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[路地へと入った黒猫はガートルードの姿を探し進み行く。
彼女を見つけたならディークの声でこう語りかけるだろう]
赤銅の射手。
翠緑の恒星と琥珀の風刃と合流した。
それぞれで『舞踏場』の探索。
発見、何かあればその都度連絡することになっている。
単独で対処出来ないことがある場合もな。
通信機は持ってるか?
俺含め他の奴らも持ってるから、あるなら今後はそっちでそれぞれ繋ぎをつけてくれ。
無いならその猫を添わせる。
連絡したいことがあるならそいつに声をかけろ。
『舞踏場』が見つかったら現地集合で落ち合おう。
[伝え終えると、黒猫はくわ、と欠伸した**]
― 西五区の路地 ―
[言うと同時、右と左の銃口は、それぞれの異形獣を捉えていた。
銃声と、一瞬遅れの呻き。
右の銃口は正確に核を打ち抜いたけども、左は核を打ち抜けず、傷を負わせるに留まり。
手負いの獣が彼女に飛びかかる。]
はっ―――!
[上へと振り上げられた左足は、獣の爪が彼女を捉えるよりも先に、獣の頭上に振り下ろされる。
骨と、核が砕ける音がした。]
いっちょ……いや、二丁上がり?
……どーでもいいけどねー。
……で。
あなたはだぁれ?
おしゃれな猫さん。
[赤い首輪の黒猫へと翠眼を向け、冗談めかした口調で話しかけた。]
[帰ってきたのは男性の声。]
あー、お久しぶりー?
貴方がいるなら心強いわ。
しっかしそうかー。
もうひとりのSランクはあの子かぁ……。
[同じ重火器を扱うハンターといえども。
それ以外は、何も持たぬ自分とは真逆にも思える存在で。
それは嫉妬混じりの苦手意識か。]
ま、諸々はりょーかい。
こちらも通信機はあるけどー……。
黒猫といっしょに月夜のお散歩なんてのも洒落てるかもねー?
どう?お付き合いいただける?
[くすり、欠伸する猫にやはり冗談めかして*微笑んだ*。]
なんだ、翠緑の恒星じゃあ不満か?
[声色から不満さを感じたわけではないが、そんな風に問う]
黒猫をそのままにするのは構わねーが…。
つまり話し相手になれって?
[くつ、と笑う声が漏れた。
黒猫はそんな声とは関係ないと言うように顔を洗っている]
― 西五区の路地 ―
[黒猫の主が思うこと>>43など知るよしもなく。]
いやまぁー、Sランク様がいらっしゃるのはありがたいことなんだけどねー。
ああいうさー、真面目なエリート様って合わないのよ。
……あの娘とあたしが会話してるのってさ、想像出来ないでしょー?
[隠すことなくしれっと答え。]
んー、命懸けのお仕事とは言え、なんかお楽しみがないとツマンナイしねー。
それにほら、無能なあたしからすれば、こういうのって物珍しいしー?
[言って、右手に握ったままの自動拳銃をホルスターにしまいながらしゃがみこみ、黒猫の喉へと手を伸ばす。]
[くつくつと笑う声は黒猫からも伝わる]
何の話をするかは想像出来ねぇな。
だが連携が必要になった時は協力しろよ。
[返る言葉に同意を示すものの、必要時については言及して。
黒猫同行の理由についても笑う気配は伝えられた]
俺と話して楽しいかは保障しねぇぞ?
[黒猫が居るだけで恐らく気は紛れるだろうけれど]
物珍しがられてもなぁ。
こちとら商売道具だぜ?
― 西五区 ―
[本物の猫みたい>>67だと思いながら、彼女は耳の付け根にかけてわしゃわしゃ撫で回す。]
……ま、それはそれ?
仕事に私情挟むほど、ぬるい考えなんてしちゃいないわよー。
こっちだって死にたかないしねー。
[へらりと笑う。]
まー、どうせなら楽しい方がありがたいけどぉ……。
[背後に感じる気配は複数。彼女は立ち上がりながら右の手で自動拳銃を引き抜く。]
お邪魔虫がいるみたいだし、月夜のお散歩の前に、もいっちょお掃除しましょっかー。
[振り向かずまっすぐ前に駆け。
壁を蹴り、宙高くくるりと舞いながら、異形獣の頭上に弾丸の雨を降らせた。]
ったく、ぞろぞろぞろぞろうっとおしいわよ?
[着地すれば、そのまま側にいる異形獣を左足で蹴り飛ばしつつ、踊る様にすり抜けながら右手と左手はそれぞれ死を撒き散らしていく。]
[しばらく後、動く気配は黒猫と彼女だけ。]
……ったくねー、あんまし弾丸使いたくないんだけどなー。
ってかこれの処理だって面倒なんだけどー。
[ぶつくさつぶやきながら、地面に転がる核たちを一つ一つ踏み潰した後、*路地を抜けていく*。]
なら良い。
ブラット……その猫のことな。
そいつはそのままお前に添わせとく。
『異形』が来ても勝手に隠れるから放っておいても良い。
俺は声をかけられない限りは応じねぇ。
ただの猫として扱ってても良いぜ。
[尤も、光景は見えるし声も聞こえてしまうのだが]
― 西五区 ―
ん、ありがたくお借りするわ。
それじゃ、またね?
[彼女はブラットを連れ立って、鼻歌交じりで通りを歩く。
両の手は引き金に指をかけたまま、時折襲ってくる異形獣を撃ち抜いて。
しばらく後、どこからか聞こえた旋律>>50は、ある融合体を思い起こさせるもの。]
あははー
……月夜のお散歩にBGMまでつけてくれるなんて洒落てるねー。
[口元は笑みを浮かべるも、瞳は笑ってはいない。
事前にもらっていた、この地区にいる可能性のある融合体の情報。
その中でもとびきり厄介な相手。]
出来りゃSランクに任せたいけどねー。
……ま、遭遇したらそん時はそん時、か。
[ディークから連絡が入った>>92のはもうしばらく後の事。]
んー、……屋根の上から行く方が早いかなー。
……ブラット、おいで。
[”にゃー”と一声鳴く黒猫を抱き上げたなら。
とん、と左足で強く踏み切って、屋根の上。]
ん、いい子いい子。
もーちょっとだけ、お散歩付き合ってねー。
[頬ずりした後に、そっと屋根の上に降ろし、彼女はその場所を*目指してく。*]
― 西五区・屋根の上 ―
[黒猫の主の思うこと>>105など知る由もない彼女は、屋根の上を駆けていく。
進むにつれて、増える異形獣の気配が、正しさを証明している。]
まーったく、無粋ねー。
せっかくのお散歩だっていうのにさー。
ブラットが怖がっちゃう。
[勿論、ブラットは放っておいても大丈夫とは承知してるが。
ジェフロイからの通信があったのは、翼もつ異形獣をまとめて撃ち落とした頃か。]
はいはーい、こちらも交戦中なんだけどー。
……冷静に、ね。
[恐らくは、元はこちら側の憑依体、それも、ジェフロイやシュテラの知己だったのだろうとは、「彼」の言葉から薄々は読み取れて。]
ったく、面倒くさいのがいるものね……っ。
[通信を切った後、すぐさま足元を這っていた異形獣を左足で踏み潰し、そのまま踏み躙った。]
あー……バズーカでも持ってきた方が良かったかしら?
もしくは手榴弾?
[雑魚とは言え、それでも数が多ければ、体力の消耗は避けられない。
目前には、今いる建物よりも少し高い建物が建っている。
彼女は、えいやと、人ひとりがなんとか通れるくらいの建物の隙間を飛び降りた。
憑依獣たちも彼女を追いかけて、急降下したり、飛び降りたりするも。]
……バーカ。死んじゃえ。
[先に飛び降りた彼女は、既に銃口を向け待ち構えていた。
さながらそれは逃れられない蟻地獄の様に。
落ちていく、朽ちていく。
旋律が止んだ時>>129には、残るのは核ばかり。]
……綺麗っちゃ綺麗なんだけどねー。
人間には、要らないものだわ。
[鼻で笑って、踏みにじり、砕いた。
子気味良い音に紛れて、通信機の作動する音。
続く声>>134。]
……はいはいりょーかい。
ま、手ごわい相手だし、異存はないわよ。
うっかりこちらが先に遭遇しちゃったら……そん時ゃ臨機応変だけどねー。
[ディークへの返答など、先の独り言>>100を聞いておれば、不要だっただろうけども。]
[かちり、通信機を切る。
さて、ブラットは傍らにいただろうか?]
……わざわざ宣言するってことは、なんか因縁でもあるの?
ま、どうでもいいんだけどね。
アレがどの程度強いかなんて正確には知らないけど、きっと一番勝ち目があるなら貴方だろうしさ。
[つぶやいてから、再び屋根の上へと。
遠く、銀の鳥>>126が見えた。]
因縁があるかどうかは会ってみなけりゃ分からねぇ。
当人が全く知らない可能性もあるんだけどな。
[ただ聞けば意味不明の言葉。
探し人が居ることを知っていれば、それに繋げることが出来るかもしれないが]
アレの実力は正直未知数だ。
ハンターをやり返したこともあるが、煙に撒いて姿を晦ますこともある。
実力不足を補ってそうしてるのか、実力を隠したくてそうしてるのか。
噂だけでは判断出来ん。
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