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[フェリクスにさりげなく異邦者たちから守るように隠されて、ようやく少し肩の力を抜く。
安心させるように続けて伝えられた言葉に、おとなしくこくりと頷いて]
はい、わかりました。
とりあえず、近くの人に伝えに行きます。
あの…えっと、気を付けてくださいね…?
[ちらりとシロウ以外のまだ武器を携帯している人たちを横目で見て
万が一にも怪我なんてしないでくださいね、と念を押すようにそう伝えると、
しまうはずだった本を抱きしめたまま階段に向かって駆け出した]
/*
思いのほかずっと本を持っていることになってチップぴったり過ぎてにやにやしてしまう
狼引いたら、この本が『弁明と予言の書物』ってことにしよう
─地下→保管室─
[階段を駆け上がると、珍しくパティオにも廊下にも人はおらず。
司書たちが集まる事務室に向かうのがよいか、それともこの時間ならカフェかと廊下を走っていると、保管室から声が聞こえて飛び込む様にドアを開けた。
視界の横に、本棚にぐちゃぐちゃに本が入れられているのを見つけたが、今はそれどころじゃない。]
い、ほうじん、が…
[走ることなど滅多にないせいで上がりきった息で、何とか声を出す。]
異邦人、が、地下書庫に…
みんなに伝えてほしい、って
[止まってしまうと、一気に疲れが出てへたり込んでしまった]
[へたりこんだ身に一番に近づいてきたのはシメオンだった。
2、3回深呼吸をすると]
今は、フェリクスさんが、対応されていて
けっこうたくさん、5人以上、は…いまし、た
[周囲に知らせる任務を肩代わりするといってくれたフィオンに頷く。
初めてのことでテンパっていたが。フィオンの落ち着いた様子に、そこまで怖がることでもなかったのかもしれないと安堵の息をはいた。]
すみません…体力、なくて。
あ、はい、フェリクスさんがカフェに連れていこうとしてました、ので
カフェに連絡は必要だ、と、思います
[きびきびと部屋を出ていくフィオンと入れ違いに金の髪が見えた]
アリーセ、さん。
さっき地下書庫に行ったら…
見慣れない人が、たぶん、異邦人です。
武器とか持ってるし…本は勝手にさわろうとするし
なんか…こわい、人たち、でした
蔵書に触れられるのだけは、止められたのですが…
[アリーセのやさしい声に、また少し落ち着きを取り戻す。]
そうですね…いきなり武器を振りかざすような方たちではありませんでしたが、やっぱり、その。
外から来た人なんて初めてだったので、怖かった…です
[深呼吸を繰り返すうちに冷静になってくると、置いてきてしまったフェリクスのことが気になった。
彼が体を鍛えていることも知っているし、少なくともシロウという人は話し合おうとしてはくれていたけれど。
それでも、こちらの力量を図るような鋭い目線が脳裏にこびりついている。
シメオンが向かったとはいえ相手は多数だ。万が一、ということがないとも限らない]
いえ、…もう大丈夫です。
みんなに知らせるのはフィオンさんにお任せしましたし、アリーセさんが地下にいかれるなら、私も行きます。
[はっきりそう告げて、よいしょと裾を払って立ち上がる。
地下につくまで話し合いは続いていただろうか。
もしカフェに向かう集団を見つけたら、先導するメンバーに駆け寄っただろう]
マーティンさん。
異邦人ってつまり…
え、えっと、アナザー…パーソン…???
[どう言えば伝わるか、とつたない語彙を駆使するも、何となく違うと思っていると隣でさらりとアリーセが訳して説明していた。
心底、翻訳者に配属されなくて良かったと思う。]
やっぱり、珍しいことなんですね。
フィオンさんは落ち着いて対応されていたから意外とあることなのかななんて…思ってました。
[アリーセと共に地下へと向かう、が、地下に行くより前に地上に上がってきた集団に出くわす。
どうやらフェリクスとシメオンが先に異邦人たちをカフェに案内することで話がついたらしい。
二人に怪我がなさそうなことを見てとると、ほっと胸を撫で下ろして駆け寄った。]
フェリクスさん、シメオンさん、ありがとうございました。
カフェにはフィオンさんが先に連絡してくださっています。
[そう伝えると、皆と連れだってカフェに向かった]
―カフェ―
[異邦人たちがめいめいに食事を頼むのを見ながら、フィオンの手伝いをしようかなどと考えていたが、
聞こえてきた会話に不思議そうな顔をした。]
上から?声?いつですか?
私には聞こえませんでしたが、私が地下に行く前の話ですか?
…お疲れなんじゃ、ないですか。
[図書館の者は聞いていないといい、異邦人たちは聞いたといい。
長旅をして来たようなので、疲れて幻聴でも聞いたんじゃないのかな、と思う。
みんなが同じ幻聴を聞くのは考えにくいけれど。
その間にも、シロウとフィオンがやり取りをするのを半ば感心しながら聞き入っていた。]
…「探し物」、「誘われた」、?
[シロウの話す言葉のなかで引っ掛かった部分を繰り返す。
よほど近くにいる人でなければ聞き取れないほど小さな声で]
[新人と言う立場上、何かしなければという気持ちを汲み取ってくれたのか、フィオンが頼み事をしてくれると、二つ返事で引き受ける。
油断ができなそうだという言葉には、固い顔で頷いたが、続く言葉にはキョトンとして、ふ、と笑いが漏れた]
フィオンさんがご冗談おっしゃるのって珍し…
[言いかけて、ポロポロと涙がこぼれてくる。]
あれ、えっ…すみませ、ごめんなさい…何でだろこれ
[人並みに緊張していたのかもしれない。
思い返せば、異邦人たちと遭遇してから笑ったのは初めてだ。
心配させてはいけない、と腕で涙をぬぐって、2回頬を叩いてにこりと微笑んだ]
そうですね、アリーセさんも美人ですし、私の先輩も美人揃いですから
[自慢げにそう言うと、少し気分も上がる気がした。
異邦人の女性のために、いくつかのケーキとプチフールを皿にとり、少し考えて果物も。これなら、男の人も食べるかもしれない。
シロウの言葉を復唱したのは、フィオンに聞こえただろうか]
異邦人って、迷い込むものじゃなくて呼ばれるものなんですね
[彼女にとって、これが初めてですべての体験。
それが異常なことなど知るよしもなく。]
[フルーツやスイーツをある程度皿に盛ると、まずは異邦人のなかで唯一の女性のところへ。
頼まれていたものも同時に運び]
よければ、甘いものも食べてくださいね。
[その後、フィオンやシメオンが異邦人とやり取りするのを見つめながら、何かしないといけないことはないかなとぼんやり考える。
ローレルも男か、という声には]
女です
[と、軽く睨んでみた。]
[直後。頭上にサイレンが響き渡り、はっと顔をあげる。
告げられた言葉のすべてを、すぐに理解することはできなかった。]
バグ…?
バグ保持の可能性、って…どういうこと…?
[漸く解けかけた緊張が、また胸を支配する。
バグ保持の可能性。…本当に?誰が?
不安そうな顔で、名前の呼ばれたメンバーを見渡した]
[立ち尽くしていると、カフェの入り口からにぎやかな片言の日本語とのんびりした声が聞こえる。
ピリピリした雰囲気が和らいだような気がした。
リュカに手を振り返して]
お疲れ様です、リュカさん。
さっきの放送。
バグ…って、言ってましたけど…
[「どういうことだろう」、「なんだろう」、「本当に?」。
適切な問いかけ方がわからなくなって、語尾がしぼむ。
それに、リュカが何かを知っているとは限らない─それでも、いろいろと仕事を教えてきてくれた先輩にはとりあえず何でも聞いてしまいたくなる。]
……私たち、どうしたらいいんでしょう。
[ぎこちない笑顔を浮かべるシメオンの提案にアリーセが同意するのを見て、頷いて]
わかりました。
[自分でそれ以上良い案を出せるとは思えない。
話し合って、どうするか…バグがわかるのか、など疑問は尽きないものの、それらも話し合わなければ始まらないと思う。
動き出したシロウや他の異邦人たちはどうしよう、と言いかけると既にシメオンが指示を出してくれていたようだ。
彼らが席を立つのを見届けながら、一番隙のなさそうなシロウに]
…本当に大事な本ばかりですから、司書たちのいうことはちゃんと聞いて…大切に、扱ってくださいね
[念を押した]
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これは狂気度0メンバーで2d吊り希望を出さないといけない感じですか?
み、みんなRP上手だから乗っかってたらいいですか……?
[リュカの言葉に、いつまでもうじうじしているわけにいかない、と思いなおす。
動いてみなければわからない。本当にバグがいるのかも、きっと。]
そうですね。
ありがとうございます。
[少しだけ気持ちが前向きになると、鼻腔をくすぐる珈琲の香り。
自分もと珈琲コーナーに行き、砂糖とミルクたっぷりの甘い珈琲を作って一気に飲み。
ふぅ、と息を吐いた。
みんなが会議室に向かうようなら、そのあとをついていくだろう。]
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