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7人目、諜報員 ミーネ が参加しました。
諜報員 ミーネは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[ 嗚呼、こんな日には思い出す
雨に濡れ
愛に飢え。
絶望を瞳に宿していた
あの日の事を
かつて《Golden Gulltoppr》
" 金馬号 "の前で倒れていたあの時
私を招き入れてくれたのは、さて誰であったか。 ]
[ 金馬号は私にとって初めて手にした " 仲間 " であった
仲間の為ならば私はどんな修羅でも押し進もう
『ラグナロク』と呼ばれる最終兵器は
育ちの悪い私には未だ理解は適わず朧気で。
それでも大切な仲間がそれを求めるならば―――…… ]
― シルバーメリー号 ・ 通路 ―
そうこそ、いらっしゃいました
楽しんでいってくださいね!
[ なぁんてね
私は何食わぬ澄ました顔でシルバーメリー号の一員として潜伏していた
シルバーメリーが『ラグナロク』に関する情報を持っているかもしれないので、情報を探る事が目的だ
日々の勤務の中ではニコッと無邪気な笑顔を浮かべ
制服のボタンを上までキッチリと留め任務に当たる姿はもしかしたら
" 真面目ちゃん "な印象を与えたかもしれないけれど
決して真面目な訳ではない
只 " 仲間のために自分に出来ることをしたい "
その思いに従うのみだ ]
[ もしかしたら、くしゃくしゃの癖毛から覗く横顔に見え隠れする
後ろ暗さから、素性を怪しむものは居たかもしれないけれど
決定的な証拠は未だ掴まれていないはずだ。
"今は" まだ!
[ もし近くを通る人の中に『 Golden Gulltoppr 』の一員が居たならば
そっと近づき耳元で囁くだろう]
Noi felici!
我々に幸あれ!
[ さて、その囁きが誰かの耳に入ったかはともかくとして
久々に金馬号の仲間の顔が見られることに私の頬は知らず緩んでいた]**
― 回想 金馬号に救われた日 ―
[ 風の内戦が起こった十年前。
私が暮らしていた養護施設は何の前触れもなく閉鎖された
仮にも産まれてから10年は暮らした場所だ。
…が、感慨は思った以上に湧かなかった
明日からどう生きようか、
そんな、何の力も無い少女が極当たり前に抱くであろう不安さえも。
門扉の冷たく閉ざされた鎖に手を触れながら思い返すのは
そこで暮らした日々。
馬鹿馬鹿しいと思えるかもしれないが
弱き立場を救うはずの養護施設の中でさえ
強固な身分制度が根深く支配していた
同じ施設に暮らす子の中にも色々な出自の子が居たが
両親の顔が一切分からない女の子。
それは私の"身分"を蹂躙するに十分過ぎる程だった
私のための食事など用意されたことは一度も無い
誰かが皿に残したものを人の目を盗むようにして手にいれてきた
私の存在を肯定されたことなど一度も無い
憎悪に歪む瞳と罵声だけが、関わりの全てであった
そうして生み出された " 私 " は感情を閉ざし
絶望に瞳を染めた "化け物" であっただろう
[ 何のあてもなくふらふらと歩き、ついに倒れた金馬号の前
悲しくなんて、無い。この世に未練なんて、無い。
それなのに何故だか涙は止まらなくて。
冷たい地面を背中に感じながら空を眺めていたあの時
不意に空と私の間に入ってきたのはゲオルグと呼ばれる屈強な男性であった>>39
その時触れた彼の手は何よりも暖かく
まるで太陽のようだと思った
太陽のような彼に絶望に凍える心の一部が
溶かされたのだろうか。
その時思ってしまったのだ
まだ " 生きたい " と
運命の巡り合わせとは不思議なものだ
出ていけとは未だ言われていないものだから
いまもこうして居座っている ]
[ 私は金馬号に拾われて
本当に幸せだった
だからこそ私は恐怖する
もし彼等を失ったら?
一度幸せを知ってしまった分
喪失の痛みは深いだろうと ]
[ 自分が傷つくだけなら良い。
しかし大切な仲間が危険に晒される事は
到底耐えられそうに無かった。
だから私は、隊員の誰に対しても
決して必要以上には踏み込もうとはせず
“ 仲間 ”としての距離感を頑なに
守っていた
それは常に危険の付き纏う生活において
心を守る為に身に付けた枷でもあった ]*
ー 回想 食べること ー
[ 金馬号に拾われてからの私は
驚く程に食に貪欲であった
初めて暖かい食事を出して貰った時
私はきょとんとした顔をした
恐る恐る食べた時
染み渡る温みに、何故か熱を帯びる瞳と
ちょっぴり塩辛くなったスープには
気付かれてないと良いのだけれど ]
[ だから、ノーラの作る料理を食べる時間は
何よりも幸せな時間であった
自分の中の足りない“ 何か ”が
満たされるような気がしたから。
ニコッとはにかみながら
彼の作るふわふわのオムライスが
好きだと伝えたのは何時の事だったか
とはいえ彼の作る料理は何であれ
とてもとても美味しそうに食べるのだ。 ]
― 回想 ドロシー ―
[ 船の中で最初に親しみを覚えたのは
艶やかな金糸を持つ年若き船長>>51だった]
もうっ
サイコキネシス使わないでって言ったでしょ!?
[ それは彼女が酷い頭痛に倒れ>>170
私一人では安全な場所まで運べなかったため
誰かに手伝ってもらいつつ
彼女を安全な場所まで避難させた後のことであったか
仮にも相手は船長だ
敬語を使うべきなのだろうが、口調はまるで
仲のいい友達に話すよう
彼女が倒れた後には、つい喧嘩口調になる
眠ったまま目を覚まさない、等ということは
無いと知りつつも不安が抑えられないのだ
[ 『ラグナロク』に関する情報を得ようと
画策してはいるのだが
今のところハッキリとした確証は無い
一般的な従業員が分かる範囲に限るが
銀羊号であった出来事や警備の状況を
伝えることがあったし逆に金馬号の出来事を
教えてもらうことはあっただろうか
『スノウちゃんは今日も元気よ』
そうしていつも報告の締めくくりに言うこの言葉は
今日も私は元気に過ごしていたという
報告であると同時に、警備は厳重よ
という意味も込めていた ]*
[ ガルーに聞き覚えがあるかという問いに>>275
詳しくは知らないけれど背中がぞわりと粟立つのを感じた
諜報員として出来る限りの情報を集めようとしてきたが
その中には嘗てこの船で行われた実験についての噂もあり
確かその中で登場した生き物であったか
『ラグナロク』にしか興味が無かったものだから
詳しいことは知らなかったし
俄かには信じがたい内容であったが ]
…ガルー。
聞いたことはあるわ
本当かどうか知らないけど、脳内生物に寄生されると
凶暴化してしまうのだったかしら
ふふ、ガルーが正に今、ガルーと話していると
言ったら。どう思う?
[ 茶化すような口調で
寄生されている可能性を示唆する]
そうそう…
[ ハーランに思い出したように言う ]
第四エリアの63番ゲートは故障中よ
[ 正確に言えば、その扉だけは外からも開くよう
小細工を施したのだ
船の操縦・管理を行う第一エリアは勿論のこと
普段はそれほど厳重な警備のしかれていない第三エリアは
何故か普段より厚い警備が敷かれ細工は出来なかった
そして多くの人が滞在する第二エリアは避けた
どんな風に侵入するかは知らなかったし
使わなくても構わないけれど
侵入経路は多いに越したことは無いだろうと
その後誰かの足音が聞こえ
慌てて通信を切ったのだったか ]**
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