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ドレッシーな軍服w
流石のドロシー。
湖底から攻めるのはなるほど感。
俺は最初投石機で乗り込むのを考えていた(
[飛距離の問題により断念]
[丸薬《ウル》を服用した兵達は生半可な攻撃では怯みはしない。
漲る力と頑健な身体、それに伴う絶対的な自信と精神力。
それらが降り注ぐ魔法にも怯まぬ兵を生み出していた。
降り注ぐ魔法>>21の威力にも耐えられはするが、何度も受ければ煩わしくもなるというもの。
闇を翔ける光はまるで流星のようだ]
あいっかわらず派手だな、魔法ってのは。
おい、被害報告。
[その辺の部下をひっ捕まえて、戦況の確認をする。
光の矢雨に限らず、火球や他の魔法を受け続け、負傷なり消耗した者がいないわけではない。
それでも兵は倒れることは無いし、《ウル》の効果が切れ倒れたとしても、数はこちらが上だろう]
問題ねぇな。
[作戦に支障はない、と。
男は兵を引き連れ更に戦線を奥へと押しやり始めた]
別動隊もそろそろ着く頃か?
[島の反対側、その湖底からロンリコへと向かう手筈になっているドロシーの部隊>>23へと意識を向ける。
かつては皇帝の子として軍事教練の指南を行った相手。
今では立派な指揮官だ]
ま、あっちは任せて大丈夫だろ。
[心配など微塵もしていない]
[逃げ遅れた者を見つけては、赤く波打つ剣を躊躇いの無い軌道で薙ぎ、その首を狩っていく。
男の持つ剣はファミルが持つような重量物ではない。
それ故に《ウル》を服用した場合は、速度を乗せた切れ味を持つ剣閃となり、神速の剣とも呼ばれるものとなる。
加えて、どこを斬れば何を絶てるかを熟知するために、必殺の剣にもなり得るものとなっていた]
陛下は?
前か、城壁すら壊しそうだな。
[部下に問いながら、ファミルがいる方へと視線を向ける。
皇帝自らが陽動として立つ作戦は、相手の裏をかくには持ってこいだろう。
これはファミルが護られるだけではない皇帝だからこそ成り立つものでもある]
さて、と。
さっきの一撃をくれやがった奴はどいつだ?
[降り注いだ光の矢雨の主を探し、戦線を押し上げながら高所を見遣る。
降り注ぐ魔法の中で特に目立った一撃。
厄介だ、と思うのに時間はかからなかった**]
[ファミルが率いる軍は真っ直ぐと正門へと向かっている。
途中、その歩みが鈍ったよう>>50だが概ね順調のようだ]
門をノックして正面突破ってか?
[学園の門は固く閉ざされているだろう。
だがそれが意味を為さないことは、男も良く知っていた。
門ごときが皇帝の進軍を止めることなど出来ぬのだ]
俺達はこっちだ。
遅れんなよ。
[男が率いる一軍は、ファミルの進路とは別の道へと進み、城壁の一角へと向かう。
その進路とは逆の道に競り上がった壁>>46には気付かなかったものの、そちらに進路を取っていた別の隊が《ウル》による力を以て突破を試みている。
当然、その歩みが止まることになるが、進む道を均した皇帝に倣い壁を破壊するのも時間の問題だろう]
[
あれだな。
[波打つ剣を逆手に持ち、サーコートの下、背に負った短弓を左手で引き抜くと、剣を持ったまま右手で矢を番え、光に狙いを定めた。
ぎり、と特別製の短弓が軋む]
距離はそこそこ……ってとこか!
[言い切りと同時、手から離れた矢が風切り音と共に夜空を翔けた。
通常の短弓よりは飛距離を出せるとは言え、城壁の上となれば届いてギリギリと言ったところか。
それでも放たれた矢は鋭く宙を裂き、光を手繰る青年へと迫る*]
[矢は違わず青年の居た位置を貫く。
相手の反応は悪くなく>>69、飛び退くことで直撃は避けたようだった]
はっ、良い反応するじゃねぇか。
[《ウル》により向上した視力は痛みに歪む青年の表情>>70も捉える。
それを見て笑いながら、もう一本矢を引き抜いた時だった。
聴力の増した耳に鈴の音>>71が響く]
はァん?
引かねぇか、面白れぇ。
[城壁の上で紡ぎ出された光の槍を見て、部下が身を挺そうとしたのを手の動きだけで押し止め。
短弓を左腕へと通し肩まで滑らせ、そのまま左手を身体の前へと掲げた。
左足を前に、右足を後ろへと下げて、迎え撃つ態勢を取る。
その姿はまるで相手の技量を推し量るかのよう]
[避ける素振りも見せず、掲げた左腕 ── 黒いガントレットに煌めく槍が突き刺さる]
───── っ!
[前後に踏み締めた足が僅かに押され、地面を抉り。
衝撃は腕を伝って全身へと巡る。
煌めく槍が役目を終え消えるまで、男は微動だにせずその場にいた]
……ククッ、なかなかやるじゃねぇか。
[ガントレットの奥から見せるのは、楽しげな笑み。
左腕への衝撃を外へと逃がすように、掲げていた左腕をぶんっと振り下ろした。
ダメージは当然ある。
だが《ウル》を服用しているため、直撃を受けても倒れることは無い]
引かねぇところを見ると……アイツぁ時間稼ぎか。
[これだけの戦力差で勝つ心算でいるなら、それは蛮勇でしかあるまい。
そうではないとするなら、何かの時間稼ぎと考えるのが妥当だろう]
ま、死にたいならお望み通りにしてやるさ。
[左腕に通していた短弓を手に戻し、サーコートの下へと戻して。
城壁の下で工作する部下達に発破をかける]
おら、さっさと終わらせねぇと陛下が戻って来ちまうぞ。
[学園の占拠が終わっても攻略出来ていないとなれば恥でしかない。
男に憧れついてきた部下達のこと、男の顔に泥を塗らないために作業速度を速めることになった。
城壁の下には鎚を持ち破壊を目論む者、シンプルに梯子をかけ登ろうとする者。
少し離れたところには投石機さえも用意されていた]
俺も上がるぞ、足場組んどけ。
……っとぉ?
[そう指示を出した時、耳に怒鳴り声>>73が届いた。
どうやら声はこちらへと近付いてきているよう。
正しくは、城壁の上の人物だろうか。
視力の向上した目で空を眺める*]
あァん?
あの顔……どっかで見たな。
[対峙していた青年の傍へと降り立つ魔導師>>86を見て、男は首を傾げた。
見た、というよりは誰かに似ている、という感覚。
先程聞いた声も記憶を微かに揺さぶるものだった]
…っとぉ。
なーにやってんだお前ら、んなもん振り払ってさっさと進めろ!
[降り下りてきた棘が荊の蔓となり、城壁に取り付こうとしていた部下達に絡みついていく。
男自身が城壁へ上るために足場にする予定だった部下達まで捉えられ、苛立ちを含んだ声で檄を発した]
投石機は行けるな。
やれ。
[唯一、離れた位置に設置した投石機だけは動かせるよう。
指示を出し、連続して幾度か巨石を城壁へと投げつけた。
城壁の破壊は勿論、城壁の上に居る者を撃ち落とす心算でいる*]
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マンダレー回想を並行して書いているのですが、ねむねむで欠伸しまくってます!(
絶対長くなるぞこれ!!(おまえ
[投石の合間を縫い、一つの影が空へと舞う>>101。
光を手繰る青年は教師らしき人物に叱咤され、この場から引いたようだった]
ちっ、もう終いか。
てぇことは、時間稼ぎをする必要がなくなった、ってことかね。
……いや、今度はこっちが時間稼ぎする心算か?
[視線はこの場に残った教師らしき人物>>105へ。
先程から刺激される記憶はいつのものだったか。
刹那の回顧は一年前へと飛ぶ]
― 一年前・マンダレー陥落時 ―
魔術師にもこれだけ剣を使える奴がいたとはな。
[共和国首都マンダレーを堅固に囲んだ城壁を突破し、大量の兵を引き連れ雪崩れ込んだ先で、男はある敵と対峙していた。
マンダレーを守護する魔導師団の団長、アーノルド・ブルバード。
剣魔双方に優れた魔導師で、洗練された攻撃魔法と剣技を組み合わせての攻撃は非常に厄介なものだった。
離れていれば魔法が飛んでくるし、近付けば剣による迎撃が待っている。
魔術師ならば近付いてしまえば良い、という認識を覆させる相手だった]
ならしばらく…付き合ってもらうぜぇ!
[距離ある位置から一足飛びで相手へと迫る。
《ウル》を服用した身ならば、その一歩も通常より速く、身を運ぶ距離も長い。
アーノルドは最初、詠唱を行おうとしていたようだったが、直ぐに構えを変え、男が振るう波打つ剣に対し、受け流すように剣を合わせてきた。
大した反応力である]
はっ、やるじゃねぇか。
だが……
[男は己の右から左へと剣が受け流される動きのまま、右足を浮かせる。
放つのは至近距離での膝蹴り。
アーノルドの左脇腹を狙ったものだ。
その動きにはアーノルドも対処出来なかったのか、蹴られるままに後方へと吹っ飛んでいく]
剣だけが戦いじゃねぇ、ってのはこっちも同じなんだよ。
[蹴り飛ばした先を見て笑いながら、男は剣を構え直した]
[それと同時、蹴り飛ばした先から炎の矢がいくつも男目掛けて飛来する。
男は下がりながら、波打つ剣で一つ、また一つと斬り割いていく。
捌き切れぬいくつかが身を焦がしたが、今のところは焦げただけだ]
ははっ、吹き飛びながら詠唱したのかよ。
面白ぇ。
[炎の矢を斬り割きながら笑い声を上げる。
これまで対峙した魔術師とは明らかに違う相手に高揚は隠せなかった。
やがて炎の矢が途切れんとした時、その瞬間に肉薄するべく足に力を込める。
右手に握る波打つ赤き剣を届かせるため、地面を蹴った時だった]
───!?
[思いもよらぬ衝撃が身を打つ。
目では捉えられぬ、何らかの力。
それが連続して放たれた衝撃波だと気付くのは、身体が吹き飛んだ後だった。
男の身体が近くの建物へと打ち付けられる。
建物に入った皹を背に、足はしっかりと地面を踏み締めた。
倒れぬのは《ウル》の効果もあるが、上に立つ者としての意地でもある]
あ゛ー……マジで厄介だわ、アンタ。
[言いながら、声は笑いが含む]
だが…斬り甲斐もあるってもんよ。
[この厄介な相手を下してこそ、戦いのカタルシスを得られるのだ]
[壁から身を起こせば、アーノルドも構え直したところで。
その場から動かないところを見れば、また詠唱を行っているようだった]
そう何度もやらせて堪るかよ。
[そう言って即座に引き抜くのはサーコートの下の短弓。
逆手に剣を持ち、矢を番えて。
弦を引き切らずに、速射の形でアーノルド目掛けて矢をいくつか射た。
それに対してアーノルドは身を揺らし、直撃を避けている。
詠唱は止めざるを得なかったようで、男に対しての追撃は無かった。
代わりに男の方が矢を射ながら距離を詰め、左手に短弓を持ったまま剣を逆手で持った状態で右下から斬り上げる。
切っ先は届かず掠めるのみとなったが、振り上げた勢いを利用して、剣を順手に持ち替えた。
そのまま同じ軌道で振り下ろしながら一歩踏み込む。
今度は相手の剣に当たる衝撃と共に、肉を切る手応えを得た。
振り下ろされる剣の速度に耐えられず、受け流し損ねたよう。
アーノルドの右肩に深く紅い筋が入っていた。
波打つ剣による傷口は幾度も斬られたような痕となるため、傷の治りは遅くなる。
魔法で治癒を施すにしても、通常よりも治りにくくなることだろう]
まだまだぁ!
[アーノルドが踏鞴を踏んだところに、畳みかけるように相手の左肩から袈裟懸けに剣を振り下ろす。
傷を受けた相手の動きは明らかに鈍っており、身を捻って致命傷を避ける程度の動きしか出来ないようで。
振り下ろした剣は再び相手の身を裂いた。
両肩の傷は痛みと出血によりアーノルドを苛む。
アーノルドはどうにか剣を持ち上げながら、何事か詠唱を行おうとしていたようだったが、それよりも早く男の波打つ剣が閃いた。
男の左下へと流れた剣の切っ先が円を描き、左の真横まで持ち上がる]
はぁっ!
[気合一閃。
真一文字に薙いだ剣はアーノルドの胴を捉え。
彼は腹部から紅い飛沫を飛ばしながらその場に崩れ落ちて行く。
息つく間のない連撃が、魔導師団団長を下した瞬間だった]
……は、良い腕だったぜ。
あばよ。
[崩れ落ちたアーノルドを仰向けにすべく蹴り飛ばし、最後の言葉を投げかける。
彼が最後に見たのは男が笑う姿。
腹部の傷が既に致命傷だったが、男は仰向けにしたアーノルドの胸に剣を突き刺し、確実に仕留めた。
魔法による治癒を防ぐためである]
魔導師団団長、アーノルド・ブルバードは討ち取った!
残るは雑魚だ、蹂躙しろ!
[止めを刺したアーノルドの遺体を左手で掴み、高く掲げ上げる。
周囲で上がるのは部下達が湧く声。
魔導師団の団員からは団長を呼ぶ絶叫が上がったことだろう。
こうしてマンダレーはその日のうちに陥落したのである**]
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悪役感ってどうやって出せば良いんですかね!
取り合えず基本足蹴にはするようにしている(
そして首ちょんぱで〆ても良かったんだけど、ただのNPCではない(他の人の持ちキャラである感覚)ので、ちょい自重した。
と言うか自分が死ぬ時に首ちょんぱされたい(
希望出す心算でいる(
― 五年前・帝都震撼 ―
[クルーザン帝国の初代皇帝が堅実に国を動かす人物であることは、近くで見るようになった数年でもかなり実感出来たように思う。
時代が時代なら、とても人気のある皇帝になったことだろう。
だが時代が悪かった。
情勢が悪かった。
先のこと、民のことを良く考えていた皇帝だったが、刹那を求める者達にはその行動がじれったく、不満に思われていたようだ。
男もまた、その身に宿す業を活かせぬ日々を退屈思っており、少なからずの不満を抱いていた]
俺の剣は護りの剣じゃあねぇんだがな。
[いつだったか、ぼやいた言葉を聞いた者がいるかもしれない。
人を斬る業を持ちながら、
自分を活かせぬ立場に縛られている現状に満足しているはずがなかった]
[そんな折だ、宮中が騒がしくなったのは]
《ウル》関係の施設が反乱者に奪われただぁ?
[厳重に管理されていたその場所がこうも簡単に奪われるなど思いもしなかった。
明らかに反乱者への協力者・離反者が多い。
相当不満が溜まっていたということなのだろう]
やれやれ。
剣を振るえる状況なのは良いんだが。
[さて、身の振りはどうするか。
情報によれば反乱の首謀者は若い軍人だという。
首謀者が皇帝を狙うのは火を見るよりも明らか。
皇帝が討たれるならば、次の皇帝はその人物となる可能性は高い]
(今の皇帝と次の皇帝、どっちがマシか、だな。)
[正直なところ、魔法の才がなくとも出世出来るこの国は居心地がいい。
ただ、今の皇帝は男の使い方を理解していない。
戦場に出さず、功績だけを見て傍に置いているのがその証拠だ。
次の皇帝も同じならば、どちらが上に立とうが男にとっては同じことなのだ]
陛下の部屋の前で待ち構えるぞ。
[とはいえ、近衛長という立場である以上、その思考を部下の前でひけらかすわけにもいかず。
体裁は保ちつつ、首謀者と顔を合わせるのを目的として待ち構えることにした。
他の近衛兵を引き連れ、首謀者が現れるだろう皇帝の部屋の前へと現れる]
…お前、《ウル》の被験者の、……ファミル、だったか。
[首謀者の姿を見て、記憶の姿と照らし合わせる]
……反乱を為して何とする?
お前の目的は一体なんだ。
[問いかけは実にシンプルだ。
相手に示したい主張があるなら、聞くのが手っ取り早い。
今の皇帝に忠誠を誓う一部の近衛兵にしてみれば、何故そんなことを聞く必要があるのか、と思うかもしれないが、男は判断するための情報を相手へと求めた*]
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