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[アヴェは紙を差し出した。そこにはこう書かれている]
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ちなみに君はウインクはできるかい?
実は僕はできないんだ。両目瞑っちゃうんだよね。
これを僕は『インチキのウインク』と呼んでいるよ。
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そうかな、テラ
とても貴方は焦っているようには見えないけれど。
[詐欺師の彼にしては珍しく、
世辞ではない本心が口を突いて出た。>>1
物腰落ち着いた彼は、
とても相手探しに焦燥を抱いているようには見えず]
……トオル?
分かった、そう呼ぶとしよう。
[初対面の年上の男に対して、
ファーストネームで呼ぶことは気が引けたが。
諭されるように言われれば、素直に頷いてしまう。
すっかりペースを乱されていることを自覚していたけれども。
むしろ小金を貯めていそうなこの初老に近い男と。
距離を縮めるのには良い機会ではないか。などと自らを納得させた]
ふむ、そうですか。
フラれてしまいましたかね。
[やんわりとユリエに受け取りを拒否されれば>>7。
ひょい、と冗談めかして肩をすくめて見せる。
「あなたに大切な人が出来たら」云々はさすが教師といったところか。
見合い会場だというのに、ずいぶんと身持ちの硬いことだ。
内心では舌打ちのひとつもしていたが、表情はあくまで紳士的なまま]
はは、うーん。手厳しいな。
やはり女性の心を掴むのは難しい。
[人の好さを演出しつつ、たははと苦笑を浮かべてみようか。
普段は甘いマスクで囁きひとつ落とせば、
女なんて思う通りに動かせるのに。
上手くいかない現状が、ひどく腹立たしかった]
……ふ、やはり良くお似合いだ。アイリさん。
[対するアイリは、こちらが望んだ反応とは若干違ったが。
怪しむ素振りもなくアクセサリーを身に着けた>>0:125。
胸元で輝くフェイクの瞬きに、内心でほくそ笑んだが。
あまり喜んだ素振りを見せない彼女に、引っかかりを覚えた。
その場で身に着けたということは、悪くは思われていないのだろう。
ならば、もう少し可愛らしい反応のひとつも見せてくれてもいいのだが]
宝石は美しい女性の元にあってこそ。
よりその輝きを増すというのは本当だね。
[いつも通り、歯の浮くような台詞が口を突いて出る。
もはや職業病のようなものだ]
私の元にあるよりも、貴方の胸元で輝く方が。
その宝石にとってずっといい。
[常套句であるセールストークを用いて、
アイリを軽く褒めていたところで。
アヴェから何やら紙を手渡されるだろう]
インチキのウインク?
[ぱちぱち、と目を瞬かせて。
一瞬だけその眉が大きく顰められたのを見た者は、
果たしてこの場にいただろうか。
すぐにそれは上品な笑みに掻き消されたのだが。
「ニセモノ」「ペテン」「インチキ」
……そういった言葉には、つい敏感になっている自分がいる。
とりあえず、あまり気分の良いメモではなかった]
困ったな。こんなものを渡されてしまったよ。
[アヴェから手渡されたメモを、ペラリとテーブルの上に置いた]
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ちなみに君はウインクはできるかい?
実は僕はできないんだ。両目瞑っちゃうんだよね。
これを僕は『インチキのウインク』と呼んでいるよ。
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/*
村建て様に至急連絡の程。
「誰と付き合いたいか」についてですが。
アイリ、トオル、ユリエの3人を挙げさせてください。
プロでたくさん喋らせていただいたのはこの御三方かなと。
順位をつけた方が村建て様の都合が良いならばそうしますが。
私自身はどうとでも対応できますので。
むしろ、上手く恋矢の調整がつかない場合は柔軟にご相談ください。
上記の3人以外の方とペアでも問題ありません。
かしこまりました。ねんのため、順位付けしていただけますでしょうか。
たとえばアイリさまとトオルさまとユリエさまが皆カナンさまを第一希望にあげていた場合、カナンさまの第一希望の方との恋矢を設定させていただきますゆえ。
よろしくお願いいたします。
/*
結構、カナンさまの順位づけ重要でございました←
それがわかればマッチングが割と進みますので、おまちしております(笑)
/*
私自身、今回すごく嫌味なPCなので。
色々な意味でそわそわしているのですが。
そうだな、困ったね。みんな1番じゃ駄目ですよね。
んーんー……、アイリとトオルが同率1位で。
ユリエが3位ということで……。
本当に私の希望は二の次、三の次で。
叶わなくて結構ですので……。
皆様の希望を優先させてあげてください。
調整お疲れ様です。
更に何かありましたら秘話をくだされば。
/*
ふむ……こまったな、こまったな。
こまった。
あえて!!!あえて順位をつけるなら!!!?
いいのですよ、どんな理由でも!?
中の人の感情とかでもいいのですよ、現にそういう理由で選んでる人もいるし。
/*
えっ、ちょっ。アヴェさんどういうことなのですか!?!?
中の人の感情!?!?
アイリちゃん可愛いし、トオルさん格好良すぎだよコンチクショー!!!
……そんな感じですけども!!!
すみません。ちょっと2人に順位はつけられないので。
ラ神に聞いてみますね。
2(2x1)
1,アイリ 2,トオル
―業務連絡―
【ジル と ユーリエ に恋矢をお願いします】
【セットしたあと、必ずメモで「セット完了」の一言をください。】
【誰にセットしたか、メモや表で匂わすのは禁止です】
詐欺師 カナンは、劇団員 ジル と 教師 ユーリエ を能力(結ぶ)の対象に選びました。
……ふ、素敵なお人柄か。
キミのような美しい女性にそう言われると。
私も素直に喜んでしまうね。世辞でも嬉しいよ。
[ユリエにフォローを入れられれば>>14、謙遜するように微笑む。
まったくもって馬鹿馬鹿しい。素敵なお人柄。反吐が出る。
女性を金蔓としか見ていない自分のどこが出来た人柄なのだろうか。
内心で自嘲しながら、しかし紳士ぶった体面は崩さない]
会ったばかりの私、か。
少し淋しいことを言うね。
[教師というものは案外、警戒心の強い職種なのかもしれない。
未来の恋人さん、と他人行儀に言われてしまえば。
ああ、これでは詐欺師も形無しだな。と内心面白くはなかった]
……トオル。
私は子ども扱いされる年でもないのですが。
[寺脇に肩をポンと叩かれれば>>41、
思わず軽く咳払いをするだろう。
まるで出来の悪い生徒を褒めるような「よく言えました」に。
咄嗟にいつものような紳士敵な対応が取れない。
言ってからあまりにらしくない言い草に、思わず周りの様子を窺った。
それは自らの品位を落とすような言動ではなかったか。
自分の演じる「カナン」という男は、このように不満を示す輩ではない。
外れかけた仮面を、取り繕うように被りなおすと]
あなたから見れば、確かに私は若輩者でしょうけれどね。
[人好きのする偽りの表情を貼り付けるのは得意なのだ。
にこやかな笑みを浮かべると、謎に思案を巡らせるのだった]
/*
あかんwww
眠くて敬語になっとるやんけー!!!!!
グワーッ!!!ちょっと体調悪くてどうにもならん頑張れ私!!!
……ふうん。
[謎解きに興じる人々を少し遠巻きに眺める。
衆目を欺くためにある程度の上流階級のマナーは学んでいたが。
元々の「学のなさ」は誤魔化しようもない。
話題に混じることで、それが露見することを恐れた]
皆さん、さすがだな。
どうも私は頭がかたくていけないね。
[穏やかに微笑みつつ、内心は穏やかではない。
「全員のメモが出揃うまでは」と回答を濁したトオル>>24。
すでに回答が分かった様子の彼が、場の空気を変えた瞬間を見た。
名探偵と囃し立てられる男に、軽く嫉妬を覚える。
容貌もよく、立ち居振る舞いもスマートな自分よりも。
明らかに彼はその場の空気を支配しているように見えた。面白くない。
誰よりも目立ち、輝き、女性陣の目を奪う存在は。
自分でなければと強く思う]
[トオルに「聡い」と褒められたユリエは。
カナンの目から見て照れているように見えた。>>30
教師である彼女は確かに鋭い知見を持っている。
詐欺師である自分なんかよりも、ずっと学のある女性だ。
宝石で喜ばなかった彼女が、素直な笑顔を見せるのを見て。
もやもやとした感情が頭を支配する。
それが嫉妬であるということに、詐欺師は気付けない]
………。
[ナネッテとのやりとり>>45>>50を通して。
どうやらアイリも正解に辿り着いたらしい。
研究職、やはり自分よりも学のある女性だ。
そんな自分よりも地位も名誉も学もある人間から。
金を搾り取るのが詐欺師の生き甲斐なのだ。
うまくいかない現実にやきもきとした**]
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