 か?
[弩を腰へ戻す合間に問われ、虚を衝かれた態でユーリエをまじまじと見た。]
…守人との戦いは、 "楽しかった" 。
戦うのは……──
……日々食事をするのと変わらない。
[本能レベルで戦いを求める男は、そんな風に言い表した。]
……戦うのは、嫌いか?
[なぜそんなことを聞かれたのだろうと、疑問から出た推察を、そのまま問いの形で聞いてみる。]
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思わず前にツッコミ入れたけど、ユーリエも実に良い性格をしてるなあと眺めているわけですよ。(めっちゃ褒めてる)
控えめに言って大好き。
というか、構ってくれてありがとう。
なんかこう、相容れない二人が出会っちゃった感。いいよね。
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ローランドもコンスタンツェも見ているだけで楽しいので、ぜひお近づきになりたいです。(願望)
願望だけじゃなくて実行するべきだな。頑張れ俺。
あ!あ!あと、シュテルンをなでなでしたいです!
やばい。このキャラ絶対そういうことしない惜しい!!
せねばならないことなら、楽しむのは損じゃない。
…あ、いや。
[楽しむのがよくわからないと言われて、持論を述べる。
だが、何か違うなと思い直して、自分の髪をくしゃりと掴んだ。]
俺にとっては自然なことだ。
戦うのは、生きるに等しい。
子兎が跳ねまわるのも、同じことだろう?
[おまえが、のニュアンスで子兎を発声して、同意を求めた。]
[やっぱり、というかなんというか目の前で叫ばれて耳キーンする。
ここで耳を塞げば音量がさらに上がることは間違いなしなので、我慢だ。
22歳なのか、という認識だけが頭に残った。
言うだけ言って肩を上下させているユーリエになんと声を掛けたものか悩んでいる間に、公子からの伝令がやってくる。
共に内部へ征くものにユーリエが選ばれたと知って、口の端が上がった。]
頼りにしている。
さっきの炎は良かった。
[おざなりな言葉へ、短い言葉ながらも信を置くと返す。]
ユーリエ、な。
[笑いを噛み殺しながら頷いて、ひらと手を振る。
そろそろ祠へ赴く算段も付いただろう、と心は既に次の戦いへ向いていた。
剣技以外のことは無頓着かつ無神経な男である。
失礼なやつ、でだいたい合ってる。]*
[祠の前に戻る道すがら、公子が選んだ人物について耳目を働かせる。
子兎もといユーリエがその一人だとは、先ほど見た。
もう一人は精霊使いらしい。
濃い霧の中でもなお暗い闇を呼び出していたのが、そうか。
頭ばかりの精霊使いたちとは違って、杖での肉弾戦もこなしたと聞いた。
護らねばならない相手でないのは結構。
最後に、調香師も選ばれたと知る。
戦闘能力はこの目で確認した通り。
薬の知識も相当なものだと、手当を受けたというものから聞く。
悪くない。
このメンバーなら、自分は前だけ見て刃を振るえるだろう。]
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