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[そんな生活も板についてきた頃のこと、どちらかといえば行儀がいい食事をするコニーリオ>>16の慌てる姿に首を傾げた。]
コニーリオ。そんなに気になるかい?
[グリュングレースという国名を聞いても特別な反応をしない修練者は疑問を口にする。
ひとまず弟子が気にする程度には自分も調べてみるものだろう。
噂というものはいい加減なものだが信憑性がでる事柄もある。
例えば食料の物価。薬の材料。武器。流通を司るものに聞けば、というものであった。
だから、知り合いの商人に話を聞いたのだが――同時に商人が運ぶ品を守るための傭兵を雇うというものまで出てきたのだ]
義理、人情を踏みつけにするわけにもいかないものだね。
[ぼやくようにいいながら、そんな顛末を弟子に語るのであった*]
― 『神魔の領域』・外周の森 ―
[森をずんずんと進む。修練者には慣れたものであった。
途中癖のように、薬の材料となる花びらをとったりしていたが]
おや、これは導きというやつかな?
[違うかな?枯葉色という迷彩色に洒落た桜の紋の蝶>>17に、ほう。と息を吐くものの]
しかしまぁ……豊富な資源があることだね。
[紛争地域の真ん中にしては贅沢な果樹や植物といった実りの数々、流れる小川も美しく、一口分、水を手の上にのせてその清涼さを味わう。
だが同時に、先程の蝶とは別の人ならざる気配も感じられる。]
封じられた地。いっそ自然と魔物の培養施設だった…なんてね。
[シニカルな笑みを浮かべながら、魔域の中心部を目指して歩いていくのであった**]
― 回想 ―
おや、そうだったか。
[この時はその剣幕>>59のために、故郷がどうだとか。浴場での入浴作法というまで頭がいかなかったが]
平穏が崩れるのはあっという間、というものさ。
わかりあえずに争い合うのが生き物の歴史というものだからね。
[争いというものに過敏だというのと、家出したとはいえ故郷のことが気にかかる。と、そういうものなのだろうという弟子の心中を思う。]
親切をされたところで、それを気にもかけないものがいるのも事実だ。
それと、金銭は重要さ。誰しも霞を食べて生活するわけにはいかないからね。
[金を求めることに問題はない。と、その一点>>60についてはいう。
とはいえ、柄が悪いという点については特に否定もしなかった。修練者も大半はその認識で正しいと思っているのだ]
戻るかい?コニーリオ。
ならば、お別れだね。
[コニーリオの眼を真っ直ぐに見て口にした]
コニーリオは故郷が大事なのだろう。お兄さんの故郷もね、コニーリオと最初に出会ったウルカニスの近くにあるんだ。
いや、"あった"というべきかな。その慣れの果てが、一緒にいった浜辺近くの廃墟さ
[と、最初に出会った頃を>>1思い返すようにしていう]
その昔、巫女の神託があったらしい。新しきあの地は私たちが神魔様より管理を預かった・・・とかだったかな。
[もう少し気の利いた言葉だったきもするが実態はそういうものだ。]
ウルカニスは今も昔も景気がよかったからね。
[国是としてうま味がある土地というのも多分にあったのだろう]
別にそこに住む人はかまわなかった。彼らは別に自分こそが上にたつという者たちだ。という思いはなかったからね。
そんな日々も数十年……結局他国からの侵略を守ってはもらえなかったね。巫女の言葉はなんだったのか…っていうと、都市以外は捨て石にされたというやつだね。
一面でものをいうほどガキじゃないさ。できることとできない事というものはあるものだからね。
でも危険地域に自ら飛び込みたいと思わないし、力を貸したいとおもうほどお兄さん達観もできないんだ。
[声を荒げるでもなく、声色は穏やかなまま、だからこそ議論の隙間なく決定事項とするような冷厳さがそこにはあった*]
― 『神魔の領域』・森の中 ―
[蝶の導くまま、ぽっかりと木々が開けた場所へと着く。野宿をするのには絶好だろう。川をみればそこは浅く、子供が水遊びをするのにちょうどいいともいえる]
ご苦労さん。人は水なしでは生きていけないものだからね
ついでに魔物がでてこないでくれると助かるんだが。
[森の内懐まで案内する枯葉色の蝶>>61に適度に労いの言葉をかけ]
花の蜜はお好みかな?
[採取した花の蜜。茎の部分は回収することになるが、はたして飲むのだろうか。なんて、採取物を見せたりなどもする]
[そんな、蝶を懐かせて気持ちよく案内してもらおうとしている男。
確かに花はもっていない。宝石の煌めきという意味では腰に下げた黒玉でできた太陽と塔のオブジェであろうが、それは一色でしかなく宝石の煌めきはあっても花ではない]
さて、そこの彷徨い人よ。見られただけで何かいうほどの血の気はおじさんにはありませんが、おじさんの姿など見ても楽しいものではないでしょう。
姿をみせてはいかがですか?
[視線を向けずに、自分を見る人物>>64へと声をかけた*]
― 回想 ―
永遠に在り続けるものなどそうはないものだ。
いずれは朽ちはて灰になる、それが早いかどうかだけということもあるさ。
[その点において怒りや悲しみをみせる様子もなく咎めるという態度ですらない。肩を震わせるコニーリオには、ん?と内心首を傾ぐ。怖がらせたのかもしれない。]
さて、国を護るというのはどこまでのことをいうのか。
彼の国に属するものを守るのか。彼の国の名前を歴史に残すためにいるのか。
[語り口調は逸話を話すときと似たようなもの。
主に生き死にや興亡を調べ、そしてコニーリオに語ってきた姿そのものであった]
[頭を冷やすというコニーリオ>>102に頷く。]
ちょうど仕事もある。久しぶりの里帰りをするさ。
[どうしたかったのかはわからない。
でも自分は変わらない、目的地にちょうど護衛の仕事でもあればそれに乗っかる。それは今までコニーリオとの旅路をしていた手段としてよくやっていたことだ。
どこに属するかといえば相手国となるのだろうが、それは近く、自分の居場所を教えておくことであった。
それは、旅が楽しかった。というコニーリオ>>103へと、また、旅をともにするならばここにおいで。という意味合いをこめて師匠なりの返事であった]
[その後、コニーリオは別れの言葉もつげずに>>108帰ってこなかった。]
どこまで頭を冷やしにいったのやら。
[なんて言葉も意味のないことであった。]
未熟者が…まったく。
[自分との旅を楽しかった。などときけば、答えただろう。
各々が見て、思ったものが違うのだ。コニーリオはコニーリオの旅を楽しんでいたのだ。]
虚妄の火は燎原に、百夜の瞬きは灰に埋もれる。
朽ち果てしものは、何処にゆくのだろうな。
……手間がかかるな。
[幌馬車に乗って修練者はひとりぼやくように口にしていた。]
[グリュングレースに戻った弟子。巫女の役目をになうこととなると同じ時期に、軍が進発したという報を受けるだろう。
そして、軍事の顎は彼らの領土をむさぼるべく進発した、次にはいった報はまるで別のものであった。
ウルカニスの山の噴火である。
それは敵軍をマグマの海に飲み込んでいった。巫女の就任とともに国は助かったのだ!そのような喧伝がされたかもしれない。
危機はさったのだと。国狙う牙と仄かな約束>>121ごとマグマは飲み込み、灰と化していった*]
― 『神魔の領域』・森の中 ―
おや、ここは君の所有地だったかな。看板でもないと迷い子が増えてしまうよ。
[咎める守護者のような言葉に、からかいの滲んだ声色を乗せる。
指に結局とまってくれなかった枯葉の蝶に、少し残念そうに肩を竦めて、素直に姿をだしたものの姿を見るために振り返る。
特に出で立ちに特徴はない旅装に布が巻かれた長柄の棒をもつ修練者は、声の主>>115を見とめて、目を細める]
ああ、同じ花の者を探すんだったね。
[儀式>>116というのに物珍しい地にいたせいで忘れていた。というのは口にしない]
わざわざ探す。という以上は、複数いるんだろうね。
[足りない言葉の隙間を想像するようにいいながら]
持っているよ。美しい乙女に捧げるのにふさわしい花をね。
さて、君は花をささげるにふさわしい乙女かな?
[一歩、二歩と巫女装束の乙女に歩みよりナンパな問いをむけた*]
― 『神魔の領域』・森の中 ―
そりゃまた豪勢な地主だ。挨拶にいかないといけないね。
[まあここがどこか、その服装から推測するに彼女>>157の立場から誰か何かを察していても、粒だてて口にすることなく。]
試練とやらが何かは知らないが、こういうものは古来より競わせるものと決まっている。
奇跡というのは相応の力と心と運を携えたものにしか訪れないものだからね。
[大変なものだという大袈裟な身振り手振りを示しながら、無遠慮に不用心に、更に一歩一歩と歩み寄り、声や服装、立ち姿以外の彼女の特徴を目にするように――互いに個別認識できあう距離まで近づいた。
腰に提げた黒のオブジェ以外はさほど変わらぬ、年嵩が相応に増された姿はどのように映るか。
そんな修練者も首を傾ぐ。]
……どこかであったことあるかな?
[先ほどまでのナンパな物言いのせいで、違う意味にとられたかもしれない]
つれないねぇ
[冷たい口調>>158での固辞にも気にした様子もなく]
でもね、それだとおじさんも君も失格になるようだ。
[そして同様に腰帯についた花>>0:117もわかる。相まみえる存在であることを暗に伝えて]
というわけで、残念ながら君には乙女になってもらうしかなさそうだ。
おじさんは、巫女殿の従者など性に合わないからね。
[ナンパな態度を崩さぬまま、すっと目が細まる]
[そして不機嫌そうに地を叩く巫女>>158の杖とは違い、ゆっくりと半円を描くようにくるりと回転させる。
長柄の半ばをもち、平行に構えるようにして――]
― 回想:とある修行風景 ―
一番発想に近いのは槍だろうね。
その意味では棒より槍のほうがいいかもしれない、だが棒にも利点はあるものさ。
単純に軽い。持ち手が自由だからやりかたによっては槍よりも手数や間合いの調整。器用な動きを増やせる。
[長柄の武器を振るう上で、重さというのは大事なものだ。]
なにより、旅をする上でもっていっても怪しまれない
[少し冗談も交えるのは常のことでもある]
間合いをとって制することもできるが、これが意外と防御の術というものに優れていてね。
[平行にもった棒をさらに一周。手首を返し器用に動かして]
ほら、この範囲が防御ができ攻撃ができる範囲だ。まずは何ができるかを知るべきだろうね。
[そうやって棒術について自分なりに説明して、弟子にひとまず打っておいで。と改めて棒を平行に構えてみせて―――]
とはいってもね、納得しづらいだろう。
だからこういうのはどうかな?
お互いに、相応の力と心と運があるか確かめ合ってから。ってのでね。
[どうだい?と首を傾げた*]
― 『神魔の領域』・森の中 ―
[建前はともかくそういうもの>>173と受け入れれるのは国柄か職業か性格によるものだろうか。などという考えは少々の後に終わる。
一瞬気配の崩れた>>174巫女を感じながら、自分は自分で少しだけ考えるように見つめていたが]
ふむ、なら気のせいということかな。
[知らないというならそうでもいいのだろう。
立場上知っていないほうが自然だとも思えたからだ]
いい提案だろ?
相まみえて何をするかは知らないが、敵対するなら手間も省ける。
協力し合うなら何ができるか知っていたほうが便利というものさ。
花をささげても構わない乙女ならば協力しあうのだっておじさん悪くは思わないものさ。
[実利的な面を口にしながらも最後はからかうようなナンパな言葉を口にして、目の前にいる巫女>>175>>176と相対する]
[凛とした宣言>>*9を受け、杖が地面を打つ。
揺れる大地、怪力ではないね。それはすなわち]
生憎と、抱擁は美女からと決めているんだ。
美しき樹かもしれないが温もりがたりないね。
[そのままさらに棒を旋回させて、布のついてない側が地面を這わせるように動くと、自身にせまる脅威を防ぐように焔が生まれ出て、地面を突き破る木の根を焦がしてしまう。
そのままはためように布が広がり]
ふっ!
[息を吐き出し、旗の形となった長柄の棒を横に振るい、団扇のようにして風を生み出し、焦がされて炭化した根が炭化した粉状となり視界を遮るように巫女へと降りかかるように舞い散り]
こんな場所で使うのはどうもね。
[火事となりたくはないものだ。だから利用しておこう。と、腰の黒いオブジェを手に取り、大気に熱が生まれる。その熱は粉状に飛び散ったものに伝播して赤い閃光となり、小さな破裂がいくつも生まれた*]
― 回想/修行中の一幕 ―
もちろん好みというのは大事さ。
使っていて嫌なものは性にあわないってものだ。長続きしないものだしね。
[やる気が削がれるようなことはいらないものである。
相性的なものといえば―――まあそれは略すこととなる]
いい声だ!
[成長を見守る師匠。声同様に真っ直ぐに素直な上段からの打ち込みを、体を右半身分後ろに下げつつ、棒を旋回させるようにして合せる。
棒同士がカチリと鈍い音をたててぶつかり合わせながら、そのまま勢いを誘い、右側に振り下ろしを手伝わせるように、押し出しながらの降り下ろしでもある。
そして半ばから棒をもっているため、それは振り上げる動きも連動して行われ]
技量をもてば、こうしてこれだけの範囲を防げ同時に攻撃も行える。
これは相手の力を利用した戦いかただね。
[振り上げるようにして見せた棒は背中を打つでもなく、寸で止めて一度距離を置くと解説をして、先程の動きをゆっくりと見せるのであった*]
― 『神魔の領域』・森の中 ―
ははっ。おかしいことをいう。
願い事などそれぞれ、むしろ一致しないものさ。
[ぶつけられた言葉>>189に、嘲るなどではなくただ不思議そうにおかしくて笑う。]
ただね、願うならば、具体的な手段が浮かぶものを願うことだね。
漠然と叶えてもらえる。と思った願いは、曲解されてしまうときもあるだろう。それが誰にとっての善意をもって行われるか、誰にとっての悪意をもって行われるか。
大いなる力というものはそうやって、予測はつかないものだからね。
[講釈ともとれれば、醒めた意見ともとれる言葉を口にした*]
樹人《トレント》にあったらしてあげるといい。豊潤な土もあげれば君は友人としてみてもらえるぞ。
っと、これはいけない。
[軽口>>*19は止まらなかったがそれもつかの間。
広葉が盾のように覆う様>>*20に熱量を下げる。森に引火したら大変だ。
――だというのに、遠慮なく樹の力を引き出している巫女>>*21
葉が夕立のように落ちてきて作られる青葉の山を見て]
……ふむ
[先に考えたのはその脅威ではなく、一つのこだわりのようなもの]
巻き込まれたら大変だ。
[下におろしていた背嚢を拾って、空へと放り投げた。刻まれたら困るからね]
[改めて相対するようにして見る。指し示す杖という指示棒に従うように群れる葉刃の群れ。]
こういうもてかたをする日がくるとは思わなかったね。
[緩く笑いながらオブジェを手に取り、魔力がこもる。
出でたのは煙でありそれは修練者の周囲を包み込む。その中に飛び込んだ葉の刃がどうなったか。修練者がどうなったか、目視で確認することはできないだろう。
音であれば肌を裂くような音が届きはしただろう。
その中に一つ、ひゅんっと風をきる音。
勢いよく投射された飛礫は巫女の杖を持つ手と抜くように放たれ、その少しの後に、駆ける音が響いただろう*]
― 回想 ―
[旅と、その間に挟まれる修行の時間は過ぎていった。問いを向けられた>>191のはいつだったか]
そりゃ意味はあるさ。特殊な布をつければ戦いかたの幅が広まるとかね。
いくつか持ってるよ。
[と、蔓であまれた布。発火を促しやすくなる布。などをいくつか教えただろう]
あとはね、単に便利なんだよ。
[特に隠し立てするようなことではないので答えた。]
例えば水に浸せば簡単に重みを足すことができる。例えばこうすればな……
[と口で応えた後、布を垂らすようにして地面の石を包み込み、その棒を振りぬくことでできるスリングショット]
少なくとも身を覆う盾のないものには有効さ。
[なんて笑って答えたのであった*]
― 『神魔の領域』・森の中 ―
ないね。願うほどの想いならいつだって一直線さ。そこに方向を気にする余暇なんてない。もし気になるならそれは迷いがあるってものだよ
[巫女である>>194とわかれば内容も想像がつく…なんて容易く考えているわけではない。単に自分が願うことに迷いがないだけなのだ。ときっぱりとした態度で言い切る]
[燻されたような煙の臭いはなく、焦げ付いた匂い。と血の香り漂う。
切り傷をおいながらも不思議と血の痕がない修練者の前頭姿勢が煙が晴れると露わになる。
それは先に開いた間合い>>*19>>*20を埋めるように駆けながら、飛礫が命中>>*35したらしきことを見とめながら]
なぁ…君は……
[民族的な巫女の服を纏い魔術をつかう姿は、軽装だ、だが不自然に身軽だ。
それならばほかにつけるべきものがあるだろう。術式を更に高める装具とかをだ。なんとも効率が悪くチグハグにさえ見えたから、途中で、一瞬身をかがめ、黒のオブジェを地面にさした。
地熱が広がっていく。樹の術式を遅らせる狙いであった。]
その武器を扱うのを忌避してるのかな。
[その勢いのまま差し迫り、声を荒げなくても届く位置にて声をかけ、軽く体をそって突きを放つ。
胸部目掛けて突きを放った*]
― 回想 ―
ああ、難しいだろう。お兄さんもお薦めはしない。
でも色んな手段があるものだと知ったほうがいい。
ここからはお兄さんの持論だけどね。こうして棒術を教えていて、何よりも危険なことは棒術でどうにかすることしか考えなくなることさ。
武芸を修めるものに言えることだけどね、解決する手段が再前提として最も得手とすることになる比重が高くなるんだ。頭が固くなるということだね。
それは危険というものさ。対処されてしまうからね。
意表を一つ突くだけで戦いが変わることというのはよくあることさ。
[便利なものを使うのはその考えのもとだ。とコニーリオ>>195に笑って、だから多種にわたる戦いかたを知識として教えていった*]
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