情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
アイリス。
[洗練された所作でカップを置く娘に、首で振り返る。
身支度も整い、落ち着いているのを見計らって、>>533
試験の概要について説明した]
――……という訳だから、
『クレステッド・アル・アハド殿』の許を訪ねて、
ダンスの手ほどきを頂いておいで。
僕からの書状も託すけれど、ごく簡素なものにするから。
君自身の眼で、見るべきものを見、
行うべき事を行って来なさい。
いいや。
立ち振る舞いを見て、洗練された教育を受けているな、と。
そう思っただけ。
気配を探って訪ねる事も、練習にはなると思うけれど、
もっと楽をしても構わないのではない?
[曰く、知らぬ道は人に問えばよい。>>556]
/*
>>548 これは僕氷点下に行けば良いのか、
微笑ましく受け止めてやれば良いのか、
コントにしてやればいいのか
6(6x1)
*/
― 書簡 ―
[控え目な蔓葉が四隅にあしらわれたシンプルな手紙には、
挨拶と共に、養娘について拝謁を賜りたい旨を書き添える]
なお、日頃の指導が身に着いているかを見るため、
恐れながら、娘には御身にかかる一切を伏せております。
いまだ夜の世には不慣れな幼子ではございますが、
御指導、御鞭撻の程、何卒お願い申し上げます。
[ぶっちゃけると真祖の君のオーラを正しく感じ取って
ちゃんとお行儀よく出来るかどうかテストさせて下さい、
というお願いである。
更には、ここで生じる無礼は偏に養親の手落ち、
という事も行間に含められていた]
/*
実は
吸血鬼流ダンス=人間のダンスと違う何かの指導をお願いします
という、真祖たんに対する無茶振りも用意したのだが
色々考えた結果やめた
*/
さて、こちらも客人を迎える支度をしようか。
[送り出す先も曲者なら、迎える先も曲者である。
飲物は血を含むものとそうでないもの、両方を用意して、
黒衣のフードも目深に、境界なき者の子を待つ**]
[この一週間、アイリスは最低限未満の人血と、
栄養の不足しか補わぬ家畜の血で過ごす事を果たした。
何の支障もないように。平静そのもので]
[所作と、身形、出会った場所の質から、
良家の姫君と呼べる事は想像に難くない。
もし、本心から平静であるのなら。
生存と満足の第一義をああも強靭に律するのなら、
最早、ただの地方貴族の娘の程度を超えていよう。
天井を仰ぐ]
[ただ空気に溶けて消えるだけの音は]
――――殉教者だな。
[ヒトである、という信仰に殉じる、不可侵の魂よ**]
― 自室 ―
ああ、ようこそ。今開けるよ。
[廊下から声が掛かれば、短い返答。
扉に歩み寄ってノブを下げた。
現れるのは小柄な黒いフードの人影。
声は性別を感じさせず静かだ]
[辿々しい挨拶に、ふ、と口から呼気が零れた。>>662]
堅苦しい挨拶はなしにしようか。
僕もその方がありがたいたちだ。
贈り物を届けてくれたんだね、ありがとう。
どうぞ、入って。
[入り口を開き、室内に招く。
比較的物の少ない部屋の応接テーブルには、
一通りのティーセットが用意されていた]
[勿論、覚束ない態度は了承しているし、
境界なき者が礼節を重視して教えるとの印象もない。
多少の戸惑いは仕方ないだろう。
まあ率直に言えば門前で仕込みをしたら気配モロバレ
なのだが、逆にこの幼童が仕込んだ、と言うのは明白だ。
意図を手繰る思い。]
[箱が開かれる一瞬、右手を微かに引いた事を
客人が気付いたかどうかは知れないが。>>680]
…………ん。
[玻璃の鳥籠が開いて花が舞った。
動物達が妖精の間をよちよちと転がり、愛嬌を添える]
一週間でこれを覚えたのか。
リッシュ殿も、教えがいがあって楽しんでおいでだろうね。
[フードの傾きが少し戻る]
ここでの生活はどうだい。
もし良かったら、少し茶飲み話に付き合ってくれる?
[どうぞ、と掌で席を示し>>701]
そう? それも期待の表れなのかも知れないね、
……倒れる?
[斜向かいの席で、添えられたメッセージを手に取る。
プレゼントはテーブルの上に飾られる事となった]
一部、と言うのは……もしかすると、
これから尋ねる事に関係があるかな。
血には慣れたかい。
成程。
[魔力の総量とは、なかなか難しい所だ。>>708
誰しも、持ち得る素養というものもある。
渋い顔には、フードの下で瞬きをひとつ]
そう。では、今日は血を含まない方にしてみる?
[答えを聞けば、望まれた方の茶をカップに注ぐ]
僕の娘も似たようなものかな。
今は、ほんの少しの量を混ぜて摂っているよ。
要は慣れだよ。気長にね。
[魔術の習得においては気楽に話が進むものの、
糧の事に話が及べば、そうもいかないらしい>>713]
……血を摂ること、どう思う?
― 返礼の書簡 ―
そなたの養子は理知と品性を持ち、畏れを知り恐れをせぬ子であった。
我を試金石としたところで問題がなかった辺り似たもの親子なのであろう。
[気づいているというのを筆に隠すことはせず]
いかなる貴婦人と育つかはマスター・エレオノーレの尽力にもかかろう。
子の育つ姿を愉しみにしている。
[作法よりも私信めいた書簡をしたため、アイリスの主へとあてた*]
[一人であれば、か。>>725
言葉に思うのは、よき師に巡り合ったが故に
死を思い留まるに至ったのだろうかと言う事。
もしくは、生きてまた一目見えんとする相手のあるか、
またあるいは、無差別な狩りと血族化によって
命を落としたであろう他の人間を思ってか。]
慣れは、忌むばかりの事ではないと思うよ。
魔術の効率化も、意識を割いて行う事を
無意識に預けられるようになって、練度が増すものだ。
ただし、鈍麻してもいけない。
君から見えている君自身の奥、
言葉に浮かぶ前の『大きな自分』に耳を澄ますこと。
よく感じられるようにね。
思い悩んでいる事があるなら、せっかくだから
ここで吐き出して行くと良い。
少なくとも、聞いてあげる事は出来る。*
― ダーフィトと ―
それは、どうだろうね。
[悩みは消えるか、との問いには、僅かに首を揺らす>>740]
いつまでも鮮明なままという事はないだろう。
それでは参ってしまうから。
消えはしなかったかな……僕の場合は。
慣れるのも早かったのだけど。
ただ、折に触れて思い出す事もあるよ。
今は、遠くで聞こえるような心地でいる。
[その後はとりとめない話やら、
プレゼントの仕掛けがどのように発案されたのかを
ゆるゆると聞いて、彼を送り出した]
気にする事じゃない。
メッセージには『娘と共に』とあったから、
きちんとしたお礼はあの子が戻ってから改めて。
では、またね。
[独り言はどうせテレパシーだろうとノーコメント。]
……にしても、執行人もやることが派手だね。
[どんなお使いが行ったのかは解らないが。>>712
城館を揺らした咆哮にぽつりと呟いたのだった**]
― 自室 ―
[どこかに寂寥を思わせる感謝の言葉に対して、
後を継ぐ言葉はなく頷くだけに留めた。>>787
先見の明がある者は、そう多くはない。]
[プレゼント誕生秘話を、実演交えて聞いた時には、>>788
『……正直、そっちじゃなくて良かったよ』という感想を
零したとか何とか。
うっかり目の前の青年がごむたいな事になりかねない]
うん、確かに伝えるよ。
これからも血の兄弟、あるいはよき友として。
彼女の事、よろしくお願いね。
[因みに、養子縁組の発表の時点で、
ステファン=リッシュの許に送られたチャイルドが
何と言う名前であるのかは知っている事だった。
仕込みに夢中で名乗りを忘れていたようだ、と、
そう思えば微笑ましいやら何やら。]
さて……あの子はまだ戻らないようだね。
[今の内に少し、野暮用を片付けておくとしようか。
贈られた飴細工には箱を被せ直し、使用人を呼ぶ。]
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新