情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[瓦礫の残骸から、とん、と地に降りる。]
――敵、市街地に潜伏した!
気をつけろ、混戦となる可能性がある。
先行隊はファロン少尉と合流せよ。後方はレナト大尉の小隊と共に敵殲滅に移れ!
[先行していた分隊の手下にそう命を下すと、曲刀を抜き放ち、騎馬に飛び乗る。
瓦礫に踏み入れば、騎馬は不利。しかし機動を重要視するこの局面で、使わないわけにもいかなかった。]
対ジェフロイはフレデリカにお任せしたほうがいいよね…(縁故的に)
ノトカーはミヒャエルに。
やっぱ早まったなあ。
カサンドラたちとの会話の後に一斉掃射するつもりでいましたorz
[辺りは早くも、混戦になりかけていた。
瓦礫に潜んだ味方は蟻が群がるように敵兵をしとめようと動くが、敵もそれを察知している
ましてや、ラウエンブルク配下の精鋭ならば、むざむざとやられる様子ではない]
面倒な相手だ…――。
[片手に剣を掴んだまま矢筒に手を伸ばし、馬上で弓を番えた。慎重に騎馬を駆けさせて瓦礫の合間を狙う。
タン。
突き刺さると共に、一兵が崩れた。
――遥か昔兎の背を射抜いた時のような、一瞬の高揚]
複数で動け! 死角を作らぬように、相手を包囲せよ。
カサンドラ・レイヴンウッド『奪還』が目的ならば、敵の中心は北側へと進軍する。
ファロン少尉に近づけさせるな!
[声を張り上げる。騎馬の上から弓を引き、一兵一兵を着実に減らしながら北上した。
手薄なのは、寧ろ北側だ。
もし敵軍が南下してきた場合、カサンドラとファロンが挟撃を受けては意味がない。
隊の半分を援護に差し向けたが、それだけでは南下する敵兵には備えられまい。」
すみません、市街区ってE6のことだったの、かな??
F7に飛び込んだのかと思って、「??」になってた
とりあえずわかめよみつつほかの人の反応みるる
――道を塞ぐ。俺に当てるなよ。
近接戦が得意なものはついて来い。
[なんとか騎馬が通れる、瓦礫の転がる壊れた石畳。
かつては整備された馬車通りだったであろう場所で馬をとめる。
両側に弓を下がらせた偃月の隊形にて、敵進軍を迎え撃つ。
敵騎馬は少しずつ乱戦から抜け出し、カサンドラたちに向かう隊を整えているようだ。
その数は、まだ少ない。
だが、徐々に増えている。
押されているのかと、舌打ちした。
合図とともに、両翼に配置した弓が一斉にそちらを狙う。]
とりあえずジェフロイ&ノトカーとカサンドラ、フレデリカとジェフロイ、ノトカーとミヒャエルが絡めるようにすればいいんですかー
ということは突破されなきゃいけないよなあ…
―市街地にて―
[突破を狙い疾走する敵騎が、数騎。
剣を構えすれ違うように疾駆する。]
…――っ
[剣を大段に振り切り、右側の一騎を片付けた。
勢いよく吹き飛ばされた騎兵が、地面に鈍い音を立てて叩き付けられる。
右半身が飛び散った血に濡れた。
其の侭馬の速度を緩め、ぐるりと自陣の方向に転じながら叫ぶ。]
一騎逃した! 捕捉しろ!
――陣がだいぶ乱れたな。
少し距離をとれ。弓兵、出過ぎている!。
馬を失ったものは瓦礫に隠れ、後方へレナト隊へ合流!
乱戦を援護せよ!
[盾を持たぬ弓兵は、接近されれば格好の餌食だ。
檄を飛ばしながら、突破しようとする一騎に、背後から踊りかかる。]
[敵将らしき者らには、未だ遭遇してはいない。
レナト大尉の小隊と未だ交戦中か。
それとも瓦礫を回り、別のルートを進軍しているのか。]
ファロン小隊はどうなっている…?
簡単に技官を奪われることはないだろうが。
[眉を顰めた。
――カサンドラ。
彼女が今も『猫』であるという事実を知られていないのなら、無理に奪還を阻止することもない。
だがもしそれが漏れていたとしたら、彼女は寧ろ――奪還ではなく、抹殺対象だ。
『技官を人質に取っている』というアドバンテージはなくなる。]
(――俺は、どちらでも構わないが)
[生憎、それを悟られるわけにもいかなかった。
滑る手元をぬぐい、剣を握りなおす。]
…少し、離れすぎたか。
人数が足りぬのがどうにも痛いな…。
[十数名の分隊でできることは高が知れている。
さらにそこから人数を減らした傭兵たちを見回し]
全隊、敵兵の排除を優先としつつ、少しずつ後退せよ。
――極力隊形は崩すな。
小隊に近づく敵を、一騎でも良い、減らせ。*
―回想/士官学校8年生時代―
……何してるんだ、ダーフィ。
まだ眠らないのか?
[シャワー室から帰り、タオルで髪を拭きながら扉を開ける。
あれは、確か中間試験前のことだった。
普段は昏倒するように寝入ってしまう親友が、寝台の上でごろごろしている。
また眠るのが怖いのだろうか、と、その寝台にぽふりと腰掛ける。
しかしその理由は、すこし、違ったもののようで。]
……もしかして、明日の実技試験に緊張しているのか…?
乗馬はともかく、狙撃はお前の大の得意分野だろう?
[思い当たって、きょとんとして尋ねた。
明日の科目は、遠距離射撃と乗馬。
乗馬には中距離程度ではあるが、遠駆けを含むはずだ。
事実がどうだったかはわからない。
しかし、彼が緊張しても、おかしくはない内容だろう。]
しょうがない奴だな。
………大丈夫だ、俺が並走する約束だろう?
[苦笑して、バスタオルを彼の頭にかぶせてやる。
タオルの上から、がしがしと撫でて覗き込んだ。]
教官に許可は取ってある。
何かあっても、俺が必ず受け止めるから安心するといい。
ちゃんと注意して、お前を見てるから。
それに、…狙撃には、人一倍集中力がいるだろう?
ちゃんと眠っておかないと、そちらですら点数が取れなくなるぞ。
[笑みを交わした。
彼が眠れないなら、眠れるまで。
悪夢にうなされるなら、たたき起こすまで。
そうして、一緒にいるつもりだった。]
[――彼は今、眠れているのだろうか、と、ぼんやりと『メル』が言う。
作戦前夜の、天幕。
湿っぽい毛布に包まり仮眠を取ろうと努力する『クロイツ』の中で、誰がアイツを起こすのだろう、と、そう、訴える。
寝返りをうちながら、ぼんやりと、指に嵌めた魔石を見つめる。
――この先に、彼は居るのだろうか。
おそらくは己の部下を殺し。
己へと銃を向け。
四年の月日などなかったかのように、彼は遠い昨日の続きの、言葉を紡ぐ。]
……お前がわからない。
ダーフィト・カディーネ……。
[戸惑いのままにそう呟き。
指輪を嵌めた拳を、ぎゅっと握り締める。
――そして自分のことも、わからない。
『メル』は死んだ。
彼を置いていった。
なのに――
彼を目にしたときの感情は、あまりにもまざまざと、生々しく心に残り過ぎて]
――ラングドシャがいい。
おまえが最初につくってくれた……
[発信の切れた通信石に、そっと呟く。
繋げるつもりはなかった。
彼が今もあの石を持っているとも限らない。
――いや、持っていたとしても。それだからこそ、呼びかけはしなかっただろう。
気まぐれか、間違い。
通信が繋がっている事を確認するための、テストのようなもの。
それだけのことだと、思っていたのだ。
――その時は、まだ。**]
……毎度、申し訳ありません。
副寮長もお疲れでしょうに。
[なんとか寝かせると、恐縮したように頭を下げる。
最高学年である8年生は、それなりに授業のカリキュラムも詰まっている。
役職づきであれば余計に多忙だろう。
ダーフィトとディークは親しい仲だ。そのような関係も交流の一環であったのだろうが、ルームメイトの自分は、なんとなく、申し訳ないような気がしてならなかった]
……ああ、そうだ。これを。
副寮長も、菓子は好きでしたよね?
[思いついて、部屋の隅からとっておきの菓子をいれている箱をあける。
ひんやりと永久水晶に冷やされたそこから、きれいにラッピングされた小瓶を取り出した]
黒スグリのジャムです。
焼き菓子にほんの少しつけたり、トーストに塗ると甘酸っぱくてとても美味いですよ。試してください。
疲れを取る効果もあるらしいです。
[たわいない礼だが、彼は、少しは喜んでくれたのだろうか。
扉を閉める瞬間にふと思い出し、唇を自嘲に歪める。
――今は二人の間にいたダーフィトは此処にいない。
いや、……あの頃の自分も、いない。
だから、彼に渡せるものは、そっけない、気遣いの言葉だけだった*]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新