人狼物語−薔薇の下国


469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


銀月牙 アイリ、メモを貼った。

2017/01/29(Sun) 10:39:32

銀月牙 アイリ

― セミヨン川南岸 ―

[対岸に落ちた焔が齎した混乱。
それに対し、娘が何か行動を起こす事はない。
それは命じられていないし、何より興味がない。

亜麻色が向かうのは、敵と見なすもの──すなわち、『刈り取る』対象のみ]

 ……獲るぞ、アヴァーンガルデ。

[短く呟き、大鎌を横に構えて走り出す。
近づく騎兵の横を駆け抜けつつ、馬の脚を斬り払う。
鎧をまとった相手を効率よく獲るなら、この方が早いから。
ただ、唯一の欠点は]

(10) 2017/01/29(Sun) 12:12:23

銀月牙 アイリ

 ……張り合いがない。

[強者と対した直後故に、感じてしまうのは物足りなさ]

 そんな、簡単に刈られるような力で……。

[言いつつ、亜麻色を細める。
視線の先には一人で当たるな、という指示に従い連携して仕掛けてくる敵兵の姿。
先に斬り込んできた剣を横っ跳びに掻い潜る、その着地を狙ったように横合いから斬り込んでくるのに、赤紅を翻して正対し]

 あたしの前に出てくるな!

[叫びつつ、大上段に振りかぶった大鎌を振り下ろす。
持ち手の位置はやや下。
一見すると大振りと見える刃は敵兵の肩の後ろへと落ちる]

(11) 2017/01/29(Sun) 12:12:29

銀月牙 アイリ

[が、と手に伝わるのは鋭い切っ先が鎧の継ぎ目か何かの装具かを引っ掛ける感触。
それを感じると、勢いよく大鎌を横に振った。
引っ掛けられた敵兵はその勢いのまま横に飛ばされ、己が同胞に叩きつけられる。

そちらには目もくれる事無く、赤紅を翻して一回転。
背面を取らんとして来た相手に向けて銀月を振り下ろす]

 ……ちっ。

[戦場に立っている、それだけでも血は騒ぐ。
けれど、心の漣が鎮まらない。
原因は、先に聞いた声だ。
あれは何とかしないとならない──そう、思うのに。
そう考えるとどこかが軋むような心地がして、それが更に苛立ちを掻きたてる]

(12) 2017/01/29(Sun) 12:12:40

銀月牙 アイリ

― 回想/7年前 ―

[隠れ住んでいた村を離れてから9年間、生活を共にした一族を離れる、と決めたのは7年前。
母が亡くなり、一人きりになった時だった]

 ……うん。
 でも、決めた事だし、それに。

[ようやく15歳になったばかりの少女の一人旅に懸念を示す声も多かった。
けれど]

 ただ、護られているだけなのは嫌なんだ。

[この一言でそれらを全て跳ねのけた。

離れるのは、護るためでもある、と。
いつかの別れに告げられた言葉>>0:134は、その意の全てが伝えられなかった事もあり──否、伝えられていても変わらなかったやもしれないが、ともかく。
隠れ住んでいた頃にも重ねられていた、『それがお前のためだから』という言葉とも相まって、ただ庇護される事を拒む一因となっていたから]

(13) 2017/01/29(Sun) 12:12:49

銀月牙 アイリ

[己が出自や、亡き父の事は知らない。
けれど、『それ』の存在には気づいていた。

──大鎌アヴァーンガルデ。

一人でも生きて行けるだけの、自分の身を守れるだけの力が欲しい、との願いに応じるように現れた銀月の牙。

一人旅に出て、最初に辿ったのはその来歴。
ただ、それは容易い道ではなく。
かつて魔族の戦士が振るっていた、という事実に辿りつき、自身も魔の者と見なされ追われた。

他者の──人の害意に晒されたのは、その時が最初。
その場をどうにか切り抜け、これからどうするか、思い悩んでいた時。
目の前に舞い降りたのは──]

(14) 2017/01/29(Sun) 12:12:58

銀月牙 アイリ

― セミヨン川南岸 ―

 ……ん。

[ふ、と亜麻色が上へ向く。
上空に、闇色の翼>>0:233が見えた気がした]

 いらっしゃるのか?

[小さく呟く。
なら、ちゃんと良いものを獲らないといけないな、と。
思考は単純な方向へと向かうが]

 ……取りあえずは。
 こいつらを刈り取るのが先だな。

[何よりも今は、晴れぬ苛立ちをどうにかしたい。
それが数を獲る事に繋がるならそれはそれでよし、と。

対する方にとっては迷惑な思考の下、銀月の牙をゆっくりと構え直した。*]

(15) 2017/01/29(Sun) 12:13:06

銀月牙 アイリ、メモを貼った。

2017/01/29(Sun) 12:17:24

銀月牙 アイリ

― セミヨン川南岸 ―

[その音>>30が響いたのは、幾度目かもわからなくなった刈り取りの直後]

 ……引き鐘……か。

[基本的には、己が主の命以外に従う道理はない。
だが、戦場全体に向けられたものであれば、完全な無視はできなかった]

 ……運び手とは、だいぶ、離れたな。

[数は獲ったが、運ぶ手がない。
どうするか、と見回した所に目に入ったのは、前線に突出していた亜人の部隊]

(51) 2017/01/29(Sun) 20:57:31

銀月牙 アイリ

 ……お前たち、手を貸せ。

[呼びかけに、戦場の気に酔うその一団は拒絶を示すが]

 ……『荷運び』をして無事に陣に戻るのと、この場であたしに刈られるのと。
 どちらがいい?

[先頭にいた者を鎌の柄で殴りつけた上で、改めて問う。
選択肢というには余りにも極端なそれは、血の酔いすら醒ましたようで。
いそいそと『荷運び』に勤しむ一団を一瞥した後、空を見上げた]

(52) 2017/01/29(Sun) 20:57:35

銀月牙 アイリ

 ……あの、黒いの。
 なんとしても、獲る。

 いや、その前に、あの声をどうにかしないとだな。

[どうにかしないと、と思う相手を、己が主が求めているとは未だ知らぬけれど]

 ……ほんとに……何なんだ、アレは。

[わからない。わからないのがイラつく。
なのに、その事を考えるとどこかが軋むように痛んで]

 ……ちっ……。

[苛立たし気な舌打ちの後、ぎゅ、と左の手首を掴む。
そこにある、金と黒の石をあしらった飾りの由来は思い出せないけれど。
触れていると心が鎮まるような、そんな気がしていた。*]

(53) 2017/01/29(Sun) 20:57:41

銀月牙 アイリ、メモを貼った。

2017/01/29(Sun) 20:59:44

銀月牙 アイリ

― 橋北岸 ―

[北側に敷かれた陣に辿りついた頃に響いた声。>>49
それはやはり、心に漣を立てていて]

 ……うるさい。

[騒ぎ立てる亜人の声がそれを更に掻きたて、駆けだそうとする者の頭を一発殴っておいた。
とはいえ、それで気が晴れるものでもないのだが。

ともあれ、両軍の距離が開き、緊張が緩み始めた辺りで娘も軽く息を抜く事にして。
雑用をしている者を捕まえ、天幕を用意させるとその中に引っ込んだ]

(92) 2017/01/30(Mon) 00:12:34

銀月牙 アイリ

[落ち着いた所で装束を解き、黒との対峙で受けた傷を見る。
肩と脇、切られはしなかったが、肌の上には痣が浮かんでいる]

 ……骨や内側がやられてる訳じゃないな。
 なら、いける。

[問題はない、と自己完結し、簡単な手当てだけをして再び赤紅に身を包む。
可能なら沐浴したい所だが、この状況ではそうはいかないだろう。
戦いを第一とする狂犬とはいえ、恥じらいまでは失ってはいないから]

(93) 2017/01/30(Mon) 00:12:39

銀月牙 アイリ

 …………。

[手当てが済み、多少なりとも気が鎮まると、大鎌を抱えて座り込む。
右の手は無意識、左手首の飾りを掴んでいた。

軋んで見えなくなったものに揺さぶられている自覚はない。
それ故に、安定を欠く理由がわからなくて。

は、と小さく息を吐いた後、緩い微睡みに落ちた。
動くべき時に動けるように休息する、というのは、血と共に受け継いだ本能に基づくもの。**]

(94) 2017/01/30(Mon) 00:12:45

銀月牙 アイリ、メモを貼った。

2017/01/30(Mon) 00:16:24

【独】 銀月牙 アイリ

/*
……うん。

何故、そこらへんちょっと書こうかと思っていたのがわかったんだい?

[現在軸はちょっと待ち状態なのでそっちやろうとしてた]

(-51) 2017/01/30(Mon) 22:04:20

銀月牙 アイリ、メモを貼った。

2017/01/30(Mon) 22:11:08

銀月牙 アイリ

― 5年前 ―

[その命が、どんな経緯で下されたのかは知らない。
娘にとって重要なのは、それが主からの言いつけであり、果たさなくてはならないものだ、というその一点のみ。
だから言いつけられた通り、『運搬役』も兼ねる一隊を引き連れ、その一団を強襲した。

娘の亜麻色が獲物として捕らえたのは、一際目を引く銀。
跳躍から、問答無用とばかりに斬り下ろされた大鎌の閃は、さすがに強い警戒心を抱かせたか。
獲物と見なしたそれは、引く様子もなくこちらに向かって来た]

 ……この状況で、逃げない、か……!

[それだけ腕に自信があるのか、それともただの無謀か。
いずれにしても、立ち合いは一筋縄ではゆかぬもので。
それが感じさせる楽しさは、自然な笑みを口の端に浮かべさせていた]

(169) 2017/01/30(Mon) 23:03:46

銀月牙 アイリ

[交差の時間はやがて、一際大きく掲げられた大鎌が対する銀の背へと落ち。
背面から身を貫く、という形で終わった。
隙を晒しての誘い込みからの一撃は、こちらも無傷、というわけには行かなかったが]

 ……?

[獲った、と思った瞬間に何か、聞こえたような気がした。>>126
誰かを呼ぶような声、名のような言葉。
それに何故か、痛みのようなものを感じたのは刹那の事。
ふる、と首を軽く振り、大鎌を引き抜く。
大物は獲った、後は一つでも多く、と。
そう思った矢先、声が響いた。>>150]

(170) 2017/01/30(Mon) 23:03:52

銀月牙 アイリ

 ……っ!?
 なん、だ……?

[そう、呼ばれたころの記憶は霞んで見えない。
思い出せなくても、僕としての務めには支障がないから、気にもしていなかった。
なのに、その叫びは確かに、霞の向こうのそれを揺るがして]

 ……あたしは、コレを持って引く。
 後は、好きにしろ。
 ただし、ちゃんと持って帰るのを忘れるなよ。

[これ以上ここにいるのが苦しくなって。
近くにいた運搬役にそう告げると、獲った銀を運ばせて一足先に引いた]

(171) 2017/01/30(Mon) 23:04:04

銀月牙 アイリ

― 橋北側 ―

[持ち帰った銀がその後どうなったかは、特に気にしていなかった。
総大将たる魔王の元で何かに使われた、という話を聞いても興味はなく。

ただ、実際にヒトガタを目にした時、獲った時の揺らぎを思い出して息苦しくなったから、必要がなければ近づく事はしなくなっていた。

それと共に、知らない呼び名と、それを紡いだ声の事もずっと忘れていた──というのに]

 ……なんなんだ、ほんとに。
 イラつく……。

[浅い眠りが齎した、いつかの夢。
それが破れて最初に零れたのは、愚痴めいた呟きとため息ひとつ。*]

(172) 2017/01/30(Mon) 23:04:09

銀月牙 アイリ

― 橋北側 ―

[再度の進撃、その報を齎したものなんだったか。
いずれにせよ、進むというならばそれに従うのは常の事]

 ……次は、必ず獲る。

[そんな密やかな決意と共に、娘は戦支度を整える。
動いていれば、余計な事は考えなくて済むから、と。

……実際には、余計な事も考えなくてはならないかも知れないが、それはそれとして。**]

(219) 2017/01/31(Tue) 01:02:17

銀月牙 アイリ、メモを貼った。

2017/01/31(Tue) 01:05:02

【独】 銀月牙 アイリ

/*
……さすがすぎて言葉が出ないわけで、うんw

(-84) 2017/01/31(Tue) 22:20:37

銀月牙 アイリ

― 回想/7年前 ―

 え、な、なにっ!?

[これからどうするか、途方に暮れていた所に聞こえた声。>>235
唐突なそれに慌てて周囲を見回している所に、舞い降りたのは闇色の翼だった]

 え……か、掛け合わせ?

[言われた言葉の意味は全くわからなかった。
ただ、目の前に舞い降りた者が口にした名前には覚えがあって]

 ……あんた、あたしの父様の事、知ってるの……?

[確かめるような言葉>>236へ対するのは問い返し。
だが、果たしてそれはどこまで届いたのやら。
向けられる視線に冷たいものを感じて、大鎌を抱える腕にぎゅう、と力を籠める]

(274) 2017/01/31(Tue) 23:41:32

銀月牙 アイリ

 ……な、に?
 なん、なの……。

[楽し気な笑いの後、一気に捲し立てる言葉>>237の意味は、殆ど理解できなかった。
ただ、目の前に立つ者が自分の父親を知っている事は確かなようで。
『半分人間』とか『掛け合わせ』という言葉から、ずっと感じていた自分が『普通じゃない』という事が裏付けられている、というのも何となく読み取れて。

いずれにしても、ここにいたらいけない、という危機感は確り募って──だから、逃げ出そうとした、のに]

(276) 2017/01/31(Tue) 23:41:39

銀月牙 アイリ

 ……え?

[来い、という短い言葉。>>238
思いも寄らぬそれに瞬いたのは一瞬の事]

 だ……誰が、行くかっ!
 あたしはっ……!

[口をついたのは拒絶の言葉。
ここを離れなければ、と思うのに足が動かない。
身体が竦んでいる──と。
気が付いた時には、黒の魔石が喉元に差し伸べられていて]

(277) 2017/01/31(Tue) 23:41:48

銀月牙 アイリ

 ……っ!

[ちり、と焼け付く感触が伝わる。
直後に感じたのは、息苦しさと重苦しさ]

 や……だっ……。
 たす……け…………おにぃ……。

[途切れがちの言葉は、木々のざわめきに飲まれて。

無意識、助けを求めた先の事も何もかも──それきり、淡い霞の向こうに閉ざされた]

(279) 2017/01/31(Tue) 23:41:52

銀月牙 アイリ

[力による支配に崩れ落ちた後、再び目を覚ましてから。
娘は、これまでとは全く異なる在り方に疑問を抱く事もなく、当たり前のように、下される命を果たす日々を過ごすようになる。

半魔という点で、純粋な魔族にはどうしても劣る。
それでも、父から継いだ異界の魔戦士の血と、それによって生み出されし魔鎌はそれを十分に補っていた。

銀月の牙を振るい、赤紅翻して駆ける姿はいつか、人のみならず魔族にも恐れられるようになっていたけれど。
それを気にする機微もまた、霞の奥に捕らわれたまま──今に、至る。*]

(280) 2017/01/31(Tue) 23:41:57

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □ フィルタ

生存者 (4)

7回 残19475pt(8)
ロー・シェン
59回 残11443pt(8)
ヨセフ
81回 残11114pt(8)
地上
ディーク
42回 残16828pt(8)
Z内オフ

犠牲者 (3)

(2d)
0回 残20000pt(8)
シメオン(4d)
36回 残14285pt(8)
きえたオフ
クレステッド(7d)
57回 残12496pt(8)
ツィーア

処刑者 (3)

ローレル(5d)
12回 残18552pt(8)
おそらのほしオフ
アイリ(6d)
30回 残15398pt(8)
カナン(7d)
37回 残13187pt(8)
ふよふよオフ

突然死者 (0)

発言種別

通常発言
独り言
囁き/共鳴/念話
死者のうめき

一括操作




個別フィルタ




SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby