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6人目、城主 ソマリ が参加しました。
城主 ソマリは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。

[滴るように赤い満月が空に浮かび、明けない夜が押し包む森の奥、
ぽっかりと開けた場所に古い城館が建っている。
森の木々より少し高い尖塔を備えた建物は、空からならよく目立つだろう。
周囲を囲む石壁は蔦に覆われ、門扉は錆びついているようにも見える。
だが門を押すものがあれば、閂もなく、軋むこともなく滑らかに開く。
門より続く庭も、城館自体も、森に飲み込まれつつあるような風情ながら、手入れされていると気づくかもしれない。]

[城の奥、主だけに許された場所でまどろむのは、この城で唯一実体を持つ者だった。
髪も眼も、肌も服装までも漂白されたように色が淡い。
幽遠の果てに魂を遊ばせるかの風情だったが、微かな空気の揺らぎに目を開いた。]
客人があるか。
ならば歓待の準備を。
[言葉に感応して、影のように朧げなものたちが城の各所で行き交いだす。
意思無く形なく、ただ城の雑事をこなすだけのものたち。
それらが働く様子を意識の外に置いて、城主は指を伸ばす。]

我が領を訪うものとは、久方ぶりだ。
佳き刻を過ごしてもらわねば。
[空気が白く霞み、森に入ったものたちの姿を映し出していた。*]
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