情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
…いえ、おかげで言葉だけでないことがわかりました。
[言いながら、自分の呟きに答えるシモンが弱気な様子>>7なのを見て、少し意外に思う。
「ためらいなく殺せる」という言葉は本当だろう。
実際、昨日のシモンの行動にためらいはないように見えた。
しかし、「できるなら見せたくなかった」という言葉は、やはりどこかにためらいがあるからこそ出るのではないか。
人狼だとしたらこの言葉は出てくるのだろうか。
と一瞬考えて、否、恋人のように人間の心を持つ人狼なら、あるのかもしれない。
これだけでは判断できないと思い直した。
やがて目を覚ましたリゼットが「終わりにしなければ」と呟く。>>6]
ああ、そうだな。
[人数はずいぶんと減ってしまった。
自分が今こうして生きているのが不思議なくらいだ。
いつまで続ければいいのだろう。
いい加減終わりにしたいと、短く同意を示した。]**
[シモンの問いに対するオットーの回答>>22を聞いて、人狼を探そうとしていないその姿勢に違和感を感じつつ、「人間も人狼も大差ない。」という考えには納得できるので何も言わなかった。
人の命を脅かす人狼が害悪なら、人狼の命を奪う人間はどうなのか。
そこに大きな違いなどないとヤコブも思っている。]
…なら、誰かに「死んでほしい」と言われたらお前は死ぬのか?
[自らの生きる理由を「願われたから」>>23と言うオットーに、皮肉ではなく、単純な疑問を口にする。
自分がペーターを殺した理由だって、元をたどれば恋人に願われたから。
けれど、その願いをに応えることを決めたのはヤコブ自身だ。]
その願いに応えることを決めたのはお前だろう?
それは、お前自身が生きたいと願っているのと同じなんじゃないのか?
[改めてオットーのことを振り返る。
問われれば考えは述べるものの、感情を持たないという彼から情報を得るのはとても困難に思われた。
感情を持たないなら、おそらく彼もシモン同様、やるときはためらいなく殺せるだろう。
シモンはまだ人としての感情>>15を持っている。
人狼だったとしても、恋人がそうだったように、隙をつくることがあるかもしれない。
しかしオットーにはそれが見込めない。
ある意味もっとも恐ろしい人物だ。
そして思い返してみて、おどろくほど彼と関わっていなかったことに気づいた。
ゲルトの遺体が発見された日のやり取りからその恐ろしさを感じ取り、無意識に彼と関わることを避けていたのかもしれない。]*
―広場―
[村中を探し回ったおかげでエルナの遺体はすぐに見つかった。
頸椎以外の損傷はなかった>>103ものの、一目で人狼によるものとわかった。]
エルナは人間か…
[彼女が人狼だと確信していたわけではないが、状況を見て確かめるようにそうつぶやく。
人狼は人狼を殺せないと聞いたことがある。
その情報がどこまで本当かわからないが、少なくとも訳のわからない能力で人間だと判定されるよりはまだ信憑性がある気がした。
そして遺体を見ても動揺することなく冷静にそう分析する自分に驚きつつ、その場にいないならシモンやオットーやリゼットを呼びに行っただろう。]**
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新