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6人目、黒焔狼 レト が参加しました。
黒焔狼 レトは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
― 軍務省への渡り廊下 ―
[とてとてとてとて、傍目呑気に歩いていた漆黒の仔犬。
その姿は、何の前触れもなく、とけてきえた。
直後にふわりと揺らめくのは漆黒の焔。
それは集い、人の形を作り出す]
……ふむ。
『ひと』の形をとるのは、どれだけぶりだったか。
元の形は忘れて久しいが故、どうなるかと思ったが……やはり、アレに似る、か。
[水面に映る姿を見やって独り言ちた後、それは大げさなため息を吐く]
まあ、いい。
ついでに、仮名代わりにアレの幼名を借り受けておこう。
……さて、それでは綻びとやらを辿るとする、か。
[一頻りぶつぶつと呟いた後、歩き出す。
その動きにあわせ、黒く煌く光の粒子が一度散って、消え失せた]
/*
と、いうわけで。
どうするか悩み悩み、結局ここに落ち着いた俺である。
……赤目でやんちゃっぽい、っていうのを前提で考えると、ここが一番近かったんだよなあ。
しかし、期せずしてダブル人外だな、これ。
[気づけ]
― 軍務省への渡り廊下 ―
……ん。
[しばらく歩いた所でぴたり、歩みが止まる。
紅の瞳がどこか気だるげに、湖上庭園の一つに向いた]
付喪神が出ている、とは聞いていたが。
……賑やかしい事だ。
[呟く視線の先には、ペタペタと音を立てて跳ねる、古びた草履が一組]
……さて、どうしたものかな?
[付喪神が動き回る事、それ自体は別に構わなかったりする。
『魔精霊』的には]
まあ、この形で動くのも、1000年近くやっておらぬしな……。
[そこまでできる状況になかった、というか、自分にそこまでさせても揺らがない盟約者がいなかったから、というかまあ、いろいろ事情はあるのだが。
久しぶりの『運動』もかねてちょっかいかけるかどうか。
渡り廊下の手摺に寄りかかりつつ思案する様子は、妙に楽しげなものだった。**]
― 軍務省への渡り廊下 ―
……ん。
[ぺたぺたぱたぱたしている草履を眺めていたのはしばしの間。
とん、という軽い音と共に床板を蹴った。
捕まる捕まらない、よりも、今の自分がどれだけ動けるか、を確かめたい、という気持ちからの動き。
庭園まではそれなりの距離があるはずなのだが、特に気にした様子もなく欄干を飛び越え島へと向けて跳躍し]
[強すぎる力がまだ若い付喪神を事前にビビらせ気づかれたか、それとも単に目測を誤ったか。
理由は定かではないが、伸ばした手は付喪神に触れる事無く、草履はぺたぺたきゃーきゃーと逃げていく]
……む。
鈍ったか。
[ぽつ、と零れる呟きはやや、不機嫌なもの]
ま、逃げられたところで別に構わんが。
[物によっては、多分盟約者がうるさいのだが。
あれなら問題あるまい、と開き直った]
― 湖上庭園 ―
[ぺたぺたと跳ねて行った草履を見送った後、ぐるり、周囲を見回す。
庭園に移動してきたのは、草履がいたから、というのもあるが自分がここにいる目的を果たすため、というのも一応、ある]
……さて、この辺りに綻びは……。
[などと呟く視界を横切って行くのは、妙に楽しげな白いぼろ布、もとい、白うねり]
…………こやつらにとっても、祭り、か。
[今回の式典、それが意味するもの。
諸々の事情から、それは魔精霊も理解している。
故に、大事にしたくない──という、盟約者側の事情もわかってはいるのだが]
……『当たり前』の式典など。
この地には、似つかわしくなかろうよ。
[そんな風に考えてしまうのは、遥か昔──それこそ、建国以前からのこの地を知るが故か]
そう言う意味では、今の状況は面白くはあるのだが……さすがに、捨て置けるものではないからな。
[どこへ繋がっているかの精査には至ってはいないものの、異なる場所への入り口が不自然に築かれている、というのは、魔精霊には容認できぬものだった]
……ここであれば、干渉も少なかろうし。
少し、辿ってみる、か。
[小さく呟き、緩く手を動かして宙に印のようなものを描き出す。
古い、古い時代に作られた術式による力の集中。
盟約者との約もあるから、そこは真面目にやらなければならない。
……もっとも、危険の度合い如何によっては、好き勝手に遊ぶ可能性は高い。
物凄く高い、のだが]
― 湖上庭園 ―
……ふむ。
取りあえず、火急にどうこう、という手合いの物ではない……か?
[人には読み解くも叶わぬ古い術式を用いた探査の後、魔精霊が漏らすのは小声の呟き]
放置すれば厄介だが、領域を揺るがすものではない…………か。
何か事あるようなら、理持って正せばよい、と。
……これならば。
[ここで一度言葉を切り、一つ、息を吐き出して]
……ちょっとばかし、羽目を外しても、問題ねぇな?
[く、と上がる口許に刻まれるのは楽しげな笑み。
零れた言葉は、それまでとは口調のがらりと変わったもの。
……いや、10代後半の青少年、と見える外見には、ある意味では似つかわしいものではあるのだが]
最近は騒動事も少なかったし……後始末引き受けりゃ、文句はいわれねーだろ。
[引き受けたって言われます、という突っ込みは。
残念なことに、どこからも飛んでは来なかった。**]
/*
そもそも、昨日無駄にてんしょんかっ飛ばしたせいで睡眠足りてねーんだから。
無理せず寝ろや、俺。
しかし、よーやくレヴィンモードのスイッチに至れた……ここまで持ってくれば、も少し動かし易くなる、はず。
しかし、この人数ですたーと、は厳しいと思うが。
そこら、どーなるやら。
― 湖上庭園 ―
さーて、と。
ここでじっとしてても仕方ねーし、どうするか、な。
[盟約者との約──『内』からの支えは、多分どうにかなる。
そう、割り切ったら強くなるのは本来の性質──つまり、騒動を好む魔精霊の本質。
盟約の事もあり、派手にやらかす事はできないものの、最近は盟約者が大人しかった事もあって、色々とたまっているらしい]
取りあえず、他んとこ移動して……っと。
[呟く視界を過るのは、さっきも通って行った白うねり]
……おせぇよ!
[白うねりが逃げ出すのと、魔精霊が地を蹴るのとはほぼ同時。
伸ばした手はひらひらと風に棚引くぼろ布の尻尾をがしっと掴む]
よっ、とと!
[掴んだ所で僅かにバランスが崩れ、足が水面に触れるものの。
瞬時に足元に力場を作り出してそれを蹴り、更に跳んだ。
ぱしゃん、と大きな水音が響く中、再度の跳躍で別の小島にたどり着く]
別に、お前らに恨みはねーけど。
ちょいとばかし、『力』はもらうぜ?
……この形、腹減り易いんだよ。
[にっこり笑って、掴んだ端から妖力を吸収する。
もっとも奪い尽くす事はなく、へろへろになった辺りで吸収自体は止めるのだが]
― 湖面 ―
[へろへろになった白うねりは、近くの低木の枝に引っかけておく。
自然の気に晒しておけば、自然と回復してまた動き出すだろうから特に気にはしていない。
自身も広義分類では妖に属する存在だが、他のものに同類意識などはなかった。
……当然というか、付喪神の総元締めのような存在に対しても、慣れあい意識などはない。
いや、むしろあちらとは犬猿の仲と言えるだろう。
故に、その力を感じる方にはあまり行きたい、とは思わず、結果]
よ、と。
[王宮へと続く渡り廊下へ戻るのは避け、湖面に顔を出す岩から岩へと飛び移り、何かありそうな場所を探して移動開始]
― 湖上 ―
……ん?
[てんてんとん。
岩から小島へ、小島から岩へ、身軽に跳ねていた動きが不意に止まる]
精霊……か?
にしても、この感じは……。
[知っているような、違うような。
不可解な感覚に、渡り廊下近くの小島に足を止め、緩く、首を傾いで思案の素振り]
/*
そこに全ヒットする可能性は高くないだろけど。
銀×占で呪人占うと速攻で終わる事に気づいた。
いや、それもそれでありだけど、いちお。
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