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[東側の、羊を挟んだ攻防戦は文字通りの泥仕合の様相を呈しているが。>>36
引くというなら、それを阻む事もない。
とはいえ、羊を放っておけないというならば、監視付きでそこに留まるのを許す事になるか。
その場合、防衛役となる部隊との間で論戦?が続くのは否めないが]
[対し西側。
一人の突撃から、橋へと向けて、兵が動く。>>37
突然の事に対しきれず、押し合いで負傷する者も幾人かは出るものの。
元より、挟撃に消耗していた西側の軽歩兵は後退を選び、橋への道を開く。
解放軍の兵たちが北岸に抜けるまで、正規軍は隊を整える以外の動きを見せる事はない。
それは、若き主君の願い──『彼らの声を聞く』というものを果たすために、と。
その想いの下にごく自然になされていた。*]
任された以上は、やり遂げねーとな。
[労いの言葉に、軽い口調で返し。
続けて投げ掛けられた問い>>=3に、く、と笑う声をひとつ、落とした]
……ああ。
さすがは、親父が立ち合いたい、って願った御仁だよ。
……半端ねぇ……ってか、半端なさすぎだ。
[打ち合った数合を思い返す声音に滲むのは、純粋な感嘆]
技量は勿論。
信念も、意志の強さも。
……周りや、先を想う、気持ちも。
どれもみんな……強くて、筋が通ってた。
[そこまでは静かな口調で言って、それから。
少し大げさに、は、と息を吐いた]
……ったく。
格好良すぎてさ。
かなわねーよ、ほんとに。
[冗談めかして付け加えたのは、半分以上本音の一言]
ああ、ここには最低限の守り置いときゃ、なんとかなるだろ。
それに……フォスター殿に、頼まれちまった事もあるんでね。
行かねぇってわけにゃいかねぇんだ。
[軽い口調で返し。
止血してから、という言葉>>=4に、やっぱバレるか、と息を吐いた]
……ああ。
わかってるって。
[返す言葉に滲むのは、ほんの僅かな苦笑の気配。*]
― サクソー川/橋の南側 ―
[解放軍が北岸に抜けた所で、改めて自陣営を見る]
まともに動けそうなのは、騎兵と重歩兵、後は弩の一部、か。
軽歩と槍組は削られちまったし……ここの守りも必要だから、置いてくのはこっち主体になるかね。
[さすがに、橋を無防備にしておく、という選択はできない。
更に負傷して動けぬ者、矢を使い果たした弩兵などの戦えない者は置いていく必要があるだろう]
[半壊し、80近くまで数を減らした槍兵と、辛うじて矢を残していた弩兵から20。
それと、比較的被害の少なかった軽歩兵から70と、何かあった場合の連絡要員に騎兵を30残し。
残る重歩兵120と軽歩兵100に弩70、騎兵150。
それを引き連れ、西へと合流する、と決めた]
『行く前に、せめて、止血!
突きの傷は見た目よりも深いんだから、それだけは!』
[隊をまとめていると、かなり真剣にこう訴えられた]
あー……わかってるって。
もう、言われてるから、それはやってくっての。
あと、空いてる馬一騎、回してくれ。
なるべく、急ぎてぇからな。
[普段は騎乗を好まぬ青年の言葉に、周囲は戸惑うものの。
一刻も早く参じたい、という気持ちは伝わってか、すぐに諾の返事が返った。*]
― サクソー川/橋の南側 ―
[傷の手当てを受け、刃についた痕を拭う。
多くの命を斬り払った刃は同時に、誓いという名の祈りの拠り所でもある]
……どれだけの祈りが、こん中に詰まってんのかねぇ。
[『霧雨』と『白露』は、セイガの一族に代々伝わっているもの。
そして代々の持ち手は、その刃に己が信念を映してきた]
……ここに込められたもの。
俺の代で汚すわけにゃあ行かねぇよな。
[友との約束、戦友への誓い、宿将への宣。
その内の、どれ一つとして破るわけにはいかない、と。
そんな思いを込めた刃を白鞘へと納め、立ち上がる]
……いよっし。
準備できたとこから、順次出発!
騎兵は、俺と一緒に先行するぜ!
……この大一番に遅刻は、本気でかっこ悪ぃからな!
[そんな、どこか軽い調子の檄を飛ばし、用意された馬に飛び乗り]
全軍、西へ!
本陣と合流する!
[号の後、銀灰は西を見据えて走り出す。*]
[言葉を幾重も重ねずとも、想いは伝わる。
だから、そこに費やされる言葉は少ない。
言葉よりも確かなものを受け取れているから、必要ない、とも言うが]
だよなぁ……ま、重ねてきたものの差があるから、今は仕方ねぇのかも知れんけど。
[同じことを、という友>>=8にやっぱりか、と思いながら落とす声音には苦笑が滲む]
ああ、そーだな。
[なってみせる、という宣>>=9に、返すのは頷く気配]
……
強い敵わない、なんて泣きごと言ってる間に、追いついて、追い越す気合みせねぇと、な。
[最期に託されたもの、その想い。
それをなすためには、まだまだ足りない部分がある──という自覚があるから。
紡ぐ言葉には、決意が宿る]
ん、ああ。
単純だけど難しい……それでいて、何よりも大事な頼まれ事だ。
お前ら二人、どっちも欠けさせず。
繰り返さねぇために必要な事を、ちゃんとやらせろ……ってさ。
[返された小さな笑いに、やれやれ、と息を吐いた後。
疑問の声>>=10に、さらりと返す。
『お前ら』が誰と誰を示すのかは、言うまでもないだろう]
ま、そんなわけなんで。
できるだけ、急いで、行く。
……お前の事だから、大丈夫だと思うけど……。
無茶、すんなよ?
[自分のように、限界ぎりぎりまで己が身を顧みない、という事はなかろうが]
お前、たまに予想超えて動くからなぁ……。
[もっとも、そんな行動力も。
魅力の一つ、と捉えてはいるのだが。*]
/*
水曜日は、リアルが早出だからなぁ。
無理すると、いろいろ死ねる。
その分、夜は早目にこれるから、追いつくのはできる、と思うけど、な……!
[瞬く気配を経て、返る答え。>>=15 >>=16
言わんとする所は伝わった、とは引き締まった気配からも伺えた]
……て、ぉぃ。
[自分じゃあるまいし、と。
ぬけぬけと言われて、声が僅かに低くなる。
その後にさらりと告げられた言葉>>=17に、数拍、沈黙が落ちた]
……おまそれ、さらっと言うか!?
[前に自分も似たような事をやっているのは完全横に蹴っ飛ばして、突っ込みを入れる]
あー……ったく!
わかったよ、全速でかっ飛ばす!
[大人しくできる状況でないのは察しがつく。
ならば自分に出来る事をと。
割り切る以外に、選択肢はなかった。*]
― サクソー川/南岸 ―
……ったぁく、あいつは。
[不意に、零れ落ちたのはぼやくような呟き、ひとつ]
ま、動くべき時にじっとしてるような奴じゃねぇけど、な。
[なすべきと判じれば、なしたいと強く願えば、そのために行動を起こすのを躊躇わない。
そうする事で、友が多くを掴んでいる事、それは知っている。
いるが、さすがにちょっと突っ込みたくなったのは赦されろ。
そんな思いを込めた息をひとつ、吐き出した]
ま、どっちにしても……急がねぇとならねぇのは確かだしな。
[息を吐き、気を引き締め。
共に駆ける騎兵隊を振り返る]
騎兵隊、早駆けするぞ!
のんびりしてたら我らが主君、どこまで行っちまうかわかりゃしねぇ!
歩きの連中も、できる限りでいい、急いで来い!
[そんな大雑把な指示の後、馬を走らせる。
突然の指示に続く兵は驚きはするものの、青年が動くべき、と判じた時に迷いなく行動するのは既に知られた事。
西へと向かう行軍から、騎兵が先んじ、駆けて行く]
[川に沿って駆けた先、目に入ったのは、信念と信念の交差する様。
互いの信ずるもののため、それぞれの願う
……騎兵隊、分散!
押されてるとこの援護に回れ!
[後は自己判断で動け、と言外に言い置いて。
銀灰が探すのは友の姿。**]
[半ば丸投げのような指示、それでも文句を言う事なく騎兵隊は隊を分け、味方の援護へと動いて行く。
後は任せて戦場を抜けて行けば、やがて、対峙する姿が目に入った]
……とりあえず、無事、か。
[どっちも、とは言葉にせず、そちらへと馬首を向ける。
無茶な早駆けが響いたか、止血のみに止めた傷がじわり、と熱を帯びているのがわかった。
声は上げず、しばし呼吸を整える事に専念する]
…………。
[友が投げかける問いと、それへの答えが、耳に届く。
銀灰は静かに、やり取りを見守った。*]
[駆けだす直前の軽口>>=20に、こんにゃろう、と思ったのは赦されろ。
というのはさておき。
辿りついた先、交わされる言葉を聞く最中に届いた呟き>>=21に、小さく息吐く気配を落とした]
……ああ、そーだな。
[覚悟を、という言葉に小さく同意する。
伯が覚悟をしていた、というのは薄らと感じていた。
自ら討伐に出る、と宣した時の様子は、何かを内に秘めているように見えたから]
……独立の可能性が……0じゃない?
[思わぬ言葉>>=22に、声音に滲むのは驚き。
今じゃない、と。
はきと言い放たれた言葉の意味は、その場で問う事はしない。
今、彼が向かうべきは眼前の猛き焔と理解しているから]
……やーれやれ。
[は、と一つ息を吐く。
口調はぼやくようだが、そこにあるのは、どこか楽し気な響き]
ほんっと。
ここ一番の胆の据わりは、半端ねぇよなぁ。
[意識のやり取りの内に落ちた言葉と、今、眼前の者へと言葉向ける様子に、小声の称賛が漏れる。
微か、浮かんだ笑みはしかし。
決着を望む声>>145と、それに応ずる声>>148にす、と消える]
……あー……。
[友はわかっているはずだが。
さて、対するあちらはどうなんだ。
そんな事を考えつつ、一先ずは見守る態を崩さないが。
見つめる銀灰の瞳は少なからぬ、険しさを帯びた。*]
……礼儀、なあ。
[聞こえた声>>158に、やれやれ、と息を吐いた]
礼儀どころか。
どっちが死ぬのも、望んでねぇ連中の方が多いんだがなー。
[がじ、と後ろ頭を掻きながら落とした言葉。
声音を抑える事もないそれは、どこまで届くか。*]
[答えがないのは想定内。
そも、聞くかどうかも任せた言葉]
……ん。
[ほんの僅かな変化>>160は、言葉落とした後に視線を逸らさずにいたからこそ見えたもの。
見えたそれが、何を意味するか。
少し考え、先ほどとはまた、違う意味合いの息を一つ、吐いた]
……ま、頼むから。
俺が怒られるよーな事態は、避けてくれよなー。
[冗談めかした口調で呟く。
左手が『霧雨』の柄頭をややきつく握り締めた。*]
[先は軽く触れるに止めた心の裡。
声として綴られるそれに、困惑と戸惑いが兵の間に広がる。>>170]
……おいおい、狼狽えんなっつーの。
何があってもついてく覚悟決めてたんなら、確り見て、受け止めろって。
[それに対して飛ばすのは、軽い口調の突っ込みひとつ]
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