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従者 ノトカー が見物人として参加しました。
従者 ノトカーは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 天上宮 ―
[久方振りに訪れた天上宮は、祝宴の空気に沸いていた]
なんだか懐かしいですね……この雰囲気も。
[かつての祝祭――百年に一度の大祭の日を思い出す。
あの日の自身の心持ちは、祭りの華やぎとは遠く離れた所にあったのだけれど。
今回はそういった意味での気負いはなく、浮かれた空気にもありのまま向き合えていた]
[しかし、それ以上に――]
はいはい。ここに来たのは祭儀のためでもあるんですから、忘れないでくださいね。
[釘刺すような口調で言い、溜息をつく]
しかし、まあ、それ以外は――
少しばかり羽目を外すくらいは、許しましょう。
[言いながら苦笑交じりに、従者は年若い主へ視線を向けた]
このところ、少しばかりお堅い儀式が続いてはいましたからね。
[しかし、そこに齎される報せ]
はっ。
地上に……ですか?
[地上に落ちた仙花の探索。
それの志願者を募っているのだと、伝令は霊亀眷属とその従者に告げた。
浮かれている場合ではない大事ではあるが――常ならば当主を戒めることも多い従者が、この時は窺うように新任当主の顔を見た]
どうしますか。
天帝、そして玄武様よりの命。
ではありますが――ここは私が探索隊に加わる、という形でも構いませんよ。
[天を護る役目も必要であろうから――とは、口実。
本音では、祭りを楽しみにしていたであろう若き当主を、天界に留まらせようという気遣いからの提案であった]
[慣れない儀式の連続と、当主就任に伴う重圧。
そうしたものから一時でも解き放たれるのに、此度の祝宴は適任と考えていたのだが]
……その通りですが。
[従者の反応はやや遅れる。
感心、を通り越してやや驚愕したような間]
まさかそこまで真っ当な理由が貴方の口から出て来るとは。
さすがに驚きました。
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