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カードの枚数の問題じゃねぇな。
[カード如きで抑えられる相手では無いと言うこと。
本気で出し惜しみしては居られないと思い知らされた]
オナーカード キングス フルオープン
[残るカードのうち、4枚が弾き上げられ。
赤と黒、それぞれ2人ずつ王が現れる。
ウォーハンマーを携えたクラブの王、長大なランスを持ち馬に跨るダイヤの王、バリスタを据えて構えるハートの王、ツヴァイハンダーを構えるスペードの王]
コンビネーション フォーカード
[宣と共に文字通り一番槍として駆けるダイヤの王。
突撃の威力を乗せた一撃を擦り抜け様に繰り出さんとする。
それを援護するように放たれる、ハートの王のバリスタ。
槍ほどの太さがある矢が宙を駆けた。
歩兵たるクラブの王とスペードの王は矢より遅れてソマリへと向かう。
武器の射程内まで近付くことが出来たなら、その豪腕を以てウォーハンマーを振り下ろし、ツヴァイハンダーで斬り上げようとするだろう]
[どの王も先程の黒の兵と同じく耐久力は無い。
武器を振るわれれば容易に影となって崩れてしまう代物だ。
力足りぬとされた赤の女王と兵もまた、その場で影となって消える]
オナーカード エイス フルオープン
[王達がソマリへと向かう間、ディークは別のカードを呼び出した。
赤と黒、それぞれAと書かれた最大であり最小のカード]
ワイルドカードコンビネーション
……───ファイブカード
[宙に浮かぶのは4枚のカードのみ。
最後のカードは────
……こいつを使うのも久々だな。
[一見して何か変わった様子は無い。
今はまだ、いつも通りにカードがディークの周囲に浮かぶのみ*]
― ダミーat琥珀side ―
[拘束される様子>>+10に、あーあー、と思いながら眺めていると、『融合体』の方がこちらを見た>>*31]
はは、見つかったかな。
[言いながらも焦る様子は無い。
ジェフロイも気付いたようで>>+11、こちらへと声をかけてくる]
本体の方は頑張ってるから問題無し。
俺自身は何にも出来ねぇんだわ。
様子見に来ただけ。
[何しに来たんだと言われそうな態度で言った]
でもまぁ……あっちも余裕無さそうだし、戻るかね。
[先程とは一転、表情を引き締めて足場から飛び降りる。
地面へと着地する瞬間、足元にある影に身を沈めその場から姿を消した*]
[辺りを包む美しき旋律と歌声>>*47。
ここがホールならば満員の観客が耳に出来たのだろうが、今聞いているのは『種』と
『名』を捨てても音楽は捨てていない、か。
忌み嫌った『名』の生業だと言うのに。
[何故、そんな思いが口から零れ落ちた]
[新たに生まれた銀の光はソマリの意に副い奔流となってバリスタの矢を大きく逸らす。
目標を失った矢は何も無い地面へと突き刺さり、影へと溶けて。
足を薙がれた騎馬は急激に失速しながら前のめりに崩れ背の王を地面へと投げ出した。
彼らもまた影へと溶け行く]
生まれるもののために王が必要だと思ったんだがなぁ。
[そんなことは一欠片も思っていないくせにそんなことを言って。
ウォーハンマーが銀の粒子に弾かれ、2人の黒の王が真白に斬り崩されるのを瞳を細めて見遣った]
ディーク・ジェスター、
[微妙なニュアンスを交えた名乗りをしてにこやかに笑う。
その手にはいつしか長弓が握られており、番えられた矢が流れるような動きで放たれた*]
― ダミーat翠緑side ―
……オーケイ、この場は任せる。
[元より割り入るつもりはさらさら無かった。
シュテラ>>*56がどんな選択をするのか、それをただ見届けるつもりで。
しかし全てを見届けぬうちにダミーは影へと溶け、その場から姿を消した*]
そうかい。
……ああ、そういやアンタらの王は傍観を決め込んでたか。
[返る言葉>>*64にビル屋上で出会った銀の少女を思い出して言う。
正確にはそのあるじとやらが、ではあるが]
[滅すると言う宣>>*65には口端が持ち上がる]
出来るもんならやってみな。
[矢を避けず掠めさせながら迫る相手に握っていた長弓を手放した。
途端、長弓は形を無くす]
ふんっ!
[一拍の後、ディークの手にあったのは肘まで覆われたガントレット。
左腕を立て、右手で二の腕を支えることで防御の構えをしたが、放たれた銀の粒子の奔流が腕だけでなく上半身をも押し込み、思わず鑪を踏む]
ちぃっ
[崩れた体勢を戻すまでの間に真白は遥か頭上へと構えられ>>*66。
振り下ろされる真白に対し左腕を掲げ、ソマリに対して右半身の体勢へと切り替えた。
振り下ろされる真白とクラブの意匠が付いたガントレットが擦れ合い、ギャリン、と高い音が鳴る。
切先は逸らしたものの、幅広の刃は尚もガントレットを滑り。
肘を曲げて受けていたために覆われていない二の腕を深く斬り付けていった]
くっ………はあっ!
[斬られた二の腕から紅が散る。
ぼたりと大粒で落ちるそれは真白と大地を濡らし、ディークは強く眉を寄せた。
しかし止まるは是とせず、受けた真白を自分の前方の地面に落とすように腕を捻り払い除けて。
その過程で腰を捻るのに乗じ右腕を後方へと引く。
十分に捻った腰を戻すと同時、ガントレットに覆われた右の拳をソマリの顔目掛けて振り抜いた**]
/*
殴りになったのは中の人の趣味です(
ハンマーじゃなく盾にしたいなぁ、と言うのが最初にあって。
それじゃあいっそガントレットに!と言うことでもう一段階変化した(
剣と槍をどうしようか悩んでいる←
[振り抜いた拳は相手の頬を捉えた>>*73。
しかしディークもまた左腕の負傷により更に踏み込んでの連撃には至れず、相手が飛び退るのを見送るに至った]
ってぇ……。
これが無きゃもう一発ぶち込んでやったものを。
[ガントレットが消えた右手で深く切り裂かれた左腕を撫でる。
治療と言うには程遠い、影の帯による一時的な圧迫止血。
その処置だけをして一旦呼吸を吐き出した]
そりゃあ何より。
盛り上げるのには成功してるってことだな。
[愉しい>>*74との言葉に、くつりと笑いを零す。
今までは影繰りで大体の『融合体』は対処し切れていた。
しかし今相手にしている『融合体』はどうだ、
相手が『彼の人物』の縁者であることを差し引いても、他の『融合体』とは一線を画していると言うことなのだろう]
く、はは。
じゃあ俺はアンタが『融合体』になったことを感謝しとくか。
そうじゃなきゃ、アンタがここに来ることも無かったろう?
……『融合体』になって、『風』は得られたかい?
[向けられた言葉に返した後、先程聞きそびれたことを口にする。
問う間に現れるのはハートの意匠が刻まれた長弓。
長弓に限らず、今ディークが繰る武器は彼の意に副って手の中に現れる。
ディークをもカードと見立てて発動させるファイブカードとは、武器を取り出すタイムラグを解消する力]
[何も番えていない状態で長弓の弦を引く。
そこに現れるのは赤い影により作り出された1本の矢。
十分に引き切った状態で手を離すと、赤矢は弧を描いて宙を駆けた。
互いが保つ距離の中央付近まで来ると赤矢はブレ、14本の矢となりソマリへと襲い掛かる*]
/*
いやぁもう、だいぶ好き勝手させてもらってる気がしないでもないが、色々やるのが楽しすぎてね!
相手がくろねこさんと分かってるからやりやすいと言うのもあるのだけど。
次突っ込んでこられたら剣か槍で対処かな。
そうだ、槍何にしよう。
ポールウェポンの括りで行きたいので、ハルバード辺りかなぁ。
…あ、戟でも良い。
大鎌と似て非なる、をやりたい。
そう言えば今回の大鎌は撓り具合どんな感じなんだろう。
[問いに返る声>>*83。
今までの表情と異なり、僅かに柔らかさを帯びた笑みも見える]
……そうかい。
[返した声は短い。
『融合体』になったことを後悔せず、望んだままに過ごしていると言うなら他に何か言うことは無い]
[距離半ばで数を増やした赤矢は相手の意表を突けた>>*84らしい。
致命傷を与えるには足りぬ一撃だが、小さな傷でも積み重ねれば相手の動きを鈍らせることも出来よう。
だが今回の相手はそれも容易ではなく]
なっ!
[未だ距離のあるこの位置で、大鎌が大きく回転し迫り来る>>*85。
近接武器を飛び道具とする想定が無かったわけではないが、相手がその選択をするとは考えておらず、今度はこちらが驚きの声を上げる羽目となった]
[刃を内に秘めて回転する大鎌に対し構えるのはダイヤの意匠が刻まれたハルバード。
下から掬い上げるようにして弾くつもりだったが、回転するものは円形ではなく、くの字型の大鎌。
大きく開いた位置をハルバードの穂先が通り抜けてしまい、振り上げた右腕の下───脇腹をざくりと斬り裂いていった]
ぐぅ…っ!
[紅が散り、斬り裂かれた勢いに上体が傾ぐ。
左手を離しハルバードの石突を地面に突き刺すことで倒れるのは防ぎ、膝から抜けかけた力を地を踏みしめることで取り戻した]
───っとに、一筋縄じゃいかねぇ、なぁ。
[口端に浮かぶのは、笑み。
左手で斬り裂かれた脇腹をなぞり、左腕と同様影の帯で圧迫止血を行う。
投げられた大鎌はどの位置にあったか。
それを気にしつつも踏み締めた両足で地を蹴り、ソマリへの接近を試みる*]
[後方で響く音>>*99。
大鎌が地に落ちたことは知れたが、接近するソマリに対して油断はしなかった。
彼にはまだ、銀の粒子がある。
鋭さは無くとも打撃力、こちらの動きを鈍らせる力が残っている]
これでも、場数は踏んでるんで、ね…!
[向けられる声に返すのはわらう声。
詰めた距離がハルバードの射程内となった時、己の右後ろへと引いていた穂先を相手の左下から逆袈裟に斬り上げた。
その結果がどんなものであれ、何かしらの手応えがあればそれに逆らわずハルバードを動かし切って。
更に一歩、ソマリへと歩を進めんとする]
[更なる接近を試みるディークの両手にあるのはハルバードではなく、スペードの意匠が刻まれた両刃の双剣*]
[ハルバードから返る手応え>>*106は狙いよりも軽い。
銀の粒子により防がれるのはそのままに、持ち替えた両刃の双剣は腕をクロスする形で構えられた]
───ふんっ!
[囲う形で迫る真白の刃>>*107。
ソマリの動きからそれは知れれど、ここまで来て避ける選択肢は選べない───選ばない。
両腕を振り下ろしながら後方へと引く動き。
真白の刃と真黒の双剣。
喰らいつくのはどちらが早いか*]
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