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― 自室 ―
[胸元に小さなお守りを抱いて、目を閉じる。
やがて緩やかに、意識は沈んでいく]
[――何事もなく目覚めの時は訪れるだろう。
この時はまだ、そう信じていた**]
― 回想 ―
[胸元に幼馴染の手による作品を抱いていたからだろうか。
微睡みの中に思い出す光景があった]
[暗い森を抜けた夜明けの先。
色んな人に怒られて、心配もされて。
年の近い幼馴染を前に、つい強がってしまった時のこと>>8]
うっ……。かまれたら……。
[森の中、本当は怖くて震えていたことを思い出してしゅんとする。
あるいは、オズワルドがこんなに声を荒げるなんて思わなかったからかも。
こちらの様子を察してか、オズワルドは少しやさしい声で言葉を足した]
……しんりんかん?
へえ、そんなお仕事もあるんだね!
[それは子供心に、とても素敵な世界に思えた。
豊かな森で、人と獣が仲良く暮らす。
お伽噺のような想像をして、しょげていた顔はすぐ笑顔になった]
わたしもいつか、そんな森に行ってみたいなぁ。
[ねっ、と同意を求めるように、オズワルドへ笑い掛ける。
そんな様子が他の者にも見られていたかは、定かではないけれど*]
― 自室 ―
『ひとがみんな、同じくらい優しかったら』
[お伽噺の世界を夢見る少女に、傍らにいた少年の呟き>>19はどこか異質なものに思えて。
けれどそれ故に、記憶の片隅に引っ掛かっていたのかもしれない]
[やがて夜明けの光が窓から射し、いつもの朝のように目を覚ました。
これからどう動くべきか、ベッドの上で少し思案した後]
ああ……。
目覚めのお茶を。それに朝ご飯も作らないと。
[アルビンにやってもらってばかりだったから、そろそろ役目を代わってもいい頃だろう。
どこかふわふわとした頭で考えながら、扉に手を掛ける*]
― 自室前廊下 ―
……なにかしら……。
[仕事柄、香りには敏感であったから。
扉を開けた途端、その空気に混じるものに強烈な違和感を覚えた]
[隣の部屋の扉が開いている>>15。
ここは確かローゼンハイムの部屋だったはずだ。
扉を開けたままどこかへ行ったのか、なんて、何かから目を背けるような思考で考えて]
ローゼンハイム、さん……?
[そろりと、扉の向こう側を覗き込もうとする*]
― 自室前廊下 ―
はいっ!?
[中の惨状が視界に入るより早く、背後から声を掛けられる>>26。
一瞬前に彼が何を思ったか>>26は知る由もなく、何気ない問い掛けに振り向いて]
あ、ええと……。
ドアが開いたままになっているから、どうしたのかなと思って。
[咄嗟にそう答えるけれど、本質はそこではない。
中途半端に浮かべていた笑顔が強張る]
それと……匂いが……。
わかりますよ、ね……?
[何が起こったのか、薄々は察している。
けれど口にするのが怖くて、震える声で言葉を濁した*]
― 2階/ローゼンハイム個室 ―
[部屋の中から、声が聞こえた>>29。
はきと聞き取れはしなかったが、ローゼンハイムではない誰かの]
だっ……誰かそこに居るの!?
[反射的に一歩を踏み込もうとする。
そこにアルビンから、静かな制止の声が聞こえたけれど>>31]
――――あ。
[先に覗き込んだ彼の背の影から、見えてしまった紅の端。
正確な状況を認識は出来ないまま、心身が凍り付いた*]
― 2階/ローゼンハイム自室 ―
[アルビン>>34とオズワルドの短いやり取りは、意識の外だった。
気付けば視界を遮るように、オズワルドの手があった>>38]
――――あああっ
[時間の流れを思い出したように、悲鳴の続きが口から零れる。
完全に取り乱すことがなかったのは、アルビンやオズワルドの動きが僅かに冷静さを残してくれたからか]
ローゼンハイム、さん……
[死者を悼むように、一度その名を呼んだ後]
ごめんなさいっ!
[近くに人が居たなら半ば突き飛ばすようにして、ローゼンハイムの部屋から退出する。
ここで感情を爆発させるべきではないと、ぎりぎりの理性で判断した*]
香草農家 オクタヴィアは、香草農家 オクタヴィア を投票先に選びました。
/*
事故防止に自投票に変えておくのだ。
…現状、メタ白になってそうだし襲撃優先度としても低いと思うので、事故で役職持ちが吊れるよりいいと思うのよね…。
村でも怪しまれるか積極的に処刑出来る人が残るべきだと思うし。
― 2階/階段前 ―
[現場のすぐ隣である自室に飛び込む気にはなれず、逃げるように走って、行き当たるのは階段側の壁。
下に降りたところで逃げ場もないことはわかっているから、壁に額を当てたまま、力尽きたように座り込む]
[そこに後ろから、追い掛けてくる足音があった>>46。
邪魔をしないように部屋を離れたのに、どうして、とは思う。
いつもだったら、そこにあるものを好意的に見られるのに]
来ないでっ!
[咄嗟に出たのはそんな言葉だった]
ひ、人が死んでるのよ……!?
それも、誰も入って来れなかったはずの場所で!
[言わなくてもいいことを、わざわざ口に出してしまう]
この中に、この中にいるってことなのよ!
あんなに惨いことをした犯人が!!
[少し前までは、あらぬ疑いを掛けられた被害者同士として、連帯感のようなものを感じていた。
けれどそれは今、壊れてしまった。
この中に確実に、犯人がいるのだから]
でも……どうして……。
あんなに、ひどい……。
[わざと喰い散らかした、とでもいうのだろうか。
はきと見たわけではないが、飛び散ったものはそのような印象を抱かせた*]
― 2階/階段前 ―
[感情のままに、幼馴染を拒絶する。
その言葉を受けた彼が、ゆっくり息を吐くのが聞こえた>>54]
[銀線、と彼が語る言葉。
幼い頃に見せてもらった、ささやかな手品を思い出す。
あの頃は仕掛けなんかわからなかったから、魔法みたいだと驚いて、笑って]
……ごめんなさい。
[小さく謝罪の声を漏らしたのは、彼の言う通り、オズワルドを信じきれてはいなかったから。
続く言葉が含む想いにだって、気付かないまま。
けれど、逆にと付け加えられた言葉>>55で、流石に顔を上げて振り向いた]
な、……何を言ってるの!?
[思わぬことを言われて、そんな場面ではないと思いつつも顔が熱くなってしまう]
そんなこと、あるわけないんだから……。
[どぎまぎしてしまって、今までとは違う意味で、思考がまとまらない。
踵を返す彼を見て、自分も戻るべきかと考えたけれど、結局足が止まる。
二重の意味で冷静でいられない今、現場に行っても邪魔になるだけかもしれない]
わ、私……下で、お茶でも淹れているわ。
少し、落ち着いた方がいいでしょう……きっと。
[それは、自分以外を含めてのことだ。
話し合うだけの余裕が生まれるかも、今は未知数だけれど**]
― 1階/厨房 ―
[共用の茶葉を使って紅茶を入れ、それぞれのカップにミントの葉を一対ずつ。
こんな時だから、少しでもその清涼感が役に立って欲しくて]
…………。
[少し冷静になって、上に残っているだろう人たちについて考える。
自分はつい逃げ出してしまったけれど、サシャは大丈夫だろうか?
イェンスは"経験者"だというし、きっと冷静に動けるだろうけど]
いつまでも、あの部屋に居るってことないわよね……?
[話し合いが必要だというなら、場を移すことになるはずだ。
遺体を前にしては、どうしたって冷静ではいられなくなる]
[その場で大きく自体が動いていた>>52>>63ことには、まだ気付いていない*]
― 2階/廊下 ―
[それからしばらく待ってみたが、誰も降りてくる様子はないようだった。
紅茶は淹れ直しが出来る状態にしておいて、ゆっくりと階段を上がる]
[邪魔になるようなら首を突っ込まないつもりだった。
ただ――もしもサシャが巻き込まれているなら。
大人たちが彼女の立場を勝手に定めているようなら、無理にでも連れ出してくるつもりだった]
[――けれど少し離れた廊下からでも、その宣言>>69は耳に届いた]
サシャ……!?
[彼女かアルビンが人狼だと。
自らの声で、サシャは言い切った*]
― ローゼンハイム個室 ―
ま、……待って。
[苦しげに、どうにかといった風に声を出す。
部屋の奥まで踏み込んでいく勇気はなくて。
ただ、サシャの袖を引こうというように、そちらへ向けて手を伸ばす]
く、口を挟むべき場面ではないのかもしれないけれど、少しだけ待って。
……サシャを、子供をこんな風に、囲んで追い詰めるようなことしなくたって……!
[ふるふると首を振る。
サシャが嘘をついているなんて思いたくない。
そんな感情的な面が先に立ってはいるが]
これでは、言おうと思ってたことだって言えなくなってしまうでしょう……!?
それは誰にとっても、いい結果を生むとは思えない。
[サシャだけではない。
オズワルドも、アルビンも、イェンスも、シメオンも。
こんな空気に中にいるべきではない]
[そう思いはするけれど、一方で互いに言葉交わし合うのを止めるべきではないという理性もあって。
思考のどこかでは、イェンス>>78やオズワルド>>76、アルビン>>79の言葉に意識を傾けている]
イェンスくんが……『ひと』……。
[だから疑いたくない相手を『ひと』と示された時、ごく自然にそれを信じ込んだ*]
香草農家 オクタヴィアは、墓守 シメオン を投票先に選びました。
[サシャの目から、涙が零れるのが見えた>>85。
背に庇うように立とうとするけれど、反論する言葉を持たない自分がなんの役に立つだろうか]
[自身は人狼ではないと訴えるシメオン>>83に視線を送る。
嘘ではない、少なくとも自分にはそう見える]
[それでも、この中の誰かは、確実に人を喰らう存在なのだ*]
……守る……?
[イェンスの言葉>>90の真意は読み取れない。
誰を、何から守るというのだろう。
警戒するように視線を配りつつも動けずにいると、オズワルド>>89がアルビンの後ろへ回り込むのが見えて]
――オズワルド?
[何故そこの位置に立つ?
何も理解出来ないまま、ただ、視線で追ってしまう*]
アルビンさんまで……何を……。
[睨み合う二人。
言葉>>92の裏にあるものを察して、身を震わせる。
幼馴染だった二人が、何故真っ先に争わねばならない?]
[一方で、窓を開け放つ音がして。
外の空気が部屋の中を通り抜ける>>93]
シメオンさんっ!
やめて……それだけは……!
["それ"をしなかったらどうなるかだって、見えているのに。
服の裾が強く握られる>>95。
同じように恐怖に震える少女の口から出た言葉]
……占う……?
まさかサシャ、貴女が……。
[随分遅れたけれど理解した。
少女が今置かれている立場]
[泣き叫ぶ彼女と、出来ることならば代わってあげたい。
けれど何かを見抜く能力など、自分にはなかった]
[ただ、彼女を宥めるように、寄り添うことしか出来なくて*]
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