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ふひひひひ、楽しいw
変な笑い出るw
丁寧に受けてもらって大変ありがたい。
こっちは上手く返せてるのかどうか。
動かして思ったけど、この時期まで来ると”影”はもうハイスペッカーでしか動けないかも知れないな。
影の『新種』で『始祖』ってのも広まりつつある頃合だしなー。
未熟人格は作れそうにないw
[一度引き摺り込まれてしまえば後は落ちるだけ。
ヤコブの左手が離れようとも、落下から身体を救うために影を繰るには時間が足りなかった。
半ば瓦礫に埋もれる形で身体が地面へと打ち据えられる]
〜〜〜〜〜ってぇ…… でっ!
[粉塵立ち込める中に上がる呻き声。
続くようにして上がった痛そうな声は、頭上から落下してきた瓦礫片によるものだった]
[瘤になりそうな額の痛みに右手を添えながら、瓦礫を蹴り退けたりしてどうにか起き上がる]
豪快にも程があるだろー…… っとと、
[起き上がれはしたが、足元がいくらかふらつく。
頭をぶつけたこともそうだが、今の落下で少なからず脚にもダメージを受けたようだ。
打撲によるだるさが脚を支配している。
切り傷による出血を抑えることは可能だが、打撲はどうにも出来なかった。
共に落ちたヤコブも起き上がる頃だろうか。
仕掛けるよりも先に左肩の出血を止めるために右手で肩の傷を撫でた]
一旦外出る? それとも継続?
[頭上にぽっかりと開いた穴。
月明かりが降り注ぐような形の室内は薄暗く、影に入ってしまえば相手の表情も読み取りにくい。
夜目が利くノトカーはどちらでも構わないが、相手に合わせるべく問いかける**]
……へぇ、「見えない何か」の正体はそれか。
[粉塵や瓦礫を巻き込むことで、不可視が可視化される。
その能力に気付き、ノトカーは思わず楽しげに口端を持ち上げた]
とことん”風”に縁があるみたいだね、俺。
[小さく呟いた声は風音の中にいるヤコブには届いたかどうか。
ノトカーの脳裏には三人の男の姿が過ぎっていた]
[くねりと尾が揺れる。
足元から競り上がる影は二つ、ノトカーの傍でゆらゆらと揺れて。
一つはノトカーの目の前へと壁のように立ち塞がった]
懐かしいな、思い出しちゃうね。
[身体を散り散りにされたり、切り裂かれたりした記憶。
そのどちらにも、確固たる強い意志があった。
それはノトカーが形作るものが好むもの。
楽しげに言いながら、立ち塞がった影の後ろでもう一つの影がノトカーを包み込む。
突撃してきた旋風の中は見通しが利かず、ヤコブがどの辺りにいるかまでは判じ得ない。
ただ、風と言う概念から、渦巻く中央にいるだろうと推測はしていた]
ちょっとやそっとの
[貫く意志を見せてみろと言わんばかりの声。
もう一つの影で身を包み、垂直に跳ね上がった後に空中へと固定する。
高さは人一人分ほど、壁とした影の直ぐ上ぐらいだ。
視界が悪そうな点を利用して、壁を囮にする形。
その準備が出来た直後、突進してきた旋風が影とノトカーを飲み込んだ]
ッ……!
[ノトカーの視界も瞬時に砂礫に飲み込まれ、ぶつかり合った影は徐々にその形を崩していく。
壁にしていた影は構えられた槍にも貫かれることだろう。
そうなってしまえば一溜まりもない、影は直ぐに地へと落ちる。
ただ、そこにノトカーの姿は無い]
届けぇッ!!
[空中に固定した影はもはや背側しか残っていない。
軽い瓦礫とは言え、旋風に煽られたそれらがぶつかる威力は油断ならず、いくつもの瓦礫に打ち据えられながらもノトカーは残っている足場の影を蹴った。
狙うは旋風の中央、渦巻く風の突破と体当たりを目論んだ声が響く**]
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いや本当に風属性持ちを相手にすることが多いなとつくづく。
[くろねこさんならきっと頷いてくれる]
孤狼は言わずもがな。
後は風刃師弟ね、何でかんで”影”が強く記憶に残してるって言う。
元始の記憶以外では結構珍しいことなのよ、これ。
孤狼関係以外に執着することはほとんど無いからね。
風刃師弟は意志に直接触れた形になってるからなー。
風能力見て思い出すくらいには根付いてる。
― スラム街 ―
[どこか不満げな声>>*33。
それもそうだ、とは声にはせず、旋風の突破に意識を集中して。
仕掛けた囮は上手く作用したようで、槍に貫かれ消える>>*34のを感じた。
その隙を狙っての強行突破。
渦巻く風を抜けた先、穏やかな空間にヤコブはいた>>*35]
くっ……!
[体当たりこそ成功したものの、ヤコブによって作り出された空気のクッションの反発を受け、彼とは逆の方へと弾かれた。
突破時の負傷もあり着地は出来ず、横転を一つした後に片膝立ちの体勢へ]
……あー、いて
[全身打撲や小さな裂傷だらけ。
出血はそこまで多くは無いようだったから、止血の手間は省いた]
── はは、影で受け止めるだけだったらヤバかったかも。
[結果オーライ、と。
呼吸を整えながらゆっくりと立ち上がる]
まだやる?
[あれだけの大技はそう何度も繰り出せるものじゃないだろう。
そう推測して問いを一つ投げかけた。
尤も、ここで終わるような相手などと考えてはいない。
一貫した態度……余裕ぶってみせたわけだが、満身創痍な様相では滑稽なだけだったかもしれない*]
[ヤコブが大技で消耗しているのと同様、ノトカーもまた幾度も影を突き崩されているために繰れる影が限られつつある。
不安定な雷撃も含め、使用は慎重にならざるを得なかった。
宣と共に繰り出されるヤコブの連撃に対し、ノトカーは鉤爪を駆使して往なしにかかる。
間合いがあるうちは向こうに利があるが、そこを抜ければこちらの領域だ]
はっ!!
[斬り上げる刃に対し、鉤爪を正面でクロスさせて穂先を上方へと流す。
返す刃の如き斬り下ろしには右の鉤爪の甲を添わせ、己の右へと受け流しながら一歩踏み込み、左の鉤爪をヤコブの胴目掛け突き出した。
負傷が重なる腕故に軸がぶれてしまうことには構っていられない。
鉤爪が届こうが届くまいが、更に距離を詰めようとするだろうことは、ノトカーの姿勢からも明らかだった*]
はああああっ!!
[声を上げることで己を奮い立たせ、両手足で地面を押し出して身体を前進させる。
左右の鉤爪を後方へと流し、低い位置から身体全体を持ち上げるようにして上昇の軌道を作り。
後方に流した両腕を左右の下方から振り上げ、腕をクロスさせる軌道でヤコブ目掛け斬り上げた。
ただ、疲労により瞬発力を始め、一連の動きの速度は戦い始めに比べて格段に落ちている**]
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あー、うーん。失敗したな。
リーチが違う武器での対戦はここの匙加減が…。
斬り上げるべく前進、て形にしなきゃならんかったんだ。
― スラム街 ―
[振り上げた鉤爪がヤコブの羽根を宙へと散らす>>*69。
届きはしたものの、腕で防がれたそれは決定打にはなり得なかった。
間合いを離され、追撃が叶わなくなった鉤爪を身体の横へと落とす。
脚が鈍り追い縋るには至れなかった。
向けられる槍の切先>>*70を警戒しつつ、ノトカーもまた下ろした鉤爪を胸の位置まで持ち上げ構えを取る。
ややあって、間合いを測るような間を繋ぐように、ヤコブから声が届いた]
─── へぇ。
[最初は何の動物か分からなかったと聞いて、相槌を打つように声を零す。
飛べない鳥──飛ぶには向かない翼。
得た力はそれを補う、否、凌駕するに足るもの]
翔べて満足かい?
[靴を脱ぎ捨てたヤコブ>>*71に問いを投げる。
つい、思い出してしまった、”鳥篭”にいた者達のことを。
彼ではないのに重ねて、答えを得ようとする]
[と、脚力に優れた駝鳥の脚へと変化させたヤコブの身体が、傷から紅が噴き出すのも構わず跳び上がり天井の穴へと吸い込まれていく。
降り注ぐ月明かりへと向かう姿は先へ進もうとするように見えて、思わず口端が持ち上がった]
─── 前向きだよね。
ひとによっては、それでも、と思うひとも居るのに。
眩しいなぁ。
[”影”を掻き消してしまいそうな輝かしい意志。
影に生きる者には眩いもの]
……”俺”も、最初は何なのか、分かんなかったな。
[気付けばそこに在った。
拾われて、存在意義を植えつけられた。
それが当然とされているため、疑問に思うことは無いけれど]
さて、追いかけないと。
[感傷ともつかない思考を追いやって、満身創痍の身体を叱咤する。
尾をくねらせて、月明かりの中に影の足場を二つ三つ作り。
動きの鈍る脚で跳躍して穴の外へ。
遅れての移動は相手へ時間を作らせることにもなるだろう**]
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[←攻撃がっつり受けたくてうずうず]
時間的にはもう1合いけそうな気もするけども。
受けた上で雷撃かましておくのが良い、か?
ぐぅぅ……ッ!!
[幅広の刃を左肩で受ける。
同時、肩から生えるように伸びる槍の柄を掴もうと両手を伸ばした]
く ら え ぇぇぇぇ!!
[気合と共に意識を集中し、扱い慣れていない雷撃を槍を通すことでヤコブへ届かせようとする。
パリ、とコントロールし切れない雷撃がノトカーの身体から幾筋か迸った*]
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