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エルフさんの生き残り(虫の息)に罵られようかと思ったけど、上手く纏められないなぁ。
むしろサクッと剣取りに行って、SAN値減らして乗っ取られかける方が良いかしらん(
そういえばさっきの独り言、SUN値になってたな。
太陽ちゃうわ(
― ミュスカ森林 ―
[深い森を彷徨い行くと、時折息絶えたエルフの姿を見つけた]
…毒を撒かれたと言っていたか。
[聖樹はエルフ達の象徴であり守護樹。
彼らの住処を護る聖樹が侵されたことで、離れていた戦士達以外の住まうエルフ達は同時に毒を受けてしまったのだろう。
苦悶の表情で倒れるエルフの身体を整えてやり、冥福を祈る]
───………
[森がざわついている気がした。
護りを失くし、森自体が枯れ行かんとしているかのよう]
…急がねば。
[その様子を国と重ねてしまった男は、頭を振り、滅亡を防ぐために先を急いだ]
― 遺跡 ―
[遺跡へと辿り着いた男は伝承を思い起こしながら道を辿る。
かつては歴代のモンテリー王家の御霊が安寧を得られるよう、祈りを捧げられていた場所。
そして、魔を祓う剣を治めた地を護るために造られた場所]
……誰も訪れてはいないようだな。
[魔法の素質無く、幻術を破る術を持たない男はそう判断して先へと進む。
けれどそれが間違いであることは、最奥へ辿り着いた時に発覚した]
───道が開いている!?
[男が開かなければ開かないはずのポータルが起動している。
大きく放たれた扉の先からは強い神聖性を孕む波動が流れ込んでいた]
どう言うことだ…今となっては私でなければ開けないはず…。
[混乱と動揺が男を襲う。
何者が開いたのか気になりはしたが、それよりも先に確認すべきことがあった。
焦りが扉の前に残された血染めの布を見落とし、男の足は扉の先へと進む]
[扉を抜けた先は神殿のような造りをしていた。
神々しささえ漂う室内は白で統一され、ところどころに黄金の装飾が飾られている。
広い部屋の中央を見遣れば、祭壇に一振りの剣が安置されていた。
聖性の象徴のような作りでありながら、実用性も兼ね備えたもの。
本来であれば淡い光を放っているはずのそれは、その光を弱めている。
けれど、本来の姿を知らぬ男はそれに気付けない]
あった───
[男の口から安堵の息が零れる。
やや警戒気味に剣へと手を伸ばしてみると、拒絶されること無く剣は男の手に収まった。
それにまた男は安堵を覚える]
よし。
急ぎロシェに届けねば。
[鞘に収められた祓魔剣を手に、男はポータルである扉へと戻り行く。
扉を越えようとして足元を見た時、先程は気付かなかった物が男の目に飛び込んできた]
っ─── これ は、
[目に留まった血塗れの布。
それに付随した房飾りには見覚えがあった。
男の表情が急速に蒼褪めていく]
まさか ロヴィン、
この扉を開いたのは ───
[男の頭に最悪の想像が過ぎった]
[長男にはまだこの遺跡についてを教えてはいない。
直系ではないため、男が王になることが無い限りは秘されることになるからだ。
故に長男自身がここへ来て開いたとは考え難い。
考えられるのは、強要されたか、あるいは────]
っ、 く、
[どちらにせよ、呪具無く、呪文も知らぬ者がここを開いたとすれば、触媒である血を大量に使用することになったはずだ。
そう思考が廻り、男は苦悶の呻きを零し、よろつきながら布の傍に片膝を突いた]
[目の前にある血染めの布を右手で握り締める]
なぜだ、 皆、私を残して……
[母と兄を失ったのであれば、人の手が必要な次男も恐らく生きてはいまい。
こんなことならば、無理にでも屋敷へ迎えに行くべきだった、と。
後悔が男の中で渦巻いた。
それに呼応するように、左手に握った祓魔剣が一度だけ昏く明滅する]
このままでは 皆失われてしまう…
私の大切な者達が…
[立て続けに家族を失った男の精神は密やかに疲弊を続けていた。
上に立つが故に表に出さず、年上であるが故に心配をかけぬようにと隠してしまう。
己を律さんとするが故に、男自身を欺いて。
削れに削れた精神に、呪われた祓魔剣の力が作用した]
これ以上、 奪われないように────
[光を宿していた黒い瞳が闇に翳る*]
なぜ…、 …、…を……て
このまま…… 皆……れてしま……
私………な者…が…
[遺跡での呟きは同時にコエとなり無作為に届く。
ノイズがかかったように途切れた声には絶望めいた色が乗っていた*]
― ミュスカ森林 ―
[男が遺跡を出てきたのはシラー解放軍がグリフォン係留地を過ぎて少ししてからのこと。
グリフォンの騎手の傍には男の愛馬が木に繋がれていた。
思った以上に戻るのが遅い男を案じていた騎手は、その姿を見て安堵する。
けれど顔色の悪い様子に、遠慮がちに声をかけた]
………──── 行かねばならん
[ただそれだけを紡ぎ、男はグリフォンに跨り飛び立つ。
それに驚いたのはグリフォンの騎手。
置き去りにされることもそうだが、騎手なしで飛ぶことの危険性も知っていたからだ]
「将軍、お待ちください!」
[叫ぶように呼ぶ騎手を余所に、男は強引にグリフォンを操作し、レオヴィル国へと進路を向ける。
様子がおかしいと見た騎手だが徒歩で追いつけるはずもない。
幸い、主の異変を察した男の愛馬が騎手に乗れと促し走り出したために完全に置き去りにされるというのは回避出来た。
けれど馬とグリフォンでは速度が異なる。
追いつくのは難しそうだ*]
― 上空 ―
[森を囲む山岳さえも飛び越えて、蛇行しながら飛ぶグリフォンを男は騎馬を駆る時と同じようにバランスを取り大空を舞った。
意識を囚われているが、身体が覚えたものはその動きを援ける]
ロー レル
ローズ マリー
ロ シェ
[大切なものを奪われる前に]
[己が手で、刈り取らねば]
[やがて、グリフォンは川を越えレオヴィル王国へと入り、3人がいる峡谷を目指した]
[男は祓魔剣を抜き放ち、
ヒトガタの傍で手綱を強く引き急上昇の動きを取りながら、右手で握った祓魔剣をV字の軌道で振り抜いた//]
─────……テディ、
そうだ、 テディも
私が 私の手で
奪い返さねば ころさなければ
[新たなるコエ、新たなる名。
抱く目的がコエとして零れ行く]
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剣奪って殴るのが一番の近道なんだけど。
コエだと落としどころ難しいのだよな…。
テディ関連でこう、意識殴るような衝撃が与えられれば戻りそうなんだけど。
テディ……
[改めて相手へと向き直り、剣を構える。
普段愛用するクレイモアと異なり、この祓魔剣はロングソード程度の長さだ。
右手だけで握り、ヒトガタへと切先を向ける]
…奪われる前に、
[闇に翳る黒い瞳を向け、男は操られるかのようにヒトガタの胸へ突きを繰り出した//]
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