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殺しに行く役目を誰かに担って貰うより、自分でも出来るところを殺したほうがいいのかな?と悩んでいたように思えたから、もしそれが解消されていないのなら敵陣営を選ぶことのがやりやすいかな、と思っただけで、敵だから見境なく殺しにいくだろうなどと考えたわけではないぞ。
とは、言っておくな。
と、リエヴル、おつ!
トール…wwwww
まあ、うん、なんか気持ちはわかる。
俺が寝落ちしたのも悪かったよなあ。
すぐエンドロール落として「灰ログ解禁です!自由にしゃべってね!」ってなってたらちょっとは違ったかも…ごめんな。
―十五年後 草原の大陸―
[草原を疾駆する馬が二頭。
先頭をゆくその背には、黒髪を靡かせた少年の姿がある。
少年は切れ長の瞳を僅かに怒らせ、ひたすら、南を目指していた]
……ったく、母さんもアリデも心配性なんだ。
南からの船を見に行くだけのことじゃないか。
『貴方は鉄砲玉ですもの。
無茶しすぎなんです、メルヒオル様。
本当にお父上にそっくり。
少しは、マルグリット様のことを考えてください』
[後ろを駆ける女性は、三十絡み。
きりりと髪を後ろに纏め、化粧けはないが、女ざかりの美しさを男物の騎馬服に詰め込んでいた。
彼女の言葉に拗ねたようにちらりと視線を向け、ぼそり、と少年は呟いた。]
……わかってるよ。
父さんが南から帰ってこなかったから、母さんも、アリデも複雑なんだろう。
『………』
[女――アリデの表情が、僅かに曇る。その気配に気づいてあわてたように、メルヒオルは継いだ]
別に、父さんが船から降りて来るって期待してるわけじゃないさ。
作戦が失敗して亡くなったんだろう、って皆言ってる。
それに、領地の一部を取り戻してくれたのは結局アリデなんだし……
今、団を纏めてるのだって、アリデなんだし……
……えと、その、ごめん。
『……別に、メルヒオル様のお言葉に傷ついたわけじゃありませんわ。
だって、その通りだからです。………港が着く度に期待してしまうのは、私の方ですもの』
[苦笑して、アリデはそう答える。
どこか切ない声にメルヒオルは黙り込み、ひたすら、馬を操る事に意識を向けようとした]
[鋼の民の領地の一端は、シューニャ・クロイツ亡き後傭兵団を纏め上げたアリデ・クロイツにより取り戻された。
尤もそれは、鎖の国に朝貢する従属国としてのもの。
シューニャ・クロイツの抱いていたその後のヴィジョンが実現されることはなく――恐らくそれは、色々な犠牲を伴うものでもあったので――クロイツの名前を継いだ新しい女団長は、ひたすら、自領を豊かに、民が安全に暮らし、戻れる場所にすることに力を注いだ。]
(この記録は、ローに、国許に着いたら聞くように――その後、消去するように言い渡してある)
(アリデ。ロー。後を頼む)
(俺は少し戻れない事情が出来るかもしれん。……だが、お前たちを裏切る事はしない)
(もし、俺が帰れなければ)
(メルヒオルが、幸福に育つことの出来る場所を、お前たちが作って欲しい)
[――シューニャ様が最後に通信機に残した記録には、そう残っていたのですよ、と。
アリデはことあるごとに、そうメルヒオルに伝えていた]
[馬は暫く草原を走り、やがて、遠く、海の見える場所へとたどり着いた。
きらきらと波がひかり、凪の海を彩る。
馬をとめて、小高い丘から眺める。
遠く、魚をすなどる小舟。
南からの船はもうもうと煙を吐きながらゆっくりと港に分け入ったところだった]
大きいな…! 見ろよ、アリデ!
あんなに大きな鉄の塊の船、初めて見た!
[子供らしいはしゃいだ声を上げ、メルヒオルが手綱を取る。
アリデは苦笑しつつ、夢中になって馬を転けさせないでくださいね、と、お目付け役らしい小言を投げかけた]
[タラップを踏み、ひとりひとり、降りて来る姿。
それは男も女も、老人も、少年も。
自分たちとは違う顔立ちや服装の、異国情緒を漂わせる人々。
彼らの中に、メルヒオルと似た黒髪はない。]
………。
[それでもメルヒオルは、きらきらとした目で彼らを見ている。
大きく、手を振ってみる。
アリデはその姿をほほえましく見つめながら、切なげに、船から下りるひとりひとりを眼差しに捉えてゆく。]
[――ピュイ。
愛らしい鳴き声が聞こえ、アリデは瞬きした。
船の方向から滑空するように、一羽の鳥が、舞い上がる]
『あら…、ツバメ?』
え?
今の時期に?
[メルヒオルも驚いて、空を見上げる。
滑空する鳥は、燕。草原では、この時期には見ない鳥だ。]
もしかして、大陸から来たのかな?
『………そうかもしれませんね』
[アリデの涙声に驚いて、メルヒオルは彼女を振り向く。
彼女は瞳を潤ませながらも、微笑んでいた。
清清しい顔で、空を見上げる]
『燕は、………向こうの言葉で、
シュヴァルベ、って言うんですよ、メルヒオル様。
お父様の、もうひとつの故郷です。
燕が、春を――つれてきてくれたのかも、しれません』
**
すま、リロードしたつもりだったのに被った…!
これでキャラエピ締め。空気呼んでなくてすまん。
地上組のかっこよさたまらん…っ
ホントいいとこ残ってくれたなああ…
カーク…ノトカー(´;ω;`)
同室3人組もせつなすぎて…
ノトカーに子供いたらメルヒオルと会えることもあったのかなと思うと確かに…;;
でも子供守ってたら剣鬼にならなかったかもしれないし複雑だな…。
秘んめるやめwww
俺も締めを。
色々ありましたが、参加者の皆さん、どれをとってもすばらしいログを見せて頂き、本当に幸せでした。
本当にありがとうございます。
ダーフィは幸福をありがとう。
シェットラントとカークにはもっと絡みたかったぞー。ぎゅうぎゅう。
公国の皆さん、色々お手間をかけました。
皆様のこれからに春燕の祝福あらんことを。
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