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[リヒャルトが目覚めの歌を歌うのを、傍らに立ち見守るようにしながら聴いていた。
呪歌は元々、同じ言葉の並びでさえ効果の程度に差が出るほどに不安定なものだ。
リヒャルトに声を重ねたい思いはあったが、未知の呪歌という不確定なものを使うことを考慮して、今は気持ちだけを預けることにした。
万が一にも力が足りないということなら、その時は改めて自身の力も使おうと思う]
[とはいえ、リヒャルトの成功を疑ってはいないのだけれど]
……先生、届いてますよね?
[最後には呼び掛けに応じた恩師の魂そのものが、その体を動かすのだろうと。
そっと語り掛けるようにしながら、光にゆっくりと溶かされていく氷の棺を見守った*]
/*
ひとまず目覚め辺りまではこんな感じで。
一緒に歌うのも美味しいと思ったけど、実験段階の歌なのでひとまずリトにお任せして、な形です。
緑の方ありがとです。また後で!
/*
こそっと。
そういえば、最初はキャラチップの候補にドロシーもいたんですよね。
ただ、ドロシーちゃんのロール見てるとすごくかっこいいし男の娘として違和感なく見えてきて、ロールの力ってすごいなと思いました。
/*
リト>>-231
こんな時くらい素直になってもいいのに…w
まあ、私は私らしい反応をするだけです(
死神さんの呪いかっこいいですね!
[目覚めの呪歌は氷と溶かし、癒しの力はロヴィンの傷を塞いでいく。
そこまでは期待通りの効果。
しかしそこで、予想もしなかった異変が現れる>>154]
え!?
今の、って……。
[燃え上がり消える剣に、思わずリヒャルトの顔を見るも、彼も同じく戸惑いの表情を浮かべていた>>156。
ロヴィンの方に視線を移せば、剣が消えた後もそこから血を流す様子はなく。
しばらくして、小さな呻き声がその口から上がる>>155]
先生……っ!
[2年もの時を経た現在では、今更過ぎる問い掛け。
けれどそれほどまでに自分たちを心配してくれていたのは、余りにも恩師らしくて。
突っ込み入れるリヒャルト>>157を余所に、ロヴィンの傍らへ屈み込む]
私たちは無事ですっ!
あれからも、いろんなことがあって……!
[歳月の経過は、自分たちの見た目にも表れているだろうか。
少なくとも髪の長さは、元のまま変えていないけれど]
――だから、早く先生に報告したかったんです。
またお話することが出来て……本当に良かった……。
[ここに至るまでのあれこれは、語りだせば切りがなさそうだったから、今はその想いだけを口にする。
尤も、声が詰まってしまったから、語ろうにも語れないというのが正しかったかもしれない*]
/*
ひゃあっ、素敵すぎるお誘いが!?
一個落としてから準備せねば…もちろん先生の方にも。
― 再建 ―
[国の制度面の整備や交渉など、再建に当たりやるべきことは多い。
実質的なリーダーであるリヒャルトがそれに奔走する一方で、自身は能力的適性がある魔法使いと、かつての力は失ったものの知識を持つ魔法技師、それから魔法能力のない建築技術者と、街の図面>>162を囲んでいた]
……どうです?
「うーむ……この辺の構造なんかは、人間の力で組み立てるんじゃ無理があるわなぁ。
素材的にも補強がなきゃ崩れちまうだろうし」
「この辺に使ってる石とか、どっからどうやって持ってきたんだろうな?」
[目の前にある図面は、かつての学園都市にあった塔の一つのものだった。
魔法技術によって建てられたそれを、魔法能力のない人間の目から評価してもらうのが目的だった]
……見た目の話は、まずは抜きにしましょう。
構造も、まずは魔法なしで設計して無理のない形にします。
災害対策などで必要な部分は、また別途考えるということで。
[魔法を持たない技術者を中心に設計を進めるよう促すと、当人が不思議そうな顔をする]
「そりゃ構わんですが……正直、こんなのは魔法でひょいっと終わらすもんだと思ってましたわ。
それなら元手だってかからんでしょう?」
[そう言葉を掛けられ、苦笑を浮かべながら向き直った]
魔法はそこまで万能ではありませんよ。
特に、無から有を生み出すようなのは……不可能ではないかもしれませんが、非常に多くの魔力を消耗します。
[図面の方へ、改めて視線を送る。
それを深く読み解くほどの知識は、自分にはないけれど]
――かつてのロンリコだって、全てが魔導師の力だけで作られて、回っていたわけではないんですよ。
[少なからぬ数そこに居た、魔法の使えない住人たちのことを思い浮かべる]
だからこの塔だってそうです。
……魔法を使えるのは一握りでも、魔法に出来ることを理解した上で設計する人や、魔法の前段階までの準備をする人は、魔法が使える必要はないんですから。
[実際にどうなのかは自分にはわからない。
仮にそれが単なる夢想でも、ならば自分がその第一歩を踏み出そうと思う]
だからまずは、みなさんの知恵を貸してください。
魔法に出来ることと出来ないこと、魔法なしで出来ることと出来ないことを、ここで見つけていくんです。
[そう、訴えかけるように言った後、ふと楽しげに口角を上げてふふっと笑う*]
――それで、出来ないことが出来ることに変わっていったなら、それは素晴らしいことですね。
― 恩師との一時 ―
[2年という時間は、慌ただしく過ぎていった感もあるが、目覚めぬ人を待つという意味では決して短いものではなかった。
研究の大部分も、実際に術を為したのもリヒャルトだったから、そこに向けられた言葉>>170には反応せず]
あっ……先生!?
[そうしている間に、ロヴィンの意識は再び眠りへと落ちていく。
彼の負った傷の深さを思えば、意識を長く保てないのも当然と言えた]
いえ……お礼を言いたいのは、私の方で……!
[続けようとした言葉は、背後から肩を叩く手に止められた。
別の教師から今は寝かせてやれとの言葉と、傷に対してはすぐに本格的な治療を行う旨を告げられる]
……はい! 私も手伝います!
[感慨に浸ってばかりはいられないと、自身も出来る範囲で動き始める。
次の目覚めが、遠くはないことを信じながら**]
― 休息の時 ―
[山積する様々な事案に対して、リヒャルトは休むことなく働き続けていた。
それに対し、本人は無自覚ながら生じ始めていた異変。
自身も様々な形で支えているつもりはあったものの、本人の意志に反したことを強くは言えない性分であり、結果的に周囲の声に同調する形>>172で強制的な休養を取らせるに至ったのだった]
うん……。
いい機会だから、ね?
[疲労に自覚はなくても、働き過ぎという辺りは否定できないのか、わりあい素直に従ってくれたリヒャルトに内心安堵する。
そうしてお目付け役として、共にセンテナリオへと向かうこととなり]
[自室での休息の時間。
薄明りで本を読んでいたところに、声なき声が届く>>=17。
そこに乗っているのは、妙にはしゃいだような響き]
空……?
うん、すぐに行くね……!
[離れている間も、学園都市の中で別々の寮にいる時も、空が綺麗な日はこんな風に声を掛けてくれたことを思い出す。
そうして見上げるのが同じ空だと思うと、なんだか嬉しかった]
[寝巻に上着を羽織った姿で外に出る。
そうして、上の方へ視線を転じれば]
わあ……!
[思わず感嘆をこぼす。
小さな頃は一人で空を見上げる姿を、微笑ましさと共に見守られ。
学園に入ってからは、滅多にしない門限破りを何故したのかと、寮長や教師に首を捻りながら怒られた。
でも、今は]
リト。
そっちの、近くに行ってもいい……?
[そう、呼び掛けるような声を向ける。
同じ空を、同じ場所で眺めたいという願い込めて*]
/*
赤組さん本当にかっこいい。
血に塗れながら望むものを掴むのも、また一つの生き様ですよねぇ。
― 休息の時 ―
[こちらの願いは受け入れられ>>=20、慌てはしないけれど早足で、伝えられた場所へ向かう。
そうして、顔を合わせた先で持ち掛けられた話>>190に、ひとつ、瞬いた]
あ――……。
[忘れていたわけではない。
けれど多忙の中では果たせる機会もなかなかなくて]
う、ん。
……お願い。
[夜風が流れていく。
彼の存在を示すような、涼やかな鈴の音が、小さく響いていた*]
/*
さくさく。
ドロシー>>-272
そういえば落としそびれてたけど、フレデリカ的には魔法の性質上髪が汚れやすかったり最悪謎物質で固まったりするんで、あまり伸ばさないようにしているらしいですよ?
それはそれとして、必要があれば伸ばすとは思います。
/*
ふっっっっ
[すごいものぶつけられて何も言えなくなってるかお]
ひええええ急いでお返しします!時間時間!
― 休息の時 ―
[力を乗せることなく、紡がれる歌。
それを望んだのは自分の方だったから、小さく首を横に振って、呼吸整える彼>>199を待つ]
[そして穏やかな声が、夜風の中に響いた>>200。
静けさの中、空に溶けるようなその声を、胸の中に焼きつけるように、聴いて]
……そう。
お母さま、が。
[歌い切った後に語られる、歌と彼の持つ鈴の由来>>201。
実母に関する事情は知っていたけれど、その人となりに触れられる機会は多くはなかった]
そ、っか。
魔法使いになることだって、変化だし……怖いこと、だもんね。
[より身近に魔導師がいた自分とは、少し感じ方が違った部分だろうか。
そこから繋げて、自身の目指すところを語るリヒャルトに、目を細めた]
……私は、いつもリトのこと、追い掛けてるだけだったよ。
[お礼の言葉>>202を向けられて、口にするのはそんな言葉]
自分に何が出来るかわかんないことも多かったし、他の人の方がずっと早く動いてくれることもあって。
――だからリトの想いは、きっと色んな人に、ちゃんと伝わってると思う。
[空回りという言葉への緩い否定も込めて、そんな風に口にして]
でも、ね。
リトが必要としてくれるなら――リトにとって私が、頼ったり甘えたりできる相手だと思ってくれてるなら。
それは、すごく嬉しいな。
[それは自分にとっては自覚のないことで。
当然、わがまま>>203という感情が湧くこともないものだった]
……ありがとう。
私も、リトとずっと一緒にいたい。
―― 一緒に、いてください。
[音よりももっと深くに響く声>>=21を、受け止めて。
自分からも改めて、願いの形で返す]
[その想いは自分自身も同じだと、示すように*]
あっ、そうだ。
こっちの約束も、ね?
[互いの想い伝え合った後。
くるりと踵返すようにしながら、夜空へ向けて胸を開く。
息を一杯に吸い込んで、紡ぐのは呪を帯びぬ純粋な歌]
――私たちの未来 続いていく
未知の先に 声を響かせて――
[高らかに歌う声は、どこか無邪気で、
けれど地に足の着いた、確かな力を持って響いた**]
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