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下士官 フィオン は、新兵 カシム を占った。
ー狭間の世界ー
[目を開けると、暗闇だった。
眠りを誘うような、穏やかな闇に、意識を委ねたくなる。
目を閉じて、そのまま]
『…エドワード』
[思わず飛び起きる]
[ふと、何かの気配を感じたような気がして、振り返る]
…誰か、いるの?
[返事はあるだろうか?
どうやら、しばらくはこのまま、この場にとどまることができそうな気がするので
返事があってもなくても、ゆっくりと過ごすことにした**]
[…何故、命を賭したのか。
カスパルは気づいているだろうか。
斬撃の記憶には、一つ、ピースが足りない。
自分の身代わりに
カスパルが牙にかかるのは、なお許せなかった。]
…『狂信者』は、気質だったんだなあ…
[呟きが闇に溶けた**]
/*
気のせいじゃなく
ものすごい難問をおいて来た気もするんですけど
軌跡をなぞるだけでは芸がない、とか
バッドエンド嫌いなんだよね、とか
何投げてもどうにかしてくれるだろうという信頼とか
いろいろすみません(深々)
…お疲れ様。
僕は、君の潔白を『知っている』から。
気を張らなくていいよ。
ゆっくり、していよう?
[手を差しだした。嫌がらなければ、握るだろう*]
[問われ、目を伏せ、微笑んだ。>>+11]
僕は昔、…そうだね、サシャと同じか少し若い頃。
狼化病を発症したことがあるんだ。
[何が起こったかは、いくら兵士とはいえ
年若い女性に言うのは躊躇われたので、黙っておく]
その時所属していた部隊とか、人間関係とか
いろいろあって。
発症を抑える薬の、治験者に選ばれた。
薬はよく効いてね。普通に暮らせるようになったよ。
ただ…完全には抑えきれなくて。
狼になった時の力の一部が、残ってるんだ。
僕の場合は、鼻がいい。
とはいえ、血と発症者に匂いを感じるだけ、なんだけど。
サシャからは、どちらの匂いも全くしない。
だから、君は、犯人じゃない。
[犯人を知っていることは、あえて伏せた]
[そんなサシャを面白そうに見守りながら
どこからともなく紅茶とチョコレートを取り出した。
霊体が飲み食いできるのかなどという
野暮なことを言ってはならない]
…誰一人幸せにならなかった遠い記憶。
思い返しても、誰も笑顔じゃないんだもの。
カスパル様も僕も、今生は人だった。
あなたが狼だったならば
僕はあなたに喰われることと引き換えに
なんとしてもあなたを生かそうとしただろう。
僕が狼だったら、どうだった、かなあ…。
優しく、なれたかな?
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