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ー広間ー
料理に関しいやは、センセが出来はるならお任せにしはるつもりやで。
[この男も自炊はある程度出来るのだが、自分で料理するのはあまり好きな方ではないので、作って貰えるならその人に任せることにしている。
因みに、嫌いな食べ物は無いので、飲食可能なものだったら何でも食べるつもり。
好物がでてくれると良いな、と淡い期待を抱くが、それを口にするのは気が引けた。]
昼間っから、酒飲んで悪酔いするんのもあきまへんな。
……それも、貰うさかい。
[と、ヴェルザンディの勧めに応じていたが、ふと遠い目をしてしまう。]
[それもその筈。
アー何とかの一番のお気に入りである、ローゼンハイムが強制お見舞いに行かされた事が通信機から情報が入ってきたのだから。
しかも、睡眠薬9シートも飲んでODをしてしまい、病院に運ばれて治療を受けている、と聞いたなら、これを哀れざる得なかった。]
旅芸人 クレメンスは、画家 マリエッタ を投票先に選びました。
ー昨日の昼、広間にてー
[ヴェルザンディが酒とつまみを用意してくる、ということなので黙って頷き、彼女を見送れば、ソファで気持ち良さそうに昼寝してるヒヨコ?が一羽。
思わず苦笑をしてしまうが、どこかしら微笑ましく思えるので、何も言わずに煙管をふかしたまま。
話す相手も居なければ、やる事も無く手持ち無沙汰感を感じてはいるが、そう時間が掛からない内に「黒霧島」と書かれたラベルが貼られた酒瓶、二つのグラス、和食を思わせるツマミ、と何やら黄色い飲み物を持ちながら戻ってきた様だ。
初めて見る飲み物に目を丸くしながらも、差し出された飲み物を受け取って。]
ウコンが入っとるのか、っつー事は分かるけれども……。
[胃に優しい漢方入りホットミルクを静かに口にし、自然と口端を上げた。]
……ほぅ。
[口先の魔術師、と言われるぐらい口数が多い自分が、料理の感想を言えずに、漢方入りホットミルクを何度も何度も口にしては胃に流し込んでいるーーどうやら、自分の好みに合っていたみたいだ。]
さて、おつまみは、どんなお味でっしゃろ?
[ホットミルクのスパイスが食欲を刺激したのか、おつまみの味に期待しているのか定かではないが、自然と箸が煮物へと進み、根菜と昆布の炒め煮を一口。
塩辛すぎず甘すぎない素朴な味が感じれてこれまた美味。
酒と一緒に食べれば、煮物の程良い甘さと酒の辛さが喧嘩せず上手く調和していて、酒が進む。]
こら、見事なお味や、……美味おすわ。
[夕食が運ばれるまで、あっさりと一皿完食したと思いきや、夕食時若い三人が作った料理もペロリと平らげつつ、また根菜と昆布の炒め煮のお代わりの分をよそって食べたとかなんとか。
適度に酒を煽りながらも、美味しい料理を食べれた事に満足出来たのだ。
上機嫌に微笑みながら、煙管を軽く弄る様に振り回しつつ、手を顎に乗せながらヴェルザンディに感謝の言葉を述べるのだった。
あぁ、今日は頑張った甲斐があったな、と心底にそう思いながらーー*]
……なぁセンセ、しばらくはセンセにおつまみ作って貰いたいんやけど、あきまへんかえ?
[ぽつり、と通信機を通しながら、そんなお願いをしてしまう。
他の人から聞かれてしまうのだが、それよりか、そうねだってしまうのは何故か*]
ー翌日ー
[昨日の料理を堪能し、心地が良い酔いを味わえる位に酒を飲み、ヴェルザンディと他のみんなと談笑してたのだろうか。
それはどうであろうと、その日は床に付くまで楽しく過ごせたのは間違いなかった。
次の日の朝食を終えた辺りに、こっそりと通信機を使ってヴェルザンディに誘いをしようと。]
ちょっと、中庭辺りで……お茶でも飲みまひょか。
[通信機を使って誘うのは、公私混同になりかねないのだが、皆に聞かれるのに抵抗があったので、ついついそれを使って彼女を誘ってみたが、果たして応じてくれるかどうか。]
―昨日:広間―
ほぅ、胃に優しいんはええ。
よお胃を痛める事がおますさかい、こうゆーんは有難いなぁ……。
[漢方とは聞いていたが、深く考えずに飲んでいたので、改めてヴェルザンディの説明を聞いて、胃に優しいものだと知れば、尚更飲みたくなってくるというもの。
元々中間管理職だった事や今回の件でストレスが溜まる事が多く、頻繁に胃を痛めていた自分にとっては丁度良い薬だと、と思えば飲むのを止める理由など無かった。]
あ、おおきに……ほな、センセも。
[酒が無くなれば、ヴェルザンディが手酌をしてくれる。
自分だけ酌されるのも申し訳無い気持ちがあるので、コチラからも彼女に酌をすれば、ヒヨコ?が起きて、母親に甘え始めて。
心なしか、大きくなった様子にやはり○ョコボ疑念を抱くものの、もりもりと野菜を食べている様子を見れば、苦笑を浮かべながらも見守ってしまうのだ。]
―翌朝:自室→広間―
[何だか久々にぐっすり眠れた気がした。
元々二日酔いになるぐらい飲んで無いのだから、翌朝の不快感というのは感じないのだが。
ともあれ、今日は寝坊してしまう位、熟睡していた事だけは分かって、バツが悪そうに苦笑してしまう。]
……あきまへんな、寝坊とは。
[急いで■hotpink色のタートルネックのセーターを身に纏い肩を冷やさない格好に着替えてから広間へ行って見れば、何やら若い二人の微笑ましい光景が目に飛び込んで。
初々しさを覚える様な甘酸っぱい雰囲気に、コチラからは口は挟まず、ゆっくりと音を立ない様に扉を閉めた。]
―廊下→厨房―
さて、これからどないしまひょか。
[そろそろ朝食を食べたい頃なのだが、若いカップルの邪魔をするのも申し訳無いので、どこで朝食を摂ろうかと考えながら厨房へ向かってみれば。
ヒヨコ?が、寂しそうに厨房の扉をじーっと見つめていた。昨日よりもまた大きくなった姿で。
それを見た瞬間、ブフッと笑いが込みだしてきて抑える事が出来なかった。
あまりにも、自分が知っている常識からかけ離れすぎる事は、どうやら人を笑わせる破壊力が半端無い様で。]
アカン、あきまへん、 コイツは、チ○コボでっしゃろ……ははっ。
[笑い声を上げれば厨房に居るヴェルザンディは気付くだろうか。
それは分からないが、一先ずヒヨコ?を軽々と抱き上げて臭いを嗅いでみれば、仄かに感じるチョコ○臭。疑惑が確信へと変わっていった。]
[一頻り笑い終わった後、チョ○ボの雛が厨房近くに居るという事は、当然ヴェルザンディがこの近くに、厨房に居るだろう、と思い厨房に入ってみれば彼女は既に朝食を作っていた様なので。自分の分も用意してくれた様だ。
シュテルンやローレルも一緒に居るのだろうか。軽く見回してみるが、まず今居る女医に挨拶をしようと。]
おはようさんどす、センセ。
それにしても……あのヒナ、チョコ○でしたえ?
[真っ先に手に取ったのはホットミルク。
それを飲みながら、ヒヨコ?が○ョコボの雛だと判断した旨を母親代わりのヴェルザンディに伝えれば、どう反応するか。
彼女の話を聞きながら、自分が食べれる量の半熟目玉焼きを乗せたトースト、キャベツとベーコンの炒め物とデザートを盛ってしっかりと朝食を摂るつもりだ。
そして、残さず完食し、後片付けをしたら、この後どうしようかと考え、ボソボソと呟いてみる。]
―自室―
[朝食を済ませ後片付けをした後、ど派手なピンク色をしたセーターから別の服に着替えようと一旦ヴェルザンディと別れ、自室に戻れば、早々にタートルネックのそれを脱ぎ捨てて。]
何であんなものがあったんかいな……。
[当然自分の物では無いそれが何故所持している上に着てしまったのか謎だ。
多分、妖精の悪戯だろうと思う事にして、クローゼットの扉を開けてみたら、 シスター服 内掛 スクール水着 トーガ 内掛 が入っていた様で。]
[自分が着れそうな服が全く無い事に大きくため息を漏らした後、自警団員を呼び出して、別の色のタートルネックのセーターを持って来させる様にお願いをしたら、何着かのセーターを持って来てくれた様で。]
あぁ、こんなにぎょーさん……おおきに。
[■gainsboro色と■lemonchiffon色と■lightgrey色の3着も持って来てくれたので、どれか1着を選んでから、自警団員に礼を言うつもりだ。
ついでに、軽い世間話をしながら、今日の見舞いに行かされるのが誰か聞きだした後、自警団員を見送った。]
[自警団員を見送った後、カフスを弄り軍司令部へアクセスを取ってみる。
その会話はヴェルザンディや病院側に聞こえるかどうかは不明。
されど、これから話す内容を聞かれる事に抵抗は無い様子。]
本部、コチラはクレメンスどす。
魔力貯蔵量が多いマジックアイテムを一つ支給して貰えまへんでっしゃろか?
えぇ、時間が掛かる事は承知の上どすえ。
されど、出来るだけ早めに支給して頂けると助かります。
[軍本部から了承の旨を聞いたならば、通信を切って通常の状態へ戻すだろう。]
―自室→中庭―
[グレーと落ち着いた色では無くレモン色と明るい色をあえて選んでみれば、自分の荷物からやや暗めのカーキ色をしたジャケットを羽織れば、若すぎず老けすぎずにまとまるだろうか。
着替えが済めば、真っ直ぐ中庭の方へ足を運べば、子チョ○ボを見守る女性が一人。]
おまっとさん、センセ。
さっき、自警団員から、マリエッタはんが今日連れて行かれるみたいや。
彼女の事はセンセに任せるさかい。
[いきなり参加者が連れて行かれる話題を持ってきたら、自分もまたベンチに腰を下ろそうと。
若干ヴェルザンディから距離を取ってしまうのは、致し方がない事だろうか。]
うちには、あの色若過ぎるさかい。
[ヴェルザンディは、からかいではなく素直にそう言ったのだろうが、自分にとっては抵抗がある色なので、首を振って拒否の態度を示した。]
彼女の方は大丈夫やろ、そういった不安は無いみたいやし。
ただ、彼女を案じるオズワルドはんの方が……。
まぁ、言伝は出来る、と聞いたら安心するでっしゃろ。
[誰が伝えるかは決めないのだが、自分とヴェルザンディは病院に向かわされた人間とコンタクト出来るので、そこで知りえた情報を教えれば良いと思ってるので、最初から不安は無かったみたいだ。
それに、経験が経験だったので、今の状況では動じる訳も無く。]
はぁ、うちが怖がってるさんに見えたなら、まやまや修行があいやりへん、っつー事どすな。
[不安を見せるどころか、寧ろどんな悪戯を仕掛けようか、と楽しむ子供の様にくくっと喉を鳴らせば、センセの方はどうでっしゃろ?と切り返してみる。]
確かに、年はうちん方が年下どすやけども。
[ヴェルザンディの言う通り、自分の方が年下なのは事実だが、外見は童顔な彼女は下手すれば自分より年下に見られるかも知れない。
そもそも、男なので、ああいった派手なピンクを着るのも抵抗があるのは大きい。
しかし、それを言うのも憚れる部分はあるので、口を噤むために、烏龍茶を啜り肉まんを食んだ。]
まぁ、忙しいのはしゃーないですわ。
こう見えても、身を守る為に必死に考えとるんどすえ。
それにしても……王水って、えっらい物騒なもん出しはりますなぁ……。
せめて、閃光手榴弾にしときぃ、危ない。
[笑顔で王水を浴びせるという女医に、苦笑を交えながら注意を促してみるが、果たして彼女はどうする事やら。]
[そうしている内に、ヒヨが初めて木の実を食べた様だ。
尾羽と頭を揺らしながら、木の実を食べてる様子に、ほぅと息を漏らして薄茶を細めて。]
へぇ、食べるんやな、木の実。
人の手から食べはるんやったら、後々が楽になってそうどすが。
[そう言えば、ヴェルザンディに木の実を分けて貰えないか、と尋ねてみれば分けてくれるのだろうか、分けて貰えたら掌に木の実を乗せて差し出してみよう。]
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