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6人目、修練生 ヴェルザンディ が参加しました。
修練生 ヴェルザンディは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[王立ラヴェンデル騎竜師養成学校は、
生まれに関わりなく才ある者へと門戸を広げている場所だ。
それ故年齢、出身、経歴なども様々な者が入り混ざった学び舎は、
多様な個性が学びの場においては更なる切磋琢磨へと繋がることも多い。
だが、今日に限っては切磋琢磨というよりも、
ともすればストッパーの外れた大騒ぎ、になる恐れも大きいのだ。
そう、例えばこの中庭の特設ステージなんて最たるものだろう]
― 中庭・特設ステージ ―
みんなーーーーー!!!
盛り上がってるーーーーーー!?
[ステージ上から手を大きく振って呼びかけると、
おおおおおおお!と大きな声が返ってくる。
その中には見覚えのある顔がいくつかあって、
しばらく活動できてなかったのに覚えててくれたんだなぁ、って
それだけでも嬉しくてにやけるけど
久しぶりのこの感覚に、やっぱり楽しい、と頬が緩む]
[とはいえ、にやけてる場合じゃないと頬をきゅっと引き締め]
元気よくてうれしいなぁ、
まだまだいくよ、ついてきてねーーーー!!
[振り上げた拳を合図に、私の横をぴょこぴょこしてる桃色が口をぱかっと開けて。
私の頭上で弾けた小さな火花のパチパチパチという音から始まる演奏に合わせて
次の曲を歌い始めた私と一緒に桃色もきゅうきゅう歌う。
私はこの桃色と出会うまでは、
こういった舞台で歌い踊る夢を持って邁進していた───
今は、歌って踊れる騎竜師を目指す──
修練生だ**]
─ 中庭・特設ステージ ─
[周囲では違う叫び声というか雄叫びというか>>36だったり
賑やかだねぇ元気よねぇなんて穏やかなやり取り>>29>>30だったり
迷い仔竜探し>>22だったりが起きているのだが
私の耳に入るのは自分と桃色の歌声とバックバンドの演奏と。
私の名前を呼んで、応援してくれる人たちの声だけだ。
中には私がステージに上がると知って
わざわざ足を運んでくれた人たちのものもあって]
『アイン!ツヴァイ!ドライ!ヴェルザンディ!!』
『えるおーぶいいーラブリーハンナーーー!!』
[息の合った掛け声は、動きも伴って
声援とはまた違う熱量がこちらにぶつけられてきて
懐かしい感覚に笑顔が濃く、深くなる]
[ヴェルザンディとハンナ、両方で応援されるのには理由もある。
ヴェルザンディって呼ぶ人は、
大体が王都近くのステージで私を知った人とか
クラスメイトとか先輩とか、この学校で知り合った人たち。
ハンナって呼ぶ人は、
子供の頃から私を知って、応援してくれてる人達。
私の住んでる地方は15歳まで幼名を使うことが多くて
私も多分に漏れず幼名のハンナで活動してたから。
私はどっちで呼ばれるのも慣れてきたし、
どっちで呼ばれたって応援してくれる気持ちは嬉しいんだけど
ひとつだけ、嬉しくないことがあって。
思い浮かべた矢先、その声が飛んできた]
『いいぞー、ハナコーーーーー!!!!』
[ビキ、とこめかみに力が入ったのと、
バックバンドの顔が引き攣ったのは同時。
私のことを昔から知ってる人は、
この後何が起きるかもお見通しだろう]
………あんなぁ、お父ちゃん。
ハナコって言うな言うてるやろがーーーー!!!!
[何度訂正しても直さないままに呼んでくる父に、
ムキになって猫被りも忘れ怒鳴り返す。
それは、子供の頃を知る人たちには馴染みの光景だが
学内の私のみを知っている人には、驚かせてしまうかも*]
─ 中庭・特設ステージ ─
[父親と娘のこのやり取りは
昔からを知っている人たちにとっては慣れたものだ。
父も手慣れたもので、
声を掛けるのは決まって歌い終わったところだから
(一方的な)親子喧嘩のせいでステージが止まることは無い。
だからといって堪えが利かないのは良くないことで。
猫被りが外れるところが見られて悦んでるファンもいる>>63
なんて知る由もないので、すぐ我に返って猛省しつつ]
…ごめんね、
驚かせちゃったかな?
[上目遣いにあざとさのくわわった小首をかしげて見せて]
[落ち着かせるようにきゅう、と擦り寄る桃色に
自分からも顔を寄せながらこの場に集う皆へと改めて]
いつもとちがう私も見せちゃったところで、
そろそろ最後の曲……
いきまーっす!
[今さっきの剣幕がうそのような笑顔でごり押すのも
昔からのファンにはいつものことだった**]
/*
アイリさんのこの反応も嬉しいなぁ
明日絶対お返ししよう、忘れないようにメモメモ。
あとバルタザールさんありがとうございますファン嬉しいい
バルタザールさん自身とはどういう繋がりになるかなぁ筋肉褒められてるのも忘れず触れておきたいw
─ 中庭・特設ステージ ─
[親子のやり取りに慣れてるだけじゃなく
歓喜しているファンまでいる>>78とは流石に思いもよらないけれど。
そろそろちょっときついかもしれないぶりっこポーズに
ひゃあああ、と叫んでくれる声があることはよく知っていた。
一番古い記憶は辺境のお祭りで歌と踊りを披露した後。
辺境伯の令嬢は大人しい方だから、と聞いていたから
おしゃべりとかはできないかな、と思いつつ挨拶に赴いて。
予想通りおしゃべりは出来なかったのだが
令嬢の様子が予想の範疇外だった]
『ふわぁあ……わざわざ私めにお声がけをぉ…!』
[私よりちょっと小さな女の子から、
私と同年代だろう男の子の背に隠れながら
ちらちら、というには熱すぎる眼差しで見つめられて。
そんな彼女の様子に呆気にとられながら挨拶をしたのが
私のファン一号とのファーストコンタクト。
あの時は、これから先も応援してくれるかな、とは思ったけれど
まさか、同じ学び舎で一緒に学ぶことになるとは思わなかったものだ]
[ペスカと一緒、ではあるけれど今までとはまったくの畑違いの場。
右も左もわからない場所で知っている顔が見えて。
一人じゃなかったという安心感から気軽に声をかけたのだが
とっても逃げ腰低姿勢な彼女の反応>>79に気が付いてしまったのだ。
ここに学びに来ている以上立場は同じ学生だけど。
彼女は、ここでもファンとして接してくれているのだと。
舞台に上がっていなくても、距離を保とうとしてくれてるのだと。
ほかにも色々と理由はあるかもしれないけれど、
ファンが望んでいる距離感を、私も守りたいって思ったから
舞台に上がっている時と同じように振る舞うことに決めた。
だから今初めて素を見たという学友もいるのは仕方ないことだ>>75]
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