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詳しい事情も話さずごめんなさい。
私自身少し混乱しているので、落ち着いたら必ずお話しします。
シュテラちゃん、シュテラちゃん、お願いします
赤窓のお仲間にトールさんはいらっしゃるのか、教えてちょうだい…
……私、村と恋の間でそろそろ潰れてしまいそうだわ…
ユーリエ、さっきは済まなかったな。
………いや、ユーリエがなんで俺に協力?味方?
接点なかったろ?
俺はユーリエにあげられるものは何もないから、強引な手を使うしかないと思っていたんだ。
上げて落としたのは、本当に、本当にごめん。
えぇと、聞きたい事、あるよな。
言える範囲でなら言うよ。
結論だけ伝えると「トールさんはいません」です。
もしかして、桃を持っているのはあなたなのかな?
泣き顔見せちゃった、ごめんなさい。
誤解なきように言っておくと、トールさんの件ではありません。
自分の投票や襲撃に関して、覚悟をしていたけど思った以上のダメージがあって、別の人に秘話を送ろうとしていたのを変更して、表情だけ直し忘れたの。
……そっか、よかった…
いいえ、私に恋矢は来ていませんよぅ
好きな人とは、ずっと秘話でお話ししています
…って、今のでお相手、ばれちゃったわね♪
襲撃といえば、どうしてサシャちゃんに噛み合わせたの?
投票数はいつでも見られるから、噛み合わせなんてそうそう起こらないだろうと思っていたのだけれど…
(あ、答えたくなければスルーでいいわよ♪)
単純な話。襲撃セットの時間が間に合わなかったんだ…。
そして、トールさんの陣営が敵じゃなくてよかったね…
不安、消えた?
接点とか、理由とか、別にはっきりしたものなんて無いわ♪
私はトールさんにもらったものがたくさんあったから、貴方の力になりたいと思っていたのよ。
上げて落とされたのは、まあ、ケーキとタルトとキャラメルが美味しかったから許して差し上げます♪
[…は、わざとらしくトールの言い回しを真似て、くすっと笑った]
聞きたいこと、聞いて、貴方は答えてくれるの?
そうねぇ…
まず、(嘘かもしれないけど)狼と分かっているシュテラちゃんより、何の確信も無いサシャちゃんを吊りたがったのはなぜか。
あとは、何度も同じことを聞いて申し訳ないのだけれど、
トールさんの役職。
…はもう聞かないから、なぜ役職を教えてくれないのか、が聞きたいかしら♪
あ、もちろん拒否は可です♪
そうね…明らかな敵じゃないって分かった分は、安心できたかも…
でも、…これは私の一方的な気持ちだけど、彼に恋矢が刺さってでもいたら妬けちゃうわね♪
シュテラちゃんは、マレンマさんと違う陣営みたいだけど、辛くはないの…?
?…?……?????俺、ユーリエに何かあげたっけ?
…あれか?無記名差出人のプレゼントでも貰ったのか?それは俺じゃないぞ?大丈夫か?人間違いしてないか?
ジャンはどうした?…!あ。そっか。ジャンと上手くいったんだな。んできっかけ作った俺に何かお礼を、というわけか。
なるほど把握。超スッキリ。
おめでとう。
今度はお祝いにケーキを焼くよ。
ちゃんと何も入ってない普通のやつな。
いやぁ。俺の中でサシャは狼だって確信あったんだよな。
智狼を生かす危険も考えつつシュテラと比べて話が通じそうなシュテラを残そうと思ったんだ。
…………それがまさかの平和で今おれあばあばなんだけどな…はぁ。
…俺の切り札、それくらいしかないからな。
もったいぶっておかないと、後々首が閉まると思って。
そりゃもうお互いにしんどい…。
恋人さんは赤窓を見られないから心配してくれているし。
正直、初日に仲間に頼んで彼を引きずりこんだろかいなとか思った…。
仲間の意思を尊重しようって自分に言い聞かせたよ。
誰が最終的に勝者の椅子に座るかはわからないけど、
できれば一緒に地上に長くいたいし、もしどっちかが吊られるなら一緒のタイミングで墓落ちできたらいいなぁ…なんて(笑)
遠すぎるほど遠回しな自分の感情表現に、伝わるわけないかと、ユーリエは苦笑する。
「あらあら、残念ながらジャンさんとは何もなかったですよ」
だからお祝いは受け取れませんね、と付け足した。
…彼にはきっとお似合いの女性がいて、今も秘密の囁きを交わしているのだろう。
そうと分かれば、私の出る幕は無い。この淡い恋心も、彼に伝えることはきっと無いだろう。
想いをそっと胸にしまっても、私は、この人の側にいて、話相手になるくらい、できたらいいなと思うのだ。
シュテラちゃんは、サシャちゃんは単純に襲撃変更が間に合わなくて噛み合わせになっちゃったって言ってましたねぇ♪
あ、でもそれが本当ならサシャちゃんは狼じゃなかったってことですね♪
「え?なにもなかったのか?ええ?えええ?
桃のタルト、嫌いだった?俺ジャンに渡しといたんだけど……」
と言いながら、トールは一つの可能性に思い至る。
いやいやいやいやいやいやいや、まさかそんな。ばんなそかな。ないないないない。うん、ない。
不自然な沈黙を誤魔化すように大げさな溜息をついた。
「そっかー。完全に裏目った気配がするなぁ。
うーんと…あー。次シュテラ吊らんとあかんのかなぁ。マレンマ見てるから、乗り気じゃないなぁ」
ポロリと出る本音。
『利用しろ』
自分の中の悪魔の声を、トールの耳は聞き逃してはくれなかった。
声に形があるとしたら、今それは間違いなく鎌の形をしているに違いない。
自分の身に振るわれた、あの大振りの鎌。全てを終わりにする死神の象徴。
『利用しちゃいなよ』
自分の中の天使が当然のようにトールを促した。
甘やかな声はきっと、舌の上に乗せると優しく崩れていく砂糖菓子の味をしている。
体に溶け込み、引き剥がせなくなったのを見計らって、笑顔で仲間との裏切りをねだってくる。
甘い甘いりんごの果実。
やめてくれやめてくれやめてくれ!!!
どんなに叫んでも、トールの居場所は嵐の中、波に埋もれるイカダの上に変わりはなかった。
この心情を目の前の少女からうまく隠す事は出来ただろうか。
桃のタルト…はて…?
[…は、首こてり]
ジャンさんに渡したんですか?
桃のタルト、すっごく食べたかったです。
ジャンさん、1人で食べてしまわれたのかしら。ぶーぶー。
[…は、むすーん]
マレンマさんを、見てる、んですか?
…何を知ってるんですか?
私は、…私情を挟んでもいいなら、
シュテラちゃんは吊りたくないです。
違う陣営でありながら愛しあって、苦労してる姿、見て、引き裂きたくないなあって、思ってしまったの。
……そう、よね…辛くないはずがないよね…
でも、心配してくれるなんて、良い恋人さんじゃない♪
違う陣営でも心が通じ合ってるなんて、とっても羨ましいです♪
最下段、その願い、叶うといいわね♪
誘惑がトールを押しつぶすその時、記憶の中で何かが光った。
光りの中に、優しく笑う「彼女」がいた。
自然、詰めていた息を大きく吐き出す。
トールの意識は嵐の中から現実の世界に戻ってきていた。
大丈夫、…大丈夫。
あー…ジャンに限ってそんなことはないと思うけど
聞いてみたらどうだろう?
や、ちがうちがう。それは単に俺の言葉遣いが悪いだけです。
表のマレンマとシュテラの様子を見ていつも和んでるから、なるべくこの二人には手を出したくないな、って事。
シュテラも含めて、俺は本当は誰も吊りたくなんかないんだよ。
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