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[敗北とは、死である。
それは、男にとっての常識であり、息をするように自然な事であった。
勝たねばならぬ、とはすなわち、死んではならぬ、ということ。
奪った命への責任を全うするために、その潰えた願いを背負い、生きること。
それが、“彼らへの贖罪”であった。
水の刃に貫かれた瞬間、敗北を自覚した瞬間。
男は死の気配を感じる。
それはまるで、深い深い、底の見えない真っ黒の穴に落ち込んで逝くような…]
――こわい。
[ぞくり、と悪寒が走る。
四への覚悟が無ければ線上には立てぬ。刃は握れぬ。
だから、いつでも死ねる準備はできていると思っていた。
その瞬間に感じるものは、果たせぬ責任への悔恨と、勝者への願い。
それだけだと思っていた。
実際に感じたのは、死への恐怖。
死ねない理由はあるかい…――?]
バチバチバチッ
[それを意識すると同時、送り込まれた力が男の内側で強いエネルギーを放ち、どくりと何かが脈打った。
強い力で男の命を引き留めようとするそれは、酷く暖かくて、泣きたくなるような切なさを帯びて、男の名を呼ぶ。
あぁ、目覚めなければ。
安心して、貰わなければ。]
ッガハ…ッ
[喉の奥から血の塊を一つ吐いて、男は息を吹き返す。
死ねない理由。
それは、もう、見つけた。
貴方と共に立つために…――]
…ガー…ト、
[かすれた喉が、彼の人の名を紡ぎきる前に咳き込む。
薄く開いた瞼の隙間から、視界に映る赤へと、重たい手を持ち上げ、差しのべる。]
あぁ、本当に…
[綺麗だ。
空気が震える程度の声音で呟いた言葉は、彼の人には聞こえるだろうか。
戦闘の痕で、ボロボロの姿であったとしても、男にとってはその姿はとても鮮やかで、美しくて。
王座につかせれば、きっと太陽のようにより一層輝いて見せるのだろう、なんて思っていたけれど。
なんのことはない、旭日も落陽も、共に熱を孕んだ太陽ではないか。
その尊さに、変わりはない。]
大丈夫ですよ。
貴方を置いて、
[私が死んだらこの譲葉を灰にしてしまうのでしょう?なんて。
笑って見せるけれど、主はどのような反応を見せるのだろう。
けれど男の胸の内は、すっかりと憑き物が落ちたように穏やかだった。
覗きこむ顔を、そっと両手で包み込み、そして、己の方へと引き寄せようと試みて。
顔を下ろしてくれたところでちろりと見せた舌の先、主の下唇を、そっと舐め*]
/*
とりあえず、目覚めて置いて、っと。
>>-290 主
何て子というんですか、俺別にマグロじゃねぇですよ?!
皆さん一般人の中で、独り軍人でどうしようかと思ってたなんてそんなことは
眠られる方はお休みなさいませー
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何周考えても、従華寄合に参加する未来が見えないルートなんだよなぁ…と呟きつつ…また後程*
/*
>>-300 ナネッテ
ガートルートが放り込むわけが(まがお
あと、まぁ、ハルト君はあの一連のお誘い文言だけで、ルートの地雷を大小三つくらい踏んでるので、多分どうしようもないww
寄合は三人でやっちゃっていいですよw
/*
>>-303 リリさん
それ一番でかいやつですねw
そもそも自己紹介すら真顔で何の意味がと聞いちゃうような奴が、どうすれば相談なんぞに乗るのかと…まして、勝者が好きにしていいルールでは?とか素で言っちゃうタイプだぞ…嫌味じゃなくて本気で必要性がわからない奴(コミュ障乙
/*
顔を出す前に寝落ちるを、2日も連続でやるとは流石に自分でも思ってなかった
すみません
おはようございます
今日は夕方に一回時間取れる予定なので、その時にロルはまとめて…後ほど
― 戦舞台の後で ―
[己よりもひどい有様に思われる主に労わられる。
それは聊かいたたまれないものがあるが、しかし決して嫌ではない。
おそらく主には、男本人以上に男の状態がわかるのだろう。
焦った様子をどこか他人事に眺めてしまい、同時にほほえましさなどを覚えてしまう。]
…はい。
[無造作に抱き上げられて、言われるままにその背に捕まる。
そして、また言われるままに、主の腕を捕まえ、抱きしめるように抱えた。]
…ちゃんと、繋がるのですか。
[腕の話である。
男の常識ではとれた腕はそう簡単につながらないはずだが、ここ譲葉では、そして人ならぬ存在相手では、そんな常識は初めから無いのと同じである。
きっと得られたであろう、是の返事に、ひとまずは安心することにして*]
― 雷華の領域で ―
[男の心配をよそに、主の腕はつながったようだった。>>172
しかし本調子とはいかない。
何かと世話をするのは嫌いではない、初めこそ、他の者に叱られるかとも思ったが、主の手助けをするべく常時傍に仕えていることは誰からも咎められなかった。
それを良いことに、もはやべったりである。]
もう少し、お休みになってもよいのでは?
[主のボヤキを受け、苦笑しつつ口にしてみる。
しかしいつまでもそう言うわけにもいかないのだろう…狼たちも黙ってはいなさそうだ。]
…?
[ぴく、と男が反応を見せたのは、主とほぼ同時。>>173
正確な内容まではわからないが、何かの異常がある、程度はなんとなくわかる。それは、男が雷華になじみつつある証かもしれなかった。]
…おいでになりますか。
[尋ねるも、答えは初めからわかりきったようなものである。]
[主と並走するようにして、その場所へと向かえば、見覚えのある姿を見とめ、怪訝な顔をする。
…他華の従華が、何の用だ?]
……。
[主に話しかける青年の様子を黙って見守る男。]
[しかし青年は気づかないのだろう。
話すなら本人と、と促した主の言を受け>>175、問題なければ、などと言いながら、こちらへと話を振ってくる。>>74
問題?
大ありだ。]
[男の纏う気配が、バチリと火花を放つ。
そして。
“それ”を受けて、男の左手から、意図せずバチリと雷電がスパークした。
男の右手が腰のサーベルへと向かう。]
[と、ひとり、と手の甲に濡れた気配を感じ、はっとそちらを見やる。
向けた視線が二つの眼と出会い、そして、数秒止まった。
見上げるシヴの眼差しが…相変わらず眼の色の判別は難しいが、今となっては顔を見れば二頭を見分けるのは容易い…男を諌める。
先ほど青年を威嚇したとはいえ、理性的であることに定評のある彼女である。
その瞳に窘められて、男はゆっくりとサーベルの柄から手を放す。]
…ふー……
[深いため息を一つして、それから漸く男は青年を見た。]
相談することなど、何もない。
そもそも従華たる我々が、一体何をどうしようというんだ。
[気に入らないことは、山ほどある。
たかが従華が、自らの主はともかく、他の四君子を呼び捨てどころか勝手にその名を略す、あまつさえお前などと呼ぶ。
こちらの名前も愛称で呼ぶことを許した覚えはなければ、親しい間柄のつもりもない。
更に、礼をもって訪ねてくるのであればまだしも、一族の者をペット呼ばわり、他人の領域へ、喧嘩でも売りに来たというのか。
しかし、それらを説明してやる気も微塵もない。]
…帰れ。
貴様は歓迎されていない。
[実際は、己が歓迎していないのであるが、雷華の総意としてもさほど外れてはいないと考えられた。
むしろ、ここまで無事で済んだことのほうが驚きである。
当初は、領域の外くらいまでであれば送ってやる心づもりであったが、今となってはその気も無い。*]
/*
まとめてざーっと落としつつ、
あとは夜になる予定でございまする。
ルートさん思ったより激おこだったよ…
すまんよハルト君…生きて帰ってね…(ぁ
後程。。。**
/*
ハルト君は何故そうも生き急ぐかな…
無傷で帰りたかったら全力で走ることを勧めるよ…相手獣もどきだけど…
/*
本日も多分起きていられる気がしないので…
ルートヴィヒの中の人、だいちでした。
Twitter、SNSですと、御陵大地(みささぎだいち)で生息しております。
RPPLで緩く活動しております。
主以外ははじめまして。
バトロル苦手ながら、参加させていただきました。
お陰様で楽しく戦わせていただきました!
ギリギリタイミングでのお声かけにも関わらず、ご快諾頂いた主には、ありったけの愛と感謝を。
打ち合わせ段階から、とても楽しませていただきました。
最後になりましたが、村建てのたすくさん…黒猫さん?は、素敵な村をありがとうございました。
またご縁があれば何処かでお会いしましょう。
もう少し覗いているかとは思いますが、一応こちらを挨拶と代えさせていただきます。
/*
余裕があれば〆ロルは落としますが、主相手のロルを予定しておりますので、他には恐らく反応できないかと…申し訳なく。
長考族故、ご容赦を…
─ 雷華の領域・浮島の東端 ─
ルート。ルートヴィヒ。
あとはウルたちがやるから、そうカッカするな。
お前の傷に障ると困る。
[聖蓮の従華との遣り取りを山羊の背で眺めていたが、波立つ気配にひとつ笑って、上からぽふんと銀の髪を撫でてやる。
要所要所全ての地雷を踏み抜いていった少年は、つい先程二匹のハイイロオオカミに追い立てられて行った。
雷華の地には獣が多い。
二匹に追われているほうが却って安全であるのは、余人には分からぬところ。
その辺は王華たる聖蓮への最低限の礼儀であったが、別段それを言う気も無い。
未だ剣を抜いてしまいそうな程殺気立った青年を、おいでと呼ばい手を差し出す。
従ってくれるのなら、山羊の巨体の上へと引き上げ向かい合わせに座らせて。]
あー…、
本当は、お前が完治してから話そうと思ってたんだがな。
実はな、ルート。お前はもう、俺の従華では無い。王華の選が終わった時点で、その契約自体は満了してる。
[そう告げると、向かい合った青年はどんな顔をしただろう。
すい、と男の
奪った名は返せないから、言った通りお前はもう自由だ。その足でどこにだって行ける。
望むんだったら、元いた
──けど、俺は従僕が欲しかった訳じゃない。どっちにしろ、主従ごっこはもう終わり、だ。
[一方的に紡がれる勝手な言い分に、我ながら酷いもんだと内心笑う。
けれど、どれ程惹かれようが、愛そうが。彼が選ぶ道と己が望むものが、交わらないのなら意味は無いのだ。
『誰かの僕である』銀の獣の、軛を解き放ったのは他でもない己の望みだったのだから。
ゆっくりと降りた手が触れるのは、今は青年の左胸のうえ。
とん、と。
指先が、三度目のノックをする。ここに、]
(……俺の居場所は、あんのかな、)
[そうして薄く開いた唇は、柔らかく笑みの形を描いた。*]
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