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おんや…あー、まあ、そうなるよな。
[ 本部の側で「取材」を続けていた男は、エンジニア達の方へ突撃していく上官の姿に苦笑を零す。 ]
ま、これも大概想定内でしょ。
[ こんな場所にメレディスを引っ張り出せば、当然こうなる。
件の腹黒鬼畜眼鏡、と、呼ばれた相手が、それを予測していないわけがない、と、男は結局、傍観に徹することにした。** ]
へえ、さすが『神拳』ってとこですか。
[ 男は楽しげにゲーム内映像を観覧しつつ、会場をうろついている。途中、途中で、スタッフや見学者に取材して回っている風を装っているが、その実、それとなく挙動不審者や、違和感のあるスタッフが居ないかを探っていた。
実のところ、それは別に『任務』には入っていないのだが念のため、と言うやつだ。多分、この動きも、上司には想定内だろう。 ]
あれ?
[ そんな中、見たことのある少女…もとい少年の姿を見つけた。>>+7 ]
ローレル?一人で来たのか?
[ 物慣れない様子に、ちょっと心配になって声をかける。
彼に出会ったのは、まだ軍復帰前だったし、普段は階級名で呼ばないでくれと言ってあるから、周囲から見ても不自然ではない筈だ。 ]
見学するなら、特等席に案内するぜ。
[ 事情を聞けば、そう請け負ってプレス専用のエリアへ誘う。
以前もトラブルに巻き込まれて難儀した少年を、万一の事態のために保護下に置いておこうという意識が働くのは、人情としては無理もなしといったところだ。** ]
そうか、そりゃ心細くもなるなあ。
[ 初心者一人で、結構コアなこのイベント会場で過ごすのは、色々と疲れそうだと、ローレルの事情を聞けば、男も同情の視線になる。>>+11 ]
ゲームのことなら俺も少しは教えてやれるし、この席ならナンパ避けにもなるから丁度いいだろ。
[ ナンパされるのは、無論ローレル想定である。このオトコノコ可愛らしい外見が過ぎるのだ。 ]
ああ、俺も仕事は仕事なんだけどな、ま、本格的に働くのは、もうちょっと後だから。
[ 気にせず楽しもうぜ、と、お気楽に笑う。目の前では、丁度地竜が、緋の拳に沈んだ場面が映し出されている。 ]
おー。開始早々派手に暴れてんなー。
[ 楽しそうで何より、なんて、感想が、どこぞのお姉さまと、ほぼ同じなのはまあ、これも仕様と言ったところ。** ]
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まあ、この辺りのネタばらしをリアタイで見たくてカーくんで入ったわけですけどね。
あとで、ねーさんに絡みたいなー。
今攻撃が外れたみたいに見えたけど、あれが『海霧』ってギミックの効果な。
ランダムで攻撃やスキルが無効化されるっていう面倒なやつ。
こういうのんびり綺麗そうな見た目のステージに、ああいう仕掛けがあるあたり、運営もいい性格してるよ。
[ ローレルにゲーム内の現象を説明しながら、皮肉っぽい意見もちくちくと混ぜるあたりが、この男である。 ]
でもま、簡単なだけより面白いよな。ほら、こういうステージだから、助け合っての連携プレイとか決まるとかっこいいだろ?
[ それでも初心者のやる気を削いではいけない、と、一応フォローもしておいた。* ]
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