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そりゃあの数だからね。全て避けるなんて無理な話さ
[と、傷口についていう弟子に答える。
咎めるという響きではない、もしどうだったかときけば、面で制圧するようにうったのは有効だ。ぐらいにいったことだろう。]
…ぉー、染みるなぁ。
[薬を塗ってもらい。おじさんらしい声が漏れ出しながら、切り傷に痛みが和らぐ。時間があれば塞がっていくことだろう]
せっかく大人扱いしたのにな。
[くすっとからかうように笑って怒るリュカを見る。
ある意味それを誰かの前でいう機会がなくてよかったことだろう。
ただ呼び名を変えたことについては素直に頷いたのをみて]
なら、改めてよろしくな。リュカ。
[深い理由もなく巫女の名前で呼ぶ気はない修練者。
それが捨てられたものなら猶更拾い上げるのを是として、穏やかな声色で名前を呼ぶのであった*]
ま、国という観点で言えば自由なんていうことはできないものだけどね
[難しい世の中だ。なんてしみじみと呟いて、続く質問>>121に]
ああ、面白いよ。
まさかこんな再会があるとは思わなかったし、閉ざされた空間というわりに生態系がそこまで差異がない。それに何やら楽しい出会いもありそうだしね。
[楽しい出会いこと狐っこをみつつ、弟子へと応え、狐っこを交えての会話をしていくのであった*]
ん?別に会いにいくことぐらい問題ないだろう。
[試練は別に神魔にあったらダメとも聞いていない。
むしろ願い事に迷うぐらいならあってしまったほうが弟子>>125は決めやすいのかもしれないね。などとは思っていた。とりあえずどこにいるのか>>129ということだけは覚えておこう]
わかった、気を付けるよ。
[大きいのがいるという狐っこ>>124の忠告に感謝して]
よし、いこうか。
[弟子に、狐っこもと伴って、気配を探すように森の中を歩いて]
[見つけたのは弟子だったか。猪型の魔物を見つけて、それを狩った。
皮をはぎ、内臓をとりだして血抜きをしてと下処理をすませて
そして料理を振舞う。というだけではない]
とびきり美味しくやけましたー!
[熱された石の上でジュワっと音をたて焼かれた骨付き肉。振りかけられた香辛料。
そしてちょうどよい焼き加減となったところで、ばんっと掲げるようにして誇らしく天を衝くようにしてみせる骨付き肉。
そのさまは弟子は記憶にあっただろうか。]
と、最後はこうするんだ。これをすることで肉のうまみが内包されて二倍も三倍も味わいが深くなるんだ。
[故郷の街のやりかたを教える。なおそんなことしなくても関係ないのであるがそれは言わない悪い大人]
じゃあやってみようか…そう、そうやって焼いて、今だ!
[こうして、弟子に、狐っこに、料理のつくりかたまで教えるという文化交流をしていくのである。
料理はスタッフが美味しくいただきました**]
大人って……そういうのはいいです!
[揶揄いとはわかっていても、言わずにはおれないというように口にする。
しかし改めて名を呼ばれれば、その感情は鎮めて彼と向き合い]
はい、よろしくお願いします……。
えと、師匠。
[こちらの呼び名で迷ったが、結局前と同じにしてしまった。
師は師であることに変わりないので、まあいいだろう、と内心言い訳しつつ]
― 『神魔の領域』・森の中 ―
[届かせることができるというのに、そうかい。と微笑を浮かべつつ]
染みるものは染みるものだからね。
[大人だから我慢しようみたいな考えはなかった。痛いものは痛い。
過去に弟子が薬が染みていて痛がっても、痛いだろー。といいつつでも容赦なく治療したりしたのだろう。
弟子によって塗ってもらう>>133と、外套を羽織りなおす]
そうだね。リュカはセクシーよりは可愛いのほうか。
[弟子だからかっていう欲目もあるかもしれないが生真面目に返す子は可愛いとなるのは仕方のないことだろう]
[お互いに予想外の再会>>134であり、弟子こと巫女にとっては、この地への思い入れというのも自分とは違うものがあるのだろう。]
お互い深入りしないでいたところが多かったからね。
ただ誤解が生じても解きほぐせる機会と時間があれば修復できるものというのは意外とあるものさ。
[巫女は閉ざされていた扉が開いたこの地で何を思うのだろうな。と口にしないものの内心で呟いて…]
お、いいね、なら湖にでも案内してもらおうか。
[社の位置まで近いのも都合がいいかもしれないが。落ち着けるならどちらでもいい。作られた薬は瓶に詰めて背嚢に入れ直してから立ち上がり、狐っ子ことミーネ>>130が指さすほうに移動していく。
その途上で弟子が発見し、絡めとった獲物>>145を狩り、解体作業までこなせば、術を使いながらでもそれなりに時間がかかる。つまり空腹になるというものだ。
骨付き肉の香りがとてもよいものです。]
― そして湖畔 ―
[調理である。高く掲げた肉は、脂が周囲にかからないように下ろさねばなりません。そんなことをしていると呆れたように弟子>>145に言われたが]
生きることに必要としないものにどれだけ真面目に取り組めるかが人生を楽しむコツさ。
[大人になればわかるさ。とでもいうように諭すようにいう。
実際、ミーネ>>137も楽しそうにしているのを見遣れば、それを邪魔しないだけの気遣いができるよいこな弟子がどうするかは、師匠はわかっています]
二人ともよくできました。
[こんなものもあるよ。なんてドライフルーツをだして二人に渡し、湖から水を汲んで湯を沸かす。
ちょっとしたティータイムの時間であった**]
やめてください。からかうのは……。
[師の思う壺のような気がするが、反応せずにはいられないようだった]
私ももう20歳超えてるんですから。
[可愛いと言われるような年齢ではないと主張する]
さぁて、昔は風呂に一緒にいても気づかないぐらいだったしね。
[師匠に隠し事をしていたので、これぐらい弄っても罰は当たるまい。そんな悪い大人]
それにしてもそうか……リュカとお酒が飲めるようになったわけか。年月の流れを感じるねぇ。
[しみじみ年寄り染みた呟きをする。
その期間、リュカがどこにいたのかは理解している。再会してすぐのやり取りでどのように振る舞っていたかもわかったが]
リュカ、リュカなら、どんな願いを抱くかな?
[巫女として神魔にあうという話ではなく。捨てられた名であるリュカと呼んでその願いを聞いた]
― 湖畔 ―
わかってるわかってる。
昔はあんなに可愛げがあったのにな。なんて思ってはいないさ。
[慌てたようにいう弟子>>156に、ふふ、と穏やかに笑いながら、肉を食べる。少し余ったがそれは狐っこのミーナに渡すか干し肉にしてしまえばいいか。などとも考えつつも、ティータイムである。]
保存もきくし作ることができれば後は手間だけなんだったら売ってもいいですからね。
[修練者といって旅をするのだから、金策はシビアなのです。と、用意がいいという弟子の言葉>>157にいうが]
それに楽しみもなければあちこち旅をしててもつまらないですしね。
[大事なのはそっちでもあった。
それに加えていうなら十年ぶりの弟子との再会を細やかに祝う面もあったが、師匠さんはそれを口にはしませんでした*]
そりゃいるだろうさ。
娘さんを我々は預かっているんだ。意識のどこかをこちらに向けてはいるはずさ。
[弟子が神魔との会話を焦って求めてはいないようなのだけは察したので、あっさりとした見解を弟子>>160へと述べるにとどめる。
不穏さや物騒さのない気配>>158ということで自分は動じずに寛いでいた*]
それは、あの時はまだ……。
って、怒りますよ本当に。
[結果的に気付かれなかったとはいえ、あの年頃のこと、色々変化やら思い悩むこともあった訳で。
隠していたことによる自業自得と言われればぐうの音も出ないので、結局は口で抗議するに留めたのだった]
お酒……。言われてみればそうですね。
[しみじみとした言葉に答えて言う。
神事としての酒は口にしたことはあっても、嗜好品として飲んだことはなかったのだった。
その辺も師の造詣は深いのだろうな、と思っていた所に、本来の名を呼んで向けられた問い]
私の願い、ですか?
[俯きとやや長い沈黙があったのは、やはり迷いがあったから]
私は……やっぱり故郷が大事だし、お父さんやお母さんには元気で暮らしていて欲しいし。
それに、あの時黙って帰っておいて、今更なんですけど……。
[ぎゅう、と服の裾を握る。
叱られはしないか、という不安の表れだとは、かつて共に旅をした時に知られているだろうか]
もう一度、旅がしたい。
もっと色々な所に行きたいんです。
[そう、零すように本音を口にした*]
― 湖畔 ―
[さて、風による変化を感じたのは自分たちではないらしい。
というかまあこの狐っこが最も理由を感じるのは当然ともいえるわけだが、その後百面相する様>>170のをお茶を飲みつつ見守って]
ああ、いいよ。お土産に持って帰ったらいい。
[生命は食べつくさないとならないしな。]
ただし調理の作法を忘れてはいけないよ。
[巫女の前で神魔に妙な文化をはやらせることにする修練者であった*]
そうだね、リュカをからかうのもこの辺にしておこう。
[にこやかに、そして堂々と悪びれもなくいった。
思春期のアレコレを弄らないように適度に引いたともいう]
ま、流石に今は楽しめないからね、いずれかの時にとっておこうか。
[お酒がないとはいわない。ただ現状で酒盛りをしようとするほどダメな大人ではないのである]
難しい問題だね。
リュカにとって守るものがある以上、そこに力を尽くすのは仕方ないことだ。
[国のことをいえば、特に恨みなどを持つ様子もなく。ただ現状というのをシビアに考えた上で、更にその立場によるものから考えての言葉を口にしたが、続く言葉におかしそうに笑う。]
なんだ、リュカも私と同じじゃないか。流石弟子だね。
わざわざ神魔に願う必要がないことじゃないか。
[俯いたリュカの頭をぽふりと撫でた*]
そうですね。
では……ここを出た後にでも。
[試練の結末がどうなるかはわからない。
けれど成否はともかく、それをする猶予くらいはあるはずだ。
――それよりももっと先のことは、今は考えないことにして]
[考えた末に吐露したこちらの心情を、師は理解してくれたようだった]
悩めるだけ幸運だし……我儘なのはわかっているのですけれどね。
[師の故郷は見捨てられ喪われたのだし、現在の国内にだって親しい者を亡くしたものはいるだろう。
だから救いの手段をと言われればまだ答えは出ないのだけれど。
師はと言えば恨み言も言わずこちらの立場からの考えを言ってくれて、その上で]
そ……れは……。
[同じだと、神魔に願う必要もないと言う師。
ふっと一瞬心は軽くなるけれど、それでもやはり先の迷いに立ち返る]
簡単に……言わないでください……。
[あえての、という部分を心の奥底では理解しつつも。
撫でられるがまま、そんな言葉を師にぶつけた*]
― 湖畔 ―
ああ、楽しく生きているうちは、生きながらにして朽ち果てたような精神にならずにすむ。それに中庸を生きたいならばそれぐらいがちょうどいいものだしね。
[自分なりに心掛けているということだ。]
あとはきりはなせない義理や人情とどう付き合っていくかというものだね。
それを踏みつけにしては、いずれ手痛いしっぺ返しをうけることになる。
[それは人を形成している国にもいえること。今は勢いがある国だろうが、歴史を誇る国だろうが、結局行き着くのはそこなのだ。とは修練者の持論である。]
― 湖畔 ―
[娘さんと気づいて驚いている弟子>>173と、不慣れな照れをみせる狐っこ>>180]
ああ、ずいぶん気に入ったようだしね。良い食べっぷりというのは見ていて気持ちいいものさ。
[手際よく風呂敷にまとめていくのを見守って]
うん、焼き加減、時間、そして高らかなポーズ。
全て整ったミーネ君には免許皆伝を授けよう。
[無事に文化伝承は伝わったようだ。
といっても免許なんてもののはない、口から出まかせであった*]
[立場によってはものの見方によっては変わっていく。
自分の立場でいえば、喪われたものであるが、リュカにはリュカの立場があり、グリュングレースにはグリュングレースの立場があるのだ。
そう捉えるようにしているとはいえだ]
おじさんの可愛い弟子に大きな責務を負わせたというのは……腹ただしいことだね。
[そんな普通の願いを我儘といわせてしまうことも、そのような絞り出すような声をあげさせてしまうことも]
そうですね、おじさんは出来るだけ軽く生きていますからね。
リュカ…重いものを背負ってよくここまできましたね。
[簡単にといえば、リュカからみればそうかもしれないし立場という観点からして間違ってもいなかった。
ただ今回のことは一つ切欠になるだろう。
神魔にあえるということも、試練を受けるということも、そしてそれが、他国の部外者にその対象者が大勢いるということも、それがどこまでかは知らないが]
少なくとも今回は見届けることはできますからね。
[前と違って言えるのは試練を一緒に受けるということかな。と、なんとも頼りないものだと内心で苦笑しつつリュカへと伝え、そのまましばらく頭を撫でた後に手を離した*]
こちらこそ、森の歩きかたを教えてもらってありがとう。
[先までの人懐っこさとは違う、半透明な微笑みを浮かべる狐っこ>>185
といっても風呂敷を背負っている姿に愛らしさのほうが勝ってしまうのは致し方ないところですけどね]
良い日々を。
[応援の言葉に返すのは出会った人への祝福を向ける言葉での見送りであった*]
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