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あぁ、勿論。
[願う王子の言葉>>171に返すのは諾。
王子を支えることは男の願いであるし、託された老竜の願いでもある。
男は2人分の願いを背負い、立つ。
エルフは王子の言葉を聞いてしばし考えている模様]
そうか、レトが。
なら任せるのが良いかな、彼なら軍も動かし慣れているだろうし。
引き際も見誤らないだろう。
[伝えられたこと>>172には頷いたものの、続けられた言葉には苦笑が浮かんだ]
はは……治ると良いんだけれどねぇ…。
[右手で左肩を押さえる。
手に返るのはごつごつとした岩の感覚。
侵蝕の気配は無いが、肩が動かないために左腕も胸の位置まで持ち上げるのが限界だった]
───……、
[エルフがある一点に視線を転じたその時、男もまた乱れる魔力流を感じ取る]
この魔力……。
[乱れ方は異なるが、その魔力には覚えがあった。
2年前にも感じたもの。
男もエルフ達が見遣る方へと視線を転じる]
エトヴァルト・ヘルグリューン…!
[呟きであるために離れた相手には届かないだろうが、王子には十分聞こえるもの]
[意識を向けていたために呪の発動>>178には気付けた。
けれど即座に反応するには身体が重く、魔力もまだ完全には回復していない。
故に取った行動は一つ]
くっ……!
[降り立った妖精諸共王子を身を挺して庇うこと。
傍ではエルフが呪を紡ぎ、乱舞する闇の刃の一部を減じていたが、男の身には複数の斬り痕が残った。
皮肉にも石化した部分は刃を受けても無傷のまま]
……っ、たいねぇ……
[王子の無事を見てとれば、男はその場に膝をつく。
エルフが牽制に矢を番え、襲撃者へと向けている間、男の傍には別のエルフが歩み寄った]
…治療 してくれるの かい?
すまない ね……
[聖剣の解放者と認めたが故か、エルフ達は男に対して協力的だ。
そして、聖剣の所持者となった王子に対しても同様]
……参戦の 継続?
はは、それは ありがたい
[全てが終わるまで手を貸すと、エルフ達は言ってくれた]
…すまないが、彼の襲撃者への 攻撃は 待ってくれないか
彼を、王子に 会わせたい
[以前より考えていたことをエルフに願い、男は大人しく治療を受ける。
エルフ達は攻撃に警戒しながらも、男の言葉を受け入れ王子の反応を待った*]
[男は治療を受けながら、口の中だけで呪を紡ぐ]
囁け 導きの念
彼方在る者へ 我が声届けん
[懐で砕けた薄桜の結晶が粒子となり、口の中だけで紡いだ言葉を運んだ]
……闇の傍は心地良いかい?
[呪により放たれた声がエトヴァルトへと囁きかける]
私は、闇であっても光と共に在ることを望み、
成し遂げた者が居ることを知ったよ。
[その結果は無残なものだったけれど、それがあったことは事実]
今、君が在る場所は、本当に君が正しく在る場所かい?
君が本当に望むものとは何だ?
君は、王子と言葉を交わすべきだ。
その上で、訣別すべきならばそうすれば良い。
[攻撃するわけには行かないから、男は言葉でエトヴァルトを引き止めんとした*]
/*
王子言うべきだなー、ということでそこは削りつつ。
すんごい蛇足な気はするけど、光と闇の共存については出しておきたかったのでやった。
勿論これはエルフとダークエルフのこと。
エルフの居る前では言えないので、もしょもしょとw
しかし最後のト書きは失敗したな。
攻撃するわけには行かない、とは考えないわー。
/*
光に縛られたくないなら、闇なら縛られて良いのか、とか。
光に縛られたくないなら闇にも縛られるな、とか。
まぁ、色々(何
どの道これ以上踏み込めるキャラじゃないので、他任せー。
ただ、エトヴァルトが抱く根幹砕かない限りは、生かしても生き地獄な気がしないでもない。
そこ崩せなかったらエトヴァルトは誘い水に乗るかな。
[治療が進む中、男は短く息を吐く]
……返らないか。
あぁ、気にしないでおくれ。
[呟きに反応したエルフに言葉を付け添えて、男は自嘲を含んだ苦笑を浮かべた]
(私の言葉が響くぐらいなら、当の昔に引き戻せているよねぇ)
[例えば、宣戦布告の親書を届けたあの時。
揺らぎは見えたが引き寄せるまでは至らなかった。
それでも声を投げたのは、王子の想いの強さを知るが故]
(失敗したな、彼のことを少し調べておくべきだった)
[エトヴァルトを知らぬ故にこれ以上は言葉を届けられそうに無い。
今、男に出来ることは、直ぐにでも動けるように治療に専念することだけ*]
― 川の北岸 ―
はは……借りだなんて。
[王子の言葉>>195に男は軽い笑い声を上げる。
そんな心算でやったのではないと思えど、王子がそう受け取るならばそれ以上は言わない。
この貸しは、後に大きな成果として返してくれると信じている]
[エトヴァルトへと語りかける王子を、治療を受けながら見遣る。
あの日問うた時と同じ行動を取らんとするのを見て、男は短く息を吐いた]
……彼は、一筋縄では行かないよ、王子。
[それでも止めなかったのは、目の当たりにしなければ理解しないとも思っていたから]
― 川の北岸 ―
[身を裂いた傷からの出血はひとまず止まった。
完治にはもうしばらく治癒が必要、と言ったところ。
その間に左肩を見ていたエルフが男へと状態を告げる]
…あぁ、やっぱりそうか。
でも長々と治癒している時間は無いね。
そっちは後回しで良いよ。
[石化した部分の治療には時間がかかると言うもの。
既に覚悟していたことだから、男は治癒の先送りをエルフへと告げた]
[身を起こすことが出来るようになった頃、北上していたはずの騎兵の一団>>170が本隊へと合流する]
……レトはどうしたんだい?
[追撃を止めて戻って来たのかと思ったが、率いていた者の姿が無い。
戻って来た騎兵も矢を受け動きが取れない者が多かった。
一呼吸置いた後、騎兵の一人が男の問いに答える]
…敵が待ち構えていただって?
敵本隊を逃がすためかな。
[所謂殿、ハールト撤退戦の時に男が自ら行ったようなこと。
そこまでは理解出来たが、問題は相手の規模だ]
敵の指揮官は分かるかい?
[問いに返るのは該当者の外見特徴。
男にはその特徴に覚えがあった]
クレステッド・エヴァネス…!
拙い、レトの武器では彼に通用しない。
[幽鬼と知るが故、そこへと至る思考は早い。
兵同士の戦いならばレトの腕を疑うべくも無いが、一騎打ちとなるなら話は別だ。
技量の問題ではない]
困ったな……何か方法は…。
[クレステッド自身がレトの武器に呪をかけたとは知らぬまま、男は思考を巡らせた]
― 川の北岸 ―
[王子から待機解除の指示>>239が出る]
やれやれ。
すまないね、皆。
私が動けるようになるまで少し手を貸してくれるかい。
[訣別を受けて尚、諦めぬ姿勢。
それを見て苦笑するも、王子らしいとも思う。
戻って来た騎兵はまだ手当てもしていないため後ろへと下げて。
手の空いているエルフに王子への助力を願う]
面倒だとは思うけれど、殺さない程度にお願いするよ。
[それが王子の願いだから、とエルフに告げると、彼らはとても面倒そうな表情をした。
先ずは牽制として、エルフの矢が数本エトヴァルト目掛けて射られる]
[治療の最中にドワーフも近付いてきて、腕輪を一つ差し出してくる]
私にも?
ディルドレ老の願いかな。
ありがたく受け取るよ。
[受け取った腕輪は左手首へ。
魔力の籠もるそれがどんな効果を持つのか、その鑑定は出来ていないが、何かしらの効果があるのは確かだろう。
それを受け取った後、男の視線は王子>>241とエトヴァルトへと向かう]
──!
矢を止めて!
攻撃魔法も控えてくれるかい。
後は私が引き継ぐ。
傷を負った騎馬隊の人らをお願いするよ。
[完治とまでは行かないが、身体は動くようになった。
男は立ち上がり王子達の方へと意識を凝らす。
エルフ達には一旦下がってもらい、騎馬隊の治療を頼んだ]
祈りの念は護りの力
その身を包み 清き壁とならん!
[エトヴァルトへとタックルを敢行した王子に対して護りの呪を紡ぐ。
エトヴァルトが紡ぐ呪>>244に対抗する形で放ったが、間に合ったかどうか]
[王子達の方を気にしながらも、男はレトのことも気にかかる]
聞いてくれるか分からないけれど、
エルフ達に行ってもらうしかない、かな…。
[彼らはレトの顔を知らないだろうけれど、相対する相手が相手だから、どちらが味方かくらいは判断がつくだろう。
それにエルフならば幽鬼への対処も心得ているはずだ。
手の空いているエルフが居ないかを問うてから、彼らに事情を話し願いを告げてみる。
彼らは、戦が続いているのなら、と思案の後に受け入れてくれた]
すまないね、お願いするよ。
[頼みを受け入れたエルフは川の南岸に居るエルフに繋ぎを取り、大鹿に乗るエルフを数名派遣する。
繋ぎのための時間差があるため、到着はだいぶ遅れることになるだろう]
[指示のために視線を外している間に放たれた呪>>254。
当然、対抗魔法は間に合わず、王子が呪を受ける声>>258が聞こえた]
しまった、
[声を聞いて振り返ると、王子は受身を取り攻勢に転じようとしているところ。
エトヴァルトとの距離が近いために攻撃魔法は使えない。
援護も下手にかけると邪魔になる。
どう動くか判断すべく、男は王子の動きではなく、エトヴァルトの動きを注視した]
[呪の発動を伝える魔力の動き>>268。
けれど距離が近すぎて防御の呪も間に合わない]
王子!!
[弾ける魔力に王子の身体がエトヴァルトから引き離される>>270。
思わず駆けて、男はその傍へ]
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