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基本的な方針としては僕もいいと思う。
だから……
[万が一ファットリアで野戦が起こった際に備えて、一つ策を考案する。]
対岸に辿り着いたら、先に少数の兵を渓谷を抜けた辺りに向かわせてはどうだろうか。
もし敵が来たら、そのまま渓谷内に誘い込み、本隊を伏兵として撃退する。来なければ、砦を作る際の下準備をさせればいい。
[要は釣り野伏に近いものである。]
― ベルガー島・港 ―
よし、この書類は輸送隊の方に回せ。
そこのお前!少し外に出てくる。
僕が戻ってくるまでに糧食の計算を済ませておくように。
[物資の差配を任されてから、普段に増して忙しい時間を過ごしていた。
現状、義勇軍は糧食から兵数に至るまで何もかもが足りていない。
それでも問題が発生していないのは、正確で過不足のない補給による所といえるかもしれない。それにしても、全くもって"余裕"という言葉とは無縁である。]
頼んでいた例のものは調達できたか?
よし、それは船に運び込め。おそらくハールトで使うことになる。
武器の方も問題ないようだな、そっちは倉庫へ運び込んでおけ。
[今は一分一秒でも惜しい。]
[次は部隊の再編を任されているレトの所へ向かう。]
レト殿、少し兵士の再編のことで相談がある。
部隊の訓練を済ませたら、練度の高い兵はカレルの部隊に。
そうでない兵の多くは貴方の隊に。
明らかに役に立たなそうな弱兵は僕の隊に寄越してくれないか?
[兵数不足を克服するための、ひとつの策。]
それと、僕の隊に割り振る兵士は少なくて構わない。
最悪、船を動かす水夫役さえいればいい。
……それじゃあ、頼むよ。
[外に話すことがなければ、そのまま立ち去っただろう。]
[途中、木に腰掛けて僅かな休息を取る。
それでも様々な考えが浮かんでは消え、頭の中を巡る。]
(この戦争、僕らはあらゆる面で的に劣っているが……
それでも、いくつかこちらが勝る部分はある。)
(戦略的な主導権は攻め手である僕らが握っているに近い。
防戦一方にならない限り、先手を打てる可能性は高い。)
(それに、カレルと僕の間では瞬時に情報のやりとりが出来る。
伝令によるタイムラグが無いというのは大きいな。)
(ローランドの檄のお陰で、各地で人間が起っているらしい。
これにより敵の兵力を分散できないだろうか。
如何ともし難い兵力差を少しでも埋めておきたい。)
(ハールトを落とした後はどうするだろう?
渓谷に砦を築くのならハールトに戦略的価値は無くなる。
それに復興に人出と物資を割く余裕も無さそうだが……。)
……っと、そろそろ戻って船の方を見に行かないと。
[少し前から、戦いに備えて船の改修を指示していたのだった。
進捗を確認するべく、再び港の方へ向かっていった**]
/*
なんか想定が咬み合わないなと思ってたら、ハールトから撤退した時に全部の民衆を連れて引き上げたものだと思い込んでたよ。まだ民衆残ってるんだね…
さーてどうしようかな。気分的には船に来ている精鋭小隊を船に入れる前に倒したい。
― ハールトでの戦闘 ―
港が燃えている、だと?
[燃え盛るハールトに不思議な表情を向ける。
市街戦の優位の一つを自ら捨てるなんて、相手は何を考えているのか。]
……なるほど、まだ民衆が残っていたのか。
撤退した時に全員連れ出せたものだと思っていたのだがな。
[その理由はすぐに判明した。
民衆を餌にして此方を誘き出そうとしているのだろう。]
敵の作戦に乗せられるな。
慌てず射程距離に入るのを待て。
[船が近づくのを待って、そして。]
――放て!
[号令により、船上から弓隊の一斉射が掛けられる。
自分が率いるのは弓兵と魔導師。そして――]
続いて民兵隊、射て!
[防具すら身につけていない民衆によるクロスボウ部隊。]
[それは、兵力不足を補うためのちょっとした策。
自分の武器を思い浮かべた時に思いついた作戦。
普通、募兵したばかりの民を一人前の兵士にするにはとにかく時間がかかる。特に弓などは、いきなり習得するのは非常に難しい。
しかしクロスボウならば、使い方さえ覚えれば誰でも扱える。
そして船上から射掛けるだけなら、技術も防具も必要ないのだ。]
/*
共鳴での時間軸どうなってるんだろうとか思ってないよ。
カレルと話したいのは山々なんだけれど、いまハールトの方で頭がパンクしそうなのです。
どーしよーどーすればいいんだー(ごろんごろん
/*
返答ないってことは好きに使っちゃっていいってことだよね?
残しておくと禍根残りそうだし、さくっと殲滅しよう。
クレステッド来た時にどうするかなーあんまり対策考えてなかったなー
[味方のいない、敵の密集している方へ矢の雨を降らせ続ける。]
間違っても味方のいる方に射つなよ!
用意――放て!
[今のところ、こちらが優勢を維持しているように思えるが…
当然、気を抜く訳にはいかない。
そんな時、部下から一つ報告が。]
民の一団が船に入れて欲しがっているだと?
言っただろう、船に収容している余裕はない。
海沿いに安全地帯まで誘導しておけ。
なに、どうしても船に入れろとゴネているだと?
全くもって忌々しい。邪魔なことこの上ないな。
[その一団とやらが要る方を見遣る。
ため息を吐きながらも、どうすべきかを考えて。]
その団体の人数は多くないようだな。
[最良の方法を見出す。]
……弓隊構えよ。目標はあの民衆の一団。
[見捨てれば悪評になる。かと言って船に入れることは出来ない。
ならば、物言わぬ死者になってもらえばいい。]
あれは民草のフリをした敵の工作兵だ。
遠慮することはない――射て!
[それが本当に村人に偽装した敵の小隊であったことを、この時は知る由もない。]
[矢の雨が降り注ぎ、その一団は邪魔者でなくなった。]
無駄な時間を喰ったな。
……引き続き、揚陸隊に支援射撃を続ける。
[陸側の今の戦況は、果たしてどうなっているだろう。]
― ハールト開戦直前 ―
こちら、もう数時間でハールトに攻撃を開始するところだ。
特に異常は見当たらないな。
偵察に行くのか、それなら気をつけて…
…って、ちょっと待て。君が偵察に出るのか!?
いや、君は大将なんだから斥候は他に任せておけばいいだろう!?
君の身に何かあったらた一大事だぞ!!
いや、それとこれとは別で……。
確かに君が偵察に出るのが効率が良いのは確かだけれど……。
[言ったところで聞きはしないだろうなあ、とは薄々分かっていて]
ああもう、絶っ対に気をつけるんだぞ!
義勇兵の命を預かっているなら、なおさら自分を大切にすること!
いいな!?
[心配だけれど、信頼はしている。
きっと大丈夫…だと、思う。]
/*
某歴史戦略ゲーム的にベネディクトの能力を表すと
統率75 武力50 知力85 政治95 魅力70
陸戦C 水軍A
とかそんな感じな気がする。
/*
ライナーは生死不明希望だから、制圧開始してレトに追撃しないよう指示出してもいいんだけど…そうするとクレステッド隊が来るタイミングが謎くなるか?
あと、たぶん次に来るであろう民衆謀殺フラグはカレルが僕を止めてくれると信じている。きっと。
― ハールト ―
……よし、そろそろ弓兵隊も上陸を開始する。
残兵を掃討しつつ、ハールトを占領する。
ただし民兵隊はそのまま船上で待機だ。
[防具もない民兵は、安全な船上から動かさない。]
伝令。先行しているレト隊に敵を追撃しないよう伝えろ。
それと可能な限り人間の捕虜を捕まえておいて欲しいとも。
[敵の援軍がやって来る可能性や、逆撃も考えられる。
まずは一旦体制を立て直すのが先決だろう。]
承知した。
こちらは、今のところ優位に戦闘を進めている。
もしかしたら君が辿り着く前に大勢は決しているかもしれないな。
……ただ、どうにも敵が脆すぎる気がする。
もしかしたら敵の援軍や罠が潜んでいるかもしれない。
こちらも気をつけるが、君も充分注意してくれ。
/*
ライナー殺しちゃって大丈夫なん?
えーっと、とりあえず時間軸は…
ライナー敗走→ハールト占領→クレス隊到着→カレル隊到着
かな?ちょっと良く分かんなくなってきたかも。
それにしても、ずいぶんと脆いな。
[まさか此方側の戦力だけで、こうも優位に進められるとは思っていなかった。]
もしや、なにかの罠か?
それにしては、敵の指揮官は必死に戦っていたようだが。
……とにかく、まだ警戒を維持する必要があるな。
[既に後方部隊の指揮は副官に任せ、自分は今後の作戦を練る。
その途中、ふと思い立って先ほど射殺した民衆の一団の所へ。]
…………これは。
[驚いた、本当に工作兵だったのか。]
情報操作をする手間が省けたとも言えるな。
ふふっ、我ながら運がいいじゃないか。
[いや、待てよ。これは逆に使えるかもしれない。]
[自分の周囲にいる兵へ向けて]
諸君。無辜の民を守ることは我らの使命である。
しかしこのように、敵は民衆に偽装して我らを陥れようとしてきた。
[民衆に扮した兵が隠し持っていた武器を取り上げ、見せびらかし。]
今後は敵の卑劣な策に惑わされぬよう、一層注意せよ!
[こうしておけば、今回のことについては悪評も立たないだろう。
ついでに、後で全軍にも通達を出さなければ。]
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