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6人目、吟遊詩人 ディルドレ が参加しました。
吟遊詩人 ディルドレは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
─ 街中・広場 ─
駒鳥よ 小さな友よ
おまえの歌を みつけておくれ
おまえの声を 届けておくれ
大地の果てに 咲く花を
黄昏沈む 海の色を
空の向こうの 煌めきを
いつか わたしに 聞かせておくれ
[爪弾く弦を最後にたっぷり響かせたのち、顔を上げ恭しく一礼する。
柔らかい拍手。足を止め耳を傾けるもの、道すがら興味深々で視線を向けるもの。皆一様に穏やかで概ね好意的だ。
王城のサロン、オペラハウス、パブの片隅も舞台としては悪くはない。が、こうして澄んだ空の下で気ままに歌うのがいっとう好きだった。 ]
……没落貴族の放蕩娘?
さあて、私は確かにディルドレだが。
吟遊詩人のただのディルドレさ。人違いじゃないかい御老人。
ふむ、私も名が落ちたもんだ。
そうだねぇ……その娘のことは知らないが、こんな物語なら知ってるよ。
[ふたたびリュートを爪弾いて、少し掠れたアルトが紡いでゆくのは旅する娘の冒険譚。
暁の国・ラメールで没落貴族の放蕩娘と噂されたのは遥か昔。自由を求め家を捨て、今では吟遊詩人として大陸中に名を馳せていた。**]
─ 街中・広場 ─
[>>42 柔らかい声音で名を呼ばれ、大仰に会釈を返す。]
これはこれは "若旦那様"、どうもご贔屓に。
近々 "お屋敷" へもお伺いしましょう。
"大旦那様" に駒鳥が来ているとお伝えください。
[>>43 目を輝かせ歌をねだる青年へ、応えるかわりにリュートを抱えて歌を紡ぐ。まるでいつかのあの日のようだと面影を重ねながら。]
─ 森の馬車の歌 ─
木漏れ日こぼれる 森の中
露草混じりの 道ふみしめて
赤子を乗せて 馬車が走る
からり からから 車輪がまわる
ふらり ふらふら 荷台がゆれる
人の世界に 生まれたからには
あなたもお品も はこびましょう
やわらかい藁 澄んだお水
たてがみ優しく 撫でる手のひら
あなたが私に くれるのだから
私のために はこびましょう
[軽やかな旋律を指で弾き歌を乗せれば、音につられて人が集まってくる。
歌の合間、リクエストしてきた青年の方へちらりと視線を向ける。民草に溶け込むように談笑しているその様子は、まるで平和を描いた絵画のようで。その眩しさに目を細めた。**]
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はてさて久しぶりのRP村。
企画&村建てのすてらさんに感謝を。
皆様改めてよろしくお願いします。
NPCと称しつつ、中の人がinしてます。
ゲームの勝敗に関与しないノンプレイアブルキャラ的なあれです。
吟遊詩人というと、詩人兼マッパーとPT戦力底上げジョブが浮かぶくらいの浅学さですが、村建て様が日替わり毎の歌をご所望です。
日替わり猶予あってたすかった。
なけなしのセンスはもうゼロよ・・・!
でもリクエスト嬉しかったのでがんばるのです。
ー 太陽の高い頃・街中の広場 ー
[>>143 向けられた榛色に視線を返せば、程なくして人の輪をくぐり抜けて消えてゆく。その背を追いかけてゆく淡い若草の髪の主には覚えがある、あれは王子の知己の筈だ。心の隅で安堵すると、何事もなかったかのように歌を続け歓声へと応えるのだった。]
おや、小さなお嬢さん。
素敵な花だね、私にくれるのかい?ありがとう。
ふむ、海の歌が聞きたい、か。
そうだねぇ……こんな物語は知ってるかい?
[リュートに乗せて紡いでゆくのはこの地に古くから伝わる童話、船乗りの兄弟の物語。完璧なようでどこか不器用な兄と、病弱だが思慮深く優しい弟。二人力あわせ舵を取り支え合い、荒波を越えていく。
人だかりの輪の外で兄と弟が久方ぶりの邂逅を果たしていることなど知る由もなく。長らく会わない兄君はどんな色男になっていることだろう、と。遠い記憶に想いを寄せながら。**]
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>>257
わあわあ、返歌だやっほい。
第三陣営が徐々に踏み込んでいく感じがとてもよいですね。あんまり動けてないから、生かしてもらえるのはありがたいなぁ。
― 夜の街・酒場 ―
[夜の酒場で奏でるのは、心地よく酔わせるための陽気な歌や、想い出にそっと寄り添う切ない音色。ここでは人々の口から零れる物語の欠片が報酬だ。もとよりそれほど路銀に困りはしていない。]
へぇ、得体の知れない化け物相手に
随分と勇ましいじゃないか。
それで、その勇猛果敢な乙女達はどうなったんだい?
[歌の合間、酒を奢られるままに煽り、酔っ払いの話に調子よく相槌をうつ。怪物の正体には見当がついていたが結末は見当がつかない。すでに脚色されているような気もするが、歌にするのも面白そうだ。]
[自慢話、苦労話、噂話、恋話。夜の酒場には他愛のない石ころも、磨けば輝く原石も転がっている。
>>236 ふいに、誰かの視線を感じた。同じような人種というのは嫌でも気がついてしまうものだ。広くはない店内を見渡すが、視線の主にはたどり着けず。代わりに、カウンターに腰掛ける女が長い髪から覗かせた湿布が目に止まる。]
マスター。
そちらのお嬢さんに、何か冷たいデザートを。
なあに、今日は羽振りがよくてね。
別嬪のお嬢さんにもおすそ分けさせとくれ。
[他意はなく、単なる老婆心からそう告げて。再びリュートを抱えると、人の輪の中へ戻っていった。**]
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追いきれなくなってきたんでまとめておこうそうしよう。
■情勢
中央:穏やか平和ボケ
北方(ゾネス):岩山城壁二重の門、温泉、慰安婦、男出稼ぎ、女孤児捕虜受け入れ
南方:不安定、翳りあり。アレクシス参謀就任時に戦火。葡萄の名産地だった。
隣国:王は強か、狡猾。貧困。北方の崖の向こう。風が強く、林の多い山岳帯。
ローレル亡国(隣国?):15年以上前に戦火。凄惨、行軍あり
■時系列
5年前:老チェンバレン卿他界(病死)
8年前:フェリクス王国軍統括
10年前:残り火の鎮火、ドロシーソマリ入隊
15年前:老チェンバレン卿退役
それより前:ローレル亡国戦火
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20年物の南方産ワイン美味しそうですね。
ディルドレはたぶん40年くらい前に国を出て諸国を転々としていた感じですよ。最初はよりつかなかったけど、王子達が生まれてから立ち寄る機会も増えたとかそんな感じ。
─ 若人らが生まれる前のこと ─
私、この国を出ていくことにしたの。
[黒髪の少女は、数少ないご贔屓である商人の青年にそう告げて、朗らかに歌い出した。
人気のまばらな街中の広場、人々の足並みはどこかせわしなく、翳りを浮かべているものも多い。少女が一人歌ったところで奇異の目でみられるだけだが構いはしない。だってこんなにいい天気、歌ったら気持ちがいいに決まっている。]
[ドレスと呼ぶにはいささかくたびれている服の裾をつまみあげ、恭しくお辞儀をすれば、柔らかい拍手で迎えられた。]
家のこと?別にいいのよ。
伯母さまはきっと、私がいない方が喜ぶでしょうし。
[幼い時分に父母を亡くし、名目上の当主ということになってはいたけれど。慎ましいながら父母が守っていた屋敷も財も、後見についた伯母が思うがままに浪費している。どうせたいしたものはないのだ。それに、想い出はこの胸の中にある。]
西方からのキャラバンが来ているでしょう?
隊長さんが私の歌を褒めてくれてね、一緒にこないかって誘ってくれたの。
西の彼方の人達は歌を喜ぶし、劇団や詩人のギルドもあるからそこで仕事を探すといいって。
出発は明日の朝よ。
ねえ、あなたも一緒に行かない?
珍しいものもきっとたくさんあるわ。商売には困らないんじゃないかしら。
[目を輝かせ問いかければ、青年は困ったような笑みを浮かべ首を横に振る。]
……そう、残念ね。
じゃあ、いつか私の歌を届けてあげる。
あなたが好きな、駒鳥と王様の歌みたいに。
[そうして長らく異国の地を回り、名声を手に入れて。
没落貴族の放蕩娘を街の人々が忘れた頃。
そう、ちょうど暁の国に二人目の王子が生まれたくらいの頃だろうか。
王城のサロンに招かれて漸く、ご贔屓だった青年が商人ではなかったことを知る。
名乗る言葉は必要ない。
青年が好んでねだった歌を歌えば、あの日と変わらぬ眼差しがそこにあった。**]
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