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はい、約束です。
明日、必ず。
地下室のことは注視していなかったですが気になりますし。
あんな場所にあった鍵が地価の鍵ならば、なんだか浪漫がありますよね。
[なんて、と小さく笑い]
あ、上着…。
すみません、煙草臭かったでしょう?
他に掛けるものも見当たらなくて。
[返されたジャケットを受け取りながら気恥ずかしそうに目を逸らした。]
オズワルドは、 ユーリエ を投票先に選びました。
ああ、葉桜は見えましたね。
花が咲いていないのは残念ですけど。
[窓を開けた時に見えた光景を思い返せばそう答えて]
はい、あまり女性が寝室以外で寝るのは良くないとも思いますし。
[くつくつと声を殺して笑う。
何でもない、と手を顔の前で振る彼女>>168が何だか微笑ましく、
照れた様子に漸く気づけば同じように空を見て。
裾を引っ張る感触にハッとしたように我に帰れば]
あ、はい。そういえば、さっきから少し騒がしい、ですね。
行ってみましょう。
[何だか嫌な予感がしてしまうが、それを悟られないように答えて。
心細そうに見えたその華奢な手を一瞬だけ自分の手で覆えば、すぐに離して階下へ向かったか。]
ユーリ…エ…?
[応接室で苦しそうにしているユーリエの姿が目に入れば目を見開いて立ち尽くす。
何故?まさか、感染?いや、違う。怪我をしているようだった。
今朝食堂で会った様子から外には出たくなさそうだと、傍にいるのは自分の役目ではないと考えて>>60出て行ったことにどうしても責任を感じてしまう。
そんな思いがグルグル頭の中を巡っていた時に、ローズマリーが背中を叩く合図>>184で漸く足を動かすことを思い出せばユーリエの近くに寄る。]
ユーリエ、大丈夫…なのか?
どう、して…そんな。
[どう見ても大丈夫に見えないのに、素の口調で出てきた言葉はそんな間抜けな台詞で。
緑髪の女性を見れば彼女も怪我をしている。
彼女が中尉に話している事情は耳をすり抜けるばかりだが、自分が出た後二人で出かけたのだろうかとまた後悔の念が強くなる。
まるで水の中にいるかのようにおぼろげに聞こえる説明の中から旧炭鉱の単語が耳に入ったならば、その思いは一層強く男を苛んだ。
ギリ、と血がでるんじゃないかというくらいに強く握り締めた拳は自身への怒りで微かに震えていたかもしれない。]
[冗談混じりで返してくるユーリエ>>198の返事。
内容はいつもの彼女の調子で、だがその声は弱弱しく聞こえた。]
…そう、でしたか。
じゃあ次に取材に行くときは俺も一緒に行かないと駄目ですね。
OJTの間は先輩がついていないとですから。
[そう、彼女に合わせて返してはみるが声は明るくというわけにはいかず。
苦しそうな様子にこれ以上話させるのは酷だろうという思いもあって彼女から何があったかを詳しく聞こうとはせず。
ただ、「真実を見つけて」という言葉には]
はい。絶対に見つけます。
だから、今は。
早く良くなることだけ考えてください。
見つけたらきっと、教えますから。
[ユーリエのその言葉は冗談だったのかもしれない。
こちらを心配させないための優しい冗談。
だけど、彼女に答えた言葉は今度は冗談に合わせた冗談ではなくて、本気の言葉だった。
[大浴場跡からの帰り道、暫く後に応答が入れば]
ああ、俺は探索中に特に負傷などはしていない。
パネルと花火…は、役に立つかはわからないが、歴史書は収穫かもしれないな。
宿泊所の書庫、あれを昨日調べたんだが不自然に数が少なかった。
特に歴史書は一冊を残して全く見当たらなくてね。
診療所のことが書いてあるなら特に。
…場所の見当がつきそうなことは書いてあったか?
中尉のこと…何かわかったのか。
俺はまだ会話すらしていなくてね。というか顔を合わせていない…。
後で聞かせてくれると助かる。
オーバー
[此方の名を問う少尉>>220に]
ああ、はい。オズワルドです。
[顔を把握されていなかったということは准尉以外には目をつけられてないということか、フレデリカはわからないが、と思いながらソファに座る中尉を一瞥するが、おそらく彼も自分のことはよく把握していないだろう。]
…あまり、よくは無いみたいです。
[そう答えてユーリエの寝顔を見つめる。
まだ息をしている、そのことに安堵すると同時に、そんなことを考えてしまうことが辛くて、少尉が出て行くのを視界の端で見送った後に自分も応接室から出る。
玄関から外に出れば煙草を銜えて海岸の方へ歩いて行った。]
[一人海岸に佇んで眺める夜の海は昨日見たそれよりも黒く、重く、不気味な生き物のようだった。
握りしめたままだった手を開けば、掌の真ん中には自身の爪がつけた赤い線が出来ている。
掌をじっと見つめたまま、暫くそうしていただろう。]
ふむ、俺が読んだ歴史書にはあまり診療所の話は書いていなかったからな…
場所がわからないのは残念だが、ありがとう。
…なるほど、予防検診と言えば不審に思われずに島民全体が募れるし投与も出来る。
それなら効率が良いだろうな。
…残酷な話だが。
俺の方も報告がある。
大浴場から持ち帰った鍵、あれをローズマリーに見せたんだが、彼女は地下室に行ったらしくてな。
鍵がかかっていたようなんだが、そこの鍵じゃないかと言われた。
宿泊所の地下室はノーチェックだったが何かあるかもしれない。
鍵が合えば、だが、調べてみるつもりだ。
オーバー
明日も恐らく。
…そうだな。早く感染源を見つけないと。
ああ。俺たちはまだ抗体の効果もあるし、調査で無茶さえしなければ死にはしないだろうからな。
もちろん、任務遂行の為にも命を一番に行動するよ。
…中尉が検死を。
なるほど確かに医療に長けているようだったな。
管理人は誰かから感染させられた、つまりは船で来たメンバーの中に感染源がいるのは確かってわけか。
そしてそれは、俺にFF、中尉以外の誰か、か。
…そうだな、検死をされるような事態にならないことを願うが、俺らの繋がりは見せないようにしておかないと、か。気をつける。
身の危険を感じたら無線機や証拠になりそうな物は破棄するつもりだったが検死が出来る人物がいるならそれもあまり意味がないからな。
ああ。何故宿泊所の地下室の鍵がとは思うが、当時の大浴場は賑わっていただろうからあの館の主が落としたのかもしれない。
っ……?
ま、まあ、鍵だけ見せびらかして連れて行かないのも悪いだろう。
それにあちこち歩き回られるよりは彼女自身の危険が少ないとも思うから、な。
…オーバー
この旅自体が仕組まれたもの…か。
…まあ、俺らも人体実験の被験者に近いんだろうな。
抗体の効き目も含めてさ。
免疫が無いもの…あるなら即死には至らないってことか。
…そうだな、感染源を一人見つけたところで解決にならない可能性もある。
手っ取り早く全員調べられたら苦労はしないのにな…
それが無理だからこんな任務にあてられてるわけだが…。
何にしろ中尉に頼る部分が出てくる可能性があるなら、彼にも死なないよう気をつけてほしいところだ。
そこは、FFに任せたいが…あまり人と行動を共にしないようだから難しいか。
…勿論、任務は遂行するよ。
[彼女や、ユーリエ、他のメンバーもだが…情が移ってないと言えば嘘になるが、と考えながら]
俺の正義、か。
それがFFの信ずるに値するものなら良いな。
俺も貴方の正義を信じたいと思ってる。
禁止区域に行くなら気をつけてくれ。
別の場でも怪我人が出ているしな。
では、また明日。
アウト
[宿泊所へ向かい歩いて行くカークの背中を何か考えるように見送って、その姿が見えなくなって暫くすれば帰路につく。
その折に砂浜に落ちたばかりの手帳>>244は埋もれるもなく、波にさらわれもせずに月明かりに照らされていて。]
月夜の晩に拾ったボタン
波打ち際に落ちていた
それを拾って役立てようと僕は思ったわけではないが
何故だかそれを捨てるに忍びず…と。
…この詩を読むのは今日二回目か。
まあ、どちらもボタンじゃないが。
[感傷的な気分になっていたせいか、男にしては珍しく長い独り言を言いながら、詩に出てくる男と同じように、それを拾って袂ではなく懐にしまい込んだ。]
月夜の晩に ボタンがひとつ
波打際に 落ちていた。
それを拾って 役立てようと
僕は思ったわけでもないが
なぜだかそれを捨てるに忍びず
僕はそれを 袂に入れた。
月夜の晩に ボタンが一つ
波打際に 落ちていた。
それを拾って 役立てようと
僕は思ったわけでもないが
月に向ってそれは抛れず
浪に向ってそれは抛れず
僕はそれを 袂に入れた。
月夜の晩に 拾ったボタンは
指先に沁み 心に沁みた。
月夜の晩に 拾ったボタンは
どうしてそれが 捨てられようか?
[宿泊所に戻り伝言板が視界に入れば]
…あ、忘れてた。
[海岸までは大した距離ではないしまあ良いか、と洗面所に戻る前に応接室を覗く。
そこにはまだ中尉か准尉はいただろうか。いたならば会釈をしてユーリエの姿を確認すると、小さく息を吐いてから洗面所へ向かった。
手を洗い、うがいをしてから自室に戻れば先ほど拾った手帳を開くとその内容、そして写真に僅かに目を見開いて。
地図や自分の手帳、歴史書が置かれたデスクの上に並べた。]
…今日は疲れた。
風呂に入ったら寝よう。
[今日もまた、夢見は悪いのだろうけど。**]
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