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6人目、黒尖晶石の傭兵 ヴェルナー が参加しました。
黒尖晶石の傭兵 ヴェルナーは、従狼 を希望しました(他の人には見えません)。
― 『神魔の領域』・外周の森 ―
[青々と茂る草を、紫黒の足が踏み分ける。
全身を同じ色の鎧 ─── オートメイルで覆った男は幾度目かの領域踏破に挑んでいた]
………今度こそは。
[そう意気込んで既に5年。
伝承を頼りに『願いの叶う場所』である『神魔の領域』へと何度も挑んだが、これまで一度も森の奥へと辿り着けたことは無かった。
いつもは途中で進めなくなるその場所を、男 ── ヴェルナーはひたすらに進み行く]
[「また行くのか」。
そう問うた傭兵団の仲間に是を返したのは数日前のこと。
必要な物資を揃え、ヴェルナーが『神魔の領域』へと挑むことは、この5年で傭兵団の仲間のほとんどが知るところとなっている。
呆れる者、嘲笑う者、本気ではないにせよ応援してくれる者など様々いたが、ヴェルナーが諦めることはなかった。
どうしても叶えたい願いがそこにある]
[しばらく歩き続けると、さぁっと風が身を撫でて行く。
木々と草を揺らしたそれが過ぎ去った後、目の前に黒いものが降り落ちてきた。
警戒の色と共に細長いそれを右手で薙ぐように掴み取る]
…………花?
[よく見れば、右手で掴んだのは茎の部分で、その先端には小ぶりのベルのような形をした花がついていた。
茎には細長い葉もついており、そのどれもが花らしからぬ黒で塗りつぶされている]
……この花…、
[呟いて、左手で首の後ろを撫でた。
今はオートメイルに覆われているが、その下には鏡でしか見ることの出来ぬ己の天命石がある。
手にした花の葉が、天命石の煌めきに似ていたのだ。
茎にも同じ煌めきと、別の煌めきが混ざり込んでいる。
花と同じ煌めきを持つそれは、古い記憶を刺激していた]
[記憶を思い出しかけたところで、不意に声が響く>>6]
──── ハ、辿り着けた、と言うことか?
[伝承を辿るなら、願いを叶えるには『神魔』の試練を突破する必要がある。
響いた声がそうなのだと思うには、十分な出来事だった]
[以前よりも森の中を進めている気がする。
結界が限定的に開かれているとは知らぬまま、紫黒の足は更に奥を目指し行く*]
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とりあえず入村!ってもちもちしたら、表情プレビューが入ってないことに気付いた![新パソ]
ポップアップは入れてるのに何故だ。
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リュカはこれ、ローランドに男の子と勘違いされてるやつなのか、それとも男でありながら巫女をやってるのか。
自身のト書きは女で表記されてるから、勘違いされてる方なのかな。
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>ローランドメモ「腰には塔の上に太陽を模したような黒いオブジェを提げている」
どうにも太陽の塔が頭を過る…w
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10年前の出来事書こうと思ったけど、ちょいゾフィヤの雰囲気を見てからにしたい感じもあるな。
昔は自分の属性が嫌いで(機械がないと発揮出来ず使い勝手が悪く感じてた)、ゾフィヤや他の人達が魔法を使うのが羨ましかったことにしたくて。
双子なのに疎外感があった感じと言うのかな。
なお、ゾフィヤのことはゾフィと呼ぶ予定。
― 『神魔の領域』・外周の森 ―
[歩みを進めながら、鎧の左胸部分の爪に引っ掛けた漆黒の花へと視線を流す。
花が宿す十字の光。
覚えのある光はヴェルナーの記憶を遡らせた]
― 回想/故郷にて ―
[ヴェルナーには双子の妹がいた。
同じ灰色の翼を持ち、同じ色の天命石を抱いた片割れ。
宿す属こそ異なったが、周囲も認める仲の良い兄妹だった]
ゾフィの夢って?
[離れ離れとなる日よりももっと昔。
同じベッドに潜り込んで眠るまで語った夢の話。
この世界をたくさん旅をして話をするのだという妹>>72。
活発な彼女らしい、と思いながら、笑って聞いた]
ゾフィなら色んなところに行けるよ。
良いなぁ、俺も行きたいな。
[その当時、明確な夢というものを持っていなかったヴェルナーは、夢を語る妹を羨ましく思っていた。
何気なく言ったその言葉は、妹と夢を重ねることで自分自身も夢を抱いたように思いたかった現れだったかもしれない]
[というのも、ヴェルナーは自分の属をあまり好きではなかったのだ。
故郷は機械技術が発達していたわけでもなかったから、自分の能力を活かせる場所がほとんどなく。
魔法を使える街の人々や妹が酷く羨ましかった。
幸い、故郷は機鋼属性に偏見があるわけではなかったから、羨望を必要以上に拗らせることなく今に至っている]
俺は、ゾフィが羨ましいよ。
[一度だけ、そんな風に零したことがある。
夢を持っていること、魔法の使える属性であること、その両方に対しての言葉を、妹はどう思っただろう]
― 現在 ―
[嫌っていた属性も、今では手足を動かす重要なものとなった。
扱い方も昔より格段に向上している。
自分にはこの属性が必要だったのだと、今なら思えた]
[その切欠となった出来事は、あまり良い想い出ではなかったけれど*]
― 傭兵団フェアティガー ―
[ヴェルナーがオートメイルの手足と鎧を手に入れて戦場へと立ったのは5年前。
所属する傭兵団は『神魔の領域』からは離れた位置に拠点を構え、戦争や紛争の絶えない『神魔の領域』周辺を中心に傭兵活動をしている。
依頼人となる国は様々、場合によっては以前は味方だった国が次は敵にもなる。
それが傭兵と言えばそれまでだが、どっちつかずと罵られることもままあった]
シュラハトを追い返す、ね。
何度目だ? この手の依頼は。
[たった5年傭兵業をやっただけで幾度も耳にすることになった国。
積極的に領土拡大を行う新興の国とは、ヴェルナー自身幾度も戦うことになった。
それだけ勢いのある国なのである]
いつになったら戦争は無くなるんだろうな。
[戦うことを生業としながら、戦いがなくなることを望む。
抱える矛盾こそが、ヴェルナーが傭兵業を続ける理由でもあった]
そういや、前に変わった武器を持ってるやつがいたな。
ほら、旗みたいな棒を使う。
[いつだかの折に見かけた、同業らしき人物が扱う武器の話。
何だあれ、と仲間と物珍し気に眺めた記憶がある]
あれ以降見かけないな。
死ぬようなタマには見えなかったが。
[どうしたんだろうな、なんて上った話題は次第に別のものへと移っていく*]
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散発的に縁故ばらまいてるが、この辺りにしかばら撒けないのでは、ともなっている(
後はせめて乳兄弟のどっちかに振れればバトル吹っ掛けやすくなるんだが。
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