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6人目、穿空の騎竜師 カレル が参加しました。
穿空の騎竜師 カレルは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
あー、見えてきた!あそこが風龍峡の入り口の村かな?
うん、ちょっと騒がしい感じ?
でも大丈夫だよアーク、この空の風は凄く気持ちいいから。
[ 青灰色の騎竜の首元を宥めるように優しく叩くと、ぴゅるる、と、そこは同意するという聲が返る。 ]
さて、降りて宿を探さないと...
[ 舞い降りたその先で、一年前に卒業した騎竜師養成学校の教官と再会することになるとは、この時のカレルは、まだ知らない。** ]
― 龍峡の村・宿屋 ―
こんにちはー!部屋空いてますか?
騎竜も居るんですけど。
[ 宿屋と思しき建物の近くに舞い降りて、にこやかに声をかけながら扉をくぐる。
学生時代は、こと日常生活では引っ込み思案と言っていい性格だったカレルだが、一年の放浪の間に、物怖じという言葉は、ほぼほぼ彼の辞書からは消えていた。 ]
― 龍峡の村・宿屋 ―
はい、連れは騎竜だけです。何泊かは、ちょっとまだ...ええ、風龍峡に...え?立ち入り規制?
[ 一人旅と聞いて、風龍峡での修練目当ての騎竜師と見てとった宿の主人は、昨今の異常事態と、その措置、そして調査隊が募られていることまでを要領よくカレルに伝えてきた。 ]
うーん、そうですか。
[ 騎竜師としての修行なら調査隊に加わるのもいいのでは、という、ある意味巧みな勧誘に乗るにも、この国に来たばかりのカレルとしては迷いがある。 ]
(そもそも目的は修行じゃないしなー)
[ さて、どうしたものか、と、頭を巡らせた先で、見知らぬ人物>>53と会話する懐かしい顔>>62を見つけて、カレルは目を丸くした。 ]
ヒッツェシュライアー教官?*
― 龍峡の村・宿屋 ―
[ 会話の邪魔はすまいと、少し見守る体でいたカレルは、こちらに気づいた恩師の様子>>75を察したらしく、遠慮するように離れた相手に>>81軽く一礼する。 ]
すみません、お邪魔じゃなかったですか?
[ そちらの話は終わっているのだろうか?と、問いかけて、一段落しているのだと知れば改めてアルヴィンに笑顔を向ける。 ]
お久しぶりです、教官。
異変の調査にいらしたんですね。
[ さらりと告げる言葉の内に、それを不思議とは思っていないという気配があるのは伝わるだろう。* ]
― 龍峡の村・宿屋 ―
[ 去り際の女性の笑顔に>>94ちょっとどきりとしてしまったのは、恐らく免疫の無さ故だろう。思わずその後ろ姿を視線で追ったカレルは、特徴的な耳に気づいて目を瞬いた。 ]
(初めて見た...)
[ ユウレンは妖と人が共存する国...そうは聞いていたが、本当なのだと、カレルは改めて納得する。いちいち驚いていてはダメだろう、と、心中で自分を叱っておいた。 ]
あ、それは、えーと、
[ そんな煩悩だか葛藤だかを処理している間に、アルビンから返された言葉に>>100僅かに視線を彷徨わせ、やがて少し困ったような笑みを浮かべた。 ]
半年前の事、色々教えてくれた人が居るんです。
ちょっとうっかり怪我をした時に助けて貰ったんですけど、随分いろんなことに詳しい人で。
卒業試験の時に折った剣にも応急処置をしてくれたんですよ。
[ ちょっとうっかりが、だいぶ大怪我だったのは、カレルとしては、実家に知られたくなかったので、その部分は早口になった。* ]
― 龍峡の村・宿屋 ―
[ 思わぬ情報漏えいに驚いた様子のアルビンに、ですよねー、と頷きたいのを抑えこむ。 ]
隠者だって、名乗ってましたけど...ええと、多分、普通の人間じゃない人な気がします。
ナハティガルには恩があるから、色々動向は見ているって...詳しい事は教えてもらえなかったんですけど、それは嘘じゃないと思います。
[ 口にしてから、これでは怪しいばかりで答えにならないかもしれないと気付いて、もう一言言い添える。 ]
アークが、彼を嫌っていなかったので。
[ 正確には少し怯えながらも信用していたという感じだったが、カレルの基準としては、嫌っていないのであれば十分なのだった。** ]
― 龍峡の村・宿屋 ―
はい、最低限、僕には害を為さないという誓約も頂いたので、大丈夫です。
[ 何となく微妙ながらも、取り敢えず納得はした、という様子の恩師に>>122カレルは屈託の無い笑顔を向けて、そう言い放った。人間では無いかもしれない相手からの誓約を、気軽に受け取るのはどうなのか?と、更に突っ込まれそうな所だが、そこは全く気にしないのがデフォルトである。 ]
[ 続いて為された提案に>>122カレルは青空色の瞳を、僅かに細めた。そんな思案気な表情は、学生時代には見せなかったものだ。 ]
そう、ですね。確かに僕も風龍峡には、用がありますし、教官のお手伝いも出来るなら、同行させてもらいたいです。
一年前の御恩返し...というわけでもないですけど。
[ 一年前、カレルと、同窓生数人は、卒業試験で、とある大冒険に引き込まれた。その時引率の教官だったアルヴィンには、散々に心配と迷惑をかけたという自覚があったから、最後の声音は殊更真摯な響きを帯びた。* ]
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