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そうだろう、そうだろう。
もっと褒めてくれても良いんだよ。
[確かに満足した。
たまには狩りをしなけりゃ、体も鈍ってしまう。]
でも。
これだけで終わりじゃ、ないから。
[もう隠れて生きる日々は飽きた。これからは、表舞台に出る時代なのだ。]
[早朝、オットーはまだ起きていた。
何を思うか、自分の掌を見つめて。
そしてくすりと笑うのだった。]
ようやくこの日がやってきたのさ。
僕の美しさを、村人皆が理解する日がね。
[ずっと、待ち続けてきたのだから。*]
みんなは。他の子たちは無事なのかい!?
[その答えは、知っている。まかり間違えて本当に他にも犠牲者が居たとしたら、今度こそ本気でひっくり返るが。
それでも。これまでオットーがずっとそうして来たように、彼は言葉を放つのだった。*]
さすがジムゾンだ。君のような人物がいるから、この村の夢幻は守られてきたのさ。
ヨアヒム、君もなかなかに紳士じゃないのさ。
そしてパメラ、君の青ざめた顔も。
カタリナ、君の震える背中も。
素敵だよ。
[そこには悪意すらも存在してはいなかった。
ただ、いつもと変わらぬオットーだけがいて。
それでいて、その行動だけが邪悪だった。]
そうさ、シスターの言う通りさ。
[オットーは立ち上がる。
今立たずして、いつ立つと言うのだろうか。
決意を込めた瞳で前を見据え、つとめて明るい声をあげるのだった。]
涙の嵐が吹き荒れたって、逃げちゃダメだ。
ハッピーエンドを迎えようじゃないか。
僕たちは伝説になるんだよ。
さあ、吹雪の向こうにある明日へ向かって共に歩こう。
100年前の人狼騒動の再現だなんて、そんな。美しくない。
[100年前の話なんて、前説に過ぎないに決まっているじゃないのさ。]
だから僕は。
[数秒溜めて、決め台詞でも言うのかと思えば。]
すっかり今朝の事で忘れていたパンを焼いてこよう。
[かっこいい事言った直後にこれである。
だが、それが彼の良いところなのだ。
彼が嘘と血に濡れていなければ、の話ではあるが。
全てが愛おしい。涙、叫び、運命、その全てが。]
[ああ、すまない。僕とした事が喧噪には入っていけなかったよ。
助かったと、言うように2人が落ち着いたところで厨房から戻ってきた。]
簡単な話さ。間違えなきゃいいじゃないか。
人間同士で殺さずに、犯人を倒すのさ。
ああ、怒らないでおくれ。僕だって、何か策がある訳じゃないさ。
けれでも、なぜだろう。何とかなる気がするのさ。
この美しい村で、酷い事がこれ以上起こるはずがないってね。
[彼らしい、甘い言葉。だが溺れる者は藁をも掴むという。
絶望のさなか、目の前に偽りの希望が現れたとしたら、人はそれを拒絶する事ができるだろうか。
今はそうでなくても、いつかは内側から心を蝕んでいくものだと信じて。]
[そして澄んだ薄紫の瞳で。
奥底に潜めた、鋭い牙で。
フリーデルを見つめるのだった。]
ああ、シスター。アルビン君の言うとおりさ。君は一筋の光明だ。
やはり君には素敵な秘密があると思っていたよ。
[それこそ嘘である。]
だが待っておくれ。僕たちにも分かりやすく言っておくれよ。
どうやって分かると言うのだい? それに、1日にみんなを占う事は。
[困ったように、その場にいる者達の顔を眺めるのだった。
彼らにとって、ここで知っておく必要があるのだから。*]
そうか。無闇に君に傷を付ける訳にはいかないからね。
それでも充分さ。それが唯一の手掛かりなのだから。
[珍事のうちにまで入る彼の暗い表情は、一見しただけではフリーデルを案じてのもの。
それにしても。
人間ってのは、どうして迷いを見せるのだろう。どうして深く考えてしまうのだろう。
僕には分からないよ。
全ては決まっているんだ。全て、委ねてしまえ。]
いずれは全てを手にするつもり。誰からだろうとそれは大きな問題ではないのさ。
[通り道は重要じゃない。
最後にこの場に立っていることこそが重要だ。]
ただ。
スマートに決めるつもりなら、そうも言ってはいられないね。
[追い込まれた鼠は、猫どころかライオンにだって噛み付くだろう。
人として暮らす自分は、人の恐ろしさを何よりも知っているから。
だから、断ち切らなくては。]
シスターは僕たちにとって大きな災いではあるけれども。
今日の事で彼女はより注目されるだろうから。
もう少し、考えさせてくれ。君はどう思うのかい?
/*
落ちる人は落ちる前にしたいロールがあるものだと思っているので、コアが始まりそうな20時頃には暫定の襲撃先は伝えておきたいかなと。
今のところこれといったアイデアはないので、ヨアヒムさんなら無問題です。
やあ、ヨアヒム。
スープの出来は順調そうだね。うん、蜂たちを誘う蜜のように、僕の鼻をくすぐるよ。
[相変わらずの物言い。
だが、それに一つ付け加えるのだった。]
ところで、何か言ったかい? 確かめるだとか。
[やはり、地獄耳である。
人とは、思えぬほどに。]
演目には、適役の役者がいるものさ。
君に任せようじゃないか。
それに彼は何か気が付いているかも知れない。いや、それを伝える術がなきゃ問題ないさ。
[死人に口なし、である。
それにディーターの事は信用している。
オットーとして、彼をよく知っているのだから。]
[シモンが仲間についた。
何とも嬉しい事だが、一体彼に何があったと言うのだろうか?
自分が知る限りでは、彼からは何も感じられなかったが。
いいや、今はそんな事は重要じゃない。]
やっぱりだ。思った通りさ。
この吹雪の舞台に、僕たちに魅せられている人はいるんだ!
[なんだか違う気もするが、オットーの脳内ではそうなっていた。
こういうところは演技ではなく、元の性格なのだ。]
ならば、新たな時代の夜明けに彼も連れて行こう。
それがいいさ。
ふうん。それはなかなかハードなクエスチョンだね。
[ヨアヒム、何を考えている。
場合によっては捨て置けない。
苦笑いの下で、警戒するように目の前の青年を見据える。]
他人の僕の口からはなかなか言えない事だからね。
彼女らは特別素敵な繋がりを持った兄妹さ。
それで充分じゃないか。
[こんな時でも彼らではなく彼女ら、なんて言うのだが。
大事なのはそこではなくて。]
それでも君がパンドラの箱を開ける勇者だというのなら、今夜にでも直接聞いてみるがいいよ。
[途切れた運命の道への誘い。]
[実の兄弟なら、その言葉には肯定も否定もしなかった。
ただ、黙って頷く。
そして続いた質問にこう答えるのだった。]
ああ、心外だなぁ。
僕が100年も生きているように見えるかい?
[いや、絶対そういう意味じゃない。
そんな呆れた考えに至るのは、よっぽどの馬鹿か、本当にそうかくらいなものだ。]
それに、僕は過去じゃない。
明日しか見えない男なのさ! はーはっはっは!
[フリーダムな言葉で煙に巻くが、彼は何一つ重要な事に答えちゃいない。]
注文・・・・・・?
[彼の言わんとする事はよくは分からなかったが。
とはいえ、無駄に動く必要もあるまい。一理あるだろう。]
分かった。
[素直である。]
パン屋 オットーは、青年 ヨアヒム を能力(襲う)の対象に選びました。
パン屋 オットーは、村娘 パメラ を投票先に選びました。
[パンはそろそろ焼けた頃。これで暫くは持つだろう。ヨアヒムのスープはどうだったか。
食堂にパンを並べ終え、何を思うか宿をふらりと歩く。
ゲルトの部屋で弔いが行われていた事は知っていたが、遠巻きに見つめるだけだった。]
生き物は牙を立てれば血を流すし、いつかは死ぬものさ。
[誰にも気付かれぬように呟くと、興味を失ったようにその場を後にする。
それに苦言を呈されたって、悲しい場所とは合わないと言い逃げるつもりだった。]
実は僕も2人の事が気になっていたところだよ。
[話題がパメラとニコラスに移ると、同意する。]
この僕が丸1日話しかける機会が無かっただなんて、よっぽどの事だからね。
[ある意味で正しいのだが、どうあがいても自分で言ってはお仕舞いだ。
それに、それは彼にとっても予想外の事だったから。]
最後にパメラの栗髪、ニコラスのみなぎる緑を見たのは誰だったかな。
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